Nexiumさんが投稿したレストラン ウオゼン(新潟/東三条)の口コミ詳細

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レストラン ウオゼン東三条/フレンチ

2

  • 夜の点数:4.9

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2025/12 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.6
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

アルコールペアリング

前回は昼時で運転手でしたのでワインを飲めず、今回はワインを飲むために宿を押さえて夜の訪問。

ウオゼンさんのファンやフレンチ界隈に怒られそうな稚拙な感想ですが、忘れないうちに思ったことを正直に書いてみます。

暖炉の前で提供される前菜的なものの中に抹茶のような色をした丸いもの(写真2枚目)。表面にはセロリの粉末だったり、漬けた赤いマタタビが乗っています。私はセロリとメロン、スイカ、キュウリ、梨の5品が本当に大嫌いで匂いですら嗅ぎたくないくらい苦手なのですが、これは本当に美味しくいただきました。味の感想は「ポテトチップスのコンソメ味のパウダー」です。なぜそんな味になるのかわかりませんが前回感じた感想と同じくらいポテチのコンソメ味。とりあえず抜群に美味しいとしか私は表現できません。決してバカにしてるわけでも価値を下げているわけでもなく、本当に心から美味しくいただいての感想。

パテアンクルート。これが私は大好きでこの日の1番と言っても良いくらい。この手の料理が苦手な方にとっては微妙に獣臭というか血の臭いがするのかもしれませんが、付け合わせと食べると3倍美味しくなり、ペアリングで合わせていただいたワインと食べれば5倍美味しい。
ここでも驚いたのは大嫌いな干柿が付け合わせにありましたが、その干柿が1番合ってたこと。セロリに続いてまたもや嫌いな食材を克服しただけでなく、美味しくいただいたという自分でも不思議な体験。付け合わせ三銃士の活躍は目を見張ります。

トゲトゲした海老フライみたいな見た目のやつ。
やはりウオゼンさんと言えばこれ!と言うくらいインパクトのあるこいつは佐渡島のボタン海老。
見た目にも驚くし、メインの1皿かと思ってたらコース序盤の1皿だったことにも驚くし、みたらし団子みたいなタレが掛かっているのかと思ってたらゼリー状のシートに包まれてた事に驚いたし、トゲトゲ仕上げの作業風景にも驚いたし、何よりその旨さに1番驚いた。これだけのインパクトを越えて1番の驚きはその美味しさとネトッとしない歯切れの良さ。これこんなに旨いのかよ!!

想像通りワインのペアリングが本当に素晴らしく、プレゼンテーションに聞き惚れます。食事の価値や時間の価値を高みに上げているという点で見ても彼女のプレゼンテーションが大きな役割を果たしているのは間違いありません。最近はペアリングという単語を使って単なるお任せを出して来る店も多いですが、これこそペアリングであり、どうやってセレクトしているのか不思議なくらいの相性120%。途中から彼女がグラスを持っている光景を見ているだけで口の中にワインが広がる錯覚に陥ります。

あと嬉しいのはデザートワインでしょうか。デザートワインって自宅用にボトルで購入するっていうのはなかなかハードルが高いのでグラス提供は本当にありがたい。色味といい華やかな香りといい濃厚な甘味といい幸せの塊をいただいた気分。

どうしても奇抜なコース料理というイメージでしたが、王道でクラシックなお皿があったり、温度や食感に繊細さが出ているなど本当にワクワクした3時間でした。

少量提供の相談にも乗っていただけるようですので、少しでも飲める方ならアルコールペアリングをぜひ。
仕組み的に5点満点ですが、ドリンク採点で初めて5点を越える点数を付けてみたいと思いました。

ごちそうさまでした。

2025/12/15 更新

1回目

2025/11 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.6
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

海老フライの正体を知れた

食事のためだけに何年も新潟に通っているのに1度も訪問したことがないウオゼンさん。
「新潟ってことはウオゼンさん?」と良く聞かれますが、この手のレストランは同業者を筆頭に本当に食べなれている方々がいらっしゃったり、ある意味で専門ゾーンなので敬遠しておりました。ただ誰に聞いても美味しいとおっしゃるので食べてみたいという好奇心には勝てず予約を入れて新潟空港へ着陸。

まずトゲトゲした海老フライみたいな見た目のやつ。
ウオゼンさんと言えばこれ!と言うくらいインパクトのあるこいつは佐渡島のボタン海老を使っているそうです。鮨屋で見るボタン海老より段違いで大きい。
見た目にも驚くし、メインの1皿かと思ってたらコース序盤の1皿だったことにも驚くし、みたらし団子みたいなタレが掛かっているのかと思ってたらゼリー状のシートに包まれてた事に驚いたし、トゲトゲまでの仕上げをシェフ3人で皿を回しながらやっていた作業風景にも驚いたし、何よりその旨さに1番驚いた。これだけのインパクトを越えて1番の驚きはその美味しさ。これこんなに旨いのかよ!!

あとパンと一緒に提供されたヨーグルト風クリーム?
これ最高。お腹に余裕があるなら永遠に食べていたい。これはハード系のベーカリーで真似したらヒット商品になること間違いなし。


ワインのペアリングも素晴らしく、プレゼンテーションが本当にお上手でした。食事の価値や時間の価値を高みに上げているという点で見ても彼女のプレゼンテーションが大きな役割を果たしているのは間違いありません。

伺うまでは奇抜なコース料理というイメージでしたが、王道でクラシックなお皿があったりと本当にワクワクした3時間でした。

ごちそうさまでした。

2025/11/23 更新

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