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フレンチモンスター 重圧なドアを開けると暖かな照明と目に飛び込むのは「碧」の色が美しいシャガールの絵画はまるで友人の邸宅に招かれたような錯覚にさせます。 徳島県の食材に拘ったコースはお店の第一印象と同じ、どこか懐かしい味わいだったと思います。 ペアリングで頂いたワインも実は何本か「二度目まして。(笑)」があり、一皿一皿のソースの味わいを引き立たせます。 メインはオススメ頂いた鴨を。 面白いのが赤を二種類、重めと、さっぱりとした味の違いが面白かったです。 お茶は徳島の「阿波番茶」 発酵された薫りは最初、プアール茶?と思うほどです。さっぱりさせてくれます。やっぱり日本人、食後はお茶ですね(笑) 一人でふらっとまた行きたくなるお店でした。
2018/03訪問
1回
「Kyo gastronomy KOZO」 本来、ミシュランのコンセプトは「そのために旅行する価値のある卓越した料理」です。 以前から大好きだったお店のご子息がフレンチのお店を出された事で「これは行かないと!!」と、今年も1人、新幹線に乗り西の都に向かいました。 印象的なお料理をいくつか挙げます。 スタートはスペシャリテの ・苔のテラリウム なんと、全てが食べられます。飾りの葉っぱを食べて、店員さんにドン引きされる事故がありませんw 空豆のマッシュとフォアグラのクリームの滑らかな口当たりと揚げた古代米の香ばしさが面白いです(^^) ・季節野菜のサラダ、お抹茶のドレッシング 食べるごとに味が変わります。お野菜が一つ一つ主張して、穂のかに薫るお抹茶と鰹だし、ベーコンの旨味、口に含み食材によって違うとても楽しいサラダでした。 ・鯵の干物と千枚漬けのお魚料理 ごめんなさい、お名前は勝手につけました(笑) 今回頂いたお料理で1番、びっくりさせられました。炙られた鯵の干物の薫りが出された時に印象的でした。さくさくとしたクラッカーにトマト、鯵の干物、株の千枚漬けが乗せられています。下に敷いてあるのは大葉のソースです。手でつまんで頂くと、鯵がまるでチーズのような風味に変化していました!!もう少し鯵が主張するのかと思いきや、見事に全ての食材が一つにまとまり、思わず目を閉じてペアリングの日本酒に手を伸ばしちゃいましたw ・京都牛のソテー、甘夏のソース 絶妙な火入れとしか言えません。表面にナイフを入れた瞬間、伝わるカリッとした手応え、口に入れて香ばしさから広がる肉汁、そして中の少しレアの部分の甘味。ここまで層のようなステーキは鉄板焼きの名店にも引きをとりません。お醤油ベースの甘酸っぱい甘夏を使ったソースと添えられた七味がまた味の変化を楽しませてくれます。 ・ヨーグルトのムース、ローズのシート、桃のソルベを添えて 最後にまた、騙されました(笑)ソルベがさっぱりして、ムースの方がまったりしているという、固定概念をひっくり返してくれました。 全て共通して言えるのが、「数学的」だと私は感じました。それぞれの持ち味、化学反応にも似た足し算、引き算、時にはわり算。 新鋭のシェフだからなし得る和フレンチでしょう。 全てに遊び心があります。 しかしながら、まだ「深味」が少し物足りない印象がありました。贅沢かな主役級が集まっても、映画は盛り上がらない。いぶし銀となる役者が居て、全体がまとまる。そんなワガママが出てしまいましたw 確かな技術をお持ちのシェフがこれから魅せてくれるお料理に期待しかありません。 肩を張らず、友人を訪ねるような暖かみのあるお店でした。 また一つ、京都に行く理由が出来てしまいました。 ご馳走さまでした。
2018/05訪問
1回
ヴェルサイユ宮殿から2キロ離れたかつて、 マリー・アントアネットの離宮 「プチ・トリアノン」は華やかな宮廷仕様ではない、自然回帰主義の作りは「王妃の農園」とも呼ばれております。のびのびと気の置けない友人と過ごしたその離宮はマリーアントアネットの安息の地だったのでしょう。 所変わって、21世紀の東京、高輪。 グランドプリンス高輪のフレンチレストラン 『ル トリアノン』さんは少し遅い母の日のプレゼントに使わせて頂きました。 誕生日にしろ、母の日にしろ、母の欲しい物は 私の予算の0が一つ、いや時には2つほど増えるでしょう。 バーキンなんてねだられた日にはバーガー○ングでも買ってやろうかと企んでおります(笑) なので、私も楽しめる、私の行きたいお店を 「プレゼント」という大義名分でお邪魔させていただきました。 上品な店内はロココ様式よりもヴィクトリア調の印象です。訪れた日が生憎の雨でしたが、緑の美しいお庭を眺められる大きな窓は、隠れた太陽さえも、窓から見える木漏れ日と、青い空が不思議と目に浮かびます。 気を取り直して、お昼からフルコースと言うわけで、シャンパンで乾杯です。 いくつか印象的なコースをあげます。 ・人参のムースとコンソメのジュレ、人参のピクルスと生ウニを添えて 可愛らしい盛り付けに歓声をあげました。 いわゆる、インスタ映え(笑) しかし、このお料理にタイトルを付けるとしたら 「蛇足」です。 濃厚な人参のムースは最初、「かぼちゃかしら?」と思うほど甘味が強く、滑らかな口どけと、コンソメのすっきりとしたジュレが心地好い印象でした。が、輪切りの人参のピクルスも一緒に頂くと、邪魔でしかありません。 いらない酸味。いらない無駄に舌に残る食感。 なぜ、ピクルスを添えました。 ウニはあっても無くても気にはしませんが、輪切りのピクルスのおかげで相対的にマイナスの方が強いでしょう(^-^;ふわふわのムースはコースの中で一番美味しく感じました。 ・アサリのミネストローネ アサリの出汁が効いた、 さっぱりとした味わいでした。 ・牛フィレ肉のグリエ ・オニオングラタン ランクアップして国産牛をチョイスしました。 普通に美味しい。って感じです。一緒にサーブされたオニオングラタンは玉ねぎの甘味が感じられ、牛のソースと一緒に頂きました。 よく添えられているマッシュポテトも好きですが、確かにオニオンの方が軽いので「アリだな」と思います。 全体を通して、不味くは無いけど特別感動はありません。 披露宴にも使われるレストランと聞いて、少し納得です。 内装とお庭は女性受け間違いありません。 高輪のマダムのランチ会にピッタリでしょう。 お庭の新緑のようなギャルソンさんが丁寧に対応してくれるのには目が細くなります。
2018/06訪問
1回
アベンジャーズなコース。