3回
2019/12 訪問
感動を再び求めて。
感動を再び求めて。前回訪問させて頂いてから色彩と味、次は何が出てくるんだろうという期待感が忘れられなくて、またいつかじゃなくて、すぐに来ようと機会をうかがっていました。でも、こんな早く行けるなんて。ミシュラン二ツ星ディナーコース2万円。
入り口と店内について入り口のその前に幅の広いタイプのおしゃれ階段があります。これはこれで厄介な入り口ですけど、前輪をウイリーしながらならなんとかいけます。私も行ってみるまではドキドキでしたけど、入れない段差ではありません。頑張りましょう!
お店に入るとすぐL字。これは問題ないと思います。店内はテーブル席が4っつあるのみで、そのテーブル席が余裕を持って配置された空間となっています。だから、入ってしまえば車椅子でも十分な広さです。
さっそく、シャンパンから。お酒はあまり飲めないんですけど、最初の一杯は頂きます。
一品目、石焼き芋のグラタン。お芋の甘さとトリュフが香ります。
二品目、飯塚のしそスナック。しその味好きなんですよね。しそのいい香り。
三品目、九十九島の生カキ。生のカキは味がしっかりで。ミニトマトの酸味がまろやかにしてくれます。マスタードのアクセントがおもしろい。
四品目、カボチャのスープ。うにの風味とサザエのコリコリ感がいいです。それとカレーっぽい味がするんですけど、これはアリッサという調味料が使われているそうです。
五品目、オマール海老のベニエ。美味しいに決まってるやつ。キャビアのタルタルソースも美味しい。
焼き立てパン。この自家製バターがたまらなく美味しいのです。
皿料理とワインペアリングスタート!
私も連れもワインの知識などみじんもありませんし、お酒は弱いのでシャンパンだけのはずがもう少し飲みたくなって、最初で最後かもしれませんがペアリングをお願いすることに。あっ私は見守る側ですが(笑)
ワインその一
六品目、糸島モッツァレラ。かなりあっさりした味のチーズ。
ワインその二
七品目、ハマグリ。ハマグリは少し苦手なところがあるんですが、ここなら好みではない食材も美味しく食べられる。
焼き立てパンおかわり。
ワインその三
八品目、さわらと揚げなす。さわらをなすが引き立てていて、さわらのくせもを全く感じない。オリーブも美味しくて驚き。
ワインその四、まさか私と同い年のヴィンテージワインが今日という日に出てくるなんて、奇跡の出会いに運命を感じるじゃないか。ソムリエさんもビックリ!今日の中では最もしっかりした酸味と渋みを感じる。サプライズな出会いをソムリエさんありがとうございます。
九品目、白子のポワレ。表面がカリっと香ばしい。改めて私は白子好きなんだなと思いました。
ワインその五、フルーティー。
十品目、大分の鱧。かちえびと鱧のブイヨンをかけてアツアツの状態で。
シークワーサーを絞って味を変えて二度味わう。シークワーサーを絞ると野性味のある味わいに変わります。全く味が変わるので飽きさせないおもしろさがあります。ただ、絞る前と後を比べてしまうから二度美味しいとは言えないのかも。
十一品目、大衆かきとみかんアイスキャンディで口直し。
十二品目、福岡嘉麻の鹿と赤ワイン。裏面はカリっと、丁寧な火入れで赤身はしっとり柔らかく臭み一切なし。ここまで上質な血抜きがされた鹿肉を用意する特殊部隊にいたという猟師さんにも感謝。
十三品目、いちごのタルト。見た目にタルト感はないが、散りばめられた一つ一つをスプーンでまとめて口に入れるとタルト感。もうタルトの概念ひっくり返りますよ。またミントが良いアクセントで好きです、これ。
選べる紅茶とコーヒー。
紅茶はレッドクローバーにしました。
焼き菓子と木苺。焼き菓子はマドレーヌとマカロン。お腹いっぱいで持って帰りたい(笑)
これにて終了。今回も新しい発見があって、美味しいだけじゃなくて楽しい時間でした。次はどんな料理が出てくるのか。もう次のことを考えている。13回来てから、一皿目から全部好きなものづくしにしてもらうか。そんなシステムないし失礼なのかな。
気づいたら3時間…すいません、早く帰ります。ごちそうさまでした。
車椅子の旅人ブログはこちら https://wheelchair-gourmet.com/
2019/12/30 更新
2019/07 訪問
感動と興奮が記憶に残る。
随分と前からチェックしていました。画像で見る限り入り口が車椅子で心配だった上に交通機関がタクシーしかなく、ハードルが高いなと。でも、満を持して行ってきました。
小高い場所にある景色のいいお店。階段はあるものの幅が広いものだったので読み通り入ることができました。店内は広々としていて静かな落ち着く雰囲気。
しかし、そこから始まった時間は、目で見て楽しく、食べて美味しく、とても静かにしてはいられないワクワクしてしまうものでした。
印象的だったものとしては、まず、鶉の味卵に鰹節パウダーをまぶしたもの。鳥の巣の器が目をひき半熟卵の濃厚さと鰹のバランスが美味しいです。
次に、よしいえびを練り込んだパスタキャビア添え。エビの味とキャビアの塩気がちょうどいい。そして、塩気と言えば牡蠣。小粒だが濃厚で味も抜群。
さらに自家製パンは冷えても美味しく、またバターがいいです。手作りだったと思いますが、しっとりとなめらかなこのバターはとても好きです。
それから、アワビや鰻、オマールエビや米仕上げ牛などすべてにおいて厳選された食材を使い、創造性豊かな発想と技術力も相まってどれも素晴らしく美味しかったです。ふわふわのデザートも一瞬でなくなる口どけが忘れられません。シェフが若くてイケメンなのも忘れられません。
また驚きに行こうと思います。
2019/10/01 更新
こんな時期に。いや、この時期だから。
いろんな意見が飛び交う中ではあるけれど、緊急事態宣言もとけたので行ってきました。
19時前だが日が明るい。…めっちゃ田舎やん。夜しか来ていなかったから気づかなかった。自粛疲れか?田畑、木々のいい香りがたまらん。
聞くところによると、シェフの地元だということもあるが、水質が素晴らしいうえ、その水質で栽培された美味しい野菜が収穫されるからここにお店を構えたらしい。
さて、あまりお酒は飲めないが、シャンパーニュだけ。
本日は、パプリカの甘みと香りが口いっぱいに広がる一品。焼きパプリカのエキスから始まりました。これだけでこれから楽しい時間が続いていくんだろう。ことを想像させてくれる。
印象深かった料理としては、サザエのトマトジュレ。サザエ下に散りばめられた岩塩がなんともオシャレでサザエもいい食感。まれにいる美人で性格いい人みたい。
唐津黒アワビのフラン。フランとは甘くないプリンのようなものらしく、私は茶碗蒸しのように感じました。とっても濃厚でなめらかでした。
それと、甘鯛のポワレ。濃厚な甲殻類のソースに負けない甘鯛の味も見事。焼き加減もちょうどよく美味しかった。
デザートは上から下へと段階的に楽しむのだろうか。エキストラバージンオイルのゼリーとはおもしろい。イチゴのシャーベットは反則的に美味しい。
お客さんは私と連れのみ。貸し切り状態でこの金額では申し訳ないものだが、楽しい時間をありがとうございました。ごちそうさまでした。