1回
2018/09 訪問
ジャングルの空に大きな白磁の満月
遅めの夏休み、インドネシアのジャワ島へ行ってきました。乾季が6月から9月でハイシーズンですが、9月も終盤になると観光客(特に日本人)は少なく、ある意味ベストシーズン。
ホテルのメインダイニングは遺跡を望む見晴らしのよいバルコニーに面し、石造りの宮殿風内装、屋外と隔てるガラスもなく大変開放的な造りです。
英語を流暢に駆使するマネージャー?を中心に4~5名にサービス頂きましたが、豊富な話題、丁寧かつ笑顔での対応、後ほど述べる食事の助言など、これほど顧客本位を徹底したホテルは初めてです。
シャンパンのグラスを頼んで定番チップスを齧りながらメニューを吟味。地元と西洋料理のアラカルトとコース。地元を希望したところ、マカンマランというコースがお薦め、量が大変多いので1人前の2人シェアも可能と。更に1ピースしかない肉料理とデザートについては何も言わなくても追加費用なしに2皿用意いただくとの大判振舞です!翌晩も頂きましたが、内容は全て異なり重複の心配なし。ちなみにマカン・マランとは夕方・食事という意味。
まずは牛テールスープですが名物料理らしくこの旅行で3回目でした。空港では野性味を感じたのですが、ここでは上品に仕上がっています。その後、真ん中にご飯、回りに6つの陶器の椀が配された大きなお盆が運ばれてきました。それぞれの椀には肉、魚、野菜などの焼き物、揚げ物、煮物が丁寧に調理されており、ご飯を中心に大皿によそってくれますが程よく汁気が絡みます。野性味は全く感じられずそれぞれテイストが異なる味付け。激辛サンバルソースを加えて味変も可。揚げバナナとフルーツの盛合せ、ジャワ茶を頂いてお腹一杯、ご馳走様。ちなみに朝食べたお粥やナシゴレン(焼き飯)も絶品!
さて、コースをシェアしたこともあり、食事は@5,000円。一方でグラスシャンパンは@4,000円といいお値段。CP加点は+0.4点に止まりましたが、ビールを飲んだ翌日なら満点越えになります。そもそもタクシー1時間@1,000円と物価水準が異なります。点数よりも、シェアという選択肢や料理内容を参考にしていただければ幸いです。
部屋への帰り道、少し青みがかった満月がジャングルと竹藪を明るく照らしていました。月景色、食事は結構日本と似ているななどと想いつつ。但し、この広大かつ豪華なヴィラ(250㎡)だけは我が家と共通点を見つけられません…。
2018/10/30 更新
~ジャワ料理は日本人の好みに合います、量が多ければコースのシェアも可能~
2018/10/08 更新