3回
2024/12 訪問
七里ヶ浜、オーバーツーリズム、インフレの波?
雲一つなく、無風の穏やかな初冬の朝、「今年はロンディーノに行ってなかったな」と思いたった次第。ネットで確認すると「全てのお席でご予約できるようになりました。土日祭日もご予約いただけます。」との記載あり。従来は室内席かつコース料理のみだったはず。テラス席×アラカルト一択の私たちはいつも行列待ちしていましたが、今回は初めて予約できました!
駐車時に大変身に気づきました。従来3台駐車可能だった店前スペースの上部に鉄骨でテラスが増設されていたのです!車高180cm程度が上限と思われますのでご注意ください。
テラス席は従来は狭いスペースに3人用×2、2人用×2だったものが、3人用×2はそのままの位置に加え、2人用×9が増設スペースに配されており、キャパシティは2倍以上に。
テラスからの眺めは相変わらず最高です。ただし、海側に新たにテーブルが3列出現したことにより、席による眺めの差が増大しましたが、予約できることを考えると止む無いですね。
変化その2、スタッフの方々は以前は冷たいプロっぽい人が多いと思っていましたが、今は暖かいアマっぽい方が多いという印象です。常連化して冷たさに慣れていくのを楽しんでいた記憶が…
変化その3、メニュー構成や価格に大きな変化ないものの、全般的にソース(スープ)がサラサラ、薄味に。
このテラス、以前は行列待ちを代償に絶景を満喫するプレミアムな時間を店内と同じ価格で得ることができました。道路を往来する観光客からの羨望の眼差しもアクセントに。現在ではファサードが雑然とし、プレミアム感は若干損なわれた感があります。
しかしながら注目するべきは、時間的余裕のない観光客の増加、インフレの加速に対応するにあたり、経営は席数を増加させることで価格を据え置き、より多くの方々に楽しんでもらう選択をされたこと。
今回総合得点が前回ランチ比で▲0.3の減点となりました。コストパフォーマンス▲0.4も主たる要因です。2017年食べログ開始にあたり私が設定したコスパ算出用の基準価格(3.0のランチなら1500円が妥当)を私が見直していないことも問題の一つと考えられ、インフレやオーバーツーリズムも勘案した見直しの必要性を認識し反省。そういえば最近高得点が出にくくなったような…。
今回も通行中の観光客から店を眺めて「オッシャレ~!」と感嘆の声あり。プレミアム感は健在です!
2024/12/22 更新
2019/06 訪問
今シーズン、最後のチャンス!?
今日は鎌倉、稲村ケ崎の黄色いイタリアンにやってきました。調度1年振りの訪問、梅雨入りの噂を聞きつけ、その前に絶景テラスを満喫しようとの強い想いに襲われました。
さて、相模湾に面したこちらのテラス、週末の予約は不可なので到着時刻を見極める必要があります。今日は16:50到着、駐車場(3台分)は全空ですがテラス4テーブル中、空きは1つのみ、ラッキーでした。私達の10分後に到着した客は約40分待ち。その次、テーブルが空いたのは18:00頃。席数が限られることから不確実性が高く、夕涼みを楽しむのなら17:00頃には着いておいた方が無難です。因みに1テーブルでは白人女性3人組がお酒を楽しんでおり、客層は相変わらずよいですね。
主に2名のウェイターさんに給仕頂きましたが、伝統に基づき?お一人はクール、というより少し天然かな。もう一人は珍しく?明るく愛想が良い好青年でした!彼からこの1年間の情報をお伺いできました(常連Jさんもご健在だとか)。そして一瞬ですがイケオジのソムリエも登場、前出の彼曰く反町隆似。
さて、前菜はいつもの盛合せ(9品)@1,600円をオーダー。パスタはシラスと思ったのですが、今日は水揚げなしでイカ墨へ。パスタのオーダーは白=シラススパ、赤=魚介フィットチーネ、黄=ボッタルガスパ、黒=イカ墨スパのほぼ4色を私たちはローテーションしています。そうえばは緑=ジェノベーゼペンネは頼んだことない…。
メインはブイヤベース@3,000円をチョイス。イサキ、エビ、タコ、イカ、ムール貝、あさりが丁寧に煮込まれており絶品です。このレストランの歴史の中で最も変化したのは、ブイヤベースに添えられるパンでしょう。昔はもっと目の詰まったパンだったのですが、今は粘り気、気泡の多い本格的なバケット!スープに浸していただくと最高です。
締めにはリコッタチーズケーキとババ(こちらのは結構お酒が効いています)、エプレッソ。リコッタチーズがイタリアらしい!
相変わらずの料理の安定感、そして何よりの絶景、これらを求めて客足は絶えません。訪問後に前回の訪問日を確認すると364日前。梅雨入り、その後の猛暑を考えるとラストチャンスとの思考回路の固定化に、私達の歳時記のマンネリ化を感じずにはいられません。守りに入っているのかな~、でもこの景色、雰囲気、料理を超えるテラスに未だ出会えず。
メデタシメデタシ
2019/06/02 更新
2018/06 訪問
私たちの週末ランチの聖地
本日は天気も良いことから初夏の海を眺めることに。そこでやってきたのは鎌倉稲村ケ崎の老舗イタリアンのこちら。昔は月に2度通っていたこともある私たちにとっては忘れられないレストランです。但し最近はご無沙汰しており、今回は2年ぶり。
1時間以上かけて行くこともありいつも事前に情報確認。質問事項は「風は吹いていないか?」その心は4テーブルあるテラス席の利用可否を確認することにあります。そうです、このレストラン、国道134号を挟んで七里が浜の向いの少し高い場所にあり、テラス席からは相模湾が一望できるのです!過去数十回利用していますが、店内で食べたのは2~3回(夜もしくは天候急変)だけ。まさにコバルトブルーの海を見て、波音を聴き、潮風を感じに来ているといっても過言ではありません。
但しこのテラス席、大変な人気で週末は予約不可。しかも今日は梅雨前の絶好の観海日和。ランチタイムを少し外して13:30に到着しましたが、その時点でテラス待ちが2組、結局席にありつけたのは14:30!どのお客さんも居心地の良いテラスではついつい長居してしまいがちのようです。
店員の方々は多くが入れ替わっていましたが、フロアマネージャー?の青年をはじめフレンドリーかつ丁寧に応答してくれ、感じがよいです。但し、オーダーを忘れることもあり若干素人感も感じました。昔はクールなプロフェッショナル店員さんが多く、初訪の女性客がそのクールすぎる応対に「いじわるなんだからっ!」と涙を流して出て行ったことも思い出されます。
料理は前菜9品盛合せ、イカスミスパゲッティ、いさき(150ℊ)のソテーを2名でシェアし、デザートはティラミスとアフォガードとしました。前菜はイワシ、タコ、鴨、ゴボウ、オリーブ、人参、オムレツ、ナス、ポテサラでどれも美味しいですが、タコなど少し塩気が強いと感じました。イカスミパスタは流石、他ではなかなか食べられない味です。イサキもピンクペッパーがアクセントとなり、妻いわく「今週食べたア〇〇フ〇〇カより美味しい」とのことです。
あっという間の2時間、美しい海と美味しい料理を五感を介して堪能つつ、ゆったりと過ごすひと時は、どんなに疲れた時、逆に高ぶっている時に来ても、そんな一時の感情をどこか遠くへ忘れさせてくれるでしょう。
最後に待ち時間は評価上減点していませんが、海を眺めながらの1時間待ち、それほど悪くないです。
2019/06/02 更新
~相模湾を一望、夕暮れ時のテラス、シラススパ旨い、コスパ最高~
2019/06/02 更新