味の哲人 東西を行くさんが投稿した元祖 平壌冷麺屋 本店(兵庫/新長田)の口コミ詳細

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味の哲人 東西を行く

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元祖 平壌冷麺屋 本店新長田、西代、駒ケ林/冷麺、焼肉

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2026/01 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

スープも一滴残らず飲み干す。冷麺の王様だ。

JR山陽本線「新長田」駅を出て、そのままJR線沿いを左へ。すぐに高架下を左折。駅の反対側に出て、直進する。右手の「ミヤケ」ビルを更に右折して歩くと、やがて斜め右手に『元祖 平壌冷麺屋 本店』がある。向かい側は、長田郵便局だ。駅からだと、5,6分だろうか。店名は、そのまま読めば、『ヘイジョウ』。朝鮮ふうに読めば、『ピョンヤン』になる。駅の反対側にあった、もう一軒の『平壌冷麺』店は、すでに閉店したそうである。そばメシ発祥と言われる『お好み焼き青森』の並びにあったお店だ。その看板だけはまだ掛かっているので、お間違えなきように。
さて。何はともあれ、平壌冷麺だ。いきなりだが、店内に貼ってあった、作家・柳美里(ユウ・ミリ)さんの色紙を、引用させて欲しい。

十二年間、来たい、食べたいと思いつづけてきたお店に来られて、幸せです。
今夜は冷麺の夢をみます。

柳さんが書いたこの一文に、すべてが凝縮されていると思う。素晴らしい、平壌冷麺の味わいだった。

平日の16:15。店内に入った。テーブル席のみの一階。二階席もあるようだが、私は一階のテーブル席に腰を落ち着けた。中途半端な時間帯にもかかわらず、先客は3組。更に、私のあとも新規の方々が続々と、食べに訪れていた。

メニュー表を見る。

○平壌冷麺(小) ¥700
○焼肉丼(ヤキドン) ¥800

を、お願いした。本日の遅めのお昼ご飯は、シメて、¥1,500。冷麺は、当初、並をお願いしたのだが、お店の方が、小でも、通常の並と変わらないので、そうしたらどうですか?とのアドバイスを受けて、小に変更したという次第。たしかに、供された冷麺は、一般的な“並量“とさして変わらず、やや麺が少なめな程度ではあった。

しばしのち、熱い湯気を立ち昇らせた、焼肉丼が供され、その後、平壌冷麺が届けられた。画像を見ていただければ、伝わると思うが、もうこの冷麺のビジュアルがすべてを物語っている。実に、凛とした佇まい。半透明な淡いオレンジ色のスープが強く食欲を刺激する。麺の上に浮かぶ、白菜。大根。きゅうり。肉。ゆで卵。そして、なによりも、肉の上に振りかけられた唐辛子状の粒。このカラシが平壌冷麺の味の決め手になっていることが食べ始めてすぐに気付く。

一般的な冷麺ならば、このカラシの役目は白菜キムチが担っているだろう。しかしながら平壌冷麺ではキムチを載せてはいない。その違いはスープを飲むとわかる。出汁の取り方が、明らかに異なるのだ。
急いで付け加えるが、どちらが良いとか劣るとか、そんな優劣ではない。どちらもそれぞれ美味しい冷麺。

いま私が食べ始めた平壌冷麺のスープには、コクのある出汁の旨みに、少しだけ酸っぱさが混ざっていた。つまり、通常の冷麺ならば、最初に麺にハサミを入れて、お酢も回し掛けし、キムチもスープに混ぜ合わせて食べ始めるが、平壌冷麺にはほぼお酢は少量で充分なのだ。いや、お酢を足さなくてもOKだと感じた。

あえて足すならば、食べる中途段階で、お酢少量でOK。加えて、カラシの粒も、途中からスープに混ざり合わせ、味わいを変化させていくだけで良い。とにもかくにも、麺の味わいとスープのハーモニーが素晴らしく、美味しい。軽く弾力のある麺。その食感の気持ち良さ。白菜や大根、それにきゅうり、野菜のひとつひとつの鮮度と味わいが瑞々しい。

このまま、平壌冷麺について書き綴っていると、それこそキリがないので、焼肉丼(ヤキドン)についても、書いておく。赤身肉をしっかり焼いた丼だが、これを頼んだのは、あくまでも冷麺を、さらに美味しく味わうための“補助的な“ものとして、だ。
つまるところ、冷麺をより美味しくするために過ぎない。麺とスープを手繰り、啜り、飲みながら、中途で、焼肉丼を食べる。この“箸休め“の役割りとしての、焼肉丼である。さらに付け加えれば、この焼肉丼は、かけてあるタレで食べる、そのように作られている、どんぶりだ。もちろん焼肉はちゃんと食べるのだが、タレが決め手になっている。

平壌冷麺の麺も具もすべて食べ尽くし、なおかつ、スープも最後まで飲み干してしまった。いわゆる冷麺好きの方々はもちろんのこと、はたまた、冷麺は焼肉の最後のシメでしか食べない方々にも、この平壌冷麺を是非とも食べて頂きたい。

本日のお昼ご飯も、大変、大変、美味しゅうございました。

長文にもかかわらず、最後までお読みいただき、心より感謝いたします。

  • 平壌冷麺。半透明なオレンジ色の澄んだスープ。

  • お酢を足さなくても、微かな酸味が味わえる。

  • 焼き肉丼は、あくまでも冷麺の補助的な役割だ。

  • タレが味わいのすべて。

  • 顆粒状の唐辛子が旨味を増幅させる。

  • 魔法のような唐辛子。

  • スープの美味さと混じり合う。

  • 卓上にはコチジャン他、置いてある。

  • この色つやが素晴らしい。

  • お酢を足さなくてもじゅうぶんに美味しい。

  • ビビンバやクッパも美味しそうだ。

  • ビビン麺も、看板商品とか。

  • 最近煮込みうどんもメニューに加えられたらしい。

  • この色紙に書かれた言葉がすべて。

  • 玄関前。

  • また食べに来よう。そう思わずにいられない美味さ。

2026/01/16 更新

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