1回
2025/09 訪問
生まれ変わって5ヶ月。美しい環境、サービスはそのままに、新しいシェフも素晴らしい腕前
11000のランチコースより ⚫️三輪そうめん、ジャガイモ、唐墨
11000のランチコースより ⚫️枝豆 奈良清 ジロール茸
11000のランチコースより ⚫️パテ・アン・クルート
11000のランチコースより ⚫️アスパラガス 吉野MICA卵 トリュフ
11000のランチコースより ⚫️太刀魚 秋茄子 バジル
11000のランチコースより ⚫️大和牛 大和野菜
11000のランチコースより ⚫️大和牛 大和野菜
11000のランチコースより ⚫️巨峰 キハダ
11000のランチコースより ⚫️無花果 お米
11000のランチコースより ⚫️無花果 お米
11000のランチコースより ⚫️小菓子とコーヒー
11000のランチコースより ⚫️小菓子とコーヒー
AUBERGE de SENVIE
2025/09/20
この度はご来館いただき、また詳細で温かなご感想をお寄せいただき誠にありがとうございます。
お料理やパン、サワークリーム、デザートに至るまでお楽しみいただけたとのお言葉、大変嬉しく拝読いたしました。
シェフ・スタッフ一同も、お客様に喜んでいただけたことを何よりの励みとしております。
また、細やかなご意見もありがとうございます。今後の参考にさせていただき、より一層ご満足いただける内容をご提供できるよう努めてまいります。
季節ごとに変わるメニューや、宿泊を含めたお食事もぜひお楽しみいただければ幸いです。
お客様のまたのご来館を、心よりお待ち申し上げております。
2026/02/01 更新
(文末の〈結論〉にて要点をまとめているので、お急ぎの方はそちらをどうぞ!)
ひらまつが経営する「オーベルジュ・ド・ぷれざんす」から平川商事が経営する「オーベルジュ・ド・サンヴィ」になって5ヶ月。
今回は11000円のコースを予約して訪れた。
古代のロマンを秘めた美しい奈良の地を見渡せる素晴らしい環境、きめ細やかなサービスの質は変わらず、非常に楽しみなランチ。
テーブルの上の紙に書かれていたのは以下のメニュー。
⚫️三輪そうめん、ジャガイモ、唐墨
⚫️枝豆 奈良清 ジロール茸
⚫️パテ・アン・クルート
⚫️アスパラガス 吉野MICA卵 トリュフ
⚫️太刀魚 秋茄子 バジル
⚫️大和牛 大和野菜
⚫️巨峰 キハダ
⚫️無花果 お米
⚫️小菓子とコーヒー
素材名だけなのでいまひとつわからないが、私のレビュー史上一番辛口となった銀座E(笑)のような居心地の悪さは全くない。
シャンパンで乾杯してからスタート。
⚫️三輪そうめん、ジャガイモ、唐墨
ヴィシソワーズの上に三輪そうめん、そこにカラスミが散らしてある。見るからに美味しそうで味が鮮明にイメージされたが、食べてみると思ったより塩味も旨味も控えめな味。しかしそれだけ繊細で上品なスタートだったと言える。とても美味しかったが、小さなスプーンで食べるように言われたのが解せない。そうめんをカタマリで掬い上げ一口でガブリと行かなくてはいけない。ちょっと難しく、同伴者はカラスミでむせこんでしまった。
⚫️枝豆 奈良清 ジロール茸
小さなタルト生地の上に枝豆とセロリの奈良漬、バターソテーしたジロール茸がのっている。ジロール茸の旨みが爆発していて、そこに枝豆のさわやかさと奈良漬が良いアクセントになり、最高に美味しい!!思わず唸らされたし、これからの料理がますます楽しみになる素晴らしい遊び心だった。
⚫️パン
発酵から全て館内で行っているというパンは、直前に焼いて?温めて?いるのか、たった今焼きたてのようにアツアツパリパリ!クラムはほかほかもっちり。すこぶる美味しい。この日の朝京都のフォションホテルの朝食で食べたパンが予想を超えたもの(悪い意味で)だっただけに、このパンの美味しさにはますます感激してしまった。丁寧に温めているからか、おかわりを頼んでから供されるまでかなり時間がかかるので次回は早めに頼もう(笑)
⚫️パンに添えられたサワークリーム
地元産のヨーグルトから作ったというサワークリーム。これがまた激ウマ!!ふわっと生クリームのような質感で、脂肪分もサワークリームより軽め。爽やかな酸味がパンにぴったりで、ついパンを食べすぎて迷惑なほどおいしかった(笑)。最後まですくい尽くして貪欲に食べた。
⚫️パテ・アン・クルート
鴨のパテと鴨骨を使ったジュレ。付け合わせはコリンキーの千切りをドレッシングで和えたものと、蓮根のピクルスを粒マスタードで和えたもの。
鴨のパテ、大変に美味い!!ズシッとした旨みと香りが最高。ジュレも良いバランスでパテの濃厚さを薄めてくれた。
コリンキーはドレッシングの存在を感じない程薄味で食感も軽くて大変上品。白花の飾りが最高に可愛い。蓮根のピクルスを粒マスタードで和えたものは、普通に考えたらパテにつける物だったのだが、ピクルスと言われたのでなんとなく付け合わせだと勘違いしていて最後に単体で食べてアレ?となった(笑)
⚫️アスパラガス 吉野MICA卵 トリュフ
本日このコースを選んだのはこのアスパラの一皿が食べたかったから!地元の卵をポーチドエッグにして、地元の奈良ばあく豚のベーコン、トリュフソースと合わせたもの。聞いただけで垂涎のメニューで、味を想像するとビールが合いそうだが、これまた実際は想像より2歩上品。ガツンとした旨みや塩気は抑えて、もったりと非常に穏やかな調和の中に、卵やベーコンやトリュフソースの旨みがある。アスパラはもっとフレッシュな食感を想像していたのだが、薄切りにしてクタクタになるまで火が通してあるので、期待より存在がおとなしかったかも。
⚫️太刀魚 秋茄子 バジル
太刀魚の間にスライスした茄子を挟みムニエルしたものが、魚の骨で出汁を取りサフラン、バジルを効かせたブイヤベースの中に浮かんでいる。ちょっとクミンも感じたかも?味はとても美味しいが、全体グニャーとして食感にアクセントが少々足りない気もした。
⚫️大和牛 大和野菜
まず運ばれてきただけでその色鮮やかでいかにもかろやかな盛り付けに心が踊る。メインの牛肉料理、というイメージからはかけ離れた可愛らしさ!
安納芋のソースの上に大和牛、添えられたヒモトウガラシや青茄子などの野菜も実に美しい。
牛肉の火入れ、美味しさは完璧!!私は甘い味付けを馬鹿にしがちなめんどくさい人間だがこの安納芋のポッテリした甘さと共に肉を食べる美味しさにはハマった!
⚫️巨峰 キハダ
ブランマンジェの上に巨峰のグラニテ。小さな穴の中を覗くとモネの絵がそこにあった、みたいな美しさ。香り付けにキハダ(みかん科、黄檗)が使ってあるというがそれはいまいち良くわからない。味としてはまあ普通だが、口直しのグラニテをアレンジしたと思うと、口直しとしての爽やかさを保ちつつ良いバランスをとったなあと感心する。
⚫️無花果 お米
ブルターニュの焼き菓子
イチジクのコンポートと生イチジク
黒胡椒のアイス
フランスのミルク粥
日本酒のジュレ
が美しく盛り合わせられている。一つ一つには強い主張はないのだが一つ一つが漏れなくちゃんと美味しく、それが全体をひとつに調和させやすくしている。私は特に黒胡椒のアイスが気に入った。大変素晴らしい締めくくりのデザートだった。
⚫️小菓子とコーヒー
ごぼうとキイチゴのケーキ、
ブルーベリーのゼリー?
キャラメルがけほおずき
ごぼうとキイチゴのケーキはおいしかったが、ブルーベリーのゼリー?は酸味はあれど砂糖がけで甘すぎたし食感も駄菓子チックで苦手だった。キャラメルがけほおずきはもうちょっとキャラメルの苦味があると良かった&歯にくっつきまくってややビビった笑。旅先で歯の詰め物取れるのは避けたい(笑)
〈結論〉
以前はひらまつ系だったが4月に「オーベルジュ・ド・サンヴィ」として生まれ代わりシェフも変わった。最高に美しい環境と素朴できめ細やかなサービスは変わらず。そして料理も大変美味しく大満足だった。
奇は衒わないが、季節のものや地のものを大切にした繊細なアレンジのセンスが素晴らしい。
次回はまたぜひ宿泊で訪れ、このシェフの朝食も食べてみたい。