1回
2025/10 訪問
樹のように、訪れるたびに深くなる。品川・高輪の“感性派フレンチ”。
L'ARBRE
2026/02/05
このたびは【L’ARBRE】へご来店いただき、また情景が目に浮かぶほど
美しく丁寧な口コミをお寄せくださいまして、誠にありがとうございます。
お料理だけでなく、店名に込めた想いや空間の空気感、
ライブ感あふれるカウンターでの体験まで深く感じ取っていただき、
シェフ菊地をはじめスタッフ一同、感激しながら拝読いたしました。
「食の森」という表現で当店を表してくださったことは、
私どもにとってこの上ない賛辞でございます。
全国各地の生産者から届く旬の食材を、
一皿一皿その瞬間の最良のかたちでお届けしたいという想いが、
アミューズからデザート、そして“残響”に至るまで伝わっていたのであれば、
これほど嬉しいことはございません。
とりわけコンソメ・アンペリアルやパテ・アンクルート、
九絵や短角牛といった料理について、
味わいのみならず構成や余韻まで丁寧に言葉にしていただき、
料理人として大きな励みとなっております。
また、ワインペアリングにつきましても、
一皿一皿との関係性を楽しんでいただけたとのこと、
ソムリエにとっても何よりの喜びでございます。
品川という立地にありながら、日常を少し離れ、
静かに季節と向き合う時間をお過ごしいただけたことを大変光栄に思います。
季節が移ろえば、森の表情もまた変わってまいります。
ぜひまた違う季節にお越しいただき、
新たな“記憶に残る一夜”をお楽しみいただけましたら幸いです。
このたびは誠にありがとうございました。
またお迎えできます日を、心よりお待ち申し上げております。
2025/10/16 更新
品川駅から徒歩4分ほど。
高輪の静かな通り沿いに佇む「L’ARBRE(ラルブル)」さんへ。
2024年11月にオープンしたばかりの“ニュー・クラシック・フレンチ”のお店で、
店名の「L’ARBRE=樹」には、
“根を張り、人とともに育ち、繁栄していく”という想いが込められているそう。
木の温もりと洗練が同居する店内には、オープンキッチンのカウンター。
シェフの所作を間近で感じながら、旬食材の香りに包まれる!
そんなライブ感も魅力のひとつです。
今回いただいたのは
◇Menu L’ARBRE(ムニュ・ラルブル)
季節のおまかせコース(¥14,900)
全国各地から届く希少な食材を中心に、
その“旬”を最大限に引き出す構成。
三種のアミューズでは、渡島の大楚蟹×フランス産キャヴィア、秋刀魚とキタアカリ、フルーツトマトの組み合わせなど、一口ごとに季節と土地の香りが立ちのぼる。
焼きたての自家製ブリオッシュは、北海道産小麦“春よ恋”と七谷地鶏卵の香りがふんわり。
ナイフを入れる瞬間から、もう幸せ。
石川・金沢のれんこんを使った一皿は、
隈海老と甘海老の旨味が重なり合う繊細なバランス。
続くパテ・アンクルートでは、ホロホロ鳥や仔牛、鹿、新銀杏などが層を成し、まるで“森の祝宴”のような味わいに。
そして圧巻はコンソメ・アンペリアル。
地鶏、鴨、山形牛が織りなす澄んだ旨味に、思わず言葉を失うほどの余韻が残ります。
魚料理は、山口・萩の九絵を使ったロティ。
茸のデュクセルとソース・ジュ・ド・ポワソンが溶け合い、海と森のエッセンスが共鳴。
肉料理は秋田・鹿角の短角牛“かづの牛”。
マデールソースがしっとりと包み込み、噛むほどに旨味が広がる名品。
締めには京都・七谷鴨のコンフィ、
そして丹波栗を使ったヌガー・グラッセで、
静かな“残響(Arrière Goût)”を残してコースはフィナーレへ。
ワインペアリング(¥8,800)も素晴らしく、
シャンパーニュからブルゴーニュ、ナパまで、
一皿ごとに寄り添うようなセレクト。
特に“Pâté En Croûte × スペインの遅摘み白”の組み合わせは秀逸でした。
食材、技、香り、余韻。
どれもが調和し、“記憶に残る一夜”を作り上げてくれる。
品川にありながら、ここはまるで“食の森”。
季節とともに、また訪れたくなるフレンチです。
ご馳走さまでした️✨