fujisan3216さんが投稿した見晴茶屋 兎月(神奈川/小涌谷)の口コミ詳細

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見晴茶屋 兎月小涌谷、大平台、宮ノ下/そば

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/12 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

山喜(合鴨ロースせいろ)♪

この日は箱根神社へ御札をいただきがてら神山と駒ヶ岳を登って来ました♪
下山後、元箱根周辺でランチを食べてから箱根湯元近くの日帰り温泉に入って帰る予定でしたが
元箱根の安いお店は平日のため閉まっているか混んでいるかのどちらかでしたので
箱根湯本の日帰り温泉へと向かいました。
箱根旧街道を通って箱根湯本へ向かう途中、昔、見晴茶屋のあった樫の木平に
〝手打そば〟のノボリを見つけたので速攻で車を駐車場に入れてお店に入りました。
以前は空店舗になっていましたが、箱根で日本料理店を手掛ける有限会社三幸さんが運営する
『見晴茶屋 兎月』さんが約3年前にオープンしたそうです。

お店に入ると落ち着いた雰囲気で蕎麦屋というよりも高級和食か寿司屋のようなイメージです。
厨房の前には、北海道・栃木・二八と蕎麦の産地と打ち方が表記され、
その左側には、鰹節や蕎麦粉、板海苔などの仕入先が表示されていました。
少し待たされてから眺望の一番良い場所のカウンター席に案内されました。
箱根の山と小田原市街を一望できその向こうに相模湾が広がる
正に“見晴茶屋”ならではの景色を眺めながらのランチでした

気分的に「天せいろ」を食べようと思っていましたが、お品書きを確認すると
天喜(天せいろ・天ぷら蕎麦)の満月2,750円(税込)、半月2,200円(税込)、新月1,760円(税込)の3種類があり、山喜(鴨せいろ?)合鴨ロースを低温調理で中までしっとりと。
冷たいお蕎麦をお好みの食べ方でと書いているのを見て「山喜」を注文しました。
お品書きをひと通り確認すると蕎麦より料理を重視しているような印象を受けました。

日本語の上手な若い外国人の花番さんが「竹炭塩を蕎麦に付けて食べてください」と言って
竹炭塩を置いていきました。
少し経って提供された低温調理の鴨ロースを見ると蕎麦屋の料理というより完全な日本料理のような見事な盛りつけで、一目見るなり美味しいことが伝わってきました♪
花番さんの説明では「そのまま食べても美味しいですが、しゃぶしゃぶにして食べるともっと美味しいです」との事でした。
鴨ロースをモミジおろしで食べるのは初めてでしたがこれは合います♪
更に鴨汁としゃぶしゃぶ用の小鍋が運ばれて来ました。
小鍋には鴨汁と同じつゆが入っていました。固形燃料で温めながら食べるので熱々です。

そしてメインの蕎麦が運ばれて来ましたが、花番さんによると北海道産の蕎麦だそうで
この後に栃木産の蕎麦も出してくれるとのことです。
お品書きに2種類の蕎麦が食べられるとは書いてなかったので嬉しい誤算となりました♪
北海道産の蕎麦は更科のようで見た目もしっとりした細打ちの蕎麦です。
しっかりと冷水で〆られコシのある食感が鴨汁と絡めると美味しかったです。
鴨汁にはぶつ切りの合鴨肉の他に葱と三つ葉が入っていました。この汁が素晴らしい味でした
蕎麦をたっぷりつけて食べたので途中で鴨汁が温くなりましたが
しゃぶしゃぶ用の熱いつゆを継ぎ足すことで熱さがキープ出来ます。

程なくして栃木県産の蕎麦が運ばれて来ました。
こちらは丸抜きの蕎麦粉だと思いますがやや茶を帯びていました。
細切りながらもエッジがシャープに立った美しい仕上がりの蕎麦です。
個人的には北海道産の蕎麦よりこちらの蕎麦の方が好みです。
蕎麦の風味と香りが楽しめコシ・ノド越し共に申し分のない美味しい蕎麦でした。
蕎麦湯は白濁のやや濃くなった釜湯がたっぷりと入っていたので、
しゃぶしゃぶ用の熱いつゆも蕎麦湯で割って全部飲んでしまいました。
登山で冷えた身体がこの一杯で本当に温まりました♪

最初にお品書きを見た時は箱根の観光地値段になっていると思ったのですが
この鴨ロースと鴨汁、産地の違う2種類の蕎麦と全てにハイレベルの料理を食べると
これで2,200円(税込)は安いと思い、一遍でこの店のファンになりました!
会計の時に厨房にいた店主に美味しかったことを伝えると嬉しそうな笑顔を返してくれました。

お店の駐車場の奥に「樫の木平」の説明書きが立っていました。
「ここが箱根の樫の木平、下に見ゆるは畑の茶屋」と馬子唄にも歌われた見晴茶屋の跡が、ここです。また、江戸時代の紀行文には「樫の木の坂をこゆればくるしくてどんぐりほどの涙こぼるる」と唄われているように街道きっての急な坂道だったようです。
小澤征爾の「貴方は 今 歌っていますか」と直筆の碑が建っていました。

  • 見晴茶屋 兎月

  • 本日の蕎麦

  • 駐車場からの見晴らし

  • お品書き

  • お品書き

  • お品書き

  • お品書き

  • 和風マット&割り箸

  • 竹炭塩

  • 合鴨ロース

  • 鴨汁

  • 小鍋仕立てのつゆ

  • 北海道産の蕎麦

  • 栃木県産の蕎麦

  • そば湯

  • 樫の木平

  • 小澤征爾の碑

2025/12/11 更新

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