2回
2019/02 訪問
個性的ならーめん。うめえよ無銘。
日本橋から湯島まで散歩。途中の神田駅界隈で美味しいラーメンを食べたいと思い、ここ「無銘」に。
神田駅の高架下のこじんまりとした店。紫に真っ白の麺の文字のみが書かれた暖簾が爽やかです。
土曜日の開店時間11時30分ちょうどの到着しましたが、行列はなく、店内には先客が1人。厨房のなかには洋食のシェフが着る白い調理人服を着たお二人。若者というよりベテラン風なお二人です。
券売機で食券を購入。「熟成練り醤油らーめん」、「塩らーめん」、「つけ麺」の3種のなかから、今回は塩らーめんを選択しました。券売機の塩らーめんのボタンには「トリュフオイル掛け」と捕捉の説明が書かれています。
食べログ情報だと、店主はイタリアンのご出身。鶏ベースの塩味のスープがウリのよう。このスープをストレートにいただきたい。
それにしても価格設定が優しすぎます。醤油は700円。塩は750円のお安さ。加えて普通盛り麺160gも大盛240gもお値段変わらず。都内でこの価格は凄いです。
たった6席の小さな小さな店の奥から二番目のカウンター席に座りました。厨房のなかがよく見えます。麺を茹でる機材はラーメン店でよくみるものとは異なっててぼは四角。その隣には大きな角ザルに盛られた大量のキャベツ。醤油らーめんには茹でたキャベツがのるようです。
まな板の上にはチャーシューが丸ごとのっています。ワタシのらーめんが茹であがるのか、チャーシューを一枚スライス。見るからに美味しそうです。
着丼。見たことのない、サラダのような、爽やかで華やかな丼のなかのらーめん。スープにはトリュフオイルがたっぷりと浮いています。すぐに食らいつきたい気持ちを抑えてしばし写真撮影。美しい。
麺をすくいあげると、かなりの太麺。口に入れると二郎の麺のような表面のヌメリ。二郎ほとの硬さではありませんが、加水率は低めでしっかりとした歯ごたえのある麺です。あまり他店では出会わない珍しい麺です。
麺に絡んだスープはトリュフオイルの芳ばしい薫り。これも他店ではなかなか経験しない個性です。薄めの塩味と聞いていましたがワタシの口ではそんな感じはなし。ポタージュのようなトロミのスープは塩味はしっかりとありましたし、鶏の旨味もよく出ていました。トロミは様々な野菜からのものでしょうが、これも他店のものとは異なる感じ。そういった意味では好き嫌いは別れるかも。ワタシにはどんぴしゃりでした。
こりゃあ美味い。今回は単独訪問でしたが、早々に妻を連れて再訪します。
2019/02/18 更新
前回訪問から2週間。早速再訪しました。今回は妻を連れて。
土曜日の開店時間11時30分ちょい前の到着。行列はなく、店内には先客が2人。
券売機で食券を購入。「熟成練り醤油らーめん」、「塩らーめん」、「つけ麺」の3種のなかから、今回ワタシはチャーシュー200円を追加して熟成練り醤油らーめん700円を選択。妻には塩らーめん750円を勧めました。「トリュフオイルがかかっているんだよ」などと言いながら。
ここは普通盛り麺160gも大盛240gもお値段変わらずなので、ワタシのものの妻のものも大盛にしました。妻から塩を少し分けてもらうつもりで。
5分程度で着丼。
熟成練り醤油らーめんは、色鮮やかに茹で上げられたキャベツと中央に熟成練り醤油の玉が印章的。チャーシューは鶏チャーシューと見間違うほどに白。
まずは店のおススメどおに熟成練り醤油はスープに溶かずにそのままスープをいただきます。なるほど、トリュフオイルがないとこういう味なのねえ。トリュフオイルの効果を改めて感じつつ、スープそのものの美味さに再び感激。白湯という表現が正しくないようにさえ思ってしまう個性的な旨味です。
続いて熟成練り醤油の玉を少しずつ溶かして味わってみました。当然ながら塩分が高いので、塩辛く感じました。個人的にアンチョビーを思い出させる魚の風味。「アンチョビーとか使ってますか?」と聞いてみましたが、「使ってないですよ」とのことでした。たしかにアンチョビーが使われていたなら塩辛さはあれでは済まないでしょう。
お気に入りの太麺をすくいあげます。やっぱり重い。しっかりとした歯ごたえのある麺。食べ応えがあって大好きです。
ポタージュのようなトロミのスープが適度に絡みます。
追加したチャーシューはホロホロでした。200円で追加しましたが追加した価値は十分ありました。思い出すといまでもよだれが出そうです(笑)
美味かった。やっぱり美味い。今回連れてきた妻も満足。人一倍小食な彼女が大盛をほぼ食べきるほどでした。
店を出るとき「ごちそうさまでした。美味かったです」と挨拶すると「励みになります。またどうぞ」と。お腹も心も満たされました。