味の哲人 東西を行くさんが投稿した手打蕎麦 いしおか(東京/学芸大学)の口コミ詳細

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味の哲人 東西を行く

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手打蕎麦 いしおか学芸大学、祐天寺/そば

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

あまりにも美味しすぎる、鴨せいろです。

東横線「学芸大」駅西口を出る。
渋谷方面ひとつ手前「祐天寺」駅へ向かい、高架に沿って歩いて行く。 
二叉路に分かれた道をそのままさらに歩き続けると、『手打蕎麦いしおか』に到着する。
西口から歩いて、5分ほどだ。

平日の19:45。20時30分が閉店と聞いて、急ぎ向かった。なんとかすべり込む。

東横線は相変わらず激混みだった。
『いしおか』の店内は、しかし、常連らしき2人連れを除き、お客さんはいない。
ボトルキープもできるお蕎麦屋さんなので、閉店が近いこの時間帯なら、これから入店する客は、そうはいないだろう。

4人掛けのテーブル席5卓。そのひとつに座る。

手作りらしき、オシャレなメニューを開く。オシャレといっても、落ち着きのある、手作り感のあるメニューだ。

「鴨せいろ」(¥1,800)+「大盛り」(¥200)をお願いした。シメて、¥2,000。

温かいそば茶が出た。おしぼりも温かい。
ここから鴨せいろが到着するまでに、あえて食後の感想を先に書いておきたい。

東京の蕎麦屋は奥が深い。そして、「懐」が、私の考えているよりも、はるかに深く、そして、驚くことが幾らでもある。

「とんでもない、蕎麦を食べてしまった」そのひと言に尽きる。

あらかじめ、蕎麦の画像を見てきていたので、てっきり、『いしおか』で供される蕎麦は、「更科系」だと勝手に思い込んでいた。蕎麦が白っぽい色だったからだ。
けれども、違った。
食べ終えて、ご主人に尋ねた。
白いそば粉を主に使い、それに、幾つかのそば粉をブレンドして手打ちしたお蕎麦だそうである。

「だから、更科系では無い」とのことだった。

そう、このお蕎麦は、更科では無い。
手繰り、啜ると、すぐにわかる。はたまた蕎麦の一本、一本を見るだけで、知れる。

試しに、ググッてみれば、「白いそば」を出す店は見つかるが、よく読むと、いずれも『いしおか』のそばと同じような蕎麦屋は(おそらく)見つからない。

いや、そう決めつけてしまっては、いけないのだが、それほどに希少価値が高いのは、まちがいない、そう感じた。

さらに言い募れば、とんでもなく美味い、蕎麦だ。

鴨せいろが供された。
せいろの蕎麦は、色つやからして、美しく輝いていた。しかも、どこか儚げな細さ。
すぐに、手繰った。そのまま、つゆには浸さずに、食べた。ほのかな甘みが感じられる。
たまらない。
味わう。そばぜんたいの味わいが、とても上品。
さらに、手繰る。味わいが徐々に深くなっていく。
このまま、なにも漬けずに食べ続けてもじゅうぶんに美味しいだろう、そうも思った。

鴨汁のつゆに浸し、食べた。つゆは熱々である。
旨みが一気に広がっていく。
鴨肉を噛む。しっかりとした噛み心地。葱も噛む。さらにさらに、蕎麦が芳醇な味わいになった。

正直、普段なら、鴨せいろや鴨南蛮はあまり食べない。蕎麦そのものの味わいがボヤけてしまうように感じるからだ。ところが、この“白い蕎麦“は違った。
鴨汁のつゆを纏ってもなお、しっかりと蕎麦が主張している。

だいたいにおいて、この鴨汁のつゆが最高の出来なのだから。なぜ、こんなに熱々なのかも、食べ続けてみてわかった。
ずっと熱々であるからこそ、この鴨せいろの本来の味わいを引き出している、そのための熱々だった。

美味い。とんでもなく、美味い、鴨せいろだ。

そば湯が供される。
こちらも熱いそば湯だった。
つゆに注ぎ、味わった。
美味しい。旨さの幸せ感に包まれた。

本日の晩ご飯も、大変、大変、美味しゅうございました。

長文にもかかわらず、最後までお読みいただき、心より感謝いたします。

  • あまりの美味しさに、いつになく興奮してしまった。

  • 一見して更科系に見えるが、まったく違うお蕎麦だった。

  • 熱々の鴨汁も完璧に美味い!一度食べたら絶頂感に浸る。

  • 山葵も葱もこだわりが半端ない。薬味の完全形だった。

  • 温かい蕎麦茶も美味しい。

  • 手作りのメニューです。レトロモダンでオシャレ。

  • ぜんぶ制覇したいです。

  • 温かいお蕎麦も、きっと美味しいでしょう。

  • お酒のアテもメニューが豊富。

  • もちろん仕上げはそば湯で。ウマウマでしたよ。

  • 住宅街の中に、ひっそりと佇んでいました。

  • ボトルキープもありました。

2025/10/29 更新

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