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1回
夜の点数：4.6
2023/05 訪問
これは間違いなく四国No.1
何度もチャレンジしてやっと予約が取れたので高松にホテルを取って遠征してきました。私の中では愛媛松山vs香川高松の四国頂上決戦でしたが結果は比べるまでもないくらい鮨舳さんに軍配。圧倒的に四国ではトップですね。電話で予約した際に3点確認がありました。香水はだめ、現金払いのみ、キャンセルについて。特に香水についてはカウンターにも小さく札が置いてあります。確かに高松は水商売が多いからか香水率が高く、飲食店でも何度かびっくりするような臭いの方に遭遇した事があるのでこのくらい堂々と禁止するスタイルは大賛成です。ネットに香水禁止と書いてるだけで香水がきつい人が来店しても知らんぷりというお店もありますから。カウンターに座ってからコースかアラカルトか聞かれますが皆さんコースで注文。このクラスの鮨屋でアラカルト対応もするのかと驚き。2番手の職人さんがいるわけでもないのでコースとアラカルトの同時進行が有り得るとはびっくり。コースはつまみ数品のあとに握りに移行するスタイル、ガリは甘味抑え気味のさっぱりしたタイプをその場で薄切りにして提供。つまみ。料理と言うよりは切って出すという刺身的な方向性のものが多く、この辺りの構成は町寿司っぽい。ただ素材の良さは明らかに最上であり美しい。煮蛸ワサビは酒飲みには最高のつまみでした。握り。赤酢でコクと香りが強く、かなり硬めに炊かれたシャリを少ない手数で握られます。たまに何度も何度も返してこねくりまわして握る方、念仏唱えながら魂でも込めてるのか？というほど自分の世界に入ってゆっくり握られる方に遭遇しますが、そんな感じじゃなくて良かった。シャリの硬さは赤酢グループのようなアルデンテ系ほどではないですが一般的に硬いと思ってるものより2段階くらい上。鮪の提供時にはシャリの温度を上げて提供、シャリの香りが更に強くなり脂の融解と甘味や酸味が口の中で入り乱れる幸せなひととき。そして居心地が良いと言いますかストレスフリーで食事ができた最大の要因は女将さんの気遣いによる所が大きいという事も忘れてはいけません。様々なタイミングを本当に良く見ておられ、全ての来訪者を名前で呼ぶ。カウンターには右利きの方のなかに1人だけ左利きの方がいたのですが、お酒の提供時やお皿の上げ下げ時には「右から失礼します、左から失礼します」と本人と両隣の方々に配慮の意味合いもあったのでしょう、そうやって声を掛けていた事にとても感動した。配慮を配慮と感じさせない配慮。カウンター席で背後霊のように客の真後ろに立ち、常に視線を感じさせてしまう愛媛の星付きには決して真似できない接客スタイル。味わい以外の面においても鮨舳さんが間違いなく四国No.1です。ただ予約がなかなか取れない。そして全国各地から高松に行こうとした場合、飛行機も電車もアクセスが悪いので訪問難易度はやや高め。中四国と関西圏からは車で行った方が無難。羽田、成田、那覇からは高松空港へフライトがあるので飛行機を利用しましょう。ごちそうさまでした。また必ず伺います。
2023/05/21 更新
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何度もチャレンジしてやっと予約が取れたので高松にホテルを取って遠征してきました。私の中では愛媛松山vs香川高松の四国頂上決戦でしたが結果は比べるまでもないくらい鮨舳さんに軍配。圧倒的に四国ではトップですね。
電話で予約した際に3点確認がありました。
香水はだめ、現金払いのみ、キャンセルについて。
特に香水についてはカウンターにも小さく札が置いてあります。確かに高松は水商売が多いからか香水率が高く、飲食店でも何度かびっくりするような臭いの方に遭遇した事があるのでこのくらい堂々と禁止するスタイルは大賛成です。ネットに香水禁止と書いてるだけで香水がきつい人が来店しても知らんぷりというお店もありますから。
カウンターに座ってからコースかアラカルトか聞かれますが皆さんコースで注文。このクラスの鮨屋でアラカルト対応もするのかと驚き。2番手の職人さんがいるわけでもないのでコースとアラカルトの同時進行が有り得るとはびっくり。
コースはつまみ数品のあとに握りに移行するスタイル、ガリは甘味抑え気味のさっぱりしたタイプをその場で薄切りにして提供。
つまみ。
料理と言うよりは切って出すという刺身的な方向性のものが多く、この辺りの構成は町寿司っぽい。ただ素材の良さは明らかに最上であり美しい。煮蛸ワサビは酒飲みには最高のつまみでした。
握り。
赤酢でコクと香りが強く、かなり硬めに炊かれたシャリを少ない手数で握られます。たまに何度も何度も返してこねくりまわして握る方、念仏唱えながら魂でも込めてるのか？というほど自分の世界に入ってゆっくり握られる方に遭遇しますが、そんな感じじゃなくて良かった。
シャリの硬さは赤酢グループのようなアルデンテ系ほどではないですが一般的に硬いと思ってるものより2段階くらい上。
鮪の提供時にはシャリの温度を上げて提供、シャリの香りが更に強くなり脂の融解と甘味や酸味が口の中で入り乱れる幸せなひととき。
そして居心地が良いと言いますかストレスフリーで食事ができた最大の要因は女将さんの気遣いによる所が大きいという事も忘れてはいけません。
様々なタイミングを本当に良く見ておられ、全ての来訪者を名前で呼ぶ。カウンターには右利きの方のなかに1人だけ左利きの方がいたのですが、お酒の提供時やお皿の上げ下げ時には「右から失礼します、左から失礼します」と本人と両隣の方々に配慮の意味合いもあったのでしょう、そうやって声を掛けていた事にとても感動した。配慮を配慮と感じさせない配慮。
カウンター席で背後霊のように客の真後ろに立ち、常に視線を感じさせてしまう愛媛の星付きには決して真似できない接客スタイル。味わい以外の面においても鮨舳さんが間違いなく四国No.1です。
ただ予約がなかなか取れない。
そして全国各地から高松に行こうとした場合、飛行機も電車もアクセスが悪いので訪問難易度はやや高め。中四国と関西圏からは車で行った方が無難。羽田、成田、那覇からは高松空港へフライトがあるので飛行機を利用しましょう。
ごちそうさまでした。
また必ず伺います。