Moon0417さんが投稿したヤマシロ(静岡/磐田)の口コミ詳細

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Moonのラーメン食べ歩き備忘録

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この口コミは、Moon0417さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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閉店ヤマシロ御厨/ラーメン、つけ麺、餃子

4

  • 夜の点数:4.7

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
4回目

2024/01 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

1月28日に幕を閉じる静岡県随一の名店。

2024年1月13日(土)

昨日は磐田駅で名古屋在住のラ女子と落ち合わせてこちらの店を訪問です。

こちらは名店である「渡なべ」から独立した店主が約11年前に開業した店です。

ただ、昨年末に突如Xで閉店の情報が告知され、最後の一杯を堪能すべく2人で急遽スケジュールを調整した上で訪れた次第です。

尚、告知以降は混み合っていると聞き、開店の2時間以上も前に到着したものの、記帳表には既に8組15名が記名済みの状況です(滝汗)

記名してから開店を待つ間に相談した結果、我々は「叉焼麹味噌らーめん」と「味玉叉焼つけめん」をシェアし食べる事としました。

そして、開店と共に順次店内に案内され、目当ての食券を購入してから席に着いて暫し待っているとラーメンとつけ麺が到着です。

既にレビュー済みである事から今回は詳細な説明を省きますが、最早パーフェクトと言っても過言ではない洗練された品々でした。

こちらのラーメンやつけ麺では何れも山椒が巧妙に効いていて、それが唯一無二でいて揺るぎない個性を与えている様に感じます。

また、こちらの名物である焼豚に至っては、日本一と言っても遜色のない他店とは一線を画す出来栄えです。

焼豚とは信じ難いほどの柔らかな仕上がりであり、尚且つ肉汁が豊富に保たれながらも豚脂から来るしつこさは全く以て皆無です。
  
この味が途絶えてしまうのは極めて勿体無いとは思うものの、何時か再び食べれる事を願いつつ気長に復活を待ちたいと思います。

ご馳走さまでした。

2024/01/14 更新

3回目

2023/11 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

パワフルさと洗練性を見事に兼ね備えた唯一無二の醤油つけ麺。

2023年11月11日(土)

本日は名古屋在住のラ女子からの要望でこちらの店を訪問です。

こちらは私の中では大のお気に入りの店であり、ラ女子からの誘いを口実に「つけめん」を試そうと密かに目論んでいました(笑)

開店45分前に到着すると、意外にも店頭の記帳表には誰の名も記されていない状況です。

開店と共に店内に案内され、私は「叉焼つけめん」の食券を購入すると、ラ女子も「味玉叉焼つけめん」の食券を購入しました。

そして、食券を渡すと麺量を尋ねられた為、2人共「1.5玉」と伝えてから席に着くと待つ事8分ほどで待望のつけ麺が到着です。

手揉みで縮れた太麺は冷水で締められていて、その上には短冊状に切られたチャーシューが乗っています。

一方、醤油の色味を強めに帯びた清湯スープの中には細切りのメンマやシメジと共に刻みネギやアオサ海苔が仕込まれています。

先ずは麺を食べてみると、多加水寄りの太麺が若干硬めに締められていて、緻密な歯応えと共に瑞々しい小麦の風味を感じます。

次にスープを飲んでみると、強めな甘辛酸に加えて山椒の風味が効いていて、尚且つ醤油感も強めな割には出汁感が見事に保たれています。

出汁はラーメン同様に鶏や豚の動物系に乾物魚介と思われますが、鶏が前面に現れる背後で豚や魚介がさり気なく奥行きを構築しています。

総じて言うと調味料やスパイスが支配的な構成ではあるものの、出汁の旨味が圧される事なく味わいに分厚い層を与えている様に感じます。

とは言え、各々のパーツが強いと味わいが尖りがちではあるものの、寧ろ甘味や酸味を強める事で塩味やスパイスの角が丸められています。

そして、平打ち麺をスープに漬けつつ食べてみると、麺帯にスープから熱や塩味が伝わる事で小麦の甘味が飛躍的に膨らみを増す印象です。

尚、チャーシューに関しては過去のレビューでも散々記しましたが、焼豚の中では最高峰と言っても遜色のない極めて秀逸な仕上がりです。

食べ終えた感想ですが、過去に食べたメニューにも優る独創的な味わいであり、尚且つバランスが見事に計算された洗練極まる一杯でした。

今後も時間が許す限り訪れると共に、私の中では極めて甲乙付け難い「つけめん」と「麹味噌らーめん」を交互に堪能したいと思います。

ご馳走さまでした。

2023/11/12 更新

2回目

2023/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

巧みなスパイス使いが独特なフックを生み出す中毒性に満ちた味噌ラーメン。

2023年1月14日(土)

一昨夜は横浜に帰る途中で寄り道をしてこちらの店を訪問です。

こちらは「渡なべ」の創成期を支えた腕利きの店主が営む人気店です。

尚、今回の目当てはTRY全国版で紹介されていた「麹味噌らーめん」です。

開店25分前に到着すると、記帳表には2名の名前が記されている状況です。

開店と共に店内に案内され、目当てである「麹味噌らーめん」の食券を購入しました。

そして、食券を渡して着席すると、待つ事16分ほどで待望のラーメンが到着です。

濁った味噌スープは薄茶色を帯びていて、縮れた太麺の上にはチャーシュー、炒めたモヤシとキャベツ、メンマが乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、熟成感を帯びた味噌の味わいと共に、輪郭を鋭利に保ったスパイスの風味が口の中に広がります。

味噌ダレは幾分控えめではあるものの、麹味噌の持つコクや甘味が鮮明に映し出されている印象です。

一方、山椒や生姜が結構強めに効いていて、尚且つ仄かな唐辛子の辛味によってスパイスの風味がさり気なく縁取られています。

ただ、スパイスが鮮烈に効いているにも関わらず、過度な刺激を伴う事なく極めてスッキリとした味わいに仕上げられています。

総じて言うと、味噌を抑えつつスパイスの存在感を高める事で、スープの味わいに見事な広がりを生み出している様に感じます。

次に麺を食べてみると、多加水寄りの太麺が適度な硬さに茹でられていて、瑞々しい弾力と共に鮮やかな小麦の風味を感じます。

最初はスープの絡みに欠ける様な気がしたものの、食べ進めるに連れて絡みが増すと共に小麦の甘味が次第と膨らみむ印象です。

次にチャーシューを食べてみると、吊るし焼きで仕上げられた豚肩ロースが厚めにスライスされています。

肉質は俄に信じ難いほど柔らかく仕上げられていて、噛み締めると仄かに薫香を帯びた赤身の旨味が舌にパワフルに伝わります。

前回食べた時も感じた事ではあるものの、こちらの焼豚は日本随一と言っても過言ではないほど極めて素晴らしい仕上がりです。

食べ終えた感想ですが、TRY全国版にも記されていた通り他店とは一線を画す独創的な味噌ラーメンでした。

スパイスを巧みに使い熟す事で独特なフックを与えていて、一度食べると病み付きに陥り兼ねない中毒性に満ちた味わいでした。

改めて訪れる機会があれば、次回は日本随一の焼豚を贅沢に増した「叉焼麹味噌らーめん」を是非堪能してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

2023/01/16 更新

1回目

2022/10 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

[名店ファイルNo.31]燻し銀の職人が丁寧に作り上げた極めて独創的な一杯。

2022年10月29日(土)

昨夜は前々からの念願であったこちらの店を初訪問。

店主である「山本裕一郎」氏は荻窪の老舗である「春木屋」で修行した後に高田馬場の「渡なべ」で長らく店長を務めた腕利きの職人です。

私も前々からこちらの訪問を画策してはいたものの、夜のみの短い営業である事から中々と訪れるタイミングを図る事が出来ませんでした。

一方、今月初旬に発売された「TRY全国版」では、私が注目していた「黒辛醤油そば」ではなく「麹味噌らーめん」が紹介されていました(汗)

道中何方を食べるか悩んだ結果、今回は初志貫徹で「叉焼黒辛醤油そば」を試す事としました。

開店40分前に到着すると、店頭の記帳表には1名のみの名前が記載されている状況です。

開店と共に店内に案内され、先ずは目当てである「叉焼黒辛醤油そば」の食券を購入しました。

そして、食券を渡すと細麺或いは太麺の選択を尋ねられた為、今回は「太麺」で注文すると席で待つ事16分ほどで待望のラーメンが到着です。

漆黒色のスープには厚い油膜が浮いていて、縮れた極太麺の上にはチャーシュー、メンマ、キクラゲ、山椒を配った刻みネギが乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、醤油の主張は思ったより控えめである反面、山椒や唐辛子のスパイシーな風味と共に円やかな酸味を感じます。

出汁は鶏主体の動物系に乾物魚介と思われますが、魚介の風味が前面に出ながらも動物の旨味が味わいに確固たる土台を与えている印象です。

また、慎重に味わうと微かに昆布らしき気配を感じるものの、スパイスが障壁となって断言に至るほど明確に感じ取る事は出来ませんでした。

尚、乾物魚介には魚介節と煮干しが共に使われている気がするものの、私個人的には魚介節の方が圧倒的に味わいを占めている様に感じます。

一方、酸味が強い割には醸造酢が使われた形跡が希薄ではあるものの、醤油や乾物魚介の酸味にしては些か目立ち過ぎである様な気もします。

また、浮いた油分からは微かに鶏油らしき気配を感じるものの、大半は恐らくマー油のベースであるクセの無い植物油であると推測されます。

総じて言うと、山椒や乾物魚介の風味に円やかな酸味が重なる事で、スープの味わいに極めて独特なフックが生み出されている様に感じます。

次に麺を食べてみると、多加水寄りの極太麺が適度な硬さに茹でられていて、噛み締めると強靱なコシと共に小麦の瑞々しい風味を感じます。

そして、縮れた麺にはスープが潤沢に絡み込み、噛み締めると小麦の甘味が加わる事でスパイスの輪郭が一段と鮮明に浮かび上がる印象です。

次にチャーシューを食べてみると、脂身が豊富な豚肩ロースの焼豚が極めて厚めにスライスされています。

肉質は繊維が解される事で柔軟な弾力を与えていて、噛み締めると薫香を帯びた赤身の旨味と共に脂身のコクや甘味が舌に存分に伝わります。

調理の様子を見てみると、チャーシューを1枚づつ包丁で押し潰していた事から、この工程を加える事で繊維質が解されていると推測されます。

手間を加える事で一段と食べ易く仕上げられていて、こちらのチャーシューを絶賛する方が多いのも納得出来る極めて素晴らしい味わいです。

食べ終えた感想ですが、独創的でいて病み付きになりそうな中毒性を孕んだ味わいである様に感じました。

山本氏は「渡なべ」の厨房を任されていたとの認識ですが、この一杯からは修行を重ねたかの様な「渡なべ」らしさがヒシヒシと伝わります。

改めて訪れる機会があれば、次回はTRYで紹介されていた「麹味噌らーめん」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

2022/11/07 更新

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