8回
2022/12 訪問
2022年ヒレカツ納め
色々あった2022年もそろそろ終わり。
となれば日本人の年末恒例行事【ヒレカツ納め】を行う店を決めなくてわ。私が今年のヒレカツ納めに選んだ店は
「成蔵」
低温揚げによる白い衣のトンカツを流行らせた店としてあまりにも有名な店ですね。成蔵をパク……オマージュしたスタイルの店が続々と出現しているという事実が、成蔵のトンカツのレベルの高さの証明になっています。2023年ミシュランガイド東京でもビブグルマン獲得。
完全予約制の店なのでまずは予約。無事に希望日の予約を取れて一安心。にしても、相変わらず予約サイトの予約手数料390円が地味にイラつくわ。
訪問日、予約時間ピッタリに店前到着。高田馬場時代は長時間の行列が苦痛だった店ですが、移転して予約制になってからは並ぶ必要無くなったのは素直に喜ばしい。その分お値段高くなったけど、カツのクオリティは高田馬場時代よりずっと良くなっているし、時間を金で買っていると思えばこの値段もアリかもね。
もしかしたら愛農ポークとかあるかな?と淡い期待を胸に抱いて来たけど見事に無かった。
うん、知ってた。
この日の豚さんは雪室熟成黄金豚のみでした。
まあ初めて食べる豚さんだからコレはコレで期待大だけど。
オーダーは
トンカツ2個定食(5500円)
真鱈白子フライ(700円)
カツのチョイスは王道の特ロース&シャトンブリアンで。ヒレカツ納めなのにロース食ってる事についてはツッコミ無用で。
ついでに言えば、ヒレカツ納めなのにシャトンブリアンの写真撮影忘れた(爆)
定食って名前だけど、お料理は一品づつ提供されるので実質的にはコース料理です。このスタイルの何が良いって、2つのトンカツをどちらもベストコンディションの状態で食えるって事に尽きる。
ここんちのトンカツ、凄く美味しいけども美味しさのピークが極端に短いという欠点があるんよね。ので、以前の定食スタイルだと食べ始めに比べて食べ終わる頃にはカツの食味が少々劣化しているのが気になったモノだ。
だが、現在の提供方法ならばカツのコンディションが劣化する前に食べてしまえる。 これは凄く良い変更点だったと今回 改めて感じました。
豚さん自体も凄く良いね。
てか……
めちゃくちゃウメぇぇぇ\(๑╹◡╹๑)ノ♬
豚さんって四足獣の中では淡白な味のハズなのに、ここんちでトンカツ食うと良い意味で豚肉の定義が覆されるわ。
ここまで肉の旨味甘味をしかと感じる豚さんなんて他のトンカツ屋では食えないよ。明確なまでにレベルが違う。他店の3倍ぐらい高い値段取ってる店だけど、ここまでレベル違うと納得するしかないわ。大阪№1トンカツ屋? 京都№1トンカツ屋?
比較にすらならんわ。
衣も良いよね。
低温揚げだから油たっぷり吸ってるハズなのに、口当たりはホロっと軽くほどける。油も質が良いせいか、油っぽさはほとんど感じない。 ガワだけ真似した低温揚げの店のべったり油含んだ衣とは全くの別物やね。
特ロースはかなり厚めに脂身ついてて少しビビったんだが、この脂身がまるで重くなくてビックリする。それでいて脂身の甘さはあるんだからマジ不思議。赤身部分の肉汁量&肉汁の質の良さもパないし。
豚肉そのものの旨味が濃いので塩もソースも使わず美味しく頂けます。
シャトンブリアンは成蔵の名前を全国へ知らしめたスペシャリテ。ヒレ肉の中心部分を使ったトンカツです。
うっわ! 肉が溶ける、飲める(☉。☉)!
でも、ただ柔らかいだけでなくて旨味含有量も多いのよ。ロースに比べて脂身が少ないため、より一層旨味を集中して楽しめるのがシャトンブリアンの良さ。もちろん、ロースにはロースの良さがありますが、単純に肉の旨味だけで言えばシャトンブリアンを食べるのが最も理解しやすいでしょう。
サイドで頼んだ白子フライも良い仕上がり。臭みやクセは皆無で白子の濃密な味を存分に引き出した火入れです。 てか、海鮮揚げるのも名人級かい!
ただ、白子が濃密なのでタルタルソースはあまり相性良く無かったかな。ここはポン酢とかで良かったのでわ?
今回も楽しめました。トンカツが抜群の旨さなのは勿論ですが、定食脇役陣も高レベルだし、接客も良い。提供テンポも適切と、お値段以外には欠点が一切見当たりません。
そのお値段もクオリティの高さ&並ばないですむ事を考えれば受け入れるしかありません。
さすがに頻繁に行ける店でわありませんが、旨い豚肉を欲した時にご褒美的に行くにはとても良い店ですね。
来年以降もさらなる高みへ 我々を導いてください。
あっ、でもお値段は高みを目指さないでね(苦笑)
雪室熟成黄金豚 特ロースカツ
右が白子フライ。左は同行者の牡蠣フライ。
先付。豚リエットのカナッペ
小鉢。ひじき豆&ピクルス
キャベツサラダ。このキャベツが旨いんだよね。水にさらしてないし、かといって乾燥もしていない。フワっと口当たり良い細切りは池上 燕楽を彷彿させます。
デザート。トンカツの衣で作ったフレンチトースト。
メニュー。カツは左側に書かれている中から好きな部位を選びます。
メニュー。
2023/01/08 更新
2022/05 訪問
ご褒美トンカツ
再訪。
阿佐ヶ谷にある高級とんかつ店。お値段は高いが「豚肉ってこんなに旨いのか❗️」と思わず呟くほど素晴らしいトンカツを提供している名店。完全予約制。
黄金週間中、自分へのご褒美として成蔵さんにトンカツ食べに行きました(*´・∀・)ノ
訪問日、店に到着すると………
め、メイシャントンがある(*゜Q゜*)!
こいつぁラッキーだ。
大昔に銀座 梅林で食った時には ちっとも旨いとは思わなかった豚だが、成蔵ならばきっと違うハズ。そう期待させるだけの店でもある。
残念だったのがメイシャントンのシャトンが無かった事だが、まあ岩中のシャトンも食べた事なかったのでこれはこれで良いね。
オーダーは
トンカツ三個定食(6200円)を
メイシャントン リブロース(追課金1000円)
メイシャントン 特ロース(追課金1000円)
岩中豚 シャトンブリアン
で。
あと単品ポテトサラダ(400円)
会計8600円
これとは別に予約手数料390円がクレカ引き落とし。
カツ前のカナッペ 小鉢 サラダのレビューは今回 省略。
カツはメイシャントンのリブロースから提供されました。
で、このリブロースがアホみたいに旨いんですけど‼️
なんぢゃこりゃあ?
リブなんだけど赤身部分の適度な噛み応えがしっかりあるし、赤身の旨味も濃い。一方、ちゃんとリブらしい脂身の甘さもある。
脂身の風味は岩中とかに比べると ややクセがあるのだが、黒豚ほどはクセが強くないので下品な感じは無いし 食べづらくもない。ていうかウ マ イ(#^.^#)
へぇ~、リブなのに全然重くないのね。私は リブのトンカツってあまり好きでわなかったけど、メイシャントンのリブなら好きよ♪
お肉の味が濃いので塩すら使わないままリブロース完食です。
お次はメイシャントンの特ロース。
ん?これも旨いっちゃあ旨いんだけど、ぶっちゃけリブロースのが旨かったな。特ロースだとリブロースほどの濃い旨味が感じられない。かといって東京Xほどサシが入ってるよな感じもないので、やや淡白に感じます。
うーん、私は特ロースだったら東京Xや岩中のが好きかも。
でもまあ、食べてみなくちゃわからんからね。
ラストは岩中シャトンブリアン。
うっわぁ(*^.^*) 肉繊維のキメ細かい事♪
こんなに簡単に歯が入るお肉が世の中にあるなんて! いや知ってたけど(笑)
東京Xシャトンのよな脂身の風味こそ少ないが、その分 肉繊維の上質さや ヒレ肉の旨味がダイレクトに感じられるね。
スゲー旨いわwww
今回も期待以上の美味しさでした。
とはいえ、70㌘のトンカツ一個をメイシャントンに変更するだけで+1000円はチト高過ぎないか? それだけで山家のロースカツ定食より高いワケやからね。 確かに美味しい豚肉だけど、価格と味のバランスで考えると チョイとアンバランスに思いました。ので評価少し↓で。
まっ、んな事言っても また来るんだけどね。東京Xを ここより美味しく提供してる店なんて見当たらないのも事実なので。
さて朝飯も食ったので、昼飯を食べに高円寺へ行ってきま~す。
メイシャントン リブロース
メイシャントン 特ロース
岩中豚 シャトンブリアン
この日の豚さん
カナッペ
ポテサラ。固形のジャガイモは入って無くて 生のタマネギが入ってるタイプ。ので もはや燕楽系の面影は皆無。でも美味しいよ。高いけど。
小鉢二種
サラダ。
デザート。トンカツの衣を集めて作ったフレンチトースト。悪くはないが、初夏なので ゼリーとかのさっぱり味デザートにするほが味構成的に良いかと。
2022/05/08 更新
2021/12 訪問
2021年ヒレかつ納め
再訪。
阿佐ヶ谷にある完全予約制のトンカツ専門店。トンカツとは思えないほど高い価格設定だが、トンカツとは思えないほどメチャクチャ旨い豚肉を食わせてくれる。揚げたてを一個ずつ提供するスタイルなので、カツのコンディションが劣化する前に食べれるというのも コチラの美点。
2021年のヒレかつ納めをドコにするか? まあ私の中での候補は二軒しかないのだが、高田馬場某店は真冬の寒空の下で並ぶ必要があるのでパス。となれば成蔵さんしかありません。
完全予約制の店なので予約サイト経由で都合の良い日を予約してからの野郎一匹凸。高田馬場時代のよなキツい並びせんで済むのは助かるのだが、相変わらず予約手数料390円が地味にイラつく。
訪問日、何かの間違いで愛農ナチュラルポークやアグー豚とかがないかなぁ?なんて淡い期待を胸に抱きながら店へ向かうも やっぱり無かった。うん、知ってた(虚勢)
この日の豚さんは東京Xと岩中。だったら東京Xと岩中でシャトンブリアンか特ロースの食べ比べしますか(*^^*)
と、思ったのだが……
なんと東京Xは特ロースが無くて、岩中はシャトンブリアンが無い(>_<) これぢゃあ同一部位の食べ比べができないぢゃんか❗️
悔しいが無いモノは仕方ない。
結局、以下のよなオーダーに
トンカツ三個定食(6200円)
肉のチョイスは
シャトンブリアン(東京X)
特ロースカツ(岩中豚)
シャトンブリアン(東京X)
にしました。
あと ハイボール(500円)も♪
カウンター席に案内されて、店主さんの仕事っぷりを眺めながらトンカツを待ちます。
接客は とても丁寧。しかも以前に比べて 余裕ができたというか、お店の人達がとても落ち着いて仕事してるよに見えます。味だけでなく接客も一流になりつつあるんか( ; ゜Д゜)
ハイボールと前菜達を楽しんでると一個目のシャトンブリアンが登場。相変わらず綺麗に均一に火入れされてる断面が芸術的ですらある。塩もソースも付けずに頂きます。
ウマ~~い( ☆∀☆)( ☆∀☆)( ☆∀☆)
いや 旨いのは知ってたワケだが、それでも食うとぶっ飛ぶわ。そんぐらい飛び抜けた旨さだよ。さっきまで岩中のシャトンブリアンが無くて水面下にまで落ち込んでいたテンションゲージが、シャトンブリアン食った瞬間に成層圏まで急上昇したよ。
歯で噛む必要すらないほど スゥっと解れるよな肉質。赤身なんだけど サシの甘味も少し入った旨味。メチャクチャ旨いわ。
衣はホロホロと淡雪のよな軽い食感なんだが きちんと肉に密着していて肉のジュースを封じ込めている。目の粗いパン粉のハズなのに油っぽさはまるで感じない見事な衣。
東京Xのトンカツを成蔵以外の店で食べても こうも圧倒的なまでのは旨さは感じなかったのに、なぜ成蔵で食う東京Xは これほどまでに旨いんだらうか?
ハッキリ言って、他店の東京Xトンカツとはレベルが違うわ。
これは断言させてもらうよ。
ヒレかつ最高峰…と。
ヒレかつ納めを ここんちにして良かったぁ。
トンカツ二個目は特ロース。
お?これは明確なまでに東京Xとは違うな。脂身の甘さはあるのだが、少し重量感ある甘さの東京Xに対し 岩中はクリアで軽い甘さ。
赤身部分も違う。決め細かく柔らかな東京Xに対し、岩中の赤身は わりとしっかり繊維感がある。たが決して硬いワケではなくて、肉を食べてるという悦楽感を与えてくれる心地よい弾力。また赤身部分にもサシの甘味が入ってる東京Xと違い、岩中の赤身部分は甘味こそ乏しいが旨味に関しては東京Xより上のよに思う。
甘味を取るか旨味を取るかで好みは別れるだらうが、私はこの岩中 特ロースカツ好きだなぁ。塩とか無くても たっぷり旨味を感じるため飯との相性も抜群だ。
め、飯だ!飯だ!
ぎゃー\(>_<)/
飯が足らねぇぇぇ❗️ てか、飯の盛りが少なすぎるだろ(>_<) でも飯無しで この特ロース食うとか無理なんで飯お代わりや。 200円課金がムカつくわぁ。
飯と一緒に特ロースを楽しんだ後に三個目のトンカツ登場。こうやって一個ずつ提供してくれるから常に揚げたてを食えるのも成蔵の美点よね。
三個目のトンカツもシャトンブリアン(一個目と同じ)。
さっき食ったばかりだが、やっぱりうめぇ。何度食べても感動するわ。
トンカツ三個定食をペロっと完食。なのに 重さをまるで感じないのも凄い。特に成蔵の場合、粗めパン粉で低温揚げしてるから 普通ならかなり重くなるハズなのだが……やはり技術なんですかねぇ?
トンカツ定食とは思えないほど高額なトンカツだけど、いざ食うと この支払い額に納得しちゃうほど旨いんだから参ってしまう。
しかもトンカツだけでなく脇役陣も一切隙なし。接客も万全。
唯一の難点は 食べたい豚にありつくには運が必要となる……って事ぐらい?
確かに支払い額は高いけど、とにかく旨い豚を食いたくなったら成蔵に行けば間違いない。いやマジで。
でも とりあえず私にも愛農ナチュラルポーク食わせろや❗️ てか、東京X以外も食いたいんだよ‼️
東京Xシャトンブリアン。
岩中豚 特ロース
ハイボール
前菜の ひじき豆&自家製ピクルス。これとハイボールで楽しみます。
サラダ。ていうかキャベツ千切り。水にさらさない&ふんわりした口当たりのキャベツを食べると、池上 燕楽のご主人と兄弟弟子だったという事を思い出す。
豚汁も美味しい
飯も上手に炊けてるのだが、いかんせん量が少なすぎ。
デザートも出ます。トンカツの衣を集めて作ったフレンチトースト。
2022/01/04 更新
2021/06 訪問
よっ、日本一!
再訪。
南阿佐ヶ谷の住宅地にある 糞高いが糞旨いトンカツを出す店。2021年6月時点で 食べログとんかつ部門全一。ここんちが とんかつ部門全一なのは、私も納得するしかない……ってぐらい今の成蔵には価格面以外での欠点が見当たらない。
シャトンブリアンの旨さに私も高評価をつけていた店だが、前回訪問時レビューで書いたように トンカツをより美味しく食べれるように提供方法まで拘るよになった成蔵。
高田馬場時代の成蔵でロースカツを食べた時は、後半すごく重さを感じて閉口したので以降は成蔵でわロースを頼まないよにしていた私。が、現在の提供方法であれば ロースカツもきっと美味しいに違いない。そう信じて予約して行ってきた。相変わらず予約手数料がムカつくわ(`Δ´)
今回もオーダーは トンカツ三個定食(6200円) 以前の定食との違いに関しては私の前回レビューを見てください。
カツのチョイスは
特ロース
シャトンブリアン
チーズミルフィーユ
と来る前から決めてました。
ちな今日の豚さんは東京Xです。
カウンターへ案内されてすぐにアミューズ(?)のカナッペが提供されます。これと一緒にビール飲むのが旨いんだけど、残念ながら禁酒法のためアルコール無しΣ(ノд<)
続けて小鉢の ひじき煮&ピクルスも提供されます。しまった……今の成蔵でアルコール無しは けっこうキツい! お茶で この子達を食べるのは寂しいぞ。まあ これは店の責任ぢゃあないんだが。
サラダも前回同様に美味しいキャベツ千切りが主体のサラダ。成蔵のキャベツは本当に旨いよね。このフワリとした口当たりは池上 燕楽を彷彿させます。ドレッシングの味も好みだわぁ。
いよいよ お待ちかね、一個目のカツ登場。あわせて飯&豚汁も提供されます。カツは 特ロースがトップバッター。
うわぁ(*゜Q゜*)
衣の白と 断面のピンクのコントラストが美しいわぁ。見ただけで旨いとわかるが まあともかく食べてみないとね。 まずは何もつけずにパクっとな……
(о´∀`о)(о´∀`о)(о´∀`о)
大変です!初めて東京Xのロースを旨いと思いました。
大阪某店を筆頭に いくつかの店で東京Xロースカツを食べてきたけど、ひとつたりとも満足できるレベルのカツは無かったのに……
そんな嫌な記憶を 成蔵さんの特ロースは あっさり上書きしてくれちゃいました。
赤身部分の食感のキメ細かさは 一瞬ヒレかつか?と 見間違うほどの素晴しさ。そのシルキーな赤身からは豚の旨味が泉のようにどんどん沸き上がる。比喩でも誇張でもなく 咀嚼する度に上質な肉汁が滲み出るのだ。
こりゃあ旨いわ❗️
いや旨すぎるわ❗️
そして脂身部分。過去に他店で食べた東京Xロースカツ達でわ この脂身のクセや重さが気になったのだが、成蔵では全く気にならず。いや、気にならないどころか この脂身が極上の美味。私が今まで食べてきた東京Xロースとは一体何だったのか? そう思わざるをえないほど、明確なまでに脂身の旨さは他店を凌駕している。
ここまで脂身の旨さを引き出しているという事は おそらく他店よりも脂身への火入れが強いという事で間違いないだらう。が、赤身部分のシルキーさも他店より上なんだから……
この相反する火入れを 一個のカツに同居させる技術は物凄い。これが出来てるトンカツ屋なんて都内では 他に一軒ぐらいしか思いつかない。近頃 評価急上昇の西荻某店(黒豚の脂身のクセと重さを消せていない)なぞ、この特ロースに比べたら まだまだヒヨッコだと痛感させられた。
半分をそのまま食べた後、のこり半分に少量の岩塩をふって頂く。うん、良いな。塩が脂身の甘さを更に引き立てているよに思う。また塩をふる事で飯との相性も良くなる。 飯も美味しく炊けてるので思わずガツガツいきたくなるが、まだカツが二個あるのでセーブしなくてわ。
二個目のカツは、成蔵スペシャリテのシャトンブリアン。私の過去レビューで既出なんで詳細は省くが やはり糞旨いわな( ☆∀☆)
世の中に これ以上のヒレカツは存在しないのでわなかろうか? 素直にそう思えるぐらい飛び抜けた存在です。
ただ今回はソースでも食べてみたんですが、これは正直 イマイチに感じました。シャトンブリアンは何もつけないのが一番かもね。
衣の出来の良さや、カツの状態の良さなんかも前回同様。
ラストのカツはチーズミルフィーユカツ。前回訪問時に食べたミルフィーユカツが旨かったんで チーズミルフィーユも食べて見たかったんよね。
で 期待した以上に旨かったですわ。薄切りロース肉&チーズで重くなるかと思いきや、そんな事は全く無く。むしろチーズの塩気がロースの脂身の旨さに更なるブーストをかけてるよにすら思える仕上がり。また飯との相性も抜群♥️
いいっすねぇ(´∇`)
合計200グラムのカツ、しかもかなり性格の強いカツをラストに食べたのに まるで油の重さや胃もたれなんかを感じないのも凄いよね。特に成蔵の場合、ラードを使って 目の粗いパン粉で 低温揚げしてるから かなり大量の油分を摂取しているハズなんだが。油の質なのか 技術なのか はたまた両方なのか。少なくとも、今の提供方法が成蔵さんのトンカツの特性にピッタリ合っている……という事だけは断言できる。
トンカツ完食しても終わりぢゃないのよ。
なんと、デザートが提供されるよになってました。やた\(^-^)/ 甘党のウチ歓喜。
店員さんいわく「成蔵の衣を使ったフレンチトースト」
…
……
………
すまん、誰か通訳(苦笑)
まあたぶん、成蔵のカツの衣用に注文しているパンで作ったフレンチトースト……を省略して言ったんだらうね。
お味に関しては……まあノーコメントで(苦笑)
さすがに デザート提供始めて間もないワケやからね。あれこれ文句言うには まだ早いわな。
とはいえ、高い支払い額に見合う満足感を客に与えるために切磋琢磨する店の姿勢は立派ね。今度、デザートのレベルが上がっていく事を期待するとしましょう。
今回も とっても美味しかったです(^_^)
特にロースの旨さには ぶっ飛びましたわ。今までは成蔵さんはシャトンブリアンだけ食べてりゃいいや……なんて思ってましたが、今の成蔵さんには んな事は言えんですね。
次回以降、カツのチョイスに悩む事になりそうです。今日の出来からするとリブロースとかも期待して良さそうです。
特ロース。激ウマというしかない。
シャトンブリアン。成蔵へ行ったならコレは外せん。
チーズミルフィーユカツ。今回のダークホース。マジで旨いんですけど⁉️
最初に提供されるカナッペ。
小鉢
サラダ。キャベツの切り方が良いらしく かなり美味しい。
デザートのフレンチトースト。
2021/06/14 更新
2021/04 訪問
続:可能性の獣
おはようございます。
食べログとんかつ百名店 レビュアーランキング7523位(訪問ゼロ店)の野良パンダムです。今回の私のとんかつレビューはコチラです。
成蔵。
再訪。
もともと再訪する気まんまんだった成蔵だが、とある理由により 大急ぎで行ってきた。
発端は 某マイレビさんの成蔵レビュー。それによると成蔵さん、カツの提供方法を従来の一括提供をやめて 揚げたてを一個づつ提供(要するに かつかみ みたいなスタイル)する方法に変更されたとの事。
何……だと⁉️
ココで少し時間遡行。
2020年の夏に成蔵でシャトンブリアン二個定食を食べた私は、その旨さに驚愕すると同時に 一個目のシャトンと比較して二個目の味がやや劣る……と当時のレビューに記している。
そして その問題(時間経過による味劣化速度が速い)の解決策として、二個のカツを時間差設けて提供して欲しい……とも記している。詳しい事は私の前々回 成蔵レビューのラストで書いてるので興味ある方はチラ見してください。
さすがに店主さんが食べログレビュー見て 提供方法変更したとは思えないが、私自身が食べログ上で発言した要望どおりの提供方法になってるのだから 発言した当人が訪問して提供方法変更の成果を見届けるべきだ。
て事ですかさず予約(完全予約制のトンカツ屋さんです)。予約はオマカセからのみ。また予約手数料390円徴収されます。コレ、毎回毎回微妙にイラつくよね。予約手数料かからないばかりか、ネット予約するとポイント貰える予約サイトのが主流なのにねぇ。 マジで他の予約サイトに切り替えて欲しいわ。
訪問日、前回食べて感激した東京Xシャトンブリアンがある事を祈りつつ店へ向かうと……
東京Xあた\(^.^)/
てか この日は東京Xだけでしたけどね。
さてオーダーですが、今までとはオーダー方式が変わっております。
基本メニューはトンカツ二個定食またはトンカツ三個定食。メニューに書かれている六種のトンカツ(ロース シャトン ミルフィーユ チーズミルフィーユ リブロース バラ)の中から好きなトンカツを二個または三個選ぶというスタイルです。どのカツを選んでも価格は同じですし、同じカツを二個以上選ぶのも可能です。
以前ですと、食べているうちに時間経過でカツのコンディションがズンズン低下していくのをハッキリと認識できたので、私は 成蔵さんでわシャトンブリアン二個定食(素早く完食できる)を頼むよにしてました。
だが、カツを一個づつ提供するようになったのであれば 時間経過によるカツのコンディション低下を気にする必要もないでしょう。と なれば今日はカツ三個定食で ガッツリ行っちゃうよ?
オーダーは
とんかつ三個定食(6200円)
エビスビール(700円)
カツのチョイスは シャトンブリアン×2 ミルフィーユカツ×1 にしました。
カツの提供順序は オーダー時に店側からアナウンスがあります。私は そのアナウンス通りに提供してもらいましたが、希望する提供順序がある場合は申告すれば対応してくれるようです。
前述したよに この日のトンカツに用いられた豚さんは全て東京Xです。
店内は 席間隔をしっかり取り、カウンターにはアクリル板の仕切りも設置されてます。私が案内された席は カウンター。しかも 店主さんの正面というベストポジション。あら嬉しい♪
まずは
ビールと共に 豚リエットの乗ったカナッペが提供されます。うん、ビールとカナッペの組み合わせは間違いないヤツね(^_^) あとオレンジジュースも提供されます。
次に提供されたのは小鉢二種。ひじき豆 とピクルス。以前は定食のパーツとして一括で提供していた品を先出しするようになってました。これはビール飲んでる私には嬉しい変更点ね。ありがたく ビールのお供に頂きま~す♪
お次は サラダ。トンカツ用の塩も同時に提供されました。サラダは ほぼキャベツ千切りなのですが、このキャベツが旨いのは前回同様。甘味もあるし 何と言っても ふうわりとした口当たりでとても美味しい。美味しいから もう少し食べたいなぁ……
サラダを食べてると 店主さんから一個目のトンカツが手渡しで提供されます。と 同時に飯と豚汁も提供されます。
東京Xシャトンブリアン:まずは写真をご覧ください。トンカツ好きな方なら写真だけで その旨さを理解してくれたのではないでしょうか?
てか、マジで旨い❗️ 前回も食べてるから詳しいレビューは省くけどさ、食べた事ある料理なのに 口に入れたら旨さに驚くよ。 あまりの旨さに 塩すら付けないうちに全部食べちゃった。
Xシャトンブリアンの旨さに 半ば放心状態の私ですが、そこへ二個目のカツのミルフィーユカツが提供されます。一個目のシャトンブリアンを食べてる時に目の前で仕上げていたヤツですわ。
東京Xミルフィーユカツ:薄くスライスした肉を何枚も重ねてから揚げてあります。部位はロースだとか。
おおw(゜o゜)w コチラは先ほどのシャトンブリアンとは異なり、豚の脂身のパワフルな旨さがバチーンと来ますね。やや脂が強く感じますが、添えてあるスイートチリソースが豚脂との相性ピッタリで とても美味しい。いいねぇコレ。変化球ですが文句無しに旨いです。
しかしコレは飯がすすむなぁ(苦笑) 飯をケチってコレを食べるのはもったいないんで飯お代り(追加200円)して ガンガン食べます。
そして三個目のカツ。
東京Xシャトンブリアン:うっほぉ~( ☆∀☆) 三個目にも関わらず 説得力抜群の断面やん‼️って、時間差で揚げて コンディションの良い状態で提供してるから当たり前か。でもでも カツ三個目だってのに 舌がカツの味でダレたりしないのは やっぱり凄いって。前回だと 二個目のシャトンブリアンは 少し味が落ちると感じたんだが、今回三個目でも 一個目と変わらぬ衝撃の旨さですもん。当然のよに、衣のサクフワッ♪とした独自の食感も最初から最後まで キープしてましたし 衣と肉の密着度も完璧でした。 今度は岩塩を少量付けて食べましたが 塩をつけるとまた良いですねぇ。しまった……ソース使うヒマ無かったズラ。
ごちそうさまでした。
とっても美味しかったです。てか旨すぎですわ!旨すぎて グゥの音も出ねぇよ。
グゥ♪
確かに勘定は高いんだけどさ、カツの味のレベルが明らかに他店より高いうえにサイドまで旨い。さらに カツのコンディションにまで気を配るよになって、それが見事に味に直結している。これだけのモンを食わされたら高い支払い額も技術料と納得するしかないわな。
評価ですが もともと評価4をつけていた店。その店が、前々回のレビューや前回レビューのコメント欄で書いた問題点をきっちり改善して 更に美味しくトンカツを食べれる環境を整えたの見て 評価を上げないようぢゃあ男が廃る。
ので評価アップして4.5で。
マジな話、トンカツ日本一だろ。
東京Xシャトンブリアン(一個目)
なんと説得力のある断面
ミルフィーユカツ
コチラは脂身の旨さを思う存分に楽しめます。 チーズミルフィーユカツも食べてみたくなりました。
カツ三個目のシャトンブリアン
ラスト一切れでも これだけ良い状態。 この提供方法と成蔵さんの流儀はマッチしてますね。
ビール。と 定食付属のオレンジジュース
豚リエットを乗せたカナッペ。
飯
豚汁も美味しいのです(^_^)
サラダ
小鉢。これを先出ししてくれるのは ビール飲む人間にはありがたいね。
2021/04/25 更新
2020/09 訪問
ヒレかつ最高峰
感想はタイトル通り。
え?食べログトンカツ部門日本一(2020年9月時点)の店の特上ヘレ???
すまん、レベルが違い過ぎて比較にすら ならんと思うよ。少なくとも私は。
再訪。高田馬場時代から通算三度目となった前回訪問で、ようやく本来の成蔵の姿を見る事ができ その旨さに驚いたワケだが、と同時に課題を残したままでもあった。
前回訪問時の課題のひとつは東京Xの真価を確認する事だったのだが、その日は残念ながら入荷無し。代打起用の煌麦豚シャトンブリアンはクソ旨かったが、やはり噂の東京Xを食べてみたい欲求が日毎に沸き上がってきた。東京Xの入荷は不安定らしく行ったからといって食える保証があるワケでわない。が、網を張らねば魚もかからんよ……って事で駄目もとで行ってみる事に。
二回目の今回は通り過ぎたりせずすんなり到着。予約名を告げメニュー案内を聞くと……
東京Xあた\(^-^)/ しかも一番食べたかったシャトンブリアン❤️ ソッコーでオーダー決定。東京Xシャトンブリアン二個定食(4780円)を注文です。あと単品鯵フライ(680円)も。ビールも頼もうかと思ったのだが諸々の事情により断念(`Δ´)(`Δ´)(`Δ´)
お料理の値段とは別に予約手数料390円が必要。
計5850円のランチ。
まあ高いランチとなったが、支払った価値はありました。
東京Xシャトンブリアン、旨すぎですわ(*´∀`)
肉繊維は非常にキメ細かく、ヒレでありながら少しサシが入ってるようで脂肪の甘味もある。口に入れると 咀嚼するまでもなく肉がほどけて肉の旨味と脂肪の甘味が口中を満たす。
今までに食べた事ある東京Xのトンカツとは明確なまでに別物だ。勿論、良い意味で。
赤坂某店みたいな獣臭は全く感じない。
八尾某店みたいな重さは全く感じない。
これが東京Xの真の実力か!!やはり素材本来の力量を知るためには、揚げ手にも相応の力量が無くてはならない……という私の考えが間違いでわなかった事が証明されただけでも来た甲斐があったと言える。
また肉のみならず衣も旨い。時間経過すると かなり食味が劣化する衣だが、現在の営業形態で シャトンブリアン二個定食を頼む限りは ほぼベストの状態を食べる事ができる…と再確認できたのも良かった。前回の感動が上ブレでもマグレでもない事を成蔵さんは見せつけてくれました。
定食の脇役陣も美味しいのが、また嬉しい。特にキャベツの食感の見事さは、池上 燕楽に かなり近い。
と、味だけなら五点つけたいぐらい素晴らしい内容なのだが 困った事に つまらん部分にイラつきポイントあるのだよ。
前回も書いたが飯の少なさは容認しかねる。足りないから お代わりしようと思っても、この小さい茶碗一杯で180円(>_<) アホらしくて、お代わりする気も失せますわ。
キャベツも もっとたくさん盛って欲しい。キャベツが美味しいだけに、量の少なさにフラストレーション溜まるわぁ。
てかさ、こんだけの価格の定食なんだから 飯&キャベツぐらい お代わり可能にして欲しいもんです。定食価格が高くても クソ旨くて お腹いっぱいになるなら文句も言わないが、旨くても食べ足りないとなると やっぱイラっとするわ。
味だけの評価なら もっと高い点をつけれますが、食事の満足度という事を加味すると4点がいいところでしょう。
さ~て、食べ足りないから二軒目に行きますか!
2020/09/28 更新
2020/07 訪問
可能性の獣
初訪問(一応)
高田馬場時代に二度訪問し、二度とも低評価をつけた成蔵。
一度目の訪問は2018年2月。評価2.5。一時間並んで昼営業1巡目に入店。煌麦豚特ロース(250㌘)定食¥3900(当時)をオーダー。独特な食感の衣と、均一かつ繊細な火入れが生み出す 豊潤な肉の旨味に驚愕するも サイズの大きなロース×低温揚げは相性が良くないようにも感じた。半分程度食べたトコで箸が止まった事は今でも良く覚えている。 ちなみに この相性問題は店側も自覚していたようで、現在の特ロースは180㌘にサイズダウンしている。
二度目の訪問は2018年11月。評価2。店のスペシャリテである「シャトンブリアン」を食べていなかった事に加え、脂身の少ないヒレ肉で少ない㌘数ならば低温揚げとの相性は良いのではないか?との疑念も抱いていたので 疑念解消すべく訪問。が期待は大きく裏切られた。要因は店のオペレーション。当時 導入されたばかりの整理券システムに店が振り回されてる状態。入店予定時間の30分前にオーダーしとくシステムだったが、私が入店できたのはオーダーしてから一時間以上経過してから。着席後 ただちに提供された雪室熟成豚シャトンブリアン二個定食¥3550(当時)は、入店待機中に危惧した通りに 提供された時点でほぼ熱を失った状態。ただでさえ劣化が速い低温揚げトンカツ、その状態で旨かろうはずもない。恐ろしいほど均一な断面の色に凄さの片鱗を感じつつも、箸で持ち上げた途端に衣からポロリと情けなく抜け落ちたヒレ肉の姿は あたかも その時の私の心のようにも見えた。ただ、このオペレーションは店も反省していたようで 現在は退店時間が明記されるようになっている。また 店内での携帯電話の使用も禁止された。
二度も煮え湯を飲まされた店であれば 再訪なぞ考えもしないのが普通だらう。が、とある理由により 私は再び成蔵への訪問を決める事となる。
実は、近頃の私はトンカツに対し ある2つの疑問を抱いていた。
ひとつ目の疑問は東京X。銘柄豚の中でも特に その名を轟かせている豚だ。が、この東京X……店では非常に高い価格設定をされているわりには 私がいくつかの店で食べた印象は どうもパッとしないのだ。食べログトンカツ部門日本一(2020年7月時点)の店で食べても印象が良くなる事は無かった。東京Xは 美味しい豚肉ではないのか?そんな疑念が頭をよぎる。しかし、ふと思い返してみると 今までに東京Xを食べた店の技術レベルは さほど高いようには思えなかったのも事実。ならば、技術に定評のある店で東京Xを食べれば評価はどうなる? 非常に興味がわいてきた。
ふたつ目の疑問はヒレカツ。先述した某店で食べたヒレカツは 私の舌には何の印象も残らない品であったのだが、そもそも私は 普段はロースばかりでヒレカツは あまり食べない。となると、単に私の舌はヒレカツを旨いと思えない舌である可能性も残る。だが、これに関しては つい先日に池上某店でヒレカツを食べてみたら 美味しいと感じる事が出来たので舌の趣向のせいではないと判明。とはいえ、同店で食べるロースと並び立つ 或いは凌駕するとも思えなかったのも また事実。 これは妙だ。皆さん ご存知の通り、肉としての価格はロースよりヒレのほうが上だ。勿論、価格が高いから旨いというわけでもないが 価格が高くなるという事は それだけ需要がある事の証でもある。料理人の方々が ロースより高い金を払ってもヒレを仕入れるという事は、少なくとも料理人の方々は ヒレのポテンシャルを高く評価しているという事に他ならない。そのヒレを使ったカツがロースより劣る? 本当にそうなのか?
このふたつの疑問に対する答えを出してくれそうな店として名前が挙がったのが 他ならぬ「成蔵」
確かに 以前の訪問では低評価をつけたが、それと同時に技術の高さは感じていたし、完全なコンディションであれば予想以上の品を食えそうな可能性も感じていた。
ならば 私の疑問解消のために この可能性の獣にかけてみるのも面白いだらう。
現在の成蔵は完全予約制。かなり空席アリの状況だったので、仕事帰りに寄れる夜の適当な時間で予約する。並ばなくてよいのは助かるが、クレカ情報提示と予約手数料370円徴収は 正直かなり腹がたつ。予約媒体を他のモノに変更して欲しいところだ。まあドタキャン防止のためなのだらうが、ミシュランガイド三ツ星「カンテサンス」のシェフはこう言っている。
「ドタキャン食らうのは店の実力不足」と。
予約当日。指定時間ちょうどに店に到着。店員さんが店頭で予約名確認&メニュー説明。ここで東京Xの用意が無い事を聞き猛烈に落ち込む。訪問目的の一つが………
まあ無いモノは仕方ないので 煌麦豚シャトンブリアン二個定食4780円(税込)と 鯵フライ680円(税込)をオーダー。先行レビューではオーダー後、しばらく店頭待機との事だったが この日は すぐに案内された。
店内は さほど広くはないが、席間隔をしっかりとってありゆったりできる。
一人だったのでカウンター席。なんと 店主の真っ正面のベストポジション! が、高田馬場時代と異なり 鍋は死角となって全く見えず。店主は髪の色を変えて だいぶイメチェン。
鍋が見えないので 揚げ仕事を見ることはできないが、油が爆ぜる音はほとんど聞こえない。頑張って耳をすませば、わずかにパチッパチッと焚き火のような音。そして 鍋をまっすぐ見つめる店主の姿。
失礼だが 思わずクスっと笑ってしまう。顔も 立ち姿も 店の雰囲気も まるで違うのに、鍋を中心とした一角に自分だけの仕事空間を紡ぎだすよな姿が 私が大好きな「池上 燕楽」の店主と瓜二つだからだ。
カツを引き上げた後、鍋に真っ白な新しいラードを足していく様子まで似ている。 というか、一回転ごとにラードを替えているのか?
そんな事を考えてるうちに私のシャトンブリアンが提供される。予想していたより早い。そっか、小さいから早いのだな。
まず感想から先に述べよう。
クソ旨い!!!
べらぼうに旨い。いや、凄いなこれは……
確かに ベストコンディションなら旨いのでは?と予想はしていたが、正直 予想の遥か上の旨さだ。
肉は柔らかいが、ただ柔らかいだけでなく 適度な繊維感もありつつ その繊維を噛む事で繊維の中から どんどんと泉のように旨味が涌き出てくる。加熱により肉汁が最大限に活性化しているのだ。ほわぁ~、ヒレカツって こんな旨いんだ♪ 先ほどまで東京Xが無いと落ちこんでいたが、これだけ旨いヒレカツを食ったら そんな事はもうど~でも良くなった。
ロースと異なり脂肪分は少ないが、脂肪分が少ないゆえに 肉の旨味をより集中して楽しめる。
僅かに豚臭さを残してあるのも個人的にストライク。いや豚臭さは言葉が悪いか? そう、比較するなら「とん太」。あそこのヒレカツも滅法旨いのたが、今食べているヒレカツとはだいぶニュアンスが違う。
とん太は とことん優しい。え?これ肉なの?というぐらい 良い意味肉っぽさが無い優しいヒレカツ。
対し成蔵は あくまで豚ヒレカツ。きっちり肉を咀嚼させ 食べ手に豚肉を食べてる事を意識させるヒレカツ。
いわゆるヒレカツのイメージに近いのは成蔵の方だらう。ただし、その完成度はとんでもなく高いが。
衣も旨い。二度目の高田馬場では ベッチャベチャ衣で閉口したが、今回の衣は ラードの香りを漂わせながら 口当たりは サクッ♪とフワっ♪の中間ぐらいの なんとも蠱惑的なテクスチャ。 肉と衣の密着具合も文句無し。
参ったな……完全体「成蔵」の凄さに圧倒されるばかりだ。
脇役陣も高田馬場時代より良い。特にキャベツ。さすがに 切り置きではあるが、切ってからの時間はかなり短いと思われる。水にさらしてないし、何と言っても食感がグンバツだ!細く細く切られたキャベツは口に入れるとフワリとした食感……燕楽やΣ(゜Д゜) このキャベツの食感は 池上 燕楽とクリソツだ!
ああ、そういや兄弟弟子でしたっけ。 さてはこのキャベツ、店主さんの手切りって事かな。 まあ逆に言えば、高田馬場では店主さんはキャベツ触ってなかったという事に(-""-;) このキャベツ、超旨いからもっと欲しいんだけどなぁ……
飯も旨い。てか もしかして客の訪問時間に合わせて こまめに炊いてないかい? が、いくらなんでも飯の盛り少なすぎですよぉ! 美味しいご飯は たっぷりよそってください。お代わりしたいけど……この ちんまい茶碗で180円(>_<) 諦めました。
豚汁も 肉の旨味 野菜の甘味しっかりの具沢山で美味しい。これも お代わりしたい……
鯵フライも旨かったけど……シャトンの前では影が薄くなるね。
たいへん美味しく頂きました。
東京Xの可能性を見る事はできませんでしたが、ヒレカツの素晴しさを教えて貰えたので問題無し。
ただ、いくつか不満点も。
まず量。ハッキリ言って 定食完食しても満腹にはほど遠い。この量の定食だと、ふたつぐらい食べないと満腹になんてなりませんよ。でも 低温揚げで大量提供は味に悪影響あるし。なにより5460円+370円支払ってトンカツ食って、満腹にならないってのは食事という行為の本質を見失ってませんか?
六本木「ル ブルギニオン」のシェフは食事を終えた我々に挨拶しに出てきて こう声をかけます。
「お腹いっぱいになりましたか?」
シェフが どのような思いでこの言葉を口にしたのか考えて貰いたいです。
次にシャトン。一個目は とんでもなく美味しい。一個目の味だけなら満点つけたいぐらいです。が、二個目は 少し落ちますね。あまりにもピーキーな揚げ方なのかな? 美味しさのピークが ほんの数分間しかない。喜びながら一個目を食べて、二個目に取りかかると 余熱で更に火が入り ドリップが衣を濡らし 結果として肉内部の肉汁は一個目より少なかった。
一個目なら満点ですが、二個目は4.0ぐらいまで落ちます。まあ それでも高レベルではありますが、仮に三個目があったら更に下がった事でしょう。
もし 成蔵さんが、シャトン二個定食のシャトンを五分ぐらいの時間差を設けて 一個づつ提供するようにしてくれたら、一個目同様の感激を二個目でも味わえるのですが……
無茶苦茶な注文と思われるかもしれませんが、成蔵さんであれば 可能ではないでしょうか?
成蔵さんは 可能性の獣だと信じてますから。
評価ですが、味だけならもっと高い点数になりますが 高田馬場よりずっと値段上がってるのに満腹にならないのはコスパあまり気にしない私でも辛辣にならざるを得ません。ので少し減点して この評価。
さーて、腹減ったからラーメン食いに行こう。
定食前のカナッペ。普通。この価格帯なら 生地は自前で作って欲しいですね。
煌麦豚シャトンブリアン二個定食
煌麦豚シャトンブリアン
美麗断面。近代美術館に陳列したい。
豚汁&ピクルス
小鉢はヒジキ
飯。美味しい。美味しいから 特盛りでください!
鯵フライ。旨かった気がする
2020/07/23 更新
今年もやってきました、日本人の恒例行事【ヒレカツ納め】のシーズンです。
私がヒレカツ納めに選んだ店は阿佐ヶ谷の成蔵さん。 食べログ全国とんかつランキング一方通行という超高評価店です。
ヒレカツ納めって事で「とん太」も考えたが、並ぶのダルいんで予約制の成蔵に。ただ予約手数料が地味にイラつく。
マジで予約サイトを他社のモノに変更してくんないかしら? 大好きな店だけど、そこだけ不満だわ。
訪問日、もしかしたら愛農ポークとかあるかしら?と少し期待して店へ向かうもやっぱり無し。
うん、知ってた(爆)
この日の豚さんは岩中豚でした。
オーダーは
とんかつ3個定食。
これは小さめのカツ(1個90㌘らしい)を1個づつ揚げたてで提供するスタイル。カツは好きな部位を選べますので私は
特ロース
ミルフィーユカツ
シャトンブリアン
でコールです。
とんかつ3個定食(6800円)
ハイボール(550円)
飯お代わり(200円)
まずはカツ前としてプルドポークカナッペ、ひじき煮&ピクルス、キャベツサラダが一品づつ提供されます。
いつもの品なんで(面倒くさいので)カツ前のレビューは省略。 とりまハイボールのツマミにはちょうど良い。
カツはどれも素晴らしい美味しさ。中でもシャトンブリアンの旨さは他店をブッチギリでおいてきぼりにするレベル。
肉汁の豊富さ、肉汁に含まれる旨味の総量の豊かさ、衣から漂うほんのり甘い香り、フカッとした独特なテクスチャの衣。
マジでうんまい(≧▽≦)
たしかにトンカツとは思えないぐらい高い支払い額だが、お味のほうもトンカツとは思えないぐらい旨いので支払い額にも納得するしかない。
揚げたてを1個づつ提供するスタイルも、この繊細なカツ(食味劣化速度が速い)には向いているよね。
味変アイテムも色々とあるが、なんせ肉そのものにしっかり味があるのでほとんど味変アイテム使わずに完食してしまう。塩をほんの少し使ったぐらいです。
カツを受け止める飯もなかなか良い。以前とは異なり羽釜で飯炊きするよになっていたが 、まだ羽釜を使いこなせていないらしく「じゅうろく」とかに比べてしまうと飯のクオリティがやや落ちるのはしゃーないか。
まあ飯はまだまだこれからって事でしょう。
また男性には物足りない飯量なのも残念なトコ。
豚汁も旨いよね。ちょっと胡麻油をたらすのも良し。
少しとはいえデザートあるのも甘い物好きな私には嬉しい。
わかってはいたが良いヒレカツ納めになりました。似たよな低温揚げの店が増えたけど、そうしたインスパイア系と比べてみてもシャトンブリアンのクオリティは1段以上高みにいるよに思います。
やはり孤高のとんかつ屋さんですねココは。