8回
2024/05 訪問
盛況振りに全く衰えを見せないTRY新店王者。
2024年5月18日(土)
昨日はラー娘と最寄り駅で落ち合ってこちらの店を訪問です。
今更言うまでもなく、TRY新店部門で王者に輝いた超人気店です。
尚、私単独では約半年振り、彼女とは約1年振りの訪問となります。
開店1時間13分前に到着すると、店外では4名の先客が開店待ちの状況です。
因みに、開店直前には待ち客の列が25名程度にまで伸びていました(汗)
開店と共に順次店内に案内され、定番である「ワンタンメン(塩)」の食券2枚と共に彼女の希望で「味付玉子」の食券を購入しました。
すると、席で待つ事概ね10分ほどで久々となるラーメンと御対面です。
先ずはスープを飲んでみると、前回に比べタレの塩味が幾分尖り気味であり、尚且つ出汁の乳化が若干ながら緩め寄りである様な気がします。
また、豚骨のゼラチン質が出汁の基軸を担う反面、白胡椒の風味が障壁となる事から魚介の存在は相変わらず舌に極めて伝わり難い印象です。
尚、その他については以前と大差が無い事から、詳細に関しては過去のレビューをご参考下さい。
食べ終えた感想ですが、乳化が和らぐ事で塩味の角が若干際立つものの、この程度塩っぱくした方が寧ろ中毒性が一段と増す様な気もします。
因みに、船越先生からは今回も「お久しぶりです」と言われた事から、今後はせめて3ヶ月毎程度までペースアップを目指したいと思います(笑)
ご馳走さまでした。
2024/06/17 更新
2023/11 訪問
今年の新店の中ではダントツの人気と完成度を誇る新人離れした実力店!
2023年11月3日(金・祝日)
昨日は不意に思い立って約7ヶ月振りにこちらの店を訪問です。
こちらは高田馬場の名店である「渡なべ」出身の店主が今年1月に開業した店です。
そして、先月に発刊された最新のTRYでは新店部門で堂々の1位を獲得しています。
尚、こちらは15時までに到着すれば確実に食べれるとの事から、今回は敢えてピークを外した遅めの時間を狙って訪れてみました。
ただ、14時30分に到着した所、目論見は外れ店外には25人もの先客が入店待ちの状況です(滝汗)
並ぶ事1時間14分で店内に案内され、定番である「塩ワンタンメン」の食券を購入しました。
そして、席に着いて食券を渡すと、待つ事6分ほどで久々となるラーメンが到着です。
一見する限りでは外観に殆ど変わりはなく、実際に食べた印象も前回食べた時と概ね同様です。
強いて挙げるならば、動物感が若干落ち着くと共に白胡椒の風味やタレの塩味が幾分ライト寄りに抑えられている様な気がします。
とは言え、どのジャンルにも属さない唯一無二の一杯であり、尚且つ極めて素晴らしい味わいである事に何ら変わりはありません。
自宅からのアクセスや行列を理由に間が空いてしまいましたが、今一度気合いを入れ直して訪問の頻度を上げてみたいと思います。
ご馳走さまでした。
2023/12/22 更新
2023/04 訪問
1ヶ月振りの訪問。
2023年4月8日(土)
昨日はずっと行きたがっていたラー娘を連れてこちらの店を訪問です。
尚、私は1月のオープンから約3ヶ月間で既に5回目の訪問となります(汗)
開店1時間前に到着すると、店の前では既に12名の先客が開店待ちの状況です。
開店から35分ほどで店内に案内され、先ずは「ワンタンメン(塩)」の食券2枚を購入しました。
そして、指定されて席に着いて食券を渡すと、待つ事6分ほどで待望のラーメンが到着です。
因みに、次の2人組が入れる様に席を移動した所、船越先生からサービスで味玉を頂きました(笑)
先ずはスープを飲んでみると、以前と変わらず独創的でいて見事に研き上げられた味わいです。
鶏豚牛を巧みに扱う事で旨味の層に厚みが構築されていて、尚且つ仄かな白胡椒の風味が味わいに独特なフックを与えています。
一方、今までは全てのチャーシューが焼豚でしたが、今回は密かに1切れのみが煮豚に変更されていました。
肉質はパサ付く事なくトロリと仕上げられていて、幾分強めな醤油ダレの風味と共に脂身のコクや甘味が舌に鮮明に伝わります。
最後に味玉を食べてみると、半熟の黄身は幾分固めに仕上げられていて、甘めな醤油ダレが黄身のコクを巧みに際立てています。
食べ終えた感想ですが、相変わらず素晴らしい味わいではあるものの、並びは落ち着く所か日々激しさを増している気がします(滝汗)
私1人で遥々横浜から訪問する場合は、やはり夕方から始まる変則営業のタイミングを狙って訪れた方が無難なのかも知れません。
ご馳走さまでした。
2023/04/09 更新
2023/03 訪問
そろそろペースを考えないと・・・(汗)
2023年3月4日(土)
土曜はラー娘と喫茶店で休憩してから1人でこちらの店を訪問です。
この日も16時30分からの変則営業であり、開店50分前に到着すると既に3名の先客が開店待ちの状況です。
尚、近隣では大きな火事があった様ですが、騒然とした状況の中で私を含むラヲタ勢は何事も無かったかの様に並んでいました(汗)
そして、船越先生も何事も無かったかの様に新たに作った看板を店内から出して黙々とセットしていました。
その後、定刻と共に店内に案内され、席に着いて「ワンタンメン(塩)」の食券を渡すと待つ事6分ほどでラーメンが到着です。
毎回と同様に素晴らしい味わいではあるものの、強いて挙げるとこの日のスープは前回より幾分ライト寄りであった気がします。
尚、某記事によると魚介が使われている様ですが、知った上で味わっても尚胡椒の風味が障壁となって魚介の気配は一向に感じられません(汗)
醤油では明らかに感じる魚介の風味が塩では感じられない事から、恐らく魚介は出汁のみならず醤油ダレにも使われていると推測されます。
そして、4回目の訪問で初めて酢による味変を試してみた所、味わいが若干丸みを帯びると共に胡椒の風味が些か輪郭を増した様に感じます。
一方、辣油を入れると一転して味わいにパンチが生まれるものの、私個人的には調味料による味変は決してマストではない様な気がします。
この味の魔力にハマってしまい短期間で続け様に訪れたものの、そろそろ一旦ペースを落とすと共に他の新店巡りを再開したいと思います(汗)
ご馳走さまでした。
2023/12/22 更新
2023/02 訪問
私はやはり塩が好みです。
2023年2月26日(日)
本日は再び「塩」を食べるべく3日振りにこちらの店を訪問です(笑)
暇に任せて開店1時間40分前に到着すると、当然の事ながら店外に先客は誰も見当たらない状況です。
尚、今回はフルで堪能すべく「チャーシューワンタンメン(塩)」と共に「ビール(小瓶)」の食券を購入しました。
実際に食べた結果、流石に初回より若干インパクトは薄れるものの、再び食べても尚感動を覚える独創的でいて素晴らしい味わいでした。
また、本日も16時30分からの変速営業でしたが、横浜在住の私には朝早く向かう必要も無く帰宅が遅くもならない好都合な時間帯です(笑)
ただ、フル仕様を堪能するには私のキャパシティーが足りな過ぎて、全て食べ終えて店から出た時点で既に腹パン状態に達していました(※この一杯が本日1食目です)
尚、私はこの味わいに病み付きつつある事から、今後も時間が許す限り訪れて「塩」を食べたいと思います。
ご馳走さまでした。
2023/12/22 更新
2023/02 訪問
気になっていた醤油味を試すべく早くも再訪問!
2023年2月23日(木・祝日)
昨日は約3週間前に訪れたばかりであるこちらの新店を再訪です。
前回食べた塩味が素晴らしかった事から、醤油味が気になって間を空けずに訪れました。
尚、当初はラー娘と一緒に訪れる予定でいたものの、急遽夕方からの変則営業となった事から彼女とランチを食べた後に1人で訪れました。
開店の1時間40分前に到着すると、当然の事ながら待ち客は誰も見当たらない状況です(笑)
定刻に開店すると共に店内に案内され、先ずは「チャーシューメン(醤油)」の食券を購入しました。
そして、一番奥の席に着いて食券機を渡すと、待つ事7分ほどで待望のラーメンが到着です。
濁ったスープは仄かな醤油の色味を帯びていて、縮れた太麺の上にはチャーシュー、小松菜、ナルト、海苔、粗切りのネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、軽めでいて円やかな醤油の風味や塩味と共に、重厚でいて膨らみに満ちた出汁の旨味が口の中に広がります。
他の方々のレビューでも指摘されていた通り、前回食べた塩味では殆ど感じなかった乾物魚介の風味が醤油味では明らかに存在しています。
とは言え、乾物魚介は決して自らの存在を主張し過ぎる事なく、あくまでも動物系の分厚い旨味にさり気なく奥行きを与えている程度です。
一方、醤油の風味が新たに加わる事で、前回食べた時に感じた牛骨の風味や白胡椒で与えたアクセントが些か失われている様な気がします。
既に塩味を食べていた事から牛骨の気配を察知出来たものの、先に醤油味を食べていたら牛骨の存在にすら気付かなかったかも知れません(汗)
次に麺を食べてみると、手揉みで縮れた太麺が適度な硬さに茹でられていて、モチモチとした歯応えと共に瑞々しい小麦の風味を感じます。
尚、前回も感じた事ではあるものの、食べ進めるに従いスープの馴染みが増す事から、加水は思ったほど高め寄りではない様な気がします。
次にチャーシューを食べてみると、吊るし焼きで仕上げられた豚腿肉や豚肩ロースと共に豚バラ肉の焼豚が不揃いな厚みに切られています。
豚腿肉や豚肩ロースの仕上がりは前回と概ね違いはないものの、強いて挙げるならば醤油ダレの染み具合が若干控えめである様に感じます。
一方、豚バラ肉は「チャーシューメン」のみで提供される様ですが、他の焼豚に比べると明らかに薫香を鮮明に帯びている様な気がします。
食べ終えた感想ですが、私個人的には前回食べた塩味の方が断然自分の好みである印象を抱きました。
こちらの特徴である牛骨と白胡椒によるフックは、寧ろ醤油を重ねない方が一段と際立つ様な気がします。
尚、前回訪れた時に比べて行列が若干和らいでいた事から、次回こそはラー娘と一緒に訪れると共に塩味を今一度試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。
2023/12/22 更新
2023/02 訪問
個性と技術がズバ抜けた脅威的な新店!
2023年2月4日(土)
本日は間違いなく今年一番の目玉であるこちらの新店を初訪問。
こちらは「渡なべ」で13年勤め上げた「船越先生」が独立開業した店です。
尚、船越先生は「渡辺樹庵」氏から公認を与えられた5番弟子との事です。
ただ、現時点では夜営業がなく、尚且つ日曜休みが続いた事から、気合いの入ったラヲタ勢から相当出遅れての訪問です(汗)
ラーメン好きたる者、殆どの店が営業している土曜の昼間に人と約束を入れてはならない事を改めて思い知らされました_| ̄|○
開店41分前に到着すると、店の前では既に10名の先客が開店待ちの状況です。
ただ、その後一気に来客が続き、開店時には列が33名にまで伸びていました(滝汗)
開店から30分ほどで店内に案内され、先ずは「ワンタンメン(塩)」の食券を購入しました。
そして、席に着いて食券を渡すと、待つ事5分ほどで待望のラーメンが到着です。
スープは清湯と白湯の中間的な濁り具合で、縮れた中太麺の上にはチャーシュー、ワンタン、メンマ、ホウレン草、刻みネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、適度に効きつつも角が落とされた塩味と共に、重厚でいて奥行きに満ちた出汁の味わいが口の中に広がります。
出汁は動物系が主体と思われますが、自ら味わう限りでは鶏や豚に比べて牛が幾分際立っている印象です。
とは言え、全ての旨味が打つかる事なく渾然一体と纏まる事で旨味の層に厚みを与えている様に感じます。
また、スープからは極自然でいて仄かな甘味を感じるものの、昆布や野菜と言うよりは寧ろ牛脂の甘味に限りなく似ている様な気がします。
一方、豊富なゼラチン質がスープに微かな粘度を与えていて、尚且つ仄かに介在する白胡椒の風味が味わいに独特なフックを与えています。
次に麺を食べてみると、手揉みで縮れた中太麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めると緻密な歯応えと共に鮮明な小麦の風味を感じます。
そして、中太麺には粘度を帯びたスープが存分に絡み込み、噛み締めると凡ゆる風味が入り混じる事で味わいに著しく膨らみが増す印象です。
次にチャーシューを食べてみると、吊るし焼きで仕上げられた豚腿肉や豚肩ロースと思しき焼豚が些か不揃いな厚みに切り落とされています。
焼き上げられた赤身は靱やかな弾力を保っていて、噛み締めると幾分強めに効いた下味と共に凝縮された肉質の旨味が舌に存分に伝わります。
次にワンタンを食べてみると、豚挽肉を主体とした少量の餡が薄め且つ広めな皮で緻密に包み込まれています。
挽肉餡は肉汁に満ち溢れてはいるものの、仄かに効いた生姜の風味が脂質の重みを和らげると共に味わいにさり気ない清涼感を与えています。
食べ終えた感想ですが、確かな技術のみならず個性を重んじる渡辺樹庵氏の理念が存分に継承された唯一無二でいて素晴らしい味わいでした。
名店である「渡なべ」で13年間も勤め上げ、尚且つ樹庵氏に「先生」と言わしめている時点で技術力に関しては何らサプライズはありません。
ただ、個性は技術だけで出せる訳ではなく、正直言ってここまでオリジナリティーに満ちたラーメンが出て来るとは思ってもみませんでした。
新年が始まったばかりのタイミングでこう言うのも何ですが、このクオリティーを超える新店が今年現れる可能性は皆無に近い様に感じます(汗)
尚、食べ終えてから店を出ると、店外では開店時と変わらず35名もの待ち客が長蛇の列を成していました。
改めて訪れる機会があれば、次回は「醤油中華そば」を是非試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。
2023/02/04 更新
2025年2月7日(金)
昨日はラー娘と最寄り駅で待ち合わせこちらの店を訪問です。
こちらは豚骨魚介系の発祥である「渡なべ」の厨房を長らく仕切っていた船越先生が約2年前に立ち上げた店です。
12時丁度に到着すると、店内外併せ約20名の先客が空席待ちの状況です。
外待ちの先頭に達した時点で店内に案内され、先ずは「塩中華そば(麺少なめ)」の食券2枚を購入し、尚且つ彼女は追加で「味付玉子」の食券を購入しました。
そして、並び始めてから58分ほどで空席に案内され、着席すると僅か3分足らずで久々のラーメンと御対面です。
尚、船越先生からは最近スープをマイナーチェンジしたとの説明を受けました。
先ずはスープを飲んでみると、前回に比べ塩味の輪郭や白胡椒の風味が増していて、尚且つ前回までは希薄であった魚介の存在感が一段と際立っている印象です。
開業時から塩角が徐々に丸められている気がしたものの、今回のスープでは塩味の尖りが開業時のレベルまで戻されています!
塩味が輪郭を現す事で開業当初の荒々しさが蘇ると共に、魚介の風味が一段と高まる事で旨味の層に更なる厚みが加わります。
次に麺を食べてみると、縮れた中太麺が若干硬めに茹でられていて、緻密寄りな歯応えと共に清々しい小麦の風味を感じます。
こちらの麺は小麦感が際立っていて、彼女も麺の出来栄えを常に絶賛していました。
そして、スープの塩味が増しているからか、硬めに茹でられた中太麺との相性が前回に比べ飛躍的に増している様に感じます。
尚、チャーシューは豚バラ肉の煮豚と豚肩ロースの焼豚であり、何れも柔らかでありながら肉質の旨味を完璧に保っています。
食べ終えた感想ですが、船越先生は「好みに合うかどうか」と弱気な弁でしたが、私個人的には寧ろ開業当時にも増して自分の好みにズバリと刺さる味わいでした。
今回は連食の予定である事からデフォルトを選択したものの、次回は「塩ワンタンメン」を是非とも堪能してみたいと思います。
ご馳走さまでした。