mindshakerさんが投稿したメゾン フジヤ ハコダテ(北海道/末広町)の口コミ詳細

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メゾン フジヤ ハコダテ十字街、末広町(函館)、宝来町/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/09 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

函館は朝市もいいけどフレンチも最高

訪れたのは日曜日の12:45頃。

ランチコースはAとSの2つなのかな?
よりしっかりと楽しめそうなAコースを予約時にお願いした。

13時の予約だったが、あまりの大雨に金森赤レンガ倉庫を出ることができず、時間を持て余してしまったのでタクシーを拾ったところあっという間に着いてしまった。
早く着くのは分かってたんだけどね、なんせ妻が暇を持て余してしまってたもんだからww

扉の先にはホアイエとコンシェルジュデスクがあり、女性コンシェルジュの方がすぐに応対をしてくれた。
しかも見送られながらエレベーターで2階に上がると、既にコンシェルジュさんが先回りして出迎え、席まで案内してくれた…瞬間移動ww

エレベーターを降りて眺める店内の雰囲気もさることながら、ここまでのスムーズな接客で観光地の人気店に止まらない、本当に素晴らしいレストランであろうことは容易に想像できる。

テーブルに置かれていたコースのメニューには、各料理のメインとなる食材のみが書かれていて、逆に期待が膨らむ。

★ランチAコース ¥8000 ×2
★シャブリ ¥2000
★サンセール・ラ・レンヌ・ブランシュ ¥1900
★ましろ純米吟醸 ¥1100
★クラフトジン 紅櫻蒸溜所 ¥1200 ×2
★ムーラン・ド・シャトー・ラ・ギーヌ ¥2000
トータル ¥27940

・アミューズ①
毛ガニ
毛ガニやエディブルフラワーが乗ったタルトレットが、透明なガラスの中で煙に閉じ込められていて、ギャルソンの方が蓋をパッと開けると煙の中から料理が現れるという、イベント性もある楽しい1品。

しっかり感じる燻香や毛ガニの旨味、複雑な食感が楽しめるフィンガーフードで、この後に続く料理への期待感を一気に高めるに充分なインパクトがあった。

・アミューズ②
カボチャ
濃厚な甘味のカボチャのポタージュにカカオニブを加え、香ばしい風味や苦味、アーモンドの様な食感も楽しめ、まるで甘さのある食前酒の代わりであるかの様な一杯だった。

・アミューズ③
カスペ
エイの頬肉を生ハムで巻き、更にイカ墨を練り込んだ生地でボール状に包んで揚げたものにガラムマサラが振られている。

イカ墨ソースとイカ墨マヨネーズも合わせ、魚介の旨みたっぷり。
エイの頬肉は淡白な白身で、揚げられたことでホクホク、エイのイメージを遥かに超える美味しさだった。

・バゲット
オーソドックスなハードなもので、旨味がしっかりしている。
カルピスバターとオリジナルのリエットが用意され、とても美味しく頂くことができた。

ただ、皿が小さすぎて、千切った時に破片がテーブル上にたくさん落ちてしまい、ちょっと恥ずかしいww
お皿を大きめにして欲しいな。

・前菜
穴子
ホタテの身を練り込んだ旨味たっぷりのパテと、穴子のテリーヌ。
淡白ながらもしっかりとした旨味と優しい食感は、白ワインはもちろん日本酒との相性も良かった。

・魚料理
真鯛
真鯛のポワレ。付け合わせに万願寺とうがらし。

大きめにカットされた真鯛の切り身はボリュームたっぷり。
こんがりと焼かれた皮目はカリッと香ばしく、ふっくらとした身はしっとり且つプリップリ。
味わい、食べ応え共に申し分のない1品だった。

・肉料理
牛ホホ肉
赤ワインで煮込まれた牛ホホ肉は、とても柔らかくホロホロとほどける様な食感と赤身肉の旨味を充分に楽しめた。

付け合わせの18ヶ月熟成メークインのグラタンは、簡単に割れてしまうくらい柔らかく、濃縮された旨味とチーズの芳醇な香りとが相まって美味しかった。

付け合わせの野菜への手間を惜しまない拘りが素晴らしいね。

・デザート①
さっぱりとしたヨーグルトシャーベット。
オリーブオイルとグラックペッパーで、サッパリながらも単調にならない味わい。

・デザート②
マンゴーのムースにカットしたマンゴー、パッションフルーツとココナッツアイスクリーム。
更に焼き菓子や飴細工をあしらった、様々な食感と味わいを楽しめる、豪華で満足度の高い一皿だった。

・デザート③
そして最後が可愛いらしいマカロンタワー。
確か全6種8個のカラフルなミニマカロンが、まるでガラスのツリーに成る果実の様。

流石にこれまで食べれる程お腹に余裕は残っておらずテイクアウトをお願いしたんだけど、まるで売り物の様に2個ずつ密封パッケージングした上に、店名入りのオシャレな紙袋に入れて下さった。

持ち帰る事を前提とした準備が整っていて、しっかりと品質を保持しつつ、お店の名前のPRもさせてしまう周到さに感心した。

後日頂いたが、小さくても味は素晴らしく、絶妙に控えられた甘さで、あまりマカロンを好まない私もとても美味しく頂くことができた。

担当して下さったギャルソンの方は、ちょっとラフと言うかワイルドな雰囲気ながら、硬すぎず柔らかすぎず、肩肘張らずに楽しめる丁度いい接客で楽しませて下さった。

また、コンシェルジュの方やソムリエの方も接客して下さったが、やはりとてもきちんとしていながらも親しみやすい接客で、終始心地の良い時間を過ごすことができた。

頂いた料理は何れもアイデアや技術が詰め込まれていて素晴らしかった。
建物はシンプルでスタイリッシュ、大きな窓からの眺めも楽しめて居心地がいい。
そして、料理をしっかりと楽しみながら心地よく過ごせるよう配慮された接客。
こちらが人気店であることに心から納得した。

次に函館を訪れる機会には、是非ディナーを堪能させて頂きたいね。

  • メイン料理

  • 最初のアミューズは煙の中

  • 蓋を取ると

  • こんな可愛らしい毛ガニのタルトレット

  • カボチャのポタージュはカカオニブ入り

  • カスペのアミューズは黒くてまん丸

  • イカ墨入りの衣の中はエイのホホ肉がぎっしり

  • バゲット

  • カルピスバター

  • オリジナルのリエット

  • 穴子の前菜

  • ホタテのパテと穴子のテリーヌ

  • 魚料理は真鯛

  • 美味しさも食べ応えも文句なしのポワレ

  • 肉料理は牛ホホ肉の赤ワイン煮

  • シャブリ

  • サンセール・ラ・レンヌ・ブランシュ

  • クラフトジン 紅櫻蒸溜所

  • ましろ純米吟醸

  • ムーラン・ド・シャトー・ラ・ギーヌ

  • ヨーグルトシャーベット

  • オリーブオイルとブラックペッパーがアクセント

  • マンゴーのムースにカットしたマンゴー、パッションフルーツとココナッツアイスクリーム、焼き菓子に飴細工…

  • とても美味しいデザートだった

  • ラストを飾るマカロンタワー

  • 持ち帰りました

  • ホアイエもおしゃれ

  • 終盤は雨が上がって良かった

2025/09/16 更新

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