2回
2024/07 訪問
都内屈指の大人気店が満を持して横浜に進出!
2024年7月10日(水)
昨夜は会社から帰宅する途中に寄り道をしてこちらの店を初訪問。
中野坂上の本店(現在な休業中)は都内屈指の人気店であり、定期的にメニューを変えつつ期間を区切って提供するスタイルの店です。
因みに、現在は先月閉店したばかりの「初台店」で終盤まで提供されていた「牡蠣バターたまご麺」が引き続き提供されている様です。
18時18分に到着すると、店内の席は正に1席のみ空いている状況です。
先ずは「本日のラーメン」と「角ハイボール」の食券を購入し、着席すると1分ほどでハイボールとツマミのチャーシューが到着です。
尚、チャーシューは豚肩ロースの低温チャーシューであり、甘めな醤油ダレが塗られると共に燻煙のスモーキーな風味を帯びています。
そして、チャーシューを摘みつつ飲みながら待つ事10分ほどで目当ての一杯が到着です。
冷水で締められた平打ち麺はタレに浸されていて、上には卵黄が乗ると共に傍にはソースを配ったレンゲとレモンが添えられています。
先ずはタレのみを絡めつつ麺を食べてみると、多加水麺ならではのモッチリとした歯応えと共に瑞々しい小麦の風味や甘味を感じます。
尚、タレは色味が淡めな割には塩味の尖りを帯びている事から、何方かと言うと薄口醤油を主軸として構成されている様な気がします。
また、味醂等によって加糖された痕跡は至って控えめであり、尚且つ魚介節の風味と共に昆布由来と思しき微かなコクを帯びています。
次にソースを味見してみると、牡蠣の独特な風味と共にバターのコクが口の中に広がります。
とは言え、生クリームを加えホイップ状に仕上げられている事から、牛乳が苦手である私には些か乳感が強めである印象が否めません(汗)
そして、全てを混ぜ合わせて食べてみると、タレや卵黄が混ざる事で乳感は幾分薄まるものの、苦手意識のある私にとっては僅かに残された牛乳臭がどうにも気になってしまいます。
食べ終えた感想ですが、牛乳好きには絶賛に値する一杯と思われるものの、牛乳が苦手な私にとっては好みに刺さり難い味わいでした。
ただ、これはあくまでも自分の偏食から来る問題である事から、今回のレビューでは総合と味の採点を敢えて差し控えたいと思います。
ご馳走さまでした。
2024/07/15 更新
2024年12月1日(日)
本日は前回の訪問から約5ヶ月振りにこちらの店を訪問です。
尚、今回の目当ては本日から発売が開始された本店譲りの「牡蠣塩そば」です。
13時11分に到着すると、店内には若干ながら席が空いている状況です。
先ずは「牡蠣塩そば」の食券を購入し、着席すると7分ほどでラーメンが到着です。
薄らと濁りを帯びたスープには所々に油滴が浮いていて、艶やかな細麺の上にはチャーシューと共に牡蠣のアヒージョ、岩海苔、刻みネギが盛り付けられています。
先ずはスープを飲んでみると、適度でいて尖りの無い塩味と共に、牡蠣のインパクトに満ちた出汁の旨味が口の中に広がります。
出汁は恐らく鶏主体の動物系に牡蠣や昆布と思われますが、牡蠣の荒々しい風味が主体を占める背後で他の素材が味わいに揺るぎない奥行きを与えている印象です。
また、スープからはニンニクの鮮烈な風味が漂うと共に、それが牡蠣の風味と重なる事で味わいに確固たるパンチが生まれます。
以前に中野坂上の本店で食べた一杯に負けじと劣らず、牡蠣の粗暴な風味が雑味を伴う事なく見事なまでに引き出されています。
次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、ムッチリとした食感と共に鮮明な小麦の風味を感じます。
そして、麺にはスープが存分に絡み込み、牡蠣やニンニクのパンチが小麦の甘味と重なる事で味わいに飛躍的な膨らみが生まれます。
次にチャーシューを食べてみると、低温調理で仕上げられた豚肩ロースが薄切りにされています。
肉質は吊るし焼きを彷彿とさせる仄かな薫香を浴びていて、尚且つ味付けが控えめである事から赤身の旨味と共に脂身のコクや甘味が舌に鮮明に浮かび上がります。
また、アヒージョはきめ細かく挽かれた牡蠣の身がベースであり、麺に絡めつつ食べると牡蠣の旨味が増すと共に肝のビター感が加わる事で味わいに更なる広がりが生まれます。
一方、スープを吸った岩海苔を麺に絡めつつ食べてみると、磯の風味が加わる事で牡蠣一辺倒な味わいに巧みな清涼感が生まれます。
食べ終えた感想ですが、本店に一切負ける事なく牡蠣やニンニクによるインパクトが潔く強調された正しく感動に値する一杯でした。
一方、写真で見比べると「阿佐ヶ谷店」の一杯と僅かながら違いが見受けられる事から、改めて訪れる機会があれば「阿佐ヶ谷店」で販売されている一杯も試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。