9回
2024/10 訪問
地焼きの 鰻を 食べたーい♪…
となったら、私の場合はこちらのお店。1.5ヶ月振りの再訪となります。
この日は、親友と愉快な仲間たち合計6人の定例の懇親会です。前週には3人で懇親会していますが…。それに、今回もこちらの前回利用からあまり間は空いていませんが、今年最後の土用の丑の日である10月28日に近かったということで…。精をつけ過ぎかもしれません…。
予約してもらった17時に入店。この日は親子連れ1組8人のお客さんがいらっしゃいました。いつものテーブル席に着席。床の間の生け花も季節感があり、毎回楽しませてくれます。
この日も大将とお弟子さんの近藤さんに迎えていただきましたが、2人の師弟関係はビシッとした感じ。大将はコワモテですが、人情味があり意外と話好きですし、面倒見もよく、絶妙な関係に見えます…。後述しますが、今回は色々鰻の話を聞かせてくれました。
以降、食のレポートになりますが、全体的にほぼ同じです。と言いたいところですが、、今回は鰻を地焼き(関西風)でお願いしましたので、鰻の部分は異なります。
地焼きにしてくれることは知っておりましたが、今回が初めて。あのふっくらとした鰻の印象が良過ぎて、今まで冒険!?することができませんでした。
ちなみに、入店してからのお願いでも受け付けてもらえます。少し時間を要しますが、捌くところから調理しているので、大丈夫なんでしょうね。私が(言い出しっぺで)地焼きを希望したら、6人中3人が地焼きとなりました。
以降、食のレポートになりますが、(地焼き以外は)全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。それから、今回初めて伝票を見たので^^;、価格を記載させてもらいました…。
○「瓶ビール(税抜¥600)×4」アサヒ・麒麟・モルツから選べますが、いつもの通り、小さなグラスに瓶ビール(スーパードライ)でスタート。やっぱり、この組み合わせって、ビールの味を濃く感じる(すぐなくなる)気がします…。
・「黒白波(税抜¥2,900)」
・「炭酸(税抜¥250)×11」ビールの後は、キープの「黒白波」と大量のウィルキンソン。この日も新ボトル発注となりました。
☆「前菜(税抜¥2,000)×6」前菜はお任せで、一つの重箱にその時々のおつまみを色々少しずつ用意してくれ、時節を感じ取ることもできます。この日の前菜は茶碗蒸しの代わりに、う巻きでした。茶碗蒸しも美味しいのですが、う巻きは嬉しい…。
☆「鮪のお造り」鮪はきれいなピンク色で、脂の乗りが予感できます。本鮪のような気もしますが、値段を考えるとメバチですかね…。
それでも、トロトロの食感で、かなり脂が乗っており、今までで一番かもしれません。大トロに近い味わいで、すごく美味しかったです。
◎「鯛のお造り」もっちりとした食感と白身魚の旨みで、とても美味しくいただきました。相変わらず、鮪も鯛も旨みは強かったですが、大将自身が横浜市中央卸売市場から仕入れているそうです。
◎「さやいんげんの和え物」醤油マヨで和えられています。さやいんげんは緑が濃く、みずみずしい感じがして、プリザクッの食感。箸休めのお役目ですが、焼酎とよく合いました。
◎「焼鳥」少量ですが、焼き目がいい感じです。鶏ももの表面はしっかり、中はふわっで、噛むと肉の脂が口の中に広がります。ギュッとお汁も出てくる脇役のネギも美味しく、備長炭を使った焼き方のうまさがわかります。ネギと一緒に食べるのが"○"です。
◎「いわしの煮付け」しっかり炊かれています。身はやわらかくほぐれて、少ないですが小骨まで食べられます。生姜が効いた甘辛の味付けで、とても美味しかったです。日本酒をいただけばよかった…。
◎「う巻き」それほど大きくはありませんが、存在が嬉しい。"う"は地焼きで、食感はザクッとしっとり。しっかりとした旨みが感じられます。
"巻き"は、名物ともいえる美味しい「卵焼き」。一切れでも重量感があり、お出汁がたっぷりのフワトロ状態。少し甘めの味付けでしたが、とても美味しかったです。
○「サラダ」量は多くありませんが、今回はトマトの代わりに、しめじとえのきを優しく炊いたものが乗せられています。少しみりんを加えていると思われますが、少し甘口な(きつさのない)和風ドレで美味しかったです。
大将曰く①、なぜ鰻にサラダを付けるかというと、鰻はビタミンA/B群/Eなど豊富だが、動物性のビタミン。それだけでは吸収がよくないので、植物性のビタミンを加えることで、吸収性を上げているのだそうです。さすが…。
◎「冷奴」自家製の豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べるとまったりとした味わいで、本当に美味しかったです。何回食べても「やっぱりうまい」です…。
☆「うな重 上(税抜¥3,000)×6」さぁ、お待ちかねの地焼きの登場。重箱を開けると、香ばしい香りが漂います。脂が焼けたような、いつも(関東風)より香ばしさが強い感じ。気のせいでしょうか…。(^^ゞ
焼き目は強くなく、焦げ目もちょうどよく、きれいでお上品な感じ。肉厚だからよいというものではないらしいのですが、今回も中々の肉厚。ここまでは同じですが、地焼きは細めに切られています。蒸していないので、箸で切り難いための配慮なんでしょうね…。
口に運ぶと、いつもよりやっぱり香ばしい。身の部分はふっくらですが、身と皮の間はグニュッと、皮目はサクプリッとしており、思ったよりは軽めの食感。鰻自体に十分脂が乗っていますが、関東風よりしっかりと感じられ、旨みも強いのがよくわかります。
思わず「ほ~っ」という言葉が出ちゃいましたが、大将曰く②、蒸しは脂を犠牲にしているので、地焼きは旨みが強く感じられ、栄養価も高いとのことでした。
熱々のごはんはお米も立っており、軽く盛られて、タレもたっぷりかけられています。もしかしたら、地焼きの方がタレ多めかもしれません。とても美味しいですし、鰻の脂とタレの相性がよく、どんどん箸が進みます。今回もこの時は全員会話もなく、唸るだけで食に集中…。ごはん大盛りにしなかったのが悔やまれます…。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、甘さは控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。辛口っていうんですかね。
こちらを何回も利用していることもありますが、やめられない味になっちゃいました。きっと、甘みの強いタレを好きな方が多いと思いますが、鰻自体の味がわかるので、ぜひみなさんにも体験してもらいたいな…。
それから、もう一つ秀逸だったのは山椒。地焼きの場合は、醤油漬けの粒で提供されます。一緒に小ネギも。地焼きの強い鰻の味わいに、この粒の山椒が見事にマッチ。香りと辛さと痺れは格別で、鰻とごはんを噛んで味わうのが一層楽しくなりました。
お吸い物は、上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じて美味しいのです。お漬物は今回も良い漬かり具合、やっぱり甘めの奈良漬けがとても美味しい。タレの甘さが少ない分、メリハリが付くようで、良い箸休めになってくれました。
今回の水菓子はオレンジで、果汁たっぷりの爽やかな甘さ。皮付きなんて無粋なことはされておらず、見た目もよく季節感のある美味しさを楽しむことができました。
大将曰く③、鰻は三重県から仕入れているそうです。三重県はうなぎ養殖がさかん、海と川を行き来する習性を持つうなぎが漁獲しやすい土地柄。木曽三川の水流が優れており、鰻が食べ残したエサに繁殖するバクテリアを流し、成長のよい鰻になるのだそうです。
大将曰く④、特徴のあるタレの醤油は、鰻と同じ三重県から取り寄せているそう。しょうゆ発祥の地 である湯浅の手づくり醤油「湯浅醤油の角長」だそうです。実物を見せてもらいましたが、たまり醤油のようで、味醂や砂糖も使用されており、これがあのタレの味を形成しているんだなと理解できました。
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今回は、地焼きの鰻をしっかり堪能しました。大将曰く⑤、関東で地焼きを出すのは池袋の「かぶと」くらいなもんだろ、とのこと。啖呵を切るような威勢のよい口調で、なんとも頼もしいお言葉…。
後日ちょっと調べてみると、「かぶと」さんは食べログ"4.44"で"2024 SILVER"の名店でした。今では、他店でも地焼きを提供するお店はありそうでしたが、当時はそうだったんでしょうし、珍しいことに変わりはありません。大将の言うことに間違いはないです…。)^o^(
それから、こちらには横浜F・マリノスの選手が来訪されていることを紹介しましたが、大将曰く⑥、前田大然選手や藤田譲瑠チマ選手も来訪されており、みんな地焼きを食べていたとのことでした。彼らの活躍を喜んでもいるようでした…。
今回は鰻のお話をたくさん伺い、楽しかったです。今回のお会計は6人で税込¥41,855、あれだけ飲んだお酒含めて約¥7,000/人。料理は追加しなかったので、前回よりはお安め…。鰻重上で税込¥3,300ですから、コスパは良い方かと思います…。
今年の訪問回数は多い方だと思いますが、年内にもう1回は行けるかな/行きたいな…。
次回は、もう一回地焼きをいただきたいな。いつかは特上…。また行きまーす♪
ごちそうさまでした!
「うな重 上(税抜¥3,000)」地焼きのアップ①…
「前菜(税抜¥2,000)」の重箱
「うな重 上(税抜¥3,000)」地焼きのアップ②…
大将が活けているこの日の生け花
「うな重 上(税抜¥3,000)」地焼きのアップ③…
「前菜(税抜¥2,000)」のアップ①…
「前菜(税抜¥2,000)」のアップ②…
上から見た「前菜(税抜¥2,000)」
「前菜」の「う巻き」のアップ…
「うな重 上」のセットの「サラダ」
「うな重 上」のセットの「冷奴」
「うな重 上」の重箱
「うな重 上」地焼きのアップ④…
「うな重 上」地焼きのごはんのアップ…
「うな重 上」地焼きの一切れのアップ①…
「うな重 上」地焼きの一切れのアップ②…
「うな重 上」地焼きの山椒粒のアップ…
「うな重 上」地焼きの香物(お漬物)
「うな重 上」地焼きのお吸い物
「うな重 上」地焼きの水菓子のオレンジ
「うな重 上」地焼きに使用されている湯浅の手づくり醤油「湯浅醤油の角長」
「瓶ビール(税抜¥600)」でカンパーイ♪
この日の六角橋商店街のドッキリヤミ市場で催された中東系のダンス
店内
2024/11/09 更新
2024/08 訪問
美味しい 鰻が また食べたーい♪…
となったら、私の場合はこちらのお店。1.5ヶ月振りの再訪となります。
この日は、親友と愉快な仲間たち合計4人の定例の懇親会です。前週には3人で懇親会していますが…。
それに、こちらの前回利用からあまり間は空いていませんが、酷暑が続いているので精をつけましょうということで…。(^^ゞ
ちなみに、「精がつく」のはうなぎに含まれるビタミンA/B群/EやEPAの他、代表的なのが亜鉛。亜鉛は、「体の免疫力を高める」「全身の新陳代謝も活発」の効果→「エネルギーを作り出すのを助ける」→「疲労回復に働く」ということらしいです…。
と、今回は時間に余裕を持たせたこともあり、こちらに伺う前に0次会へ…。
愉快な仲間1人と待ち合わせ、30分一本勝負で景気づけをしてから、予約してもらった17時30分に入店。この日は1組のお客さんがいらっしゃいました。
この日も大将とお弟子さんの近藤さんに迎えていただきましたが、2人の師弟関係はビシッとした感じ。
大将はコワモテですが、人情味があり意外と話好きですし、面倒見もよく、絶妙な関係に見えます…。いつものテーブル席に着席。床の間の生け花も季節感があり、毎回楽しませてくれます。
以降、食のレポートになりますが、全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。
いつもの通り、小さなグラスに瓶ビールでスタート。やっぱり、この組み合わせって、ビールの味を濃く感じる(すぐなくなる)気がします…。
その後は、キープの「黒白波」と大量のウィルキンソン。この日も新ボトル発注となりました。
前菜はお任せで、一つの重箱にその時々のおつまみを色々少しずつ用意してくれ、時節を感じ取ることもできます。
◎「つぶ貝焼き」濃いめの醤油と出汁で炊かれており、ザクッとしっかりした歯応え、貝の旨みもたっぷりで、とても美味しかったです。
☆「鮪のお造り」鮪はきれいな淡い赤色。その色味と味わいから、メバチですかね…。もっちりとした食感、結構な脂が乗っており、中トロに近い味わいで、とても美味しかったです。
◎「焼鳥」少量ですが、焼き目がいい感じです。鶏ももの表面はしっかり、中はふわっで、噛むと肉の脂が口の中に広がります。
ギュッとお汁も出てくる脇役のネギも美味しく、備長炭を使った焼き方のうまさがわかります。ネギと一緒に食べるのが"○"です。
◎「いわしの煮付け」初食。しっかり炊かれています。身はやわらかくほぐれて、少ないですが小骨まで食べられます。生姜が効いた甘辛の味付けで、とても美味しかったです。日本酒をいただけばよかった…。
◎「なす焼き」初食。少量ですが、香ばしく焼かれており、やわらかい食感で、中から汁がジュワッと。ほんの少しの醤油を垂らして、美味しくいただきました。季節感を覚えます。
◎「茶碗蒸し」具沢山です。椎茸・筍・鶏肉や鰻、銀杏も入ってました。卵たっぷり感があり、少し固めですが、トロッとした食感と濃いめの出汁感で美味しかったです。
○「サラダ」定量は多くありませんが、今回もフレッシュで甘さを感じるトマトがよかったです。少しみりんを加えていると思われますが、少し甘口な(きつさのない)和風ドレで美味しかったです。
◎「冷奴」自家製の豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べるとまったりとした味わいで、本当に美味しかったです。慣れでしょうか、食べる度に口に合っていくような気がします。
☆「卵焼き」前回感激したので、今回も注文。でーんとお重に入ってくるのですが、熱々でボリュームたっぷり。一切れでも重量感があります。すごいフワトロ状態で、箸で持ち上げるとお出汁がドバーッと滴り落ちます。
甘めの味付けですが、大根おろしにちょっとお醤油をつけていただくと、すごく美味しいのです。超オススメです。
☆「鰻重」メインです。今回もごはんは普通盛りです。お酒が多かったのか、卵焼きのボリュームのせいか、普通盛りで十分満足しました。美味しくて、あっという間になくなるのですが…。
重箱を開けると、香ばしい香りが漂います。焼き目は強くなく、焦げ目も大きくなく、きれいでお上品な感じ。今回も中々の肉厚です。
口に運ぶと、いつものようにふっくらとしており、よく蒸されている感じで、かなり軽い食感です。口当たりはなめらか、十分に脂が乗っており、しっかりとした鰻の旨みが感じられます。ほんの少しだけ皮のプリッとした食感があり、そこからの脂を感じ取れます。
熱々のごはんはお米も立っており、軽く盛られて、タレもたっぷりかけられています。とても美味しいですし、鰻とごはんの両方が軽い食感なので、どんどん箸が進みます。この時は会話もなく、唸るだけで食に集中…。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、甘さは控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。こちらを何回も利用していることもありますが、やめられない味になっちゃいました。
きっと、甘みの強いタレを好きな方が多いと思いますが、鰻自体の味がわかるので、ぜひみなさんにも体験してもらいたいな…。
今回も山椒は大満足。器の中の山椒は、日本庭園のようにきれいに整地!?されており、見た目もきれいで、ふわさら状態です。フレッシュな感じで香りが高く、ピリッとした辛さ・痺れ感もよく、鰻ともよく合い、味わいに上品さが感じられるようになります。
お吸い物は、上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じて美味しいのです。
お漬物は今回も良い漬かり具合、やっぱり甘めの奈良漬けがとても美味しい。タレの甘さが少ない分、メリハリが付くようで、良い箸休めになってくれました。
水菓子の梨も切り方がきれいで、果汁たっぷり。季節感のある美味しさを楽しむことができました。
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愉快な仲間のうちの1人は、今回が初めての川庄。とても喜んでおりました…。
今回は「鰻の肝焼き」や「鰻のひれ焼き」を控えましたが、いつもの通り「前菜」「卵焼き」「鰻重」と一連のコースで、美味しい鰻を堪能することができました。そして、伊勢うなぎはまたもお預け。お高いので今回も断念しましたが、いつか食べたいな…。
今回もお任せでしたが、4人で¥29,370、あれだけ飲んだお酒含めて約¥7,500/人。前回と同じですね…。鰻重上で¥3,300ですから、コスパは良い方かと思います…。
今年2024年の土用の丑の日は、残り1回の10月28日。今年の訪問回数は多い方だと思いますが、年内にもう1回は行きたいなと…。
次回は、食べたことのない関西焼きをお願いしてみようかな。また行きまーす♪
ごちそうさまでした!
「鰻重」のアップ①…
重箱の和紙風な蓋
前菜のアップ①…
床の間の生け花。大将が生けているそうです…
「卵焼き」の一切れのアップ…
前菜のアップ②…
前菜のアップ③…
前菜のアップ④…
前菜のアップ⑤…
前菜「鮪のお造り」の一切れのアップ…
前菜「茶碗蒸し」のアップ…
「卵焼き」のアップ…
「サラダ」のアップ…
「冷奴」のアップ…
「鰻重」の重箱のアップ…
「鰻重」のアップ②…
「鰻重」の一切れのアップ…
お漬物
お吸い物
山椒
水菓子の梨
瓶ビールでカンパーイ!
店内
お店正面
2024/11/05 更新
2024/07 訪問
美味しい 鰻が 食べたーい♪…
となったら、私の場合はこちらのお店。4ヶ月振りの再訪となります。
今年2024年の土用の丑の日は、1月26日、4月19日、5月1日、7月24日、8月5日、10月28日の6回ですが、少し早めに伺いました。親友と愉快な仲間たち合計3人の定例の懇親会となります。
今年はニホンウナギの稚魚が不漁で、前年度比で3割少なく5年ぶりの低水準だそうです。
日本では12月から翌年4月頃に河口でとれた稚魚を、半年ほどかけて養殖場で太らせるらしいのですが、円安でエサも高騰、不足を補う稚魚の輸入も高騰と、かなり厳しい状況のようです。
それでも、この時期は鰻が食べたくなりますね…。
こちらでは注文後に鰻をさばいてくれますので、時間がかかります。ということで、事前の予約が肝要。予約した17時30分少し前に入店。19時30分には店じまいになりますので、夜はこれ位の時間となります。
ちなみに、後客も何人かおられましたが、その中に女性お一人様でのカウンターご利用もありました。なんか、かっこいい…。
暖簾をくぐると、大将は船を漕いでおりましたが^^;、お弟子さんの近藤さんがこっそり迎え入れてくれました。お疲れなんですねぇと思っていたら、すぐに目を覚まされました…。大将は、コワモテに見えますが、人情味があり意外と話好きです。
こちらでは、大体の予算をお伝えして、料理はお任せでお願いしております。時間のかかる鰻以外のお料理であれば、追加注文も受け付けてくれます。
以降、食のレポートになりますが、全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。
いつもの通り、小さなグラスでに瓶ビールでスタート。やっぱり、この組み合わせって、ビールの味を濃く感じる(すぐなくなる)気がします…。
その後は、キープの「黒白波」と大量のウィルキンソン。この日も新ボトル発注となりました。ちなみに、ウィルキンソンって、兵庫県宝塚が発祥だったんですね。てっきり外国産かと思っていましたが、2ヶ月に1回大人買いしているのに知らなかった…。
◎「つぶ貝焼き」今回は「サザエの壺焼き」ではなく、つぶ貝3個でタレは同じ。濃いめの醤油と出汁で炊かれており、ザクッとしっかりした歯応え。
貝の旨みもたっぷりで、とても美味しかったです。2個はうまく身を引き出せましたが、1個は少し少し残ったかな…。
○「サラダ」定番。量は多くありませんが、今回はフレッシュで甘さを感じるトマトがよかったです。少しみりんを加えていると思われますが、少し甘口な(きつさのない)和風ドレで美味しかったです。
◎「冷奴」定番。自家製の豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べるとまったりとした味わいで、本当に美味しかったです。慣れでしょうか、食べる度に口に合っていくような気がします。
☆「鰻の肝焼き」相変わらず、とても濃厚。お肉のホルモンに似たザクッとした部分や肝のねっとりとした食感が楽しめ、嫌みにならない強めの苦みと旨み、タレの甘辛さの味わいで、とても美味しかったです。
タレを直接炙っているせいなのか、それとも使い分けられているのか、鰻重のタレより甘く感じます。
☆「卵焼き」久々の登場。卓上メニューにはありませんが、¥990のお料理。でーんとお重に入ってきましたが、熱々でボリュームたっぷり。すごいフワトロ状態で、箸で持ち上げるとお出汁がドバーッと滴り落ちます。
甘めの味付けですが、大根おろしにちょっとお醤油をつけていただくと、すごく美味しかったです。オススメです。
◎「鮪の大和煮」初食。テカリがいいですね。硬くなく、やわらかめな食感。醤油と砂糖で甘めに仕上げられており、適度な脂も感じられて、とても美味しかったです。
☆「鰻重」メインです。今回はごはん大盛りではなく、普通盛りです。お酒が多かったのか、卵焼きのボリュームのせいか、普通盛りで十分満足しました。あっという間になくなりましたが…。
見た目はきれいでお上品な感じ、香ばしい香りも漂ってきます。前回は結構な肉厚、今回はそれほどでもありませんでしたが、中々の肉厚です。今回はかなり皮がやわらかかったです。
口に運ぶと、いつものようにふっくらとしており、かなり軽い食感です。口当たりはなめらか、十分に脂が乗っており、しっかりとした鰻の旨みも感じられます。
熱々のごはんはお米も立っており、軽く盛られており、タレもたっぷりかけられています。とても美味しいですし、鰻とごはんの両方が軽い食感なので、どんどん箸が進みます。この時は会話もなく、食に集中…。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、粘度は低くサラッと、甘さは控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。こちらを何回も利用していることもありますが、やめられない味になっちゃいました。
きっと、甘みの強いタレを好きな方が多いと思いますが、鰻自体の味がわかるので、ぜひみなさんにも体験してもらいたいな…。
今回も山椒は大満足。器の中の山椒は、日本庭園のようにきれいに整地!?されており、見た目もきれいで、ふわさら状態です。香りが高く、ピリッとした辛さ・痺れ感もよく、鰻ともよく合い、味わいに上品さが感じられるようになります。
お吸い物は、上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じて美味しいのです。
お漬物は今回も良い漬かり具合、やっぱり甘めの奈良漬けがとても美味しい。タレの甘さが少ない分、メリハリが付くようく、良い箸休めになってくれました。水菓子のスイカも果汁たっぷりで美味しかったです。
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今回は「卵焼き」の美味しさが再発見できて、よかったなぁと。また、いつもの通り、美味しい鰻を堪能することができました。そして、伊勢うなぎはまたもお預け。お高いので今回も断念しましたが、いつか食べたいな…。
今回もお任せでしたが、3人で¥22,500、あれだけ飲んだお酒含めて¥7,500/人。前回は¥8,350/人でしたが、前回のように料理は追加しませんでしたし、鰻重上で¥3,300ですから、コスパは良い方かと思います…。
鰻を巡る環境は厳しそうですが、2年ほど値上げされていないことは確認。大将は「(もう歳だから)商売っけないんだよね」と会話したこともありますが、無理せず頑張って欲しいですね。土用の丑の日は、家族総出でお店を切り盛りされるそうです…。
次回は、10月の土用の丑の日あたりかな。また行きまーす♪
ごちそうさまでした!
「鰻重」
店内の暖簾。入口の暖簾は赤ですが、こちらは緑…
「鰻の肝焼き」
店内の鰻のポスター
「卵焼き」
「サラダ」
「冷奴」
「鰻の肝焼き」の断面アップ…
「卵焼き」の一切れのアップ…
「鮪の大和煮」
「鰻重」のごはんのアップ…
「お吸い物」
「お新香」
「鰻重」の鰻の断面アップ…
「水菓子(スイカ)」
瓶ビールをグラスでカンパーイ♪
厨房(大将の焼き)
(大将自身による)生花
店内①(カウンター)
店内②(小上がりのテーブル席)
メニュー①
メニュー②
伊勢うなぎのポスター
お店正面
2024/07/19 更新
2024/03 訪問
マリノス 選手も ご満喫♪…
約3ヶ月振りの再訪です。親友と愉快な仲間たちの4人での訪問です。いつものメンバーですが、私にちょっと良いことがあり、こちらでお祝いしてもらいました。この日の1軒目となります。
我々にとって鰻といえば、こちらになります。何度も通わせてもらっていますが、いつもみんなワクワクな気持ちになります。やっぱり、鰻はいいですね…。
ランチ時間に合わせて予約してもらいましたが、12時に到着。
暖簾をくぐると、いつもの通り、大将とお弟子さんの近藤さんが迎えてくれました。大将は、コワモテに見えますが人情味があり意外と話好きです。
先客は(ご夫婦と思われる)2人、後客は4人でしたが、なんとマリノスの選手でした。
サッカーはJリーグ創設前の1990年から好きになり、現日産スタジアムのこけら落しの試合にも行ったものですが、最近のマリノスの選手はよくわからず^^;、どなかたはご説明できず…。
以降、食のレポートになりますが、全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。
料理はお任せでお願いしていましたが、この日はお昼の時間帯(14時で昼営業終了)でしたので、料理追加のお願いは控えるつもりでした。
が、我慢ならずに追加してしまい、(重箱に収められた)前菜+追加料理+メインの鰻を楽しませてもらいました。
いつもの通り、小さなグラスでに瓶ビールでスタート。やっぱり、この組み合わせって、ビールの味を濃く感じる(すぐなくなる)気がします…。
◎「サザエの壺焼き」定番。濃いめの醤油と出汁で炊かれており、ザクッとした食感と苦みがとても美味しかったです。
今回から(爪楊枝ではなく)殻を回すという技を覚えて、うまく身を引き出せましたた…。
☆「鮪と鯛のお造り」定番。鮪はきれいな濃い色の赤身でしたが、結構な脂が乗っており、中トロに近い味わいで、とても美味しかったです。
鯛は柚子の香りをまとわせ、もっちりとした食感と旨みで、とても美味しくいただきました。相変わらず、どちらも旨みが強かったですが、大将自身が横浜市中央卸売市場から仕入れているそうです。
◎「焼鳥」定番。少量ですが、鶏ももの表面はしっかり、中はふわっで、噛むと肉の脂が口の中に広がります。
ギュッとした食感でお汁も出てくる脇役のネギも美味しく、備長炭を使った焼き方のうまさがわかります。
◎「筍の甘味噌がけ」いつもは「青菜の胡麻和え」ですが、この日は新規というか、季節ものですね。炭火で炙られた筍はザクッとした食感で、香りもよく、甘味噌ととてもよく合います。
春を感じさせてくれる味わいで、美味しくいただきました。
◎「茶碗蒸し」定番。今回も具沢山。椎茸・筍・鶏肉や鰻、銀杏も入ってました。前回よりやわらかめでプリンとしており、今回の方が好きかな。トロッとした食感と濃いめの出汁感で美味しかったです。
◎「冷奴」定番。ランチで出されているお豆腐も出していただきました。自家製の豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べるとまったりとした味わいで、本当に美味しかったです。
○「サラダ」定番。こちらもランチで出されているもの。きのこなど季節の野菜ですが、少しみりんを加えていると思われ、少し甘口な(きつさのない)和風ドレで美味しかったです。
メインまではそれなりに時間がかかるので、お酒が進んでしまいます。ビールからキープボトルの黒白波のソーダ割りへ、新ボトルを発注。
炭酸12本くらい、瓶ビールは5~6本。と、大将にわがまま言って、急遽追加のおつまみをお願いしました。
◎「鰻のひれ焼き」一尾から取れるのはわずか、複数のうなぎから尾ひれの部分を集めて串にし、タレで焼かれています。
サクッとした部分やねっとりとした食感と、苦みとタレの甘辛さの味わいを感じながら、脂の旨みも感じて、とても美味しかたです。
☆「鰻の肝焼き」とても濃厚でした。お肉のホルモンに似たザクッとした部分や肝のねっとりとした食感が楽しめ、ひれ焼きより強い苦みと旨み、タレの甘辛さの味わいで、とても美味しかったです。
以前いただいた時より濃厚でした。タレを直接炙っているせいか、鰻重のタレより甘く感じます。
☆「鰻重」メインです。満足感が高かったので、前回同様、ごはん大盛りでお願いしました。
見た目はきれいでお上品な感じ、香ばしい香りも漂ってきます。前回よりごはん大盛りの量が多く、鰻が埋もれており肉薄に見えますが、一口の写真を見てもらえればわかりますが、ちゃんと肉厚です。
口に運ぶと、いつものようにふっくらとしており、かなり軽い食感です。熱々のごはんはお米も立っており、軽く盛られており、タレも十分にかけられています。
とても美味しいですし、鰻とごはんの両方が軽い食感なので、どんどん食が進んでしまいます…。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、甘さは控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。
こちらを何回も利用していることもありますが、やめられない味になっちゃいました。きっと、甘みの強いタレを好きな方が多いと思いますが、ぜひみなさんにも体験してもらいたいなぁと…。
山椒もとてもいいのです。器の中の山椒は、日本庭園のようにきれいに整地!?されており、見た目もきれいで、ふわさら状態です。香りが高く、ピリッとした辛さ・痺れ感もよく、食がブーストされました。
お吸い物は、上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じて美味しいのです。
お漬物は今回も良い漬かり具合、やっぱり甘めの奈良漬けがとても美味しい。タレの甘さが少ない分、メリハリが付くようく、良い箸休めになってくれました。
デザートのパイナップルもフレッシュで、甘くて美味しかったです。
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(我々の体格を敢えて無視してくれたかのように…)いつもよりごはんを多く大盛りにしてくれたおかげで、腹パン状態。食感が軽いおかげで、女子の愉快な仲間も、大盛りごはんを無理なく平らげておりました…。
今回もお任せでしたが、4人で¥33,400、あれだけ飲んだお酒含めて¥8,350/人。
前回は¥7,000/人でしたが、今回は「鰻のひれ焼き」「鰻の肝焼き」を追加しましたし、鰻重上で\3,300ですから、コスパは良い方かと思います…。
馴染みのようでしたが、マリノスの選手4人連れさんも大将と会話されており、とても満足されていたようでした。あっという間に平らげて、我々より早く退店されましたが…。^^;
親友や愉快な仲間全員は今回も口を揃えて、また行きまーす♪
ごちそうさまでした!
「鰻重」のアップ①…
おてもと
「鰻の肝焼き」
「前菜」の全体
「鰻のひれ焼き」
「前菜」の「鮪と鯛のお造り」
「前菜」の「焼鳥」と「筍の甘味噌がけ」
「前菜」の「サザエの壺焼き」
「前菜」の「茶碗蒸し」
「サラダ」、ランチに提供されます…
「冷奴」、ランチに提供されます…
「鰻重」のおひつ
「鰻重」の全体アップ…
「鰻重」のアップ②…
「山椒」
「鰻重」の一口アップ…
「お吸い物」、ランチに提供されます…
「香物」、ランチに提供されます…
「デザート」のパイナップル、ランチに提供されます…
店内①
店内②
店内③、大将ご自身が活けるそうです…
メニュー①
メニュー②
お店暖簾
2024/04/05 更新
2023/12 訪問
うなぎで はっぴぃ くりすます♪…
約5ヶ月振りの再訪です。親友と愉快な仲間たちの3人での訪問です。いつものメンバーですが、クリスマスイブに鰻をいただくことにしました…。
我々にとって鰻といえば、こちらになります。昨年も同時期にいただきましたが、シャンパンやケーキのかわりに、冬の時期の美味しい鰻をいただこうという算段(たくらみ!?)です。
チキンももちろんよいですが、歳を重ねると日本的情緒もいいなと…。
ランチ時間に合わせて予約しておきましたが、12時に到着。
暖簾をくぐると、いつもの通り、大将とお弟子さんの近藤さんが迎えてくれました。大将は、コワモテに見えますが人情味があり意外と話好きですよ…。
先客は(ご夫婦と思われる)2人、後客は(お一人様利用の)3人でした。みなさん常連さんのようでした。
以降、食のレポートになりますが、全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。
料理はお任せでお願いしていましたが、この日はお昼の時間帯(14時で昼営業終了)でしたので、料理追加のお願いは控えて、鰻メイン+(重箱に収められた)前菜を楽しませてもらいました。
いつもの通り、小さなグラスでに瓶ビールでスタート。やっぱり、この組み合わせって、ビールの味を濃く感じる(すぐなくなる)気がする…。
◎「サザエの壺焼き」こちらでは定番。濃いめの醤油と出汁で炊かれており、ザクッとした食感と苦みがとても美味しかったです。この日は、クルクルしてうまく身を引き出せた…。
☆「鮪と鯛のお造り」こちらも定番。鮪はきれいな濃い色の赤身でしたが、結構な脂が乗っており、中トロに近い味わいで、とても美味しかったです。
鯛は柚子の香りをまとわせ、もっちりとした食感と旨みで、とても美味しくいただきました。寝かせてあるのでしょうか、どちらも旨みが強かったです。
◎「焼鳥」少量ですが、鶏ももの表面はしっかり、中はふわっで、噛むと肉の脂が口の中に広がります。ギュッとした食感でお汁も出てくる脇役のネギも美味しく、備長炭を使った焼き方のうまさがわかります。
◎「青菜の胡麻和え」いつもはマヨネーズ和えですが、今回は胡麻和え。この胡麻ダレが何とも言えないまろやかさとほんのりした甘みで、ザクッと歯応えを残した青菜を美味しくいただくことができました。
◎「茶碗蒸し」今回は具沢山。椎茸・筍・鶏肉や鰻、銀杏も入ってました。具沢山のせいか、いつもより少し固めでしたが、トロッとした食感と濃いめの出汁感で美味しかったです。
◎「冷奴」ランチで出されているお豆腐も出していただきました。自家製の豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べるとまったりとした味わいで美味しかったです。
○「サラダ」こちらもランチで出されているもの。きのこなど季節の野菜ですが、少しみりんを加えていると思われ、少し甘口な(きつさのない)和風ドレで美味しかったです。
メインまではそれなりに時間がかかるので、(ゆっくりと飲んでいたつもりですが)お酒が進んでしまいます。
ビールからキープボトルの黒白波のソーダ割りへ、新ボトルを発注。炭酸10本くらい、瓶ビールは3~4本、今回は冷酒までいただいたので、結構飲んじゃいました…。
☆「鰻重」
メインです。特上ではなく上です。時間が空いたこともあり(お料理追加を我慢したこともあり)、今回初めてごはん大盛りでお願いしました。
見た目はきれいでお上品な感じ、香ばしい香りも漂ってきます。いつもより、ふっくらな感じがします。夏に利用した時の写真と比較しても肉厚に見え、これが冬の鰻なのでしょう…。
口に運ぶと、前回と同様ふっくらとしており、かなり軽い食感です(他店で出会ったことがありません)。熱々のお米も立っており、軽く盛られて、タレも十分かけられています。
今回は、前回以上にごはんが美味しかったです。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、甘さは控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。
こちらを何回も利用していることもありますが、やめられない味になっちゃいました。きっと、甘みの強いタレを好きな方が多いと思いますが、ぜひ、みなさんにも体験してもらいたいなぁと…。
鰻もごはんも食感が軽いこと、待ち時間がそれなりに長かったこともあり、お箸リフトアップの写真を撮り忘れるくらいの美味しさで、あっという間になくなりました…。
女子の愉快な仲間も、大盛りごはんを無理なく平らげていました…。
お吸い物は、上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じて美味しかったです。
お漬物は今回も良い漬かり具合、やっぱり奈良漬けがとても美味しい。タレの甘さが少ない分、メリハリが付くようく、良い箸休めになってくれました。
デザートのイチゴもみずみずしく果汁たっぷり、甘くて美味しかったです。
ちなみに…、
▶冬の鰻について
❖うなぎの栄養や脂は、寒い冬こそ蓄えられる。
❖「天然物」は日本全体の漁獲高の約1%。
❖私たちが口にできるのは、ほとんど養殖物。それでも旬は冬だと言える!?
❖「露地物」は露天の池(露地池)で自然に近い状態で養殖されるので、冬が旬といえる。
❖池にビニールを張る通常の養殖とは異なる。
❖うな重一杯で大よそ600キロカロリー。蒲焼は余計な脂を落とすので、さらにヘルシー。
❖栄養一杯といっても、ビタミンCは採れないので注意が必要。
ちなみに…、
(前回口コミにも記載しましたが)来年の「土用の丑の日」は下記となります。
《2024年》1/26、4/19、5/1、7/24、8/5、10/28
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今回もお任せでしたが、3人で¥21,890、あれだけ飲んだお酒含めて約¥7,000/人ですから、コスパは良い方かと思います。
鰻重上で¥3,300ですし…。
休憩の合間に大将と少し会話したのですが、「ランチ鰻丼1,210円(冷奴・サラダ・果物付)ですかぁ、こんなにお安くて大丈夫ですか!?」→「あいつ(近藤さん)の給料が出ればいいんだよ」とのことでした…。
そういえば、以前「オレは関西風もできるんだぞ」と大将が言っておられたので、今度お願いしてみようかなぁ。食べたことないし…。(^^ゞ
親友や愉快な仲間全員は今回も口を揃えて、また行きまーす♪
ごちそうさまでした!
「鰻重」のアップ①…
お店暖簾
前菜の「鮪と鯛のお造り」のアップ…
「鰻重」のアップ②…
前菜の「サザエの壺焼き」のアップ…
前菜の「焼鳥」のアップ…
前菜の「茶碗蒸し」のアップ…
前菜セットの全体…
前菜の全体…
サラダ
冷奴
「鰻重」のセット…
「鰻重」のアップ③…
「鰻重」のアップ④…
「鰻重」のお椀…
「鰻重」の香物…
デザートのイチゴ
瓶ビールでカンパーイ♪
冷酒。市中価格は高くなく、アル添で糖類/酸味料入りですが、生のせいかスッキリで飲みやすく、意外に美味しかったです…
冷酒でカンパーイ♪
黒白波でカンパーイ♪
店内①
店内②(床の間)。大将が活けてるらしいです…
店内③
メニュー(前回と変わっていません)
お店前の掲示板
お店正面(昼営業終了後)
2024/01/29 更新
2023/07 訪問
ふわっと さっぱり 上品な♪…
約8ヶ月振りの再訪です。親友と愉快な仲間たちの3人での訪問です。この日は、土用の丑の日の前日。我々にとって鰻といえば、こちらとなります…。
実は同じメンバーで前週懇親会を開催、土用の丑の日の話になり、その日に予約しておきました。飲んでる最中に、もう次の飲み会の予約ってことになります…。(^^ゞ
17時に到着、暖簾をくぐると、大将が迎えてくれました。コワモテに見えますが人情味があり意外と話好きです。本人曰く「気力が劣ってきてなぁ」とも言ってましたが、肌ツヤも良くて元気そうです。
70歳を超えている筈ですが、鍛えているとのことで、胸板を触らせてもらったら、しっかりとした筋肉でした…。
スタッフというかお弟子さんの近藤さんも(大将への気遣いもあって)口数少なめですが、しっかりと大将を支えてくれています。訪問する度、(こっそり)会話させてもらう機会は多くなっていますが。^^;
以降、食のレポートになりますが、タレが少し濃厚になった以外は、全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。
通院中のためお酒は控えめですが、いつもの通り、最初は瓶ビールで乾杯。たまには、小さなグラスで杯を重ねていくのもいいですね…。
料理はコース仕立てのお任せでお願いしていましたが、前回とは少々異なり、鰻メインの前菜が用意されていました。サザエの壺焼き、鮪と鯛のお造り、鰻のひれ焼き、鰻の肝焼きです。
◎「サザエの壺焼き」濃いめの醤油と出汁で炊かれており、ザクッとした食感と苦みがとても美味しかったです。これだけで、すぐに瓶ビールお代わりです…。
◎「鮪と鯛のお造り」鮪はきれいな色な中トロ。脂が乗っており、さっぱりとしたつまと一緒に食べると、とても美味しい!。鯛はレモンを間に仕立てられており、もっちりとした旨みとさっぱりした香りでとても美味しくいただきました。
◎「鰻のひれ焼き」一尾から取れるのはわずか、複数のうなぎから尾ひれの部分を集めて串にし、タレで焼かれています。サクッとした部分やねっとりとした食感と、苦みとタレの甘辛さの味わいを感じながら、脂の旨みも感じて、とても美味しかたです。
この辺から、キープボトルの黒白波のソーダ割りです。最終的には、空けてしまったので新ボトル、炭酸15本くらい、瓶ビールは5~6本でしたから、結構飲んじゃいましたね…。
◎「鰻の肝焼き」いやぁ、濃厚でした。お肉のホルモンに似たザクッとした部分や肝のねっとりとした食感が楽しめ、ひれ焼きより強い苦みと旨み、タレの甘辛さの味わいで、とても美味しかったです。普段はレモンサワーやハイボールですが、芋焼酎がよく合いました。
☆「鰻重」メインです。特上ではなく上です。見た目はきれいでお上品な感じ、香ばしい香りも漂ってきます。口に運ぶと、ふっくらとしており、かなり軽い食感です。
ここまでふっくらで軽い食感は、他店で出会ったことがありません。愉快な仲間たちも、以前同行した板前経験者も同じ感想でした。熱々のお米も立っており、軽く盛られて、タレも十分かけられています。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、は甘さ控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。前回より少し濃厚になった気もしますが、鰻の焼き方の違いかもしれません。
全体的にはふわっとさらっとしており、とても美味しい!。お腹部分は特に軽く、しっぽに近い部分はしっかりめの味も感じられます。
バランスよく軽いので、あっという間になくなっちゃいます…。女子の愉快な仲間もすぐに平らげていました。とても満足…。
お吸い物には上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じます。よく考えられているなぁ…。
今回、お漬物が良い漬かり具合で、とても美味しかったです。今回も奈良漬けが美味しく、良い箸休めになってくれました。デザートのオレンジもみずみずしく、果汁がたっぷりで甘くて美味しかったです。
今回もお任せでしたが、3人で¥24,090、お酒含めて約¥8,000/人ですから、コスパは良い方かと思います。鰻重上で¥3,300ですから、カジュアルに楽しめる方かと思います。
ちなみに…、
「土用」とは、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。丑の日は12日周期で訪れるので、「土用の丑の日」は「土用の期間内」の「丑の日」という意味になります。
このため、タイミング(計算)によって「立秋」における「土用の丑の日」は1日しかないことになります。今年は1日だけですね。
《2021年》1/17、1/29、4/23、7/28、10/20、11/1
《2022年》1/24、4/18、4/30、7/23、8/4、10/27
《2023年》1/19、1/31、4/25、7/30、10/22、11/3
《2024年》1/26、4/19、5/1、7/24、8/5、10/28
土用の丑の日に鰻を食べるのが定着化したのは江戸時代、平賀源内の発案(夏に売れない鰻を売るための宣伝)というのは有名なお話ですが、丑の日に「うの付く食べ物」を食べると縁起がいいとされています。
夏土用はうなぎが定番ですが、うどん、うり(きゅうりやすいかなど)、梅干し、馬肉、牛肉などが代表的とされています。
ってことは、(たまたまでしょうけど)すき家のうな牛は効果倍増、理に適ったものかなと。^^; そこはかとなく、徒然なるままに…。
親友や愉快な仲間全員が口を揃えましたが、また行きまーす♪
ごちそうさまでした!
「鰻重」
お店正面の張り紙
「鰻のひれ焼き」
「鮪と鯛のお造り」
「鰻の肝焼き」
「サザエの壺焼き」
こちらのお店では瓶ビールで乾杯…
「鰻重」蓋を開ける前…
「鰻重」の全体…
「鰻重」のアップ①…
「鰻重」のアップ②…
お吸い物
香物
水菓子(オレンジ)
メニュー①
メニュー②
特上鰻である伊勢鰻のポスター
大将が生けたとされる生け花…
小上がり
お店右側
お店玄関前のかわいい風車⁉︎。お客さんからもらったのかなぁ…
お店看板
お店正面
2023/07/31 更新
2022/11 訪問
凛として、ふわっとさっぱりした美味しい鰻がいただけます…
再訪です。今回は親友と愉快な仲間たちの4人での訪問です。愉快な仲間の1人が誕生日のため、そのお祝い会ですが、この日の1軒目となります。こちらにはコロナ禍で利用を控えていたこともあり、2年4ヶ月振りと久々です…。
暖簾をくぐると、大将が迎えてくれました。コワモテに見えますが人情味があり意外と話好き、以前より肌ツヤが良くて元気そう…。お弟子さんも前より社交的になった感じがします。厳しい大将の下で、長く頑張っておられます…。
お店も小上がりがフローリングとなり、きれいになりました。年配の方々のため、お座敷からテーブル方式にしたそうです。これはいいですね。でも、川庄寄席できないのでは?と尋ねると、(圓楽一門の落語家さんが出演していたこともあり)圓楽が亡くなったしなぁ、と残念なお言葉…。鰻で楽しませてもらいましょう!。
最初は瓶ビールで乾杯。小さなグラスで杯を重ねていくのもいいですね。料理はお任せでお願いしていましたが、前菜が用意されています。鮪と鯛のお造り、サザエの壺焼き、銀杏、青菜のマヨネーズ和え、茶碗蒸しです。
少しずつながら、季節のものを取り入れており、どれも美味しくお酒が進みます。特に、鮪は高いやつとわかり、ねっとりとした旨味の強さを感じました。茶碗蒸し好きなのですが、こちらでは初めて、かなり美味しかったです。鰻や銀杏も入っています。ちょうどよいふわとろの固さで、出汁は濃いめですが、これ以上強くしたらのギリギリのポイントを押えられてる感じがしました…。
ランチで出している豆腐とサラダも出してもらいました。豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べると美味しい!。自家製らしいのですが、濃い豆腐は美味しい。
サラダはきのこなど季節の野菜ですが、少しみりんを加えているのでしょうか、少し甘口の和風ドレが美味しく、全体をまとめてくれます。
鋭意調理中、まだメインが来ないのはわかっているので、追加のおつまみをオーダー、鮪のヌタと焼鳥と玉子焼きです。調理中で追加は面倒だったかも…。
ヌタは一皿をみんなでつっつきます。酢と味噌、砂糖のバランスがよく、(おそらく)中トロとわかめと一緒に食べると、濃厚な旨みが襲ってきます。とても美味しい!。
焼鳥は表面しっかり中はふわっで、噛むと肉の脂が口の中に広がり、とても美味しい!。ギュッとした食感でお汁も出てくる脇役のネギも美味しく、備長炭を使った焼き方のうまさが伝わってきます。
熱々の玉子焼きは、甘めの味付けに、フワトロ感がすごくて、これも美味しい!。大根おろしにちょっと醤油で、甘辛ふわっと美味しくいただけます。
メインの鰻重です。おそらく、特上ではなく上です。見た目はきれいで、お上品な感じ。香ばしい香りも漂ってきます。口に運ぶと、ふわっととても軽い食感です。熱々のお米も立っており、軽く盛られて、タレも十分かけられています。
タレは甘さ控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。全体的にはふわっとさらっとしており、とても美味しい!。お腹部分は特に軽く、しっぽに近い部分はしっかりめの味も感じられます。バランスよく軽いので、あっという間になくなっちゃいます…。とても満足…。
ちなみに、山椒もきれいに整えられており、とても良い印象です。香りがしっかり、辛さもほどよく上品さを感じます。ちなみに、私は牛タンにも山椒をかけます。意外に美味しいんですよ。以前、マイ山椒持ち歩いていたくらいです…。
お吸い物には松茸も入っています。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じます。不思議…。お漬物も美味しく、特に奈良漬けが美味しく、良い箸休めになってくれました。
デザートのマスカットもみずみずしく、チョー甘くて美味しかったです。
お料理も美味しく会話も弾み、芋焼酎のボトルを空けてしまいました。ついでに、お店にある全ての炭酸水ボトルを飲み尽くしてしまいました。お店は大きくないですし、我々が最後でしたので問題なく…。
今回はお任せでお願いしましたが、4人で¥33,990、お酒含めて¥8,500/人ですから、コスパは良い方かと思います。鰻重上で¥3,300ですから、カジュアルに楽しめる方かと思います。
最近、私のフォロワーさん達が、立て続けに鰻を口コミされています。たまたまなのか、土用の丑の日からおおよそ3ヶ月後で、みなさん(周期的に?)また食べたくなったのか、不思議ですね…。
こちらは、ポリシーというかこだわりが伝わってくるお店だと思います。鰻のお店はたくさんありますが、ふわっとさらっとした鰻を召し上がりたい時はよいかなと思います。また、伺いまーす!。
ごちそうさまでした!。
2022/11/13 更新
約10ヶ月振りの再訪となります。念願の伊勢うなぎ(特上)を初めていただいてきました…。
この日は、親友と愉快な仲間たち合計3人の懇親会です。親友との懇親会も5ヶ月振りと、久々で嬉しい限り。私が鰻をいただくとすればこちらですので、間が空いた分、鰻への欲求は高まっておりました…。
予約してもらった17時に入店。この日は貸切状態でしたが、いつものテーブル席に着席。床の間の生け花も季節感があり、毎回楽しませてくれます。愉快な仲間が一人0次会やってきたそうですが、早く言ってよぉ…。
この日も大将とお弟子さんの近藤さんに迎えていただきましたが、2人の師弟関係はビシッとした感じ。大将はコワモテですが、人情味があり意外と話好きですし、面倒見もよく、絶妙な関係に見えます…。今回も色々と鰻の話を聞かせてくれました。
以降、食のレポートになりますが、全体的にほぼ同じです。と言いたいところですが、、念願の伊勢うなぎ(特上)を初めていただきましたので、鰻の部分は異なります。何回も通わせてもらっていますが、ようやくとなります…。
ただ、この日は2匹しかなく、お重2つを3人で分けることになりました。おまかせでお願いしていたこともあり、前菜もこの日は少なめ。
CPはよいと思いますが、いつもそれなりのお値段になるので、少しでもお安く済むよう大将が気を遣ってくれたのだと思います。特上(伊勢うなぎ)は上の2倍ですからね…。
と、大将から「特上を食べるなら、味がわかる地焼きがいいよ」とのアドバイス。前回地焼き(関西風)の良さを体験できたこともあり、喜んで地焼きをお願いしました。
以降、食のレポートになりますが、(地焼き以外は)全体的にほぼ同じです。変わらないことも重要な価値の一つですし、素晴らしいことだと思います。
それから、今回はおまかせ=込々のお値段でしたので、価格や数量は記載なしとさせていただきます。前回初めて伝票を見て、価格を記載させてもらいましたが…。
○「瓶ビール」アサヒ・麒麟・モルツから選べますが、いつもの通り、小さなグラスに瓶ビール(スーパードライ)でスタート。やっぱり、この組み合わせって、ビールの味を濃く感じる(すぐなくなる)気がします…。
・「黒白波」「炭酸」ビールの後は、キープの「黒白波」とのウィルキンソン。キープしていたボトルをいただきました。
◎「つぶ貝」今回は前菜の種類が少なめな分、つぶ貝は4個と多め。濃いめの醤油と出汁で炊かれており、ザクッとしっかりした歯応え、貝の旨みもたっぷりで、とても美味しかったです。
○「サラダ」秋~冬はきのこメインですが、今の時季はトマト。フレッシュで甘さを感じるトマトがよかったです。少しみりんを加えていると思われますが、少し甘口な(きつさのない)和風ドレで美味しかったです。
この日も大将から同じ話をお聞きしました…。なぜ鰻にサラダを付けるかというと、鰻はビタミンA/B群/Eなど豊富だが、動物性のビタミン。それだけでは吸収がよくないので、植物性のビタミンを加えることで、吸収性を上げているのだそうです…。
◎「冷奴」自家製の豆腐はかなり濃いめ、濃口醤油をたらっと、薬味を混ぜて食べるとまったりとした味わいで、本当に美味しかったです。何回食べても美味しく、この濃いめの豆腐が時々恋しくなります。
◎「焼鶏」いつもの前菜であれば少量ですが、今回は串での提供。相変わらず、焼き目がいい感じです。鶏ももの表面はしっかり、中はふわっで、噛むと肉の脂が口の中に広がります。
ギュッとお汁も出てくる脇役のネギも美味しく、備長炭を使った焼き方のうまさがわかります。ネギと一緒に食べるのが吉です。
☆「うな重 特上」
さぁ、お待ちかね伊勢うなぎ地焼きの登場です。重箱もいつもの(上)とは違って大きめです。重箱を開けると、香ばしい香りが漂います。脂が焼けたような、蒸した関東風より香ばしさが強い感じ。地焼きは2回目なので、気のせいではないと思います…。
焼き目は強くなく、焦げ目もちょうどよく、きれいでお上品な感じ。肉厚だからよいというものではないらしいのですが、今回はしっかりと肉厚。地焼きは細めに切られています。
口に運ぶと、やっぱり香ばしい味わい。上の地焼きよりふっくらとした食感で、上の蒸しと地焼きの間位の印象です。
身と皮の間はグニュッと、皮目はサクプリッとしており、思ったより軽めの食感。鰻自体に十分脂が乗っていますが、上の地焼きよりさっぱりとした上品な味わいで、旨みも強かったです。
3人とも「お~っ」「ん~っ」という言葉が出ちゃいました。まとめると、伊勢うなぎは地焼きでもふっくら、皮目も軽く、脂はさっぱり上品、旨みは強い味わい、ということになりました。
大将曰く、蒸しは脂を犠牲にしているので、地焼きは旨みが強く感じられ、栄養価も高いとのことでした。前回もお聞きしましたが…。
熱々のごはんはお米も立っており、軽く盛られて、タレもたっぷりかけられています。とても美味しいですし、鰻の脂とタレの相性がよく、どんどん箸が進みます。今回もこの時は全員会話もなく、唸るだけで食に集中してました…。
こちらのもう一つの特徴であるタレですが、甘さは控えめ、甘さが物足りないかギリギリのところを狙っている感じです。辛口っていうんですかね。
こちらを何回も利用していることもありますが、やめられない味になっちゃいました。きっと、甘みの強いタレを好きな方が多いと思いますが、鰻自体の味がわかるので、ぜひみなさんにも体験してもらいたいな…。
それから、もう一つ秀逸だったのは山椒。地焼きの場合は、醤油漬けの粒で提供されます。一緒に小ネギも。地焼きの強い鰻の味わいに、この粒の山椒が見事にマッチ。香りと辛さと痺れは格別で、鰻とごはんを噛んで味わうのが一層楽しくなりました。
お吸い物は、上品なお出汁です。最初は薄いと感じますが、鰻重を食べていくうちに、ちょうどよく感じて美味しいのです。
お漬物は今回も良い漬かり具合、やっぱり甘めの奈良漬けがとても美味しい。タレの甘さが少ない分、メリハリが付くようで、良い箸休めになってくれました。
今回の水菓子は梨でした。酸味は控えめで、果汁はたっぷりでしたので、幸水でしょうか。フレッシュで甘みもあり、見た目も涼しげで季節感のある美味しさを楽しむことができました。
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今回は、「いつかは特上」の伊勢うなぎをしっかり堪能することができました。本望でございます。「いつまでも ずーっと 想い出に~♪」です…。
今年の夏の土用の丑の日は、いつも以上に混雑したそうです。家族にも手伝ってもらうと以前話しておられましたが、今年は半分以上の注文を断らなければならなかったそうです。
そんな威勢のいい大将ですが、親友がお店に持参したおみやげを使い、即席で作られた一品を提供してくれるやさしい方でもあります…。
それから、こちらの鰻へのこだわりをお知りになりたい方は、前回口コミの①~⑥をご参照ください。
ちなみに、2025年の土用の丑の日は、1月20日、2月1日、4月26日、7月19日、7月31日、10月23日、11月4日、と年7回となります。
今度は、上に戻ることになると思いますが、いつかは(時価の)鰻筏重…。また行きまーす♪
ごちそうさまでした!