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The Tabelog Award 2025 Silver 受賞店
食べログ 寿司 EAST 百名店 2025 選出店
新発田/寿司
贅の極み。 固定概念にとらわれない唯一無二の世界。 天然の黒舞茸
2024/06訪問
16回
2ヶ月ほど前に予約を入れまして念願の鮨みずかみさんに訪問することが出来ました。予約時の電話のやりとり、確認連絡時の文面や内容、訪問前から気品を感じる場面が多々ありましたのでとても楽しみにしておりました。 ご案内いただいた席は水上親方の前、カウンターに座りましてまず熱々のおしぼりが提供されます。噂には聞いておりましたが本当に驚くほど熱い。この熱さでサッパリ、スッキリ、でコース開始。これいいですね。 「に」コース37,000円 お料理数品の後に握りに移行するスタイルで、お料理は丁寧で繊細さが伝わるものばかり。冬に伺いましたので鮟肝や白子、鰤などお酒が進むお料理が多く、鮟肝は裏漉ししてから整えて蒸してあるので舐め舐めしながら食べるには最高。ポン酢は葛でとろみを付けてあったり、浅葱が本当に細い所、滑らかな口当たりなどを含めとても好みでした。箸の先端が細い所も嬉しいポイントでしたし、随所に繊細さが溢れており久しぶりに美を感じる時間。 シャリは酸味が非常に強く米酢の香り高いもの。昨今の赤酢一辺倒なシャリとは違ってキリッとしたソリッドなシャリ。酸味がある分、魚の甘味や香りを感じます。 途中で出てくる北寄貝のスープは何とも形容しがたい上品な美味しさ。非常に香りが立っており北寄貝にこれだけの香りや味のポテンシャルがあるとは驚きです。 鰡。ボラ。もちろん俗に言う冬の沖鰡です。これは珍しいというか鮨屋で口にする事がないので驚きました。ただ説明なしでこれを鰡だと当てられる方はほぼいないでしょうし、釣り好きな方でもなかなか食べる機会はありませんが一部の沖鰡は立派な高級魚です。脂がのっている大きめな個体で特徴ある血合い。丁寧に処理してある沖鰡は臭みゼロどころか大変美味であり、出会える事が少ない大変希少な機会でした。 蝦蛄。提供前に殻付きのまま炙っているそうです。炙ることで殻の中で身が蒸し焼きのような状態になりしっとりするとの事。パサつき皆無。蝦蛄の握りってシャリが先に無くなって蝦蛄だけが口内に残ることもありますが、しっとりした蝦蛄とシャリの一体感があり、良くある「蝦蛄乗っけ」ではなく「蝦蛄握り」である事を体感します。 お酒のメニュー。小さなメニュー表がカウンターに置いてあり、このクラスのお店では珍しく全て金額が記載されてあるという所にお店と同様に実直さが出ていました。 とりあえずキャビア乗せてみたり、ふざけたシャンパン置いてみたり、雲丹の爆盛りしてみたり、ドヤ顔ポーズで手を止めたり、という事がなくノンストレス。 シンプルな美と気品。 全てがこれにつきます。 大変気持ちの良い素敵な時間を過ごせました。 ごちそうさまでした。
2024/12訪問
1回
「魚のいない水族館」の先に