kiko rinoさんが投稿した下総屋食堂(東京/浅草橋)の口コミ詳細

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ゆるくテキトー

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下総屋食堂両国、蔵前、浅草橋/食堂

3

  • 昼の点数:3.9

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
3回目

2024/02 訪問

  • 昼の点数:3.9

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

良い塩梅のおんなに


日々に追われているおんなは、近頃全くもっておんなの成分が抜け落ちてしまったようであった


元々そういうところからは遠く離れたところにいたのだが、きっかけがあってから、自分の中で頑なだったものが綻んでやわらかくなってゆくような、まるで見たことのない己と出会ったように感じるような、そんな時間を幸せに過ごしていた少し前までのわたし。
おんなという性に生まれてそんなに良い思いをしたことはなかったと思っていたけど、そんなわたしが初めて「おんなで良かった」と感じるような時間。
そういう風に、感じさせてくれるのは貴方という存在。


「マニ(キュア)やめちゃったの?」
貴方にそう聞かれてどきりとする。
何しろ時間の無さ(言い訳)と、体調不良もあってきちんと整えられない。
そう言えば貴方の前で指先が無防備なのは、本当に久しぶりである。
それはまだ貴方と出会ったばかりの頃、日常に追われて指先のケアなど全くしなかったわたしが、初めて無防備なことを恥ずかしく思った瞬間であり、そういうところをきちんと整えることがおんなになれることだと感じたことでもあったのだ。

わたしが自分で作っている(と思っている)メッキがたとえ剥がれてしまっても、貴方はきっと何も言わないだろうし変わらずわたしのことを愛してくれると思っているけれど、わたしならいつでも素敵な貴方の横にいてもいいようにきちんとしていたいと思う。

わたしたちが更に歳を重ねて、飾る部分なんて少しも無くなってしまった時、わたしと貴方の間にはこのお店のように素朴で優しくて気取らない空気が流れているのだろうか

そんなことを思いながら、貴方とのひとときを備忘録


  • 厚揚げはお鍋から出したばかりのほかほかじゅんわり

  • なす煮浸しと筍 両方食べたいと思っていたら、やさしいおかあさんがハーフ&ハーフにしてくれた

  • 豚汁があったので最後にオーダー ほっこり優しい味つけ

  • 下がくるりんぱ!してない!

  • この日の花

2024/02/16 更新

2回目

2021/11 訪問

  • 昼の点数:3.9

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

あたたかい酒と、貴方

若い頃、とにかく酒は冷たくないと飲めないおんなであった。
それはアルコールが強くとも弱くとも、冷たく口当たりが良い具合でもって飲み込んで流してしまうような、そんな酒の飲み方。
熱燗は酒の匂いをダイレクトに感じるので、例えアルコール度数が低くともその匂いを感じると凄く酔ってしまうような気がして苦手であった(実際にどれ程酔っていたのかは其々に於いて不明な点ではある)

そんなおんなが年を取り、ビールでもカクテルでもワインでも芋ロックでもない、冷たく冷えた淡麗辛口でもない、温度などどうでもいいような具合で日本酒を飲むようになったのは、色々な場所で酒を飲むようになってからなんとなく自分の体温に近い酒を飲むとからだにじんわり染みるというか、
「今わたしは酒を飲む!」
みたいな意気込み不要で黙々と飲めば己のからだがゆっくりとアルコールに浸されていくように感じるというか、心地よくゆっくり酔っていくような、そんな風に思うようになったのは貴方と一緒に過ごすようになってから。

わたしのからだを
貴方がゆっくりしみわたる
そのあたたかさに 心地良さに
何度も繰り返し貴方を求めてもまだ足りず
わたしは貴方を
今日も恋しく想う


  • ビールとカキピー

  • 本日のおそうざい

  • ピーマン味噌

  • きりこんぶ煮

  • ぱらっ

  • 厚揚げ煮。ほかほかでじゅんわり

  • あたたかい酒

  • 2本目

  • 亀とおとこ

  • おっ、大きいです…( //∇//)

2022/03/28 更新

1回目

2021/06 訪問

  • 昼の点数:3.9

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

Growin' Up Blowin' In The Wind


♫ 風の吹き抜ける場所を目指し
  君の体チェリーパイ
  そして僕の心ファンキービート
  夏をかけぬけてゆく 

     『風の吹き抜ける場所へ』/ FLYING KIDS


晴天に恵まれた6月下旬の昼。すみだ北斎美術館で開催されていた「しりあがりさん北斎さん」を鑑賞後、近隣店舗を検索してマイレビュアーさんが訪れていたこちらのお店へ。
その素晴らしい佇まいが故MVや映画などでもロケ地とされていた店内には、訪れたであろう有名人のサインが飾られている。
店内は戸や窓が開け放たれており、扇風機と素通りしてゆく風が流れているのでエアコンが付いていなくても心地よい。
店内奥には薄暗い厨房があり、その様子を見て以前訪れた木場の河本を思い出す(現在は閉店、跡地には立派な住宅が建っている)。田舎の祖母の家、物が雑然と並び薄暗くて妙にひんやりとするような、そんな台所。

作り置きした惣菜が、厨房と客席の間を間仕切りするようなガラス戸棚に置いてあり、客はそこから取って代金はまとめて後払いである。
わたしの実家の母は、いまだに作り残ったおかずを食器戸棚の中に入れておくというヘンな習慣の持ち主であるが、そんなことをまた思い出す。
愛想の良い働き者のおかあさんからの給仕を若干申し訳なく思いつつ、食堂らしいつまみで緩く呑む昼酒が、この上なく幸せに感じるわたしであった。


お店の様子がほぼわかるMV
https://youtu.be/YDD3KxkXjyc
『彗星』/小沢健二

  • ぱんかい

  • 選んだもの。

  • 日本酒はお迎えに行かないとポタタタ

  • この中から、お好きな子を

  • 風がゆらぐ

  • 風の出入りぐち

  • ガイカンッッ

  • 下がくるりんぱ

  • ここは すみだく 北斎

2021/07/31 更新

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