yamay630さんが投稿したエスキス(東京/銀座)の口コミ詳細

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エスキス銀座、有楽町、東銀座/フレンチ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2021/05 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

美しきフランス…美しき日本…

銀座のエスキスさん。

素敵な出会いに感謝でした。

この日はこちらでランチを頂くために予約です。

こんなに素敵な時間が訪れようとは思いもしれませんでした。

当然、ミシュランの星や食べログアワードシルバーメダルを冠しているお店なので期待はしていましたが、純粋に素敵な食事の時間を過ごせたというか、素敵な出会いの時間だったと思います。

シェフはフランス人の方。物腰は柔らかくて、日本の文化、自然をを愛してくれている素敵なシェフ。技術者としての表現は繊細なタッチでエレガントな料理を生み出す料理人。そこに日本の素材と文化を取り入れフレンチという料理に表現され、なんとも見事な料理の流れを組み立てる。そういった本質のあるシェフであると思いました。

総支配人は若林さん。テレビでも拝見したことがあって憧れ的な存在。表現力の豊かさ、食事はこうすれば美味しくなる、素敵な時間になるというプレゼンが素晴らしい。最大限の気持ちで向き合ってくれる人です。

この素敵なお二人のパフォーマンスを最大限に生かすスタッフさん達。フォローをすることによってその役割をこなし、自身の大切な経験値として過ごしている。

そんな中で過ごせた時間は素敵という言葉の他には浮かびませんでした。

料理内容は以下の通り…

Une tres legere oscillation…
限りなく繊細な揺らぎ…

Perspectives et lntuitions
それぞれの観点と直感

Purete 純粋
◇katsuo, framboise, graine de fenouil
鰹、フランボワーズ、フェンネルシード

Fragilite 儚さ
◇asperge verte, coquillages, burrata
グリーンアスパラガス、貝、ブッラータ

Promesse 約束
◇calamar, sansai
烏賊、山菜

Heritage 遺産
◇ris de veau, morille, vin jaune
リードヴォー、モリーユ、ヴァンジョーヌ

Envers 両極
◇tachiuo, absinthe, seri
太刀魚、ニガヨモギ、セリ

L'arbre et la bete 木と獣
◇agneau, girofle, fleur de sansho
仔羊、丁字、花山椒

Rouge 紅
◇azuki, cassis
小豆、カシス

Plaisir 愉しみ
◇cacao d'amazonie, noisette
アマゾンカカオ、ヘーゼルナッツ

ワインのプレゼンは若林さんに委ねてペアリングの本質を頂けれるのが楽しみ。

泡はドゥーツから。すっきりと喉を潤わせてからアミューズを頂きます。鰹です。旨味がしっかり出るように施され、フランボワーズとフェンネルをあしらっていい香りの余韻からスタートです。

二品目は白いソースを纏った立派なグリーンアスパラが登場します。仕上げは若林さんが行ってくれます。貝の器に入った蛤、北寄貝、ブラータのクリーミーなソースがかかりました。アスパラの瑞々しさ、緑の香りに貝の旨味が添加され美味しい…またまたいい余韻。

三皿目は烏賊と山菜の料理です。ソテーされた烏賊の上にコシアブラ、うるい、たらの芽、こごみがあしらわれています。泡状のソースは烏賊からとった出汁で作られているそうです。舌の上に感じられる美味しさはもちろん、香ばしさと旨味の余韻が長くて素敵です。合わせて頂いたワインは白ではなくて赤ワインです。ニュージーランドで日本の方が作られているものです。ピノ・ノワールのこのワインは華やかな香りの他に土からくるニュアンスもあって、山菜の苦味とのバランスがとれてさすがのペアリングでした。

四皿目はリードヴォーとモリーユ茸をヴァンジョーヌというワインで味わいを作ったものです。ヴァンジョーヌの香り、リードヴォーのねっとり感、フレッシュモリーユの舌触りとその香りが心地よく美味しいです。合わせて頂いたワインはピュリニーモンラッシェ。凝縮した果実感と柔らかな酸味が料理の味わいを中和してくれて、双方が美味しくなるというプレゼン。たまらん…

魚料理は太刀魚。目の前でソースのプレゼン。見ているだけで美味しそう。太刀魚は皮がこんがり、身はしふんわりと仕上がり火入れは完璧。ソースはフロマージュブラン。その周りに八朔のコンディマン、アーティチョークや黄蕪をあしらって、酸味と野菜感でバランスがとられています。八朔をコンディマンとしているところが味わいのポイントかなと思うぐらい心地いい酸味が加えられていました。

メインのお肉はフランス産の仔羊。肉の表面に透明な肉汁がキラキラとあり、その肉色はうっすらピンクで美しい焼き上がりです。見た目も素敵なのですが、その柔らかさ、肉質の良さは絶品というものでした。今まで食べてきた仔羊の中で一番美味しいと思うぐらい…ワインはのローヌ赤。ドメーヌ サン プレフェールのシャトーヌフデュパプです。この繊細な仔羊の料理に優しさと芳香さのあるこのワインは、これまでの料理とワインの流れを更に美味しく素敵に増長させてくれるものでした。

デザートの前に新政を頂きます。ここで日本酒のプレゼン。日本酒の甘味はもしかしたら食中よりもデザートにあうかもなんて思うプレゼンです。
そしてアヴァンデセールは日、仏の融合した一皿という感じです。紅色の輪島塗の漆器にカシスと小豆を主題にしたものが和のような雰囲気で盛り付けられています。小豆ミルクの上にカシスの凝縮されたチップスがあり、これがかなりインパクトある味の濃さです。小豆とベリー系の組み合わせは好きです。なんか少し奥ゆかしい小豆ミルクになったような気がしました。

次のデセールはアマゾンカカオとヘーゼルナッツを主題としたものです。ガナッシュとヘーゼルナッツのクリームが層になり、ビターなチョコレートとミルクチョコレートが飾られスタイリッシュなデザート。ソースはジャージーミルクで作られ、全体を円やかにまとめてくれる感じでした。

最後は紅茶とシェフのおばあちゃんから習ったというお菓子が添えられて、ほっこりとした気分で締めくくりました。

帰りにはお見送りもして頂いて、お土産にお菓子を頂きました。

思い返しても、本当に素敵な時間でした。
親近感…
そこが一番だったのかもしれません。
もちろん、技術とテクニックは超一流で感動させて頂きました。

ありがとうございます。
ごちそうさまでした。

  • 仔羊、丁字、花山椒

  • リードヴォー、モリーユ茸、ヴァンジョーヌ

  • 太刀魚、ニガヨモギ、セリ

  • 烏賊、山菜

  • グリーンアスパラガス、貝、ブラータ

  • ドゥーツ

  • 鰹、フランボワーズ、フェンネルシード

  • パンのプレゼン

  • ニュージーランドの佐藤さんのワイン

  • フランソワ カリヨン ピュリニーモンラッシェ

  • ドメーヌ サン プレフェール シャトーヌフデュパプ

  • 秋田県 新政 陽乃鳥

  • カシス、小豆

  • アマゾンカカオ、ヘーゼルナッツ

  • 紅茶

  • シェフのおばあちゃんのお菓子

2023/11/24 更新

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