2回
2018/05 訪問
主人の人柄が出ている
Twitterで話題になっており、これはいかねばと謎の使命感を抱いていたお店。
前回昼に来た時は昼の部をお休みされていたので、今回は確認のち訪問。
開店少し前に待機、10分くらい押して入店かな。
昼は鴨蕎麦か普通の蕎麦の2種のみ、どちらも蕎麦は産地別で2杯出るようだ。
まず、鴨肉3種が着膳。
薫製、バルサミコ酢、昆布締め。
これだけでお酒が飲めそうな味がする。
特に薫製、これはいけない、これだけで食べたい。
その後蕎麦と鴨つけ汁がくる。
蕎麦は塩で食べてみてくださいと伝えられる。
自信のあるお店でなければ、これは言われない。
ああ、香りが広がって美味しい。
両国のほそ川の蕎麦も美味しいけど、こちらがさらに上。
そしてつけ汁登場。
つけ汁に鴨肉団子が入っている。
合わせながらいただく。
ドロッとしたスープにつける、つけ麺的な感覚。
最後の蕎麦湯。
これが素晴らしい!
ここまでの粘度の蕎麦湯は初めていただいた。
主人の言葉を借りれば、もはや蕎麦。
これでつけ汁を割ると言葉がなくなる、一気に飲み干した。
若い主人だが、腕が確かだ。
謙虚だが作るものに自信を持っている。
そしてこだわりが強いから時間が押してしまう。
三〜四回くらい、時間がかかって申し訳ありませんと謝られた。
だが、その姿勢がまた気持ちよく、長くかかってもここにいた時は上質な時と私は感じて店を出た。
次は夜のコースにしたい。
2018/09/17 更新
前書きとして。
前回はランチタイムで4.0とつけさせていただいていたが、夜のコースは文句なしに5.0と思った。
独創性と味の組み合わせのセンス、高級食材を惜しげもなく使っていながら控えめなお値段、ご主人のホスピタリティ。
出していただいた日本酒が美味しくて、料理にマッチしていて段々記憶と写真がおかしくなっていたレビューなのは許していただきたい。
久々に東京へ帰るので、尖さんの夜のコースを楽しみに予約させていただいた。
母の家からも行けるので同席してもらう。
初めての夜のコース、事前にTwitterで松茸を使った鴨鍋を楽しんでいる人がいて間違いないと思ったので、鴨鍋コースを選択。
最初にでてきたものから一気に持っていかれた。
【蕎麦寿司】
下にお蕎麦、上に鴨肉と穴子(!)さらにイクラ(!!)が乗っている。
想像もつかない味かも知れないが、それぞれが口の中で溶け合った味は、これを目当てにしていいくらいの傑作だと思う。
ついで三種盛り。
【だし巻き、鬼灯、そば刺し】
美味しいお店はだし巻きが必ず美味しい、尖さんも当然美味しい。
第二の衝撃を受けたそば刺しはその感動の域を安易に超えていった、乗っているものを見たらもうわかる、はず。
【鴨肉とチーズを大葉で包んだパイ状のもの】
この辺りからメニュー名の記憶が怪しくなってくる。
蕎麦屋さんに来た感覚でいたらえっ?と思うだろう、フレンチ的、だろうか。
濃い味がさらに酒を進ませる。
【万願寺唐辛子と鴨肉の焼きもの、松茸のフライ】
この辺はもう語るまい、見ただけでわかってしまうはず
【トリュフオン鴨の胸?肉、鴨フォアグラの味噌?漬け?、酢豚の鴨肉ver.】
一番メニューを聞いて耳から抜けていた時間
第三の衝撃、鴨フォアグラがものすごい質感と旨味でますます酔ってしまった。
【鴨鍋】
鴨肉団子、でっかく一本使った松茸、芹
鍋に入れる前から香る具材、様々な香りを組み合わせたつけ蕎麦のタレとは違う直球感のある鴨ガラの鍋つゆ。
幸せである、もっと表現したいのにこれ以上の表現が出ないのがもどかしい。
【鴨肉パテの最中】
パイに続いて飛び道具的な最中。
むっちりしたパテと最中がレバーパテのバケットを食べているような気分に。
【蕎麦2種】
濃いほうが富山、もう一つが鹿児島。
と書こうとしたら鹿児島の写真がないあたり、出来上がってる感が伝わるだろうか...
最初の富山を少量の塩、赤い柚子胡椒で食べてみたときの口に広がる香りと力強い味。
お蕎麦そのものの美味しさがわからない、そう思っている人にこれを知って欲しい。
【蕎麦湯】
一番大事なものを撮っていない、駄目な私!
ムチンそのもののようなプリン状態の蕎麦湯。
これがつけたれと合わさった時、至高の蕎麦湯になる。
【シャインマスカットとゼリー】
全ての味がリセットされてスッキリ。
5月に一度昼伺っただけなのに、ご主人は私を覚えていてくれたのがまず嬉しかった。
母もご主人の料理と、お話を楽しんだようだ。
あまりお店の方とお話しないタイプだが、感動すると話しかけたくなってしまうところを見ていると、親子して似てるのかも知れないと思った。
都内にいるとせかせかとしてしまいがちだが、ゆったりとしたこちらの時間に浸って癒やされてみてはどうだろうか。
私は東京に帰るときの楽しみにしたい。