海原雄コ♡さんが投稿した美加登家(島根/日原)の口コミ詳細

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海原雄コ♡ (女性・東京都) 認証済

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美加登家日原/日本料理、すっぽん

3

  • 昼の点数:4.9

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.9
      • |酒・ドリンク 4.9
3回目

2025/06 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.9
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

今年の稚鮎は…

稚鮎のコースが始まり間も無く
梅雨の前の素晴らしい天候の中での訪問。

じっくりと益田付近を満喫しまして
いざ、美加登家さんへ。

目に眩しい緑と、キラキラと光り流れる水面、
オレンジの艶やかな石州瓦の美しい景観は
相変わらず心穏やかに幸せな気分にさせてくれます。

お店に着きますと
入り口には青い暖簾がひらりお出迎え。
勿論、その横の壁に設置された水槽には
鮎が元気に泳いでいます。

2階へ上がり、お部屋に入ります。
また来れたのだな、と、ホッとしますね。

京都は緒方さんでの修行を終えて
ご実家へ戻られ一年、
再会を心待ちにしていたので
お顔を拝見する前から自然と笑みが溢れます。

コース内容はお馴染みの流れ
先ずは
・鮎と南蛮粥

お米の炊き方というか、釜を変えたそうです。
その為かお粥にしたお米の旨味が
しっかり感じやすくなりました。
味付けの甘味、酸味のバランスに変化があり
一皿目からかなりのブラッシュアップ。

・鮎と冬瓜のお椀

香ばしく焼き上げた鮎としっかり炊かれた冬瓜の
吸い物はほっとしますね。
丁寧な出汁です。
鮎の香りと焼きの香りがふわり鼻腔に抜け
うっとりする口当たり。

・鮎の背越し

鮮度の良い稚鮎だからこその一品。
ザクザクと細かな氷をかき分け、キュッと引き締まった切身を石州和紙へ。
水気を取り、そのままでも薬味などと合わせても。
今年の鮎は香りの広がりが本当に素晴らしいです。

・焼き鮎

高津川の鮎は、清らかで美しい川の苔を餌にして
成長している為臭みが無く、例えに多い胡瓜やメロンとも違う何とも華やかな香りなので
それを消さないよう炭焼きしないのです。

今年はサイズ感もやや大きめ脂乗りがあり
ホクホクの身を頬張る度に
生とは違う、火入れされての香りもまた良く
夢中で齧りつき
あっという間に胃に収まってしまいました。

・苦うるか、子うるか

鮎の肝を一年発酵で作る苦うるか。
そして、鮎の卵と白子で作る子うるか。
お酒のあてにぴったりの珍味ですね。

今年から上品に味付けが整い、変わりました。
やわらかな口当たりで
元々独特な味ですが
お酒を召し上がらない方にも受け入れやすいかなと思います。

・うるか茄子、白米

更にこちらも変わりますね。
うるかの旨みと共に、丁寧に包丁を入れた茄子を炊き上げています。

以前より食感が感じやすくなったのは
包丁の入れ方を減らしたとのこと。

お酒にも勿論ですが、白米との相性が抜群です。
おかわりが欲しくなる程良い味付けに整っています。

・鮎の酢の物

これまた洗練度を上げてきました。
華やぎを添える器に柿右衛門を、
昆布締めの鮎とじゅんさい、
その下には大きなずいきです。

しゃくしゃくとした歯応えに
ちゅるんと涼やかな
じゅんさい(確か広島産だった)
昆布締めの鮎のバランスがとても良いです。

・鮎の春巻き

昨年までは、ザクザクとした揚げ物でしたが
今年より春巻きに変化していました。
苦うるかと白味噌の味付けで、食べ進めた先に
実山椒がアクセントに。

石州和紙で巻いて手渡しは、楽しみの一つ。
渡し方を間違えていたら実山椒が先になっちゃうかも!?なんて話しで和気藹々とした時間でした。

・鮎ごはん

お待ちかね、たっぷりほぐされた鮎の身と
味付けされたお米と共に頂きます。
炊き方を変えたのもありお米の旨味を感じやすくなりましたし、粒だちや輝きが美しいです。
上品に味付けされたパワーアップの鮎ご飯でした。

・鮎の白味噌留椀

白味噌のお椀に香り豊かな焼き鮎。
食事も終わりに近付いているのだと
切ない気持ちになりますが、
これもまた好きな一品ですので
笑が溢れながらの完食です。

・青梅の甘露煮

稚鮎が始まる繁忙期の6月に、青梅を仕込むので
非常に多忙を極める作業。
こちらも昨年6月に仕込んだものです。
今年も来年の為に仕込みされていましたね。

最後は鮎以外の一品で締めます。
良い塩梅に仕上がった青梅の甘露煮と
ジャクジャクとかき氷で冷んやりと。


食べ終え皆大満足。
鮎への感動の記憶がほぼ過去一のものとなりました。

島根県、高津川の鮎は他では味わえないものが
あります。
今年も頂けて幸せですね。

因みに今年は
他の地域でも鮎の状態が良いようですが
私は高津川産が上位です。

一年経った、息子さんの成長は想像以上でした。
色々ありがとうございました♪

ご馳走さまでした^ ^


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2025/07/01 更新

2回目

2024/06 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

炭火焼きでないからこその火入れに馥郁たる高津川の鮎

気付けば4年ぶりの訪問となった
美加登家さん。

訪れて本当に良かったと思う
お料理、ひとのあたたかさ、景色。

前回は長距離移動の旅で
そろそろ鮎も終わりに近づく9月
立派な落鮎を楽しみました。

そして今回は稚鮎を目的に訪問です。

到着すると
お店の外観はがらりとイメージが変わってました!
趣きある旅館だった建物を覆う
高級感あるブラウンカラーの木材は
格子状になっており
うっすらと元々の建物が見えているのも
嬉しいです。

鮎の入った水槽、旅館の看板は変わらず、
新しくなった入口の看板がお目見えです。

店内入りますと、玄関部分こちらはほぼ改装されていましたが個室は以前の姿を残して。

さて内容ですが

・鮎の南蛮粥
お粥には、酢が入っており
サクッとした鮎とお粥の味わいが何ともいえず。
酢がポイントで食欲を増進。

・鮎と冬瓜のお椀
丁寧なお出汁の中に、冬瓜と鮎。
ほっとしますし、胃も温まります。

・鮎の背越し
ザクザクした細かい氷の中に
隠れているのは、解禁直後の高津川の鮎。
若い鮎だから、骨も柔らかく中骨ごと輪切りに
して頂きます。
質の良い鮎の貴重なお料理です。

氷で締まった鮎を島根県の石州和紙の上で
水を切り、茗荷と一緒に頂きます。

これまた皆んな大興奮でした!

いよいよこちら

・焼き鮎

2尾いただけるのですが
焼き立てを提供くださるので
1尾食べている時に次の鮎を焼いて
食べ終わり頃に熱々が供されます。

鮎の香りと焼き上がりの香ばしさが
鼻腔をくすぐります。
これを楽しみに訪れたので
口福感満載です。

ちなみに炭火ですと鮎に余計な香りがつくので
美加登家さんは
ガス焼きです。

・にがうるか、こうるか、(このわた)
一年発酵のにがうるか、
卵と白子の塩漬けで作る子うるか
こちら苦手な方用に選べる、このわたもあります。

うるかも、このわたも両方お願いしました。

コクの増した熟成うるかに
白米が欲しくなりますが
なによりよく合うのは、お酒ですよね!
ノンアルな私すら、日本酒をお供にしたくなりました。

・うるか茄子、白米
うるかを使い甘く炊いた茄子は
馥郁たる香りを放ち、ここにきて再度食欲を増していきます。
白米には、濃厚に旨味を含んだ煮汁を掛けて
余す事なくいただけます。

・酢の物

ここで少しサッパリと。
胡瓜やミニトマトと一緒に。

・揚げ物

鮎をうるかや白味噌で味付けて
そのまわりはサーターアンダギーの様なザクザク感ある衣に仕上げた揚げ物。

京都は緒方さんで8年修行し
実家に戻られた息子さんが
その揚げ物を和紙に包み手渡しで供してくださいます。

久しぶりにお会いする息子さんは
更に立派になられてました。

それにしても久々の再会に盛り上がりました!

・鮎ごはん

出汁のしっかり染みたお米と鮎のほぐし身を
少し混ぜながら
一気に食べ進めて。
いよいよ食事も終わりに近づき
惜しみながら味わいます。


・白味噌の留椀

優しく濃厚な白味噌と鮎のお椀です。
これが食事の最後の鮎、名残惜しい!笑

・デザート

しっかりと漬かった梅は
良い塩梅。
かき氷の中にゴロリ隠れています。
最後は鮎以外で終わります。

相変わらず穏やかな大将とにこやかな女将
そして6月からは逞しくなって修行から戻られた息子さんが加わり
幸せ溢れる力強さ増した美加登家さん。

良いタイミングで再訪出来ました!

ご馳走さまでした^ ^


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2024/08/09 更新

1回目

2020/09 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

島根県で日本最高峰の鮎のフルコースを食す

ここ、島根県に
鮎を食べに行って参りました。

とはいうものの
気軽に鮎を食べに行く距離ではありません。
東京からでしたら、飛行機で萩石見空港へ。
そこから車で30分位。

電車なら、最寄り駅JR山口線の
日原駅から1.5キロ程度。
ただ、本数は多くありません。

その日は京都から新幹線で向かう流れでしたので
新山口駅で下車し
マイクロバスにて向かいました。

京都では、こちらの息子さんが
緒方さんで修行をされており
お食事に伺いお世話になっておりまして
何年か越しで、ようやく美加登家さんに訪問となりました。

そんな経緯を合わせて
息子さんに、お世話になっている旨を伝えつつ
美加登家さんへ予約と、移動について相談しました。

人数としても、7〜8名で訪問であり
価格的にも丁度いいジャンボタクシーを
ご存知か相談しますと
お知り合いの観光会社さんをご案内くださり
有難い事に、マイクロバスを手配できました。

新山口駅と美加登家さんの往復は
長旅になりますが、
苦にならずに移動出来たのが嬉しいです。

到着しますと
旅館だったその雰囲気は
昭和の風情を残した、趣あるお店となっており
期待が膨らみます。

2階へ案内をされ、テーブルに着きます。
お料理がスタートしますと
新橋に在った、鮎正さんを思い出します。
気付けば、その話にもなりました。

内容は以下
■うるか、白子、真子塩漬け
■にがうるか
■鮎のあらいには、白子も
■鮎と冬瓜のお椀
■鮎の塩焼
■お友達の注文した鮎酒の写真も有ります
■うるかで煮た茄子
■鮎ご飯
■鮎のうるか味噌揚げ
■鮎の酢の物
■鮎の白味噌椀
■銀杏餅

高津川の天然鮎、素晴らしい味わいでした。
やはり普段中々食べる機会がない
お料理も、鮎専門店ならでは。
9月の落ち鮎の時期でしたが
やはり、稚鮎の6月にも訪問してみたいですね。

こちらでは、スッポンのコースが9月だけあり
予約も直ぐ埋まってしまいます。

建物の旅館客室だった部屋を見せて頂きながら
スッポンの居る池も見られますので
ぜひ覗いてみてくださいね。

色々お世話になり、楽しい訪問でした。
ご馳走さまでした^ ^

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  • 鮎の塩焼き

  • 鮎の塩焼き

  • 鮎のあらい、白子

  • 鮎酒

  • 鮎と冬瓜のお椀

  • うるか

  • うるかで煮た茄子

  • 鮎御飯

  • 酢の物

  • 味噌揚げ

  • 白味噌椀

  • 銀杏餅

  • 高津川の天然鮎

  • 旅館の文字はありますが、今は旅館営業を終えており、食事のみとなります。

  • 外観

2023/02/22 更新

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