「イタリアン」で検索しました。
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食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2025 選出店
広尾、恵比寿/イタリアン、イノベーティブ、パスタ
2025/08訪問
1回
銀座の煌めきと共に味わう贅沢ディナー
2025/09訪問
1回
一皿ずつが、記憶に染みる洋の物語
2025/07訪問
1回
知性と五感を解き放つ、光と緑に包まれた大人の聖域!
2025/10訪問
1回
朝の一杯から夜の一皿まで、都心に息づく憩いのオアシス。
2025/10訪問
1回
美味しい肉とチーズが誘う、御茶ノ水の隠れ家
2025/06訪問
1回
都会のオアシスで味わう、コスパ抜群のイタリアン
2024/02訪問
1回
飲み放題ワインと本格イタリアン、自由が丘で紡ぐ至福の時間!
2025/06訪問
1回
豊富なメニューに、どれも味付け最高!絶品イタリアン
2025/01訪問
1回
全部が美味しい!生肉好き必見の五感で食べるステーキハウス
2024/11訪問
1回
10月も終わりに近づく土曜の午後。 少し冷たい風が街の合間を抜け、秋の深まりを静かに告げている。曇り空の下、金木犀の香りが漂い、肌に触れる空気は少しひんやりとして心地よい。休日とあって人々はゆったりとした足取りながらも、薄手の羽織りをまとい、季節の移ろいを肌で感じている。 いつの間にか、街の風景は鮮やかな夏の名残を薄め、淡い色合いへと変わっていた。 静かな午後、何気ない一瞬の中に秋の深まりが染み渡っていくようだった。 日本橋駅B4出口から直結した、日本橋高島屋s.c.新館6Fのレストラン街にあるお店。 こちらのお店では、イタリアンでありながら料理とともに日本酒「新政」を楽しむことができる。 酒匠がいらっしゃるお店ということもあり、希少な新政を置いてあるようだ。 新政の豊かな風味が、シェフ自慢のイタリアン料理と絶妙にマリアージュし、特別な食体験が出来る。 ◇生ハムとチーズ、ゼッポリーニ盛り合わせ イタリアの風土が詰まった一皿。 まず、生ハムをグリッシーニに巻き付けていただく。洒落た食べ方だなぁ。 薄さと脂の滑らかさが秀逸で、塩気がきりりと効いた瞬間に、口の中で香りがふわりと広がる。イタリアの陽光を思わせるその豊かな旨みが、次なるチーズへの誘いとなる。 そのチーズは3種ある。 ストラッキーノは、口どけが柔らかく、甘みと酸味のバランスが非常に良く、まるでミルクそのものを頬張っているかのような清々しさがある。 ストラッキーノとは“疲れた牛の乳から作ったチーズ”という意味で、夏に放牧し、山の美味しい牧草を食べた牛が秋になって麓に下りてくる、その長旅から帰って疲れた牛たちという訳らしい。 乳酸が適度に溜まった牛の乳は美味いのだな。 続くグラナパダーノは対照的に、力強いコクとほのかな塩気が、熟成の深みを見せつけるよう。 そしてモッツァレラは、言わずと知れたイタリアの宝石。そのしっとりとした舌触りとミルキーな甘みが、どこか懐かしくも新鮮な余韻を残す。 そしてゼッポリーニは、一口で海風が頬を撫でるような感覚に包まれる逸品。 外はカリッと香ばしく、中はもっちり。青のりの磯の香りがふんわり広がり、素朴ながらも奥行きある味わいがクセになる。 ◇フォカッチャディレッコ(スペチャーレとマルゲリータトッピング) イタリア・リグーリア州のレッコという町の郷土料理であるフォカッチャディレッコ。 この料理をいただけるのは都内で3店舗ほどしかないとのこと。 薄く焼き上げられた生地が主役の一品。 プレーンは、素朴ながらも噛むたびに小麦の香りとオリーブオイルの豊かな風味が広がり、シンプルゆえの美しさを感じさせる。 一方でマルゲリータトッピングは、焼き立てのトマトの酸味とチーズのミルキーなコク、バジルの濃厚な風味が生地に溶け込み、シンプルな生地に華やかな彩りを添える。 口に運ぶごとに、イタリアの陽気な風景が浮かび、プレーンとマルゲリータのコントラストが味覚に心地よい変化を与えてくれる。 ◇ローマ風カルボナーラ 生クリーム不使用、卵、ペコリーノ・ロマーノ、パンチェッタ、黒胡椒のみで構成されるシンプルさが、素材の力強さを引き出す。 最初の一口から卵の滑らかなコクと、ペコリーノの塩気が混然一体となり、絶妙なバランスで舌を包み込む。パンチェッタの脂がじわりと溶け出し、黒胡椒の刺激が味に鋭さを加え、噛むごとに異なる表情を見せる。 シンプルでありながら豊かな味わいに、ローマの職人気質が垣間見える一皿。 ◇ミルクアイス 濃厚なミルクの風味が口の中に広がり、まるで新鮮な生乳そのものを味わっているかのような贅沢さを感じる。 一口ごとにクリーミーな舌触りが感じられ、優しい甘さがほのかに香る。 素材の質が際立つこのデザートは、シンプルでありながら、ミルクの真髄を楽しませてくれる一皿。食後の余韻を一層深める、至福のデザートである。 イタリアの郷土料理をいただける素晴らしいお店でした。 是非また伺わせていただきます。 ご馳走様でした。
2024/10訪問
1回
イタリアンの先にある、想像を超えるひと皿