3回
2025/12 訪問
繊細さと"みんなが好き"が両立するお店 2
地域の方々に愛されるケーキ屋さん。都内のハイクオリティの洋菓子屋さんの中でも、客層の幅広さが特徴に思う。
これは味わいの方向性にも現れており、非常にクオリティが高く繊細な仕立てであるにも関わらず、酸を尖らせすぎず万人受けする味わい。しっかりと甘みも強く、キャッチーさのバランスが素晴らしい。
それは、ケーキの「顔」にも象徴されているように感じる。しっかりと美しさはありつつ、親しみが持ちやすい緩さが残っており、子ども心をくすぐる無邪気にかぶりつきたくなるような魅力的な見た目。
また、素材を大事にしているのも好きなポイントで、ムラングシャンティやサントノーレ、ミルフイユなど、時期によって使う果物や仕立てが変わるのはワクワクする。モンブランの時期はもちろん、定期的に訪れたいお店。
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◇しぼりたてモンブラン ☆×4.9→4.7
(栗クリーム+和三盆シャンティ+メレンゲ)
やはり圧倒的に美味しい。素材系の栗クリームは香ばしさや食感の栗感が程よく、栗より栗らしく美味しい。
ただ前回と比べると、個体差か時期の問題か、若干栗の力強さが弱かった。その分、少しシャンティの甘さが立ってしまい、若干バランスが崩れていたような気がする。
それでも、国内トップクラスであることには変わりは無い、圧倒的に秀逸なモンブラン。
◇ムラングシャンティ フレーズマスカルポーネ ☆×4.1
(メレンゲ+マスカルポーネクリーム+いちごのジュレ)
マスカルポーネのクリームは酸と甘みのバランスが良く、このクリームを低温でじっくり焼かれた口溶けの良いメレンゲと、中に潜むいちごのジュレで食べさせるケーキ。
かなり好きな方向性だが、個人的にはメレンゲがしっかりと甘い分、ジュレの酸味をもう少し強い方が好み。ただ、こちらの方が万人受けはすると思うので、お店の哲学も含めて好きな一品でした。
◇サントノーレ フランボワーズ ピスターシュ ☆×3.9
(ピスタチオのクリーム+フランボワーズジュレ・クリーム+カスタード+シュー生地)
ピスタチオクリームはしっかりと香ばしさがあり、それを2種類のフランボワーズで食べるケーキ。定番の組み合わせだが、キャッチーに寄りすぎないバランス感覚はやはり好き。定期的に訪問します。
2026/01/18 更新
2025/11 訪問
繊細さと"みんなが好き"が両立するお店
11:00頃と14:00に訪問
いずれもしぼりたてモンブランあり、食べたかったフレジエは無かった
◇しぼりたてモンブラン 4.9 (5.0)
下手な洋酒の味わいなどはしない、素材系。和栗の後味が快く変な余韻が残らない栗クリームは本当に秀逸。合わせるクリームも和三盆かな?を使った柔らかい甘さで非常に調和が取れている。確実に都内トップのモンブランだし、これ以上の栗スイーツは無いかもしれない
美味しくて、当日中に再訪・お代わりした
◇エマ 4.1(4.2)
◇シシリエンヌ 4.0(3.9)
ピスタチオ、酸味のバランスは良いが少しホワイトチョコが強い?
◇シュークリーム 3.8(3.8)
※カッコ内は同行者評価
2025/12/28 更新
しぼりたてモンブランをシーズン中にもう一度食べたく、スパンは短いが年末以来の再訪。行けば行くほど好きになるお店。もうすぐ苺の季節なので、機会を見てまたすぐに訪問するかも。
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◇しぼりたてモンブラン ☆×4.7→4.8
(栗クリーム/和三盆シャンティ/メレンゲ)
相変わらず圧倒的に美味しい。前回感じたバランスの悪さは今回はなく、より完成度が高い印象。ただ、栗の香りは個体差や季節差が出そうで、その揺らぎも含めて楽しみたい。
◇ミルフイユ せとか ☆×4.0
(せとか/ムース/柑橘ムース/柑橘ジュレ/ホワイトチョコレート/パイ生地)
このお店にはサントノーレやムラングシャンティ、タルト、ミルフイユなど、同じ“フォーマット”に季節の食材を当て込む商品が多い。見かけるたびに、つい手が伸びてしまう。季節の果物を使い、見た目にも可愛く美しい——私がユウササゲで好きな部分を詰め込んだような一品。
下層は、酸味のやわらかな明るい柑橘ムースと、酸味の輪郭がはっきりしたジュレ。それをホワイトチョコでコーティングし、パイ生地で挟む構成。上のムースはコクがしっかりあって満足度が高い。
味わいとしては下の柑橘ムース/ジュレが土台になるものの、柑橘の香りは抜けやすくパイのバターやムースの乳感にマスキングされて口内の調和が進む。
そして、上にのったフレッシュのせとかを飾りと侮るなかれ。ポーションがしっかり大きく、瑞々しさと鮮烈な香りを一気に運んでくれる。最後にこのフレッシュさが全体を洗い流すことで、「せとかが主役」という輪郭がくっきりと立つ。
“みんなが好き”な見た目と分かりやすい美味しさのためだけではなく、それが繊細な構成の一翼を担っている。まさにユウササゲらしい一品。