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2回
神田駅から少し歩いた路地に、雨に濡れた石畳の上で静かに光る行灯がひとつ 「鮨たか晴」の文字が浮かび上がり、それだけで気分が高まります 入店すると、凛とした空気…かと思いきや、大将が気さくに声をかけてくださり、一気に肩の力が抜けるうまい鮨を、楽しく食べてほしいという空気がカウンター全体を包んでいるのが印象的でした 注文はおまかせ まずはキリン一番搾りで乾杯、焼き銀杏の香ばしさでスタートし、真鯛は腹身の脂の香りがふっと抜ける優しい旨み 鯖は脂のりと酸のキレのバランスがよく、「今日は間違いなく当たり」と確信 ボタン海老のねっとりした甘み、バターナッツかぼちゃの素揚げと寒鰆の幽庵焼きは香りが長く続き、車海老のクリームコロッケは思わず笑ってしまうほど濃厚 こういう遊び心が挟まると一気におまかせのテンポが楽しくなります 途中で日本酒「九頭龍」に切り替えると、つまみの輪郭がさらに立体的に 海鼠の土佐酢は、九頭龍の米の甘みと酸が重なり、余韻の残り方がとてもきれいでした ここから握り 金目鯛は皮目の歯応えと身の柔らかさが印象的で、一貫目からぐっと掴まれる スミイカはねっとりした甘さではなく、コリッとした歯切れの良さと柑橘の風味とシャリとの温度差が心地よい 赤身(津軽海峡マグロ)は酸と鉄分が程よく立っていて、シャリがぐっと引きちます 鯵(島根)は香りが柔らかく、ふくよか ホッキ貝は隠し包丁による噛みやすさと弾力のバランスが絶妙 車海老は握る直前にボイルして熱が入っているのにミチッと締まっておらず、フレッシュさと加熱による旨みが両立、大将がイチオシする理由がよくわかる味 鰯(愛知県)は脂がすっと消える後味の軽さが印象的 小肌(熊本・天草)は酢飯との塩梅がかなり好みで、とにかくうまい 中トロ・血合ぎし(北海道・厚岸)は「赤身のコク」と「脂の甘み」の境目が出ている部位で、これを出してくるあたりにセンスを感じました(ラッキーでした) 穴子はふわっとしているのにタレをまとった香りが強すぎず、口溶けは最高、食事の終盤に向けて余韻を整えてくれる一貫 途中、日本酒からシュナンブラン(南アフリカ/クラインザルゼ)に切り替え 柑橘と白い花の香りがありながら、酸が立ちすぎず、意外にも脂のあるマグロや青魚との相性が良くて驚きました 締めの鮪巻きには香りを残すように細巻に仕立てられ、卵焼きとしじみ汁に口の中をすっと整えて終わる粋な締め方。 「うまい寿司を、かしこまらずに楽しみたい人」にぴったりです 大将との会話も含めて“鮨時間”として気持ちのいい夜になりました 格式ではなく温度のある鮨屋を探している方におすすめしたいです また、大将以外のスタッフの方も献身的で食事の時間を静かに支えてくれます 月に一度は訪れたい、そんなお気に入りの鮨屋です
2025/10訪問
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銀座に名店がまた一つ