6回
2025/01 訪問
Masterful Craftsmanship
訪れたのは土曜日の17:30。
冬季限定ディナーコースを予約しての訪店。
今回のコースは、冬季限定「あなごみぞれ鍋会席」
★コース内容
・前菜三種盛り
・まぐろ刺身
・あなご みぞれ鍋
・あなご うに醤油焼き
・【極】煮穴子
・あなごと野菜の天ぷら盛り合わせ
・箱めし「ならび」 吸い物付き
・デザート
★生ビール ¥682
★生すだちサワー ¥781
★七賢 純米風凛美山 一合 ¥1080
★上喜元 純米吟醸 超辛 一合 ¥1265
トータル¥21089
今回のメインは「あなご みぞれ鍋」
数種の野菜やきのこ類と共に煮られたあなごは、程良い歯応えと様々な旨みを吸った味わいが特徴的で、鍋物ならではの美味しさに溢れていた。
大根おろしは表面を覆うのではなくアクセント的に使われていて、各素材の持ち味を邪魔することのない丁度いい量だった。
あなごそのものの美味しさは勿論なんだけど、今回特に際立っていたのは出汁の美味しさ。
鍋つゆは、素材の旨みが染み出ていることを差し引いても、ベースの味が素晴らしいものであることがしっかり分かる。
その美味しさは、汁物を飲み切ることが殆どない妻が綺麗に飲み干してしまったほどww
【極】煮穴子
こちらも出汁の美味しさが素晴らしかった。
そして形を保っているのがやっとなんじゃないかってくらい柔らかいあなごに感動!
極限まで柔らかく煮られたあなごが、出汁に浸かったままの状態で提供される。
そして千切りきゅうり、ツメ、塩、わさびが別皿にあり、好みの味、組み合わせで楽しむというスタイル。
ツメを付けたり千切りきゅうりと一緒に食べても勿論美味しいが、そのままで頂くとあなごと出汁の繊細且つ奥深い味わいを堪能できる。
あなごがあまりにも柔らかく崩れやすい為にスプーンが付いているので、出汁も一緒に掬ってそのまま頂くのが最高だね。
コースはあなご料理尽くしだけど、飽きることがないどころか常に新たな美味しさがあって感心させられる。
1つのものを追求し続けるからこそ生まれる価値観や世界観は、特化するからこそ持ち得る説得力に溢れ、その存在感には圧倒されるしかない。
絶品!【極】煮穴子
勿論ツメも美味しい
あなご みぞれ鍋
1人1鍋ww 旅館みたいでいいよね
よく混ぜて出来上がり
あなご うに醤油焼き
本わさび
本わさびと海苔と醤油…酒がすすむ
箱めし「ならび」
上が煮穴子、下が蒲焼き
あなごと野菜の天ぷら
まぐろ刺身
前菜三種盛り
デザート
2025/01/31 更新
2025/01 訪問
元旦からあなごづくし
料理は穴子づくし。
刺身があるので消費期限は当日。
元日の朝に銀座のお店まで取りに行かなければならない。
価格は¥35200
こんな「おせち料理」食べたことある?(*´∀`)
それが、あなごづくし三段重
…散弾銃じゃないよww
周知の事実だが、元来おせち料理とは、三が日くらいは台所で料理をしなくても済むように、と考えられた保存食。
冷蔵庫のない時代に日持ちするものばかりを集めたもので、決して美味しさを求めて選ばれた料理ではない。
だから美味しくないww
冷蔵庫も冷凍庫もある現代、作る必要性もない。
「あなごづくし三段重」は、そんなおせち料理ではなく、正確には正月に家で贅沢するための料理ってところかな。
手の込んだあなご料理の数々がとても美味しく、食べていて楽しい。
刺身の薄造り、白焼き、一夜干し、西京焼き、煮あなご、蒲焼き、燻製、佃煮、えり揚げ、酒盗。
これらが全てあなご料理だなんて、とても感心するし、全てが手料理でしっかり美味しい。
美味しい日本酒と共にしっかり味わい楽しんで、あなご福寄せちらし寿しで締める。
元日のうちに食べ切ってしまったけどww
いつもと違う正月の楽しみ方ができ、特別感と共にとても満足できた。
因みに、元日の早朝から販売するために夜通し調理をされているひらいさん、毎年のことなので慣れていらっしゃるとは言え大変だね。
しかも近くにある「歌舞伎座」でお弁当の販売もされていて、この年末年始の休演日は12/28〜1/1なので、翌2日から販売を再開しなければならないそうだ。
人気店とは言え、負担も大きい個人店、くれぐれもお身体には気を付けて頑張って頂きたい。
2025/01/02 更新
2024/10 訪問
秋限定、あなごしゃぶしゃぶ
訪れたのは土曜日の17:30。
季節毎にメインの料理が替わるディナー会席。
門前仲町「あじふらい てしお」さんに訪れた際、10月11月のそれは「あなごしゃぶしゃぶ」だと聞いたので、2部制となるコースの1部の回を予約しての訪店。
★あなごしゃぶしゃぶ会席 ¥7700 ×2
・前菜三点盛り
・まぐろ刺身
・あなごしゃぶしゃぶ
・あなご唐揚げ
・あなご白焼き
・あなごと野菜の天ぷら盛り合わせ
・箱めし『ならび』 お吸い物or味噌汁付き
・デザート
ドリンクは10月の17:30〜18:30の間だけ特別価格になるものがあり、生ビールと生すだちサワーを少しお得に飲めた。
★生ビール ¥781 → ¥682 ×2
★生すだちサワー ¥825 → ¥781 ×2
★玉乃光 純米吟醸 辛口淡麗 酒楽 ¥1023
★東洋美人 純米吟醸50 ¥1210
★大典白菊 生もと 純米原酒 雄町 ¥1298
トータル ¥21857
あなごのしゃぶしゃぶはコリッとしていて、フグ刺しにも似た食感ながら、あっさりしつつも脂のコクや旨みもあってとても美味しい。
ひらいさんでは、初夏の刺し身、夏の湯引き、そして今回の秋のしゃぶしゃぶ、と季節のあなご料理を続けて頂いてきたが何れも秀逸。
季節毎に本当に素晴らしい料理を提供されているので、毎年どの季節も逃すことなく楽しませて頂こうと思う。
因みに12、1月は鍋だそうだ。楽しみだね。
勿論それ以外の白焼きや唐揚げ、天ぷらなども毎回唸らされる安定の美味しさ。
前菜からデザートまでしっかり堪能できる。
ご主人平井氏との会話を楽しんでいる最中に「こんなのもあるんですが」とご案内を受けたのが…
なんと「あなごのおせち料理」
当日取りに来て頂かなければならないんですよ、しかもあなごの刺し身が入ってるので賞味期限は当日、と自虐的に笑われていてww
¥37000くらいだったかな?
予約してしまいました(*´∀`)
普段はおせちなんて買わないし作りもしない我が家だけど、来年は元旦7時にひらいさんに行くこと決定ww
取り敢えずその前に、あなごの鍋を食べに行かなきゃ。
あなごしゃぶしゃぶ
質も量も文句なし
前菜三点盛り
まぐろ刺身
あなご唐揚げ
あなご白焼き
箸休め
あなごと野菜の天ぷら盛り合わせ
箱めし『ならび』
最高の締め
デザート
生ビール
生すだちサワー
冷酒はみんなこんな感じ
美味しい日本酒が揃っているので
しっかり楽しめる
2024/12/06 更新
2024/07 訪問
上品な味わい、夏の穴子
訪れたのは土曜日の19:40頃。
17:30〜と19:45〜の2部制となるコースの、後半の回を予約をして2ヶ月ぶりの再訪。
この日は17時頃から激しい夕立があって、こちらに着く頃にはすっかり上がってはいたものの、丁度17時頃に家を出てショッピングをしていた為に傘を持っての訪店。
すると店内には各席の隣、壁際に傘立てが用意されていて、間違えられることも忘れてしまうこともないであろう行き届いた配慮。
素晴らしいね。
ただ、後日そうなった経緯を知り、客商売って大変だなぁとつくづく思った。
【あなご刺身会席】 ¥7000 ×2
★前菜 三種盛り
★あなご 刺身(本わさび添え)
★あなご 唐揚げ
★あなご 白焼き
★あなごと季節野菜の天ぷら
★箱めし 『ならび』(吸物 または 味噌汁付き)
★デザート
追加メニュー
★ハイボール ¥600
★上喜元 純米吟醸(1合) ¥1150
★梵 ときしらず 純米吟醸(1合) ¥1320
★松盛 夏ザカリ 純米吟醸(1合) ¥1408
トータル ¥20053
予約サービスで1人1杯無料のドリンクが付くので、2人とも最初に生ビールを頂いた。
銘柄はアサヒスーパードライ 、泡がとてもきめ細かくクリーミーに注がれていて美味しかった。
前菜は穴子の佃煮、骨せんべい、穴子の酒盗の3種。
甘辛さが絶妙な佃煮、香ばしく歯応えも楽しい骨せんべい、そして大根おろしと合わせた穴子の酒盗は正に珍味。
どれもが「もっと飲め、もっと飲め」と煽ってくる様で最初から酒が進むww
あなごの刺身
今回お目当ての夏限定メニュー。
真っ白で綺麗な身は、コリッとしつつも柔らかさと弾力を感じる独特の歯応え。
臭みやクセがなく淡白でとても美味しかった。
穴子の旬は、脂の乗った冬と脂の少ない夏の年2回らしいけど、冬の脂と夏の脂とではその質も違うそうで、夏の脂はさっぱりしているから刺身に向いているらしい。
あなごの唐揚げ
揚げられた身が柔らかくホクホク、サクッと軽い衣は竜田揚げっぽくて好みだった。
あなごの白焼き
ふっくらと焼き上げられ、優しい歯応えとクセのない上品な味わいがとても美味だった。
天ぷら
ひらいさんは天ぷらも見事だね。
前回そう感じたので今回は真っ先に海老から頂いたが、火の通り具合も衣の食感も文句の付けようがない美味さ。
勿論、穴子も美味しかったよww
箱めし「ならび」
煮あなごとあなごの蒲焼きを1度に味わえる、ひらいさんを代表する贅沢な逸品。
ふっくら柔らかな煮あなごと 、パリッと焼き上げられた関西風蒲焼きのその違いもさることながら、鰻と穴子の明確な違いも楽しめて、その優しい美味しさに幸福感で満たされる。
前述の通り2ヶ月ぶりの再訪なんだけど、前回よりも穴子そのものの美味しさを全面に押し出したメニュー構成となっている印象で、やはり旬ならではの楽しみ方なんだろうね。
とても高い満足感を得られたので、この夏の間だけでもあと何度かは訪れたいなぁ。
あなごの刺身
前菜3種盛り
あなごの佃煮
あなごの骨せんべい
あなごの酒盗
あなごの刺身には鮪も付いて
本わさびも付く
あなごの唐揚げ
サクフワ食感が堪らない
あなごの白焼き
とても上品な味わい
あなご と季節野菜の天ぷら
穴子も海老も絶品
箱めし「ならび」
生ビール
ハイボール
日本酒は
オーダー毎に
ぐい呑みを選べる
デザート
妻の分はテイクアウトにしてもらった
2024/07/22 更新
2024/05 訪問
カジュアルな雰囲気で楽しむ絶品あなご会席
訪れたのは土曜日の19:45。
コース予約が17:30〜と19:45〜の2部制だったので。
私達が入ろうとするタイミングで、アジア系の女性2人組、続いてヨーロピアンらしき男性の3人組が帰って行った。
店内にも日本人1組の他に中国人女性の3人組がいて、かなり外国人客が目立った。
因みに私達の滞在中も、中国人女性の3人組が入って来て、日本人よりも外国人が多いことに驚いた。
コロナ規制の解禁以降、銀座はとにかくインバウンドが多くて、どこへ行っても外国人だらけ。
だから飲食店も外国人が多いのは当たり前なんだけど、まさかあなご料理のこちらにまで、こんなにもインバウンドが来ているとは思わなかった。
ミシュランガイドにも掲載された程の名店だから、日本での訪問先としてもメジャーなんだろうな。
★予約したコース
『あなご 湯引き刺し懐石』 ¥7700 ×2
・前菜盛り合わせ
・あなご うに醤油焼き
・あなご 湯引き刺し
・あなご 酢味噌和え
・季節の揚げ物
・箱めし「ならび」
・デザート
この他にコース限定の予約サービスで1人毎に1ドリンクが付いた。
追加はアルコール類のみ
・東洋美人 純米吟醸50(1合) ¥1210
・ハイボール ¥660
・あなご骨酒(1号) ¥1045
あなご骨せんべい、あなご佃煮、サメの軟骨という前菜の盛り合わせから、酒の肴パワー全開ww
とても美味しくて酒が進む。
焼いたあなごに上品な香りと旨みのうに醤油焼き、焼きあなごとの意外な組み合わせながらも味がしっかりまとまっていた酢味噌和え、天ぷらも見事な揚げ具合で期待の上を行った。
そして初夏限定メニュー、あなごの湯引き刺し。
湯引きと言えば鱧の特権みたいなwwそんなイメージだったけど、あなごも美味しい。
ぷるんとした歯応えと、とろける様な柔らかさを同時に味わえる独特な食感。
梅肉入りのポン酢でさっぱりと頂くのは、正にこの時期にピッタリの爽やかな味わい。
こちらから独立された「あじふらい てしお」店主の石川氏からお勧め頂いてのセレクトだったが、この美味しさに出会えたのは石川氏と平井氏のお二方に感謝だね。
〆のメシは箱めしの「ならび」
煮あなごと蒲焼きの2種類を食べ比べながら楽しめる贅沢な1品。
鰻で言う関西風で焼いたあなごの蒲焼と、ふっくら柔らかな煮あなごはどちらも絶品。
鰻の様な脂っこさのない上品な味わいなので、鰻が苦手な妻もあなごの美味しさを堪能していた。
こちらがあるのは銀座の中でも際立ってディープで独特の雰囲気を放つ一画、銀座三原通りから覗いたことは何度もあるが、奥まで進んだのは今回が初めて。
まさかこの一画に、ミシュランガイド掲載店や食べログ百名店が軒を連ねているとは思わなかった。
お店は小ぢんまりとしていて、更にホール担当の方のキャラもあって意外とアットホームな雰囲気で、肩肘張らずに気楽に過ごせるので、興味のある方は気軽に訪れたらいいんじゃないかな。
私も初夏の湯引きは今後毎年必ず頂きたいし、それに限らず定期的に利用させて頂きたいと思う。
箱めし「ならび」
あなごの湯引き刺し
お吸い物、香の物、薬味類も充実
ふっくら煮あなごと、パリッと香ばしい蒲焼き
焼きあなご入りのお吸い物
あなご湯引き刺しは鮪のたたきも付いていた
前菜盛り合わせ
あなご うに醤油焼き
あなご 酢味噌和え
天ぷらは、海老、さつまいも、ヤングコーン、その奥に隠れてるのがあなご
デザート
あなご骨酒は舟形の器で
おかめとひょっとこのぐい呑みww
東洋美人のぐい呑みは選ばせて貰えた
めっちゃ美味いのに、取り敢えずって言われちゃうやつ
お店の入り口
2024/05/14 更新
訪れたのは土曜日の17:30、開店時間に合わせた予約をしての訪店。
この日はコース予約をせず、アラカルトで楽しませて頂いた。
★あなご湯引き ¥1870
★一本実山椒焼き ¥1430
★くるり焼き(2本) ¥1320
★あなごたたき葱玉のせ ¥1100
★めそっこ箱めし(いかだ) ¥3080
★あなごのひつまぶし ¥2750
★焼きあなごお吸い物 ¥330
★ウーロン茶 ¥407 ×2
★ウーロン茶 ¥495 ×2
★お通し ¥495 ×2
トータル ¥14674
・あなご湯引き
ひらいさん、初夏の定番メニュー。
柔らかながら弾力もあり、とろけていく様な食感。
梅肉入りポン酢で頂くと、さっぱりと爽やかな美味しさがたまらない。
・一本実山椒焼き
あなごの白焼きにたっぷりの実山椒が乗ったもの。
実山椒はしっかり漬け込んでから火を通しているせいか、とてもマイルドで、ふっくらと焼かれたあなごと意外な程マッチしていた。
・くるり焼き
あなごを串に巻き付けて焼いたもの。
皮目がパリッと歯応えが良く、身はジューシーで程良い弾力を楽しめる。
確か3種ある味付けから、卵黄に醤油を合わせた月見醤油をチョイスしたが、これも焼いたあなごに良く合っていて美味しかった。
・あなごのたたき葱玉のせ
たたきは一口大にカットされたもので、たっぷりのねぎとごまが掛けられている。
卵黄と焼き海苔が付いているので、卵黄をしっかり絡め、海苔に乗せて口へ運ぶ。
酒の肴にピッタリだけど、ご飯が欲しくなる美味しさだね。
・めそっこ箱めし
ご飯の上にあなごが2本乗った「ならび」、3本の「いかだ」、4本の「かくし」がある。
あなごは「ふんわりふっくら煮穴子」と「香ばし蒲焼」があり、両のせを含む3種から選べる。
いつもはコースなので「ならび」を頂いているが、今回は選べるので「いかだ」を、両のせで頂いた。
煮穴子も蒲焼も絶品で、どちらかなんて選べないww
安定の美味しさ、しかも素晴らしい美味しさ。
ひらいさんに訪れて、これを食べずには帰れないね。
・あなごのひつまぶし
あなごも美味しいけど、お出汁も素晴らしい。
美味しい料理に美味しいお出汁を掛けて味変できるなんて、とても贅沢だ。
さっぱりと食べたい時にはこれだね。
今回は身体をリセットする為に2ヶ月目標の禁酒を始めたばかりだったので、残念ながらお酒と共に楽しむことはできなかったが、最後までシラフで料理をしっかり堪能できたので、これはこれで良かったww
途中で挫折しなければ次回もお酒抜きだけど、どうなるかなww