1回
2025/12 訪問
比内地鶏食べるならここ!
銀座 TORIYA PREMIUM
2025/12/16
素敵な口コミをいただき、誠にありがとうございます。
「料理、ワイン、空間の統一感」という、私たちが最も大切にしているこだわりを感じ取っていただけたこと、何よりの喜びです。
単にお腹を満たすだけでなく、五感を通じて「記憶に残る体験」をご提供することを目指しておりますので、「美味しいだけで終わらない」というお言葉は、スタッフ一同にとって最高の励みになります。
これからも、お客様に驚きと感動をお持ち帰りいただけるよう、さらなる研鑽を積んでまいります。また特別なひとときを過ごしに、ぜひ再訪いただけますことを心よりお待ちしております。
2025/12/14 更新
銀座の「Toriya premium」を移転後の初訪問。
最初の二皿から、一般的な焼き鳥店のイメージを良い意味で裏切られました。
乾杯は、樽から注がれるチェコ産の生ビール。
続く前菜は、蒸し牡蠣の発酵パプリカソースと、ホタテのカルパッチョ 洋梨とハーブのソース。
牡蠣はふっくらとした食感で、発酵パプリカのコクと酸味が重なり、印象に残る一皿。
ホタテは瑞々しく、洋梨のやさしい甘さとハーブの香りが広がり、この時点で料理への期待が一気に高まりました。
ここで合わせたのが、ラ・ポイエサの「フィロム」。
エミリア・ロマーニャ州のスプマンテで、オレンジともロゼとも取れる色合い。
香りと旨みが豊かで酸は穏やか。前菜の発酵感や、その後の焼き鳥の脂とも相性が良く、焼き鳥とオレンジワインの組み合わせの完成度に驚かされました。
焼き鳥では「ふりそで」にカボスのピールを巻き込む工夫が印象的で、ひと口ごとに柑橘の香りが広がります。
胸肉は焼き上がりにほんのり醤油をまとわせ、香ばしさと皮・身の脂のバランスが非常に良く、完成度の高さを感じました。
途中でいただいた、ティボー・ブーディニョンの
「ア・フランソワ(アンジュー・ブラン)」も秀逸。
透明感がありながら芯のある味わいで、料理を邪魔せず、むしろ引き立ててくれる存在でした。
比内地鶏の「つなぎ」(レバーと心臓の間の希少部位)は、言われなければ鶏とは分からないほど独特の食感。
名物のホロホロ鶏アンマニア、里芋ソースとマスタードを合わせた一皿、そしてスパイスが重なる締めのカレーまで、一貫して完成度の高い構成でした。
料理、ワイン、空間すべてに統一感があり、
「美味しい」だけで終わらない体験型の焼き鳥店。
再訪したいと思える、記憶に残る一軒です。