肉山ぷに子さんが投稿したes(東京/乃木坂)の口コミ詳細

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肉山ぷに子のレストランガイド

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es乃木坂、表参道、六本木/イノベーティブ、フレンチ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

計算された香りの組み立てで魅せる、西麻布の一軒家イノヴェーティブ

楽しみにしていた西麻布の一軒家レストラン。、
ウェイティングルームだけでもそのへんのレストランよりゴージャスで、
メインフロアもライブ感のあるカウンターが楽しい。

前回訪問時にかなり好みだったので、
美食家の友人を連れて再訪。


と~~っても美味しいから期待していてね、とお相手にはハードルを上げておいたのだけれど、期待をゆうに超えてくる。

アピシウス→ロオジエ→SUGARABOという華麗なる経歴の大城戸さんの創り出すお料理は、
どれも素材の魅力を最大限に引き出しつつ、驚きのあるイノヴェーティブなものばかり。
香りの組み立てが上手で、和の要素をさらりと重ねるタイプのようです。

シェフはワインの造詣も深いので、あれこれお話しながらこちらで選ぼうと思ったのですが、結局お任せすることに。

まずはドンペリ(2013)から。


・トリュフサンドウィッチ
→ 香ばしいトーストにトリュフペースト、上からスライスをたっぷり。最初から世界観が決まる一品。こちらのお店のスペシャリティですが、強烈に美味しい。


・あおりいかと唐墨の生春巻き
→ 細かく包丁を入れた身がとろり。唐墨、水菜、マヨネーズ、ビネグレットソース。
瀬戸内レモンのピールも。こういうアミューズが大好き。食べ終わるのが嫌だった。


・根室の秋刀魚のタルト
→ 炭の香りと脂を燻製マヨネーズが受け止め、肝ソースでぐっと引き締まる。

・近江澤井牛テールの春巻き
→ 私はシェフの揚げ物の大ファン。前回も忘れられなかった春巻き。
牛テールは12時間煮混んでいるのでホロホロかつ旨味の凝縮感。強火でソテーした法蓮草も。たっぷりかかったパルメジャーノの上にはさらにたっぷりと仕上げのトリュフが。香りも最高。

・噴火湾毛蟹
→ 少し和寄りの一皿。蟹の味噌和えの濃厚さを土佐酢ジュレがスッと整えます。蓼ソースが色鮮やかで、ほんのりとした苦味が後味を綺麗に。

・自家製パンと生ハム
→限界まで薄くフワフワにスライスした生ハムを、絶品のパンに乗せて食べると至福。
叶うことなら毎日食べたい。これとワインだけで、幸せな気持ちになります。

・秋田本山葵
→ 本山葵のビネグレット、そして同じ畑で取れる山葵菜・からし菜・クレソンに、フランスオーベルニュ地方の16ヶ月熟成生ハム。サラダと呼んでよいのか戸惑う、こだわりの食材。

・千葉いすみの黒鮑
→ 10時間煮込んだ黒鮑。しっとりした歯ざわりに、鮑出汁の餡がふくよか。木の子と青菜のソテーが香りを重層に。

・淡路鰆 白トリュフ
→味噌でマリネした鰆とじゃがいもピュ-レの優しい甘み、蟹クリームソースのコク。そして、またまたたっぷりとかけられた白トリュフの香りが重なる。今日はトリュフ祭り。

・千葉いすみ蛤
→ 温かくてすみわたる蛤のスープ。次のメインのお肉へのインターバルにちょうど良い。

・近江澤井牛(ハラミ)
→ 表面を強火で香ばしく。黒舞茸ベニエと。秋を感じます。タイムを効かせたジュで密度ある仕上がり。

・岩見沢 高麗雉 雑炊
→ 雉と水だけでとったお出汁。滋味が静かに広がり、身体がほどけます。

ここで、テラス席に移動してデザートを頂くことに。
少し肌寒いけれど、風が気持ち良い。

・山梨シャインマスカット
→ 白葡萄のシャーベットに、120種もの薬草を使ったフランスのリキュールであるシャルトリューズのアイスでハーブの余韻。シャインマスカットとともに、甘さと清涼感のバランスが良い。

・特製チーズケーキ
→ しっとりタイプ。トリュフアイスとたっぷりかかったトリュフの香りで“ここらしさ”が最後まで続く。

・ウィークエンドシトロン
→甘さ控えめでライムがきいてる。


香りの見せ方に一貫性があり、記憶に残る素晴らしいコース。
訪問後の余韻に浸る暇もなく、またすぐにでも訪れたくなる素敵なレストラン。

通い続けます!

2025/11/19 更新

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