この口コミは、Moon0417さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.7
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.7
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.7
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
[名店ファイルNo.68]佐賀ラーメンの源流を半世紀に渡り守り続ける名店中の名店。
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2024/12/14 更新
2024年12月14日(土)
本日は朝からレンタカーを借り念願であったこちらの店を初訪問。
こちらは佐賀ラーメンの源流である今は無き「一休軒」出身の店主が立ち上げた今年で50年目を迎える名店中の名店です。
開店1時間20分前に到着すると、店外に待ち客は誰も見当たらない状況です。
因みに、後客は10時半を過ぎた辺りからチラホラと現れ始め、開店直前の時点で待ち客の人数は20名にまで達していました。
記帳台が出てから記名を済ませ、開店と共に入店し「卵入り」の食券を購入しました。
そして、着席してから食券を渡すと、待つ事10分ほどで念願のラーメンと御対面です。
薄茶色に濁った豚骨スープは強めな粘度を帯びていて、細麺の上にはチャーシュー、生玉子、刻みネギ、海苔が乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、穏やかに効いた醤油ダレの風味や塩味と共に、重厚でいて円やかな出汁の旨味が口の中に広がります。
出汁は恐らくゲンコツ主体と思われますが、豚骨から滲み出たゼラチン質が嫌味な臭気を伴う事なく緻密に溶け込んでいる印象です。
また、ゼラチン質が豊富なスープであるにも関わらず、それに負けじと豚脂から来るコクや極自然な甘味が舌に力強く押し寄せます。
とは言え、脂質の発酵臭は希薄であり、尚且つゼラチン質で油っぽさが巧みに抑え込まれている事から、濃厚な豚骨のパワフル感に反しスッキリとした味わいに仕上げられています。
一方、タレは適度な塩味を与えつつも醤油感は弱めであり、尚且つ尖りが皆無である割には加糖された痕跡は微かに伝わる程度です。
次に麺を食べてみると、多加水寄りの細麺が柔らかめに茹でられていて、モッチリとした弾力と共に瑞々しい小麦の風味を感じます。
そして、嫋やかな麺には粘稠なスープが潤沢に絡み込み、その旨味が小麦の甘味と重なる事で味わいに柔らかな膨らみが生まれます。
次にチャーシューを食べてみると、小振りな豚バラ肉の煮豚が薄めにスライスされています。
赤身は極めて柔らかな仕上がりであり、尚且つ染みたタレの仄かな塩味が重なる事で豚脂のコクや甘味が舌に鮮明に映し出されます。
また、卵黄を麺に絡めつつ食べてみると、黄身のコクが加わる事で旨味に厚みが増すと共に味わいが一段と円やかに様変わりします。
一方、ネギを麺に絡めつつ食べてみると、ネギの鮮烈な風味が加わる事で豚骨一辺倒の重ためな味わいに清々しいキレが生まれます。
食べ終えた感想ですが、濃厚な豚骨に伴いがちな雑味が見事に除かれていて、完璧と言っても過言ではない秀逸極まる味わいでした!
多分、私の中では今まで至る所で食べた九州豚骨の中でも間違いなくダントツの味わいです。
改めて佐賀市内を訪れる機会があれば、こちらを再訪すると共にこの素晴らしい一杯を今一度心行くまで堪能してみたいと思います。
ご馳走さまでした。