・利用規約に違反してしまいました
生ビールが不味い店がありまして、ビールサーバが汚れているのでは?と言った内容を書きました。するといつの間にか下書きになってしまい、何回か公開しても下書きになってしまう。なんだろうと思いPCで確認すると、色々注意書きが表示されていました。口コミガイドラインの違反内容に抵触していたため、運営側により下書き設定へ移行されていたのです(スマートフォンだとそれが見えないので、下書きになる意味がわからなかった)。
確かにたまたまかもしれないし、料理がとても美味しいお店だったので該当箇所を削除し、再投稿したところ、やはり下書きに戻されました。口コミの後に、利用規約に抵触してしまったと事の経緯を書いたのが、再びガイドラインに抵触したのでした。うわー、規約に明記されてる!全くその通りで蛇足だ、と思い削除し、再投稿して今に至ります。
以上のように初めて利用規約に違反したのです。で、思うのは、良いか悪いかは別にして、運営は良く口コミを読んでいるなあ、という事。ビックリしました。何かNGワードでもあって自動検索で引っかかるのでしょうか。とにかく利用規約の徹底が食べログの特徴と言えると思います。
・Googleマップの口コミ機能
口コミサイトは数あれど、ついに巨人Googleのマップに口コミ機能がつきました。とうとう食べログがGoogleの資本力に負けるのか!と思ったのですが、Googleマップの口コミはまだまだ黎明期でカオス。例えば店の人の(と思われる)駐車ルールがルーズで星ひとつ、とかザラにあります。食べログの場合、利用規約でそのまんまの内容が禁止されているわけです。それを防ぐ意味でも食べログでは運営が全面に出て、利用規約の遵守を徹底しているわけで、今の所Googleと食べログの差別化が図られているようです。
また、Googleマップはレビューアーの評価が直接反映されてそうです。良さげな店は軒並み平均値が高い状態で、優劣がわかりにくです(例えば渋谷で美味しい店を探そうとしても、ほとんどの店が星4つでどれが美味しいのかわからない)。お店探しは今の所、食べログに一日の長でしょう(これも食べログがレビューアーにバイアスというか重み付けしてコントロールしているため)。
今後Googleがこのカオスを正すのか放置するのか見ものです。データが大きくなってからGoogleが解析し、コントロールするかもしれませんし、思想としてそのままやってくかもしれません(Googleほど多数のユーザーを持つサービスが口コミをやったことなんてないでしょうから実験として興味深いです)。
・Googleマップ 対 Appleマップと食べログ
ところでスマートフォンは主にGoogleのAndroid OSとAppleのiOSの二つに分けられます。特徴をざっくり解説すると、前者は自由。何やっても良い(winの理念に通じますね)。後者はAppleの制限があり、その囲いの中で使いやすさが提供されるわけです。
Googleマップの口コミは今の所コントロールなしの自由。玉石混淆。一方食べログは運営が口コミに関与し、ある程度コントロールしています。そしてなんと!2015年からAppleのiOS純正マップと食べログが連携しています。このタッグは実に面白い。食べログの徹底した口コミ管理とAppleの絶対コントロールな思想というのは相性が良いのかもしれません。
自由を特徴とするGoogleが口コミカオスを放置するなら、検閲が息苦しいレビューアーはGoogleマップへ移行。ということがあるかもしれません。で、食べログは平和でわかりやすく信頼性を高くすると。住み分けができると良いなあ、と思います。