5回
2025/12 訪問
酸味の美しさで記憶に残るお店 4
この日はクリスマスシーズンで予約受け取りとプチガトーセットのみの販売。
プチガトーセットC 6,200円を購入。普段頼まないものも含めて色々食することができ、改めてエーグルドゥースの洋菓子屋さんとしての完成度に驚く。
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◇フォレノワールアラピスターシュ ☆×4.6
→ピスタチオのシャンティ・ムース+チョコレートのムース・ビスキュイ+チェリー
トラディショナルなフォレノワールにピスタチオを合わせた一品。ムースはどちらも緩めで、口に入れた直後に全体が一体化する構成。全体で唯一食感があり口内に残るチェリーには、適度に洋酒が効いており(ポルト酒?)全体を締めてくれる。
エーグルドゥースは、エッジの効いた酸味の使い方に代表されるように比較的各要素を立てた状態で合わせることが多いように思うが、これは口に入れた瞬間から短距離走で味の頂点に持って行ってくれる。お店の実力が間違いなく分かる、ハイレベルな一品。
◇ビッシュオートロピック ☆×4.4
→チーズムース+マンゴーのジェリフィエ+ココナッツムース+パッションフルーツのコンフィチュール
◇ヴァニーユフレーズ ☆×4.4
→バニラとマスカルポーネのムース+イチゴのコンポート
ムースがかなり秀逸。チーズを使っており程よい軽さがありつつ、バニラと合わせたねっとりとした甘さも同居している、不思議なムース。これを苺の酸で食べさせる、これぞエーグルドゥースな一品。
◇フィグ ショコラ ☆×4.3
→ホワイトチョコレートのムース+チョコレートのムース・ビスキュイ+いちじくのピュレ
いちじくのピュレは、フレッシュやセミドライ等を合わせてるのかな?かなり深く熟成感がありつつ、舌に残らない秀逸な味わい。しっかりと重たいチョコレートをねっとり感のあるいちじくが下支えをしつつ、より複雑な風味へと広がっていく。美味しい。
◇ポワールマロン ☆×4.2
→洋梨のジェリフィエ+マロンムース
秋の定番の組み合わせ。下部の洋酒が効いた栗の層は尾山台のモンブランを彷彿とさせる質感。それにあっさりと甘い洋梨のムースと果肉が軽やかさを付加させており、心地よい調和に。
◇サンマルクオーカフェ ☆×4.0
かなり苦味の強いコーヒーの層とチョコレート、キャラメリゼされた表面がほど良い調和。この仕立てでキャッチーにならずにしっかりとキレのある味わいに落ち着けているのは流石。
◇アールグレイフランボワーズ ☆×3.9
◇フロマージュクリュ ☆×3.9→3.9
→シャンティ+レアチーズのムース+レモンのジュレ
乳酸感が強いチーズムースに、大胆に酸味が強いレモンジュレ、エーグルドゥースっぽい仕立て。白ワインとの相性が◎
2026/01/12 更新
2025/11 訪問
酸味の美しさで記憶に残るお店 3
店名の「エーグルドゥース」は、フランス語で"甘酸っぱい"という意味。
その名の通り、基礎が極めて丁寧な甘味の中に、アクセントとして設計された酸味が美しく効くお店。
何を食べてもクオリティが非常に高く、総合力で言えば日本国内でもっとも好きなお店。
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◇シャンティフレーズ ☆×4.8(4.9)
→苺が主役のショートケーキ。苺の酸味が際立つ完璧な調和
◇タルトタタン ☆×4.7(4.6)
→濃縮したジャムのようなリンゴは強い甘みとそれに負けない酸味、甘みは強いのに全く口に残らない。プラシートに支えられてかなり水分量の多い仕立て。下にはサクサクしたパイにも似た層状のサブレ生地、甘みの無いマスカルポーネクリームとの調和も素晴らしい。エーグルドゥースらしい酸味の際立つ一品。あまり見ない、見かけたらマストバイ
◇トルシュオーマロン ☆×4.7
→栗クリームは素材系、和栗感が強く余分な洋酒感無くかなり美味しい、メレンゲの口どけが広がる感じも素晴らしい。最高峰の1品。
栗の活かし方は千歳烏山と方向性が近いが、それと比べると若干栗のクリームが口の中に残る、また栗の割合も少し多め
千歳烏山、尾山台に次いで都内3番目に好きなモンブラン
◇シャルロット ☆×4.3(4.2)
→ベリーの甘酸っぱさと濃厚なババロアに、卵感のあるビスキュイのアクセントが最高。分かりやすく穏やかなのにリズムがある一品。
◇フロマージュクリュ ☆×3.9(3.8)
→チーズの甘みとサブレの塩味、レモンの強い酸味が美味しい
※カッコ内は同行者評価
2026/01/12 更新
ミロワールカシス 4.6(4.8)
マンゴープリン 4.5(4.5)
ミルフィーユ 3.9
2025/12/26 更新
2025/12/26 更新
もはや書くこともあまりないくらい通っている、大好きなお店。別のお店でガトー・フレーズを食べたら美味しくて、無性にエーグルドゥースのシャンティ・フレーズが恋しくなり訪問。
ショーケースはバレンタイン仕様でチョコレート系が多めだったので、チョコとキャラメルを使った洋菓子も購入。
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◇ シャンティ・フレーズ ☆×4.8→4.8
やはり圧倒的。何度食べても新鮮に美味しい。
スポンジは、底面など香ばしさの残る表面はしっかりと卵の香りを醸しつつ、中はふわふわとキメが細かく、口全体に溶けていく。そして、口どけの良さは、水分を抱え込む力の強さでもある。このスポンジに苺のシロップを打つことで、特に中央はほとんど液体のように、口いっぱいにとろりと溶けていくテクスチャになる。
合わせるシャンティは、舌にふわりと残る甘さとコクが輪郭を作る強めのタイプ。スポンジが軽やかに消えていく一方で、シャンティが持続的にコクをキープしてくれるので、苺だけが口に取り残される瞬間がない。
全体の食体験が緻密に設計された、苺が主役のエーグルドゥースらしい一品。
◇ タルト・オー・キャラメル サレ ☆×4.3
(チョコレートクリーム/キャラメル/ナッツ/タルト)
チョコレート風味のシャンティはカカオの香りが程よく効いている。チョコレートを強め過ぎず、シャンティの量を増やすことで全体のバランスを取ることで、後残りがしない秀逸なパートに。
対してタルト生地に敷き詰められたキャラメルはねっとりと糸を引くヌガーのようなテクスチャで、香ばしさはありつつもガッツリ甘い。これを、かなり塩味が強い、薄いがしっかりと食感があるタルト生地でまとめる構成。
まず口に入れるとキャラメルの甘さが舌にまとわりつき、これをシャンティがカカオの香りを加えつつ程よく中和しながら溶けていく。続いてタルトの圧倒的な塩味が追いかけ、咀嚼するほどに塩味と甘みの調和が広がる。後味にはキャラメルに忍ばせたナッツとバターがふわっと香って抜けていく。
そもそも私がこの店を好きになったきっかけは、実は「シャンティ・キャラメル」。甘さをしっかり主張するのに、どこか澄んだ後味があるのがこの店のキャラメルの魅力。このタルトも例に漏れず、大好きな一品。