野良パンダムさんが投稿したnaoto.K(東京/小川町)の口コミ詳細

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人の味覚は十人十色

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naoto.K小川町、淡路町、竹橋/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2021/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

岸本シェフの料理ショー

まず最初に。
今回スーパー長いけど勘弁な。それだけ情報量の多い店だったのよ。

初訪問。
今年の8月、神田に突然現れたむっちゃカッコいい建物。実はフランス料理店なんです。伝説の店である銀座 オストラルや ミシュラン星獲得店である 麻布 ランベリーで腕を奮っていたベテランシェフ岸本氏の新店です。営業は夜のみ。完全予約制で33000円(12月&1月は価格アップします)のおまかせコース一本。18時半からの一斉スタート。日曜営業あり…という営業スタイル。

正直、最近流行りの全席カウンター で超高額コースを一斉スタート同時進行というスタイルは あまり好きにわなれないのだが 調べてみたら色々と気になるトコがあったのよ。まあ 結局は岸本氏の料理を食べてみたかった…てのがホンネだけどね。なんせ私、ランベリーに行った事ねぇし。 更に言えば、これだけのベテランシェフが、すでに人気店となっているランベリーを閉めてまで新店舗に望んでいるその姿勢に岸本氏と運営のガチンコっぷりを感じたので。

O氏とかH氏とかT氏のような「自らの名前を冠した店を何店舗も展開しているが、自らがソコの厨房に立つワケではない」よな巨匠達とは 全く違うスタンスのよですね岸本シェフは。これは私の個人的意見だけど、料理人の戦場は あくまで厨房であるべきだと思うんだよね。シェフの名前を冠したレストランなのに、そのシェフが厨房にいない……なんて店を私は全く好きになれない。 70歳過ぎても厨房で奮闘しているよなシェフこそカッコいいと思うのだが。

また店を運営しているのが、 アサヒナガストロノームやレグリスを運営している会社ってのも個人的注目ポイント。アサヒナもレグリスも行った時の印象はかなり良かった。そうなると新店舗が気になるのは当然。しかも一人予約OK。これは行くしかないだらう。

て事で行ってきた。予約はオマカセ経由で。予約はけっこう埋まっていたが、たまたま私の都合の良い日に空席があったので迷わずポチった。少々 意外だったのだが、訪問直前での店からの予約確認電話は無かった。

訪問日、神田駅から歩いて向かう。予約時間より早く到着する事になるが、コチラは18時半に一斉スタートなのだがドアオープンは18時15分なので少しぐらい早く到着しても問題無い。これは とても嬉しい。しかもソレをホームページ上で明記しているあたり、やはりココの運営は客の心理を良く理解している。
時間ピッタシまで客を入れない一斉スタート店の開店待ちで、店前でウロウロしてる時間が大嫌いなのよ私。遅刻するとキャンセル扱いだの、遅刻すると いくつかの料理が提供されないだのと散々 客を脅すくせに、いざ客が時間前に来た時は中に入れないってのは正直どうかしてるぜ❗️ こちとら高級店に飯食いに行ってるんであって、ラリーやってんぢゃあないんだよ‼️(意味わからん方はラリーのルールを検索してね)。

店前に到着したが……いや、コレ(画像)っすか? 外観からはレストランには全く見えない。何かのショールームみたいだな。外観写真を撮影してると、それを察知したのか中から店員が出て来て 私を迎え入れる。う~ん、これだけでココのサービスがデキる人だと理解する。

中に入ったら螺旋階段を登って二階へ。そこがホールになっていた。
ホール中央にはオープンキッチン。そしてキッチンを囲むよう配置されたL字カウンター。客席は全てカウンター席。席数 僅か八席。席間隔は超ゆったり かつカウンターの奥行きもたっぷり。黒いカウンターにピカピカのオープンキッチン。キッチンの中央には眼光鋭い岸本シェフ。
む、むちゃくちゃカッコいい空間やん( ☆∀☆)
雰囲気的にはフロリレージュとかに近いんだけど、フロリレージュより席数少ないため シェフとの距離が より近いのだ。 しかも厨房よりカウンターのほうが少し高くなっているため客からは岸本シェフの手元が丸見え。
いわば、劇場で岸本シェフの料理ショーを観戦しているよな臨場感満点のカウンターがココの特徴なのだ。
こんなカッコいい店に 一人で来るとか我ながらチャレンジャーだぜ、緊張するぜ(嘘)

カウンター上には店外壁を模した紙が。実はコレがマスクケース。更にマスクケースの裏にはQRコードがプリントされていて、それを読み取ると その日のメニューが見れる…という仕組み。なんだが、何故か読み取れず(>_<) ので微妙に凹む私。だが……デキる店は こうしたトラブルがあった時に真の力を発揮すると後で思い知らされる。

オシボリ有りの店なんだが、オシボリの厚さ(熱さでわない。それは しみづ)が尋常でわない(*゜Q゜*) なんだコレ?
カトラリーに箸があるのは今風やね。シルバーは山崎金属工業の品が主体。肉用ナイフは藤次郎。プレートは有田焼(カマチ陶舗)。だうやら国産に拘る店のやうだ。 て事は リネンやワイングラスも国産かな?
カトラリーレストが有るが カトラリー都度交換。


料理のサーブは基本的に厨房スタッフ(シェフのほかにサポートが数名いる)が行う。時には岸本シェフ自らがサーブしてくれる場面もあった。
ドリンクに関しては専属のソムリエがいるので彼にお願いする。ソムリエ氏の接客は流麗で 見事なものだった。 こう書けば理解してもらえたと思うが、店のキャパのわりにスタッフの人数は多い。客席八席の店で これだけのスタッフを使っているってのは凄いな……


定刻になり客全員揃ったとこで岸本シェフから挨拶があり、この日の晩餐が始まる。
前述したよに お料理は税込33000円(季節により変動)のコース一本のみ。 が、驚いた事にコチラはサービス料無しなのだ。専属のソムリエさんもいるし、店全体の人数も多い店なのでサービス料無しは驚く。まあ 嬉しいけどね。
また、コースにはミネラルウォーターも含まれている。これまた嬉しいですね。しかもミネラルウォーターは色々と用意されてるようでして、私がガス無し軟水と呟いたら 日本酒の仕込み水が出てきました。レフェルヴェソンスとかでも置いてあるけど、食中の水はこれがベストだと思うのよね。ちな隣の客には違う水がサーブされてました。


まず最初に提供されたのがジャガイモのスフレ。目の前のオーブンで焼き上がったばかりのアツアツです。が、スフレの上側を切り取って 食べるのはその一番食感と香りが良い部分だけ。なんちゅう贅沢な……そしてスフレの上に たっぷりのオシェトラキャヴィア( ☆∀☆) 更にサワークリームを添えて頂きます。いや、こんなん食う前に旨いってわかるヤツやん(笑) てか、実際 旨い(^_^) ヤバい、いきなりお代わりしたいんだけど❗️


二品目はフォアグラ。フォアグラテリーヌの上にフォアグラローストを乗せるという悪魔的発想。が、これが不思議と旨い。ワンスプーンサイズだからかな? こーゆー直球料理は好きだなぁ。


お次は焼きイモ。コース開始前から岸本シェフが付きっきりで炭火焼きにしていたサツマイモにボルティエバターと生ハムを乗せて。これまた 食う前に旨いってわかるヤツwww相性最高のヤツらを組み合わせて、なおかつ食材の質は最上位で、芋を焼いたのはベテランシェフ。しかも芋の端っこのトコは切り落として使わないという贅沢仕様。くそー、インチキ臭いが旨いなぁ。こんなちょっぴりでわなく、芋一本ぐれぇ食いたいぞ。


白トリュフが出てきた❗️ 匂いを嗅がせてくれるお約束の後は、松茸を大量に使った松茸コンソメに白トリュフをトッピング。なんちゅう掟やぶりな……… だが、コレは正直 好みに合わず。松茸と白トリュフが喧嘩してるよに思いました。


お次は生牡蠣…と思いきや、低温でゆっくり火入れした牡蠣だそうです。牡蠣の下には 牡蠣のタルタル。ウッハー♪ 海の薫りやぁ。 これは牡蠣好きには たまらん味覚ですなぁ。生に見えたけど、しっかりと旨味が活性化してるんですね。牡蠣タルタルも美味しいなぁ。もう何個か食いたいなぁ。


スープドポワソンのよな良い香りが漂ってきました。ブイヤベース風のスープにオマールをしゃぶしゃぶして食べるんですって。スープの味の深いこと深いこと。美味しいスープだなぁ。ぶっちゃけ オマール無くても成立するような?


冷製カッペリーニのよな料理が出てきた……と思いきや、コレは素麺。素麺に蕪のピューレですって。う~ん……これは味が穏やか過ぎて私には理解出来ず。それこそキャヴィアとかカラスミとかで も少し塩気を加えたほが良いよに思うのよね。


火入れしたドーバーソールを岸本シェフが解体していきます。骨の多い魚なのに とても手早く解体していくのは流石ですね。解体したドーバーソールの表面をフライパンでカリっと焼いた後は、同じフライパンでバターソース作り。なんと❗️ベテランシェフのソース作りを目の前で見れるというスペシャルコンテンツ。なんたるサービス精神……と思いきや、実は岸本シェフはユーチューバーでもあるそうで、自身のチャンネルで様々な料理のレシピを披露されてるんだとか。ちゃっかりチャンネル登録をオススメするあたり、申し訳ないが笑ってしまいました。
このドーバーソールは旨いですねぇ。焼き具合も良いのですが、これは素材自体が違うんでしょな。また 本来なら骨が多くて食べづらい魚を、シェフが上手に解体してくれたおかげで 凄く食べやすい。骨を気にしないで食べるドーバーソールって最高だな(笑)


メインは牛肉。なんでも月に四頭しか出荷されない希少な牛なんだとか。その牛のランプを これまた岸本シェフが付きっきりで火入れしてました。塊のまま焼いた肉を切り分けていくと 見るからに旨そうな色。ソースはコンソメを使ったソース。 このままでも旨そうなんですが、仕上げにロマネ・コンティのブランデー(マール)を霧吹きで吹きかけて香り付け。
こ、こんなん旨いワケが……
ウマーイ《*≧∀≦》
肉は和牛なんだけど、脂身の甘さより赤身の旨さのが強い。その旨さを火入れで120%引き出して、更にコンソメとロマネ・コンティでメイクアップ。こりゃヤバいわ。やり過ぎだけど旨いわ。


メインは まさかの二皿構成。
今度は小さなココットの中に牛タンシチュー? てか牛タンシチューでした。これも旨いですねぇ。 ソースの味が凄いのよね。これ系って、どんだけ贅沢に酒を使って煮込むかで味が決まるよなトコがあるから さぞかし良い酒使ってんだらうな。
シチューを半分食べたあたりで岸本シェフが土鍋を持ってコチラへ向かってくる? 土鍋の中には……飯?
なんと、牛タンシチューに飯をぶちこむという暴挙。高級店で んなお下品な食い方やるか? だが、そこにシビれる 憧れるぅ❗️
飯は ただの白飯でわなくてキノコご飯。牛タンシチューの汁を吸ったキノコご飯の旨いこと旨いことwww 思わずお代わりしちゃったよ。他のお客さんも お代わりしてるね。てか するよなコレは。


お口直しは キリッと酸味の立った青リンゴのソルベ。ソルベの粒子がむっちゃ細かいため舌触りがスゲー滑らかなの。コレは良いね。


デセールからは岸本シェフでわなく、パテシェールさんが料理の説明をしていく。デセールは 無花果のコンポート。
紅茶で煮た温かい無花果に冷たいバニラアイスを添えて 甘さや薫りだけでなく温度差や刻一刻と変化していく味も楽しむ。 このデセールもレベル高いな。


食後は普通の店なら小菓子でシメなんだが、コチラは小菓子でわなくケーキでシメる。1台のホールケーキを八人の客で「分かち合う」というコンセプト……って どっかで聞いたやうなコンセプト(笑)
この日のケーキは栗とカシスのケーキ。意図的に甘さを抑えたムース仕立てのケーキですが、確かにフレンチのコースのラストですので こうした控え目の味のが良いですね。パティスリーのケーキとは異なる、レストランならでわのケーキになってます。
合わせて提供されるのは紅茶。これもケーキに寄り添うよにパティシエールさんがセレクトした品。なんだが、何だったか忘れたスマン_(._.)_


美味しいうえに楽しかった(^_^)
ベテランシェフがお料理してる様子を特等席で眺めるのは 良いですね。こうした店は他にもあるが、より見易いよに工夫されてるのは高評価ポイントですわ。
お料理の内容も 色々な意味でぶっ飛んでるし。なかなか衝撃の体験となりました。
コースのボリュームはメインまでは物足りなく感じましたが、ラストのご飯と デザートを食べたらしっかり満腹に。たくさん食べる人だと物足りない量かも。
最後は岸本シェフとソムリエさんの二人が一階まで降りて 私の姿が見えなくなるまでお見送り。ホント、ここの運営会社は客の心を掴むのが巧いですね。
コース単価が高額なのでホイホイ行けるよな店ではありませんが、たまのご褒美として行くなり ガチデートで行くとかには良い店だと思います。確かに高いけど、高いだけの事はある内容ですしね。てか、私もまた行きた~い❗️

評価は悩みましたが、ぶっ飛んだ料理に加えて カッコいい内装や 躍動する岸本シェフを間近で眺められる楽しさに サービス料無しなのに至れり尽くせりの接客なんかも加味してこの点数で。

コース(33000円)
グラスで泡 白 白 赤
会計47000円程度。
酒が高いのはしゃーなしだ。


訪問翌日。私のスマホに一通のメール。差出人はnaoto.Kの支配人さん。メールの内容は前日の訪問に対する感謝だったのだがメールの最後に添付されたアイテムを見て「やられたな」と呟く私。
そこにはQRコードが読み取れなくて見る事が出来なかった前日のメニューが貼られていた。キメる店というものは こうしたトコでキメてくるのだな。
以下がそのメニュー(一部改変あり)


2021.11.XX

~ Signature ~

スフレ-キャヴィア オシェトラ

 

~ Spécialité ~

フォアグラ トリロジー

長野県産アンズ

 

サツマイモ 炭火焼

オテイザさんの生ハム

ボルディエバター

 

日本の恵~しずく

松茸6キロからのコンソメスープ

白トリュフのクリーム

 

~ Spécialité ~

レアに火入れをした厚岸牡蠣

ミネラルのジュレ/クレソン

 

活けオマール海老

しゃぶしゃブイヤベース

 

大門そうめん

群馬の名人金子さんの蕪 柚子

 

~ Traditionnel ~

1k級ドーバーソール ムニエル

赤ワインの焦がしバター

 

宮崎県都萬牛

D.R.C.焼き

 

宮崎県産黒毛和牛

牛タン ブレゼ

 

からの キノコご飯

 

~魂のひとすくい~

長野県「ナカムラフルーツ農園」より

グラニースミス

 

佐賀県産 黒イチジク

コモロ産オーガニック バニラの

スペシャルアイスクリーム

 

~Gâteau Entremets~

栗 カシス

  • 外観。レストランに見えねぇ❗️てかカッコいい❗️

  • 焼きたてのジャガイモスフレ

  • ジャガイモスフレにオシェトラキャヴィアとサワークリーム

  • まずはシャンパン。エチケットが店の外壁なのが素敵。しかもアミューズがキャヴィアで シャンパン頼んだ私、大勝利(^_^)

  • フォアグラにフォアグラを合わせるという悪魔的発想。

  • 次は白をグラスで。

  • 焼きイモ(シルクスイート) ボルティエバター バスク産生ハム

  • 白トリュフをクンカクンカさせてくれます。

  • 松茸コンソメに白トリュフ

  • 牡蠣のタルタルに低温で火入れした牡蠣。牡蠣の殻の中にあった海水のジュレ。

  • ブイヤベースのスープでオマールをしゃぶしゃぶ。

  • パンは高加水パン。最近流行りのヤツね。パンのお代わりが無いのはマイナス。メインのソースをパンで回収したいのに(>_<)

  • パンにはオリーブオイル

  • オリーブオイル

  • 蕪ピューレと素麺

  • ドーバーソール

  • メインひとつ目に合わせて

  • メインの牛ランプ肉。ウンマイ(^_^)

  • 牛肉にコレで香りづけ

  • メインふたつ目。牛タンシチュー。

  • 牛タンシチューに合わせて

  • 牛タンシチューにキノコご飯をぶちこみます

  • 青リンゴのソルベ

  • 紅茶で煮た無花果 バニラアイス

  • カシスと栗のケーキ。ちなコレで小さめカット。大きめカットでお願いするのも可能。

  • 紅茶。ケーキに合わせてあるので選択肢は無し。

  • カトラリー

  • マスクケース

  • 極厚おしぼり

2021/12/10 更新

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