29回
2022/02 訪問
やっぱりう嵐が日本一!
定期訪問!
楽しみにしていたう嵐さんです。
何度もレビューしてるので、
今更ですが一応軽く載せておきます。
大きな天然鰻を焼く技術を独学で研究した大将が、
めちゃくちゃ美味い地焼きを食べさせてくれます。
どこかの有名店で修行したとかではなく、
大将は魚全般に関わられていました。
だからこそ、実はうなぎ以外にも詳しかったり 笑
大将オリジナルの「己蒸し」は、
地焼きで蒸しと同じ効果を得ることができる
大将にしかできない焼き方。
他にも「烈抜」などもあるんです。
初めにうなぎの産地証明を見せて、
そのうなぎの特徴などを教えてくださるので、
うなぎと真摯に向き合うことができます。
▶︎本日のうなぎ
・ひむか山道
▶︎注文商品
・肝香り焼き 900円
・白焼き (2.5P) 7500円
・うな重 (2.0P) 7500円×2
この日はまさにう嵐さんならではの
うなぎを入荷して下さってました!!
なんと、ひむか山道の2Pクラス。
焼くのが難しいので直営店でも扱わないサイズ。
ひむか山道といえばタンパクな味わいですが、
この時期のゼラチン質の脂が豊富で別格。
でも皮が分厚くて火入れが大変なんです。
でもそんな山道も大将にはお手の子さいさい。
己蒸しによる内側からの火入れによって、
ゼラチン質の脂が全体に回って乳化してます。
白焼きをひと口食べると、
旨味と甘みが混在したミルキーな味わいが
広がって本当に美味しい。
相変わらず皮のパリパリ加減も素晴らしいです。
最高のうなぎを最高の焼きでいただけました。
何度食べてもこちらの白焼きは日本一。
蒲焼きはさらに大きなサイズ。
私は旨味を閉じ込めるように焼いてもらいました。
連れは脂を落として旨味を研ぎ澄ます焼き方で。
これは、これは、すごすぎます 笑笑
私の方はふわもちとした食感で、
ふっくらとジューシーな仕上がり。
連れの方はサクサククリスピーで、
脂を絞ってあるので旨味が鋭いんです。
個体差があると言えども、
うなぎをここまで完璧に焼き分けられるのは
やっぱり大将しかいないでしょう。
本当に美味しかったですね。
このサイズのうなぎをいただくと、
どうしても最後は重たくなるんです。
でもまったくそんなことなくて軽やかでした。
うなぎがいいのと火入れがいいからですね。
今日も本当に美味しかった!楽しかった!
大将、奥様もお元気そうなのがなによりです。
白焼きはやっぱりう嵐さん。
蒲焼きはう嵐さん、田代さんの2強かな。
もう食べた後から次が楽しみですね。
ごちそう様でした〜!
2022/02/23 更新
2022/01 訪問
うなぎ初めはう嵐さん!
2022年のうなぎ初め!
いやー、我慢するの大変でしたよ 笑
昨年は田代さんでうなぎ納めをしましたので、
最初のうなぎもこだわってます 笑
やっぱり大好きなう嵐さんでしょう。
なにやらどんどん予約が取れなくなっており、
一見さんはお断りになってしまいました。
最近はかなり忙しそうにされており、
大将が体調を崩されないか心配です。。
新年の挨拶をして入店。
今日はそんなに詰まってないようで、
比較的ゆっくりとしたスタートです。
本日のうなぎは3種類!
・鹿児島県は西日本養鰻の薩摩若うなぎ。
最先端のオーガニックうなぎで、
円形の池で泳がせてるそうです。
・高知県は楓商店藤養鰻。
・静岡県はかねふる養鰻の浜名湖うなぎ。
▶︎注文商品
・白焼き(鹿児島) 7500円
・長焼き (鹿児島) 7500円
・長焼き (高知) 7500円
・肝香り焼き 900円
今回は初めてのうなぎだったので、
白焼きは軽く己蒸しを入れた素焼き。
蒲焼きで2種類の食べ比べにしてみました。
相変わらず、白焼きは他店の追随を許さない。
何度食べてもダントツに美味しい。
うなぎの水分や脂を逃さず閉じ込めてるので、
そのうなぎの特徴を存分に味わうことができます。
特に皮の食感が素晴らしく、
硬い皮も大将の手にかかればパリパリ。
さらに皮目の美味しさがしっかり残ってるんです。
火入れの方法がいいんでしょうね。
焼き切ってるのに焦げてなくて旨味が出てます。
蒲焼きもやっぱり美味しい。
甘辛く主張強めなタレがけっこうくるんですが、
うなぎの味が強いのでタレに負けないんです。
また、こちらのタレは焦がすことで、
独特の風味と味わいになるからクセになる。
濃いんですけどなんかまた食べたくなります 笑
タレがほどよく焦がされているので、
白焼きよりも芳ばしさがグンっと増します。
また、身や皮に火が入りすぎてないのもいい。
ちゃんと白焼き同様の食感が味わえます。
蒲焼きになると火入れが進みタレが染みて
しっとりしすぎなうなぎもよくあるんです。
でも、大将のうなぎは皮の食感も失われず
ちゃんとうなぎが活きてますね。
まぁ、タレは少し強めではあるので、
濃いのが苦手な方はいるかもしれません。
そして、薩摩若うなぎが美味しすぎました。
高品質の共水うなぎを彷彿させるようなもちもち感。
脂がスッキリしていながらとても旨味が強く、
まろやかな甘みがしっかり感じられる。
オーガニックなので薬臭さがなく、
とても素直で美味しいうなぎでした。
高知のうなぎは脂がコッテリ。
臭みは少ないんですが、
やっぱり薩摩若と比べると脂が強くて、
その割には旨味が薄い。
身は柔らかく皮目にもしっかり脂がのってました。
こちらはよくある養殖のうなぎですね。
やっぱり食べ比べるとよく違いが分かります。
いやー、やっぱり大将のうなぎは最高ですね。
う嵐さんでうなぎを始められていい年になりそう。
これ以上は人気にならないでほしいな 笑
ごちそう様でした〜!
2022/01/05 更新
2021/09 訪問
う嵐流のらーめん!?
悲しい、悲しい、
今日で今年最後になんです、う嵐さん。
本当に人気が凄まじいようで、
次の予約は来年という現実。。
今日は、悔いのないように、
う嵐さんを思う存分堪能しなきゃですね。
本日は、宮崎県南国興産という
畜産も行う会社が手がける田園浪鰻といううなぎ。
薬は極力使わず、エサにもコンプ粉末や発酵大豆
といった珍しいものを混ぜてるそうです。
畜産の技術を活かした養鰻なんて楽しみですね。
もう片方は、浜名湖のうなぎでした。
ここで、なんと大将から粋なサプライズ!
滋賀県は安曇川の天然あゆの登場!
天然のうなぎはいろんなものを食べますが、
あゆは川の苔ばかり食べてます。
なので、その川の香りを知るには
あゆを食べるのが1番なんだそうです。
たしかに、天然うなぎは個体差があるので、
一概にどこの産地がいいとは言いづらいのが本音。
大将いわく、あゆはラーメンのスープで、
天然うなぎは麺なんだそうです 笑
たしかに!その川のあゆを食べてから
うなぎを食べるとよりそのうなぎの特製が
わかるのかもしれませんね。
また一つ勉強になりました!
ありがとうございます。
▶︎注文商品
・田園浪鰻の白焼き 7000円
・浜名湖の蒲焼き 7000円
田園波鰻はあゆに合わせて塩焼きで提供。
なるほど、ラーメンで麺とスープを
合わせるのは当たり前ですもんね 笑
大きさは2.6Pくらい。
あぁ〜、やっぱり最高!!
本当に大将の焼く白焼きは日本一ですね。
養殖とか天然とか気にならないくらいです。
ふっくらふわふわで皮はパリッと、
噛むとジュースのように旨味が溢れてきて、
あとからクドサのない脂がジュワとくるんです。
ほんと、これぞ白焼の完成系です。
調理がいいと養殖でもこんなに美味しいんだな
って改めて感じさせてくれます。
田園浪鰻は身質や脂の質がよく、
まろやかな甘みの脂でクリーミーですね。
香りはないですが美味しいうなぎです。
ほんと、ここの白焼きは
そのうなぎの全てがよくわかりますね。
お次は、あゆの塩焼き!
さっきまで生きていたあゆを目の前で串うち。
ほどよい塩加減で身はホクホクの素晴らしい火入れ。
さすが、なんでも焼けるんですね 笑
クセのないほんのりとした海苔みたいな香り。
オスとメスでも味が違いました。
オスの方が味や香りも良かったかな。
大将ありがとうございます!!
さいごは、しめの蒲焼き!
何度も大名胡座は食べてきましたが、
最後にグッと熱を溜め込んで一気に解放する
貫きという技術を使ってもらいました。
大名胡座からの貫きで、
うなぎに輪郭が出るそうです。
今回はうな重の形で出てきました。
う〜ん、よくわからないですね 笑
もちろん美味しいのですが、
貫きありとなしの違いがイマイチ、、
やっぱり今の時期はまだ新仔なので、
あんまり熱に耐えられないんでしょう。
大将の技術を使うまでもない
誰でもやけちゃううなぎってことです。
だから、あんまり違いは分かりませんでした。
まぁ、浜名湖なんで薬も使ってますし、
その分皮も薄いですから仕方ないですね。
でも、相変わらずの美味しさで大満足です!
来年だとまたヒネになるので次に期待!
今日も本当においしかったです。
やっぱりうなぎ自体も大切ですが、
捌きたてを素晴らしい調理でいただくのが
何より美味しくなりますね。
ごちそう様でした〜!
2021/09/24 更新
2021/08 訪問
これぞ、う嵐の大将の真骨頂!
久しぶりのう嵐さん
最近はどんどん人気になってしまい
年内は予約でいっぱいだそうです、、
嬉しいような、悲しいような、笑笑
新規の予約はかなり厳しいみたいです。
客層は料理関係のプロの方々が多いようで、
みなさん大将の技術を見にこられるようです。
私もいろんなうなぎ屋さんの職人さんと
お話しさせていただく機会がありますが、
う嵐の大将の知識と技術はずば抜けてます。
なので、こちらは本当にうなぎが好きな
マニアックな方にはオススメですが、
興味本位だと高い食事になるかと思います。
本日のうなぎは、
三河一色、浜名湖に加えて、
大分県杵築市にある大分水産の温泉うなぎ。
このイレギュラーな温泉うなぎは、
この時期にしては珍しい2P近くのヒネ。
なんと、私のために仕入れてくださいました。
元々、大将は天然を焼く技術を磨かれてましたが、
資源保護のため養殖でその技術を使用してます。
今回はわざわざ私にその技術を見せるために
ただでさえ身と皮が硬いヒネの太物を
探して仕入れてくださったようです。
大将の心意気にも感謝ですし、
この時期の太物のヒネを食べれるなんて、
マニアにはたまりませんね 笑
▶︎注文商品
・肝香り焼き 900円
・三河3.3Pを白焼き 7000円
・温泉うなぎ2.2Pを大名胡座 7500円
○肝焼き
いつもの味鰻と違って小さめ。
相変わらず素晴らしい火入れで、
肝の鮮度も良くてクリーミー。
香りもとてもいいです。
○白焼き
脂や血を逃さないように閉じ込めるように
己蒸しで焼いてもらいました。
これは、すごい。
蒸しと地焼きを両方同時に行うことによる
皮のパリパリ感と身のふっくらふわふわ感。
身にこのうなぎのすべてが詰まっており、
新仔ならではの脂の甘みがダイレクトに来ます。
香りもすごく良くてめちゃくちゃうまい。
捌きたてなので脂もスッキリしてますね。
養殖でもこんなに美味しいのかーって
思わず感心されられる異次元の白焼きですね。
やはり、何度食べてもう嵐の白焼きが1番。
○蒲焼き
いや〜、やっぱりデカイな 笑
まったく身が縮まっていないのはさすが。
食べるとほんとにヒネ?だというくらい
身が柔らかくてふっくらふわふわ。
皮もまったく硬くなくパリパリです。
元々脂のノリが少なめでしたが、
あまり落とさず焼いてくださったので、
ちょうどいいくらいになってます。
ヒネなのでもっと旨味が濃いかと思いましたが、
ホワイトミールのようなスッキリとした旨味。
口の中でスーッと消えていくようです。
でも、ブラウンミールを食べてるんですって。
うなぎって不思議ですね〜笑
香りは強くてクセがなく、
タレの香ばしさにも負けません。
捌きたてだけでなく、
脂と旨味を閉じ込めながら焼いてるからこそ
そのうなぎの香りがよくわかっていいですね。
それにしてもこのサイズのヒネを
ここまで完璧に焼き上げるなんて、、
やはり大将の腕はすごすぎます 笑
今日もとても美味しかったです。
ちょっと頭のおかしいうなぎマニアには
ほんとたまらないお店ですね 笑
普通のお店では食べられないようなうなぎを
好みの焼き方で焼いてくださるのがう嵐さんです。
今年はあと1つしか予約がありません、、
人気になりすぎですよ〜笑
今回も大将の意向に従い点数はなしで。
ごちそう様でした〜!
2021/08/31 更新
2021/05 訪問
本日もたくさん勉強させていただきました。
本日もうなぎのお勉強
いろんなうなぎ屋さんに行くけれど、
私が知る限りうなぎの知識と技術は
う嵐の大将が1番だと思ってます。
好みを言えばそれに合わせて焼いてくれるし、
話してるだけでどんどんうなぎの奥深さや
自分の勝手な思い込みを思い知らされます。
だから、いろんなお店で食べて感じたことを
大将と話して答え合わせをするのが最高に楽しい。
正直でとても楽しそうに仕事をされている
大将や奥様の人柄も良くて本当に好きなお店です。
本日のうなぎは、
ひむか山道、北川淡水、四万十うなぎ
肝の香り焼き
こちらは過去1で美味しかった。
やっぱり肝って素材の味がモロに出るんだね。
前回までの味鰻よりも食感、旨味が別物?って
くらい違って美味し過ぎました。
北川淡水は白焼き
クリスピー感を出しながら塩焼きで。
脂は絞って旨味を残すように焼いていただいた。
これはやっぱり己焼きの方がいいかな。
今度はもっと脂を絞ってサクサクにしてもらおう。
北川淡水はオーガニックなだけあって
マイルドでスッキリした脂が美味しいね。
香りも良かったなぁ〜
四万十うなぎは蒲焼き
こちらは本日入荷したて。
田代さんのようなぷりぷり感にふわふわ感を
プラスするように焼いていただいた。
温度を下げてあえて不均一に焼きながら
手返ししてふんわり感を出すわけですが、
これは均一に火入れできる技術を持つ大将には
少し簡単すぎましたね 笑
使用してる炭が違うので田代ほど温度を
下げられずぷりぷり感はなかったですが、
ふっくらふわふわで表面はサクサク。
タレもいつもより芳ばしく馴染んでました。
2週間ごとにアップデートされるタレが
いつもより格段に美味しく感じました。
逆にめちゃくちゃ好みな焼き加減でしたね 笑
大将お得意の己蒸しよりも手返しが入ることで、
脂がほどよく落ちてタレの馴染みもバッチリ。
手返しする分いつもより旨味は少し弱めでしたが、
脂がキツくないのでちょうどよかったのかな。
大将の手返しの上手さもあるんでしょうね。
本日入荷したてということもありますが、
身が柔らかくて本当に美味しかったな〜
やっぱり不均一に表面だけ焼く田代タイプや
何度も手返ししてふんわり感を出しながら
ほどよく脂を落としてタレを馴染ませるタイプが
自分は好きなんだなぁ〜と改めて感じました。
長焼きだと美味しさが良くわかっていいね。
初めての四万十は全くクセのない脂で
うなぎなのにある意味うなぎっぽくない。
香りもたってて美味しかったなぁ。。
今日もいろいろ勉強させていただきました。
やっぱりうなぎって奥深いなぁ。。
次は久しぶりに胡座や己蒸しもいいな〜
う嵐は美味しいからビッグサイズのうなぎが
気づいたら胃袋の中におさまってるんですよね 笑
まったくクドく感じないのが凄いところ。
ごちそう様でした〜!
2021/05/09 更新
2021/02 訪問
来るたびにうなぎが好きになる。
やっぱり大好きだ。
前回も感動を来れたが、
今回その期待を軽々と超えてくれた。
12周年を迎えて「う晴」から「う嵐」へと
店の名前が変わっていた。
こういうところも大将らしくて好きだな。
いつも笑顔で迎えて下さる大将と奥様。
暖簾をくぐっただけで、
東京から来て良かったと感じられる。
本日のうなぎは宮崎県の「ひむか山道」
福岡に直営店も構える山道養鰻のブランドうなぎ。
スケソウダラを主に食べているそうだ。
10℃以下の冬の寒さを超えたうなぎは
身体中に脂を回して霜降り状態になる。
皮も厚くなるなので中途半端な火入れだと
ゴムのようになってしまう。
大将の腕に見せ所ということだ。
心なしか大将がとても楽しそうだ。
初めて出会ううなぎでとても楽しみ。
○白焼き
ひむか山道は脂が美味しいとのことで、
大将自慢の己蒸しで脂を逃さず焼いてもらった。
ひと口食べるとその美味さに驚いた。
フワッと口いっぱいに脂が広がるのだが、
さわやかな旨味で重たさがなくミルキー。
うなぎにこの表現を使うのは初めてだ。
前回の味鰻とはまた旨味が全然違って面白い。
何もつけずに次々と食べたくなる。
もちろん皮はパリパリで身はふっくら。
ここより美味い白焼きはあるのだろうか。
○うな重
今回は身のプリッと感を残してほしいとオーダー。
けっこうフワッと好みを伝えたが、
お見事!期待通りの好みなうなぎが出てきた。
表面はカリッと皮はパリッと、
身はふっくらで絶妙にプリッとした食感だ。
お任せでオーダーした連れのものと食べ比べたが、
素人でもハッキリとわかる違いがある。
明らかに私の方がプリッとしてて脂がある。
要望通りに焼いてくれて大満足だ。
サービスで出していただいた
琵琶湖の氷魚に近江八幡のこんにゃくも
ぷりぷりでとても美味しかった。
いつものお決まりの肝焼きも美味しい。
ここに来るたびにうなぎが好きになる。
こんなに素晴らしいお店は他にないだろう。
どんどん予約が取れなくなるのが残念だ。。
ごちそう様でした〜!
2021/05/09 更新
2020/11 訪問
高次元で繰り出される絶品うなぎ。
とても大好きなうなぎ屋さん
う晴の大将は真のウナギストだ。
うなぎへのこだわりや探究心だけでなく、
う晴の大将にしかない焼きの技術がある。
好みのうなぎを伝えると、
オーダー通りに仕上げてくれるから驚きだ。
もちろん、捌きたて、炭火、地焼き。
池袋の名店かぶとの藤森さんも来られたそう。
世間的にはそんなに知られていないが、
かぶとにも並ぶほどうなぎ好きの中では有名店だ。
いつも楽しそうにうなぎについて語ってくれ、
話しているだけでワクワクが止まらない。
私もそこそこうなぎを食べてきたが、
ここに来ると自分の知識の無さを思い知る。
本当にうなぎは奥深くて楽しい。
1日5組限定で予約客のみ。
白焼きはタレ焼き前の炭でしか焼けないので、
11時〜か13:30〜の人にしか頼めない。
本日のうなぎは、
宮崎県の味鰻と北川淡水
それぞれのうなぎの特徴の説明を受け、
好きなうなぎを選ばせてくれる。
大きさも異なるが値段は全て同じ。
捌かれたうなぎはまだ口をパクパクさせており
あまりの早さに捌かれたことに気づいてないのか。
今回はもっちりした身質で
融点が高い味鰻の2.2Pを白焼で。
これだけ大きくて皮が分厚いうなぎは
並の職人では焼くことができない。
素焼き、塩焼き、香り白焼きが選べるが、
伝導、対流、輻射すべてを利用する
大将にしかできない香り焼きでオーダー。
皮を外にして身を丸めて蒸し焼きにし、
金串を通して熱を伝える高等テクニック。
待っている間にサービスでビワますが出てきた。
地元琵琶湖で採れたますは身がしまっており、
味が強くてとても美味しい。
こういったサービスはとても嬉しい。
そうしている間に白焼きが登場。
まず香りがすごい。これだけで飯が食える。
とても分厚い皮は完全な地焼きでパリパリ。
蒸された身はプリッとした食感でふわふわ。
大将に聞いた通りの味鰻の良さが出た白焼きだ。
今まで食べた白焼ではダントツ1位。
続いて、肝の香り焼き。
店で捌いたものしか使用していない。
吟醸酒で香り付けしたオリジナル。
肝の味がしっかりとしており、
香りもとても良くて絶品。
最後は、2.3Pの味鰻を大名胡座で。
胡座は熱平衡を極めた大将の唯一無二の技術。
身を外にして丸めて焼くことで
蒲焼きの最高温度の93℃ギリギリまで高める。
連れは、2.8Pの北川淡水をうな重で。
大名胡座はまさに圧巻。
切らずにドンブリの上で折り畳まれたうな様。
皮はパリパリで身はふっくらふわふわ。
脂の融点が高いので表面はカリカリとしている。
ギリギリまで温度を高めてあるので、
一口で口の中に旨味と香りがドッと広がる。
タレはけっこう甘めで好みだった。
連れの北川淡水は白身感が強く、
味満よりのふっくらした感じとはまた違う。
食べ比べるとそれぞれの良さがよくわかる。
削りたてのわさび、たまご、ネギなど、
薬味を加えて最後まで美味しくいただいた。
本日も心から満足させてもらった。
一見値段は高く見えるが、
手間暇とクオリティーを考えれば妥当なところ。
ここは本当にうなぎが好きな人にオススメ。
ただうなぎが好きというくらいだと
あまりの高次元の話について行けないと思う。
その違いがわからないと割高に感じるはずだ。
今日も次の予約をして退店。
ごちそう様でした〜!
2021/05/09 更新
2020/07 訪問
本当にうなぎが好きな人にオススメ!
ようやく来れました!念願のう晴さん!
全国のウナギストが集まる有名店で、
うなぎ好きとしては外せないお店です。
こちらは炭焼きの地焼きうなぎで、
大将自らうなぎの説明をして下さり、
焼き方の指定なんかもお願いできます。
自分でうなぎを選ばせてくれたり、
捌きたてのうなぎを見せてくれます。
なんとも嬉しい心意気!!
大将のうなぎ愛が伝わってくるいいお店ですね。
肝焼きは数量限定なので売り切れ!残念!
今回は初めてなのでオーソドックスなうな重で、
焼き方も大将にお任せしました。
ご飯の量も選べますが普通でお願いしました。
ご飯は後から追加も可能です。
愛知県新富町の味鰻うなぎ。
大将いわく、味鰻うなぎの特徴は、
融点が高いので高温で焼くことができること。
そのため、表面はクリスピーになり、
身はふっくらと仕上がるのだそうです。
■注文商品
・うな重 7000円(税込)
吸い物、香物、薬味付き
パタパタと炭で焼く音を聞きながら、
待つこと15分ほどでうな重の到着!
頭付きのうな重なんて初めてです。
味鰻にあわせて高温で焼いてくださったので、
表面にはほどよく焦げ目がついてます。
身も厚みがあって3P以上はありそうですね。
いただいてみると、、
大将が言ってた通りだー!!笑
表面はカリッとクリスピーに仕上がっており、
身は芯まで熱々でふっくらしてます。
脂もスッキリしててトロけ加減もいい!
やっぱりうなぎは捌き立てに限りますね。
味鰻がいいうなぎなのはもちろんですが、
それを完璧に焼き上げる大将もすごい!
先日の瞬の大将もすごかったですが
う晴の大将もさすがですね〜笑
皮はほどよくパリッとして炭の香りが芳ばしい。
めちゃくちゃ美味しいんですが、
個人的にはもう少しパリパリが好みなので、
今度はよく焼きでお願いしてみようかな〜
味鰻は皮が分厚いのでよく焼きしても
苦くなることはなさそうでしたしね。
やっぱりカスタマイズできるのは嬉しい!
タレは甘めながらスッキリしていて美味しい。
個人的にはもう少し少なめでもいいかな。
今度は皮よく焼きのタレ少なめでお願いしよう!
次来ること確定しました 笑
また、こちらでは薬味として、
山葵、卵(全卵or卵黄)、出汁茶漬けが付きます。
山葵も目の前で本山葵をおろしてくれます。
どれも美味しかったですが、
特に卵かけごはんがめちゃくちゃうまかった!
卵黄のみでいただきましたが、
濃厚な卵とうなぎのタレの相性が抜群!
うなぎの卵かけごはんってこんなうまいのか、、
家でもやってみよう 笑
たまごもいいの使ってますね〜
いや〜、噂通りの美味しさで大満足!
大将も奥さんもめちゃくちゃ愛想がよく、
うなぎの話で盛り上がれるのが楽しすぎます 笑
忙しいのに見送ってくださったり、
サービス面が最高なお店でしたね。
帰りに思わず次の予約をとっちゃいました 笑
ごちそう様でした〜!
2021/05/09 更新
何度でも来たいう嵐さん。
誰がなんと言おうとNo.1のうなぎ屋さんです。
本日のうなぎ
・宮崎の日向山道
・熊本の甲佐養鰻
前回抜群に美味しかった日向山道に
あまり見かけない甲佐養鰻という嬉しいラインナップ。
甲佐養鰻はほぼオーガニックだそうです。
サイズはどちらも1.5P近くの巨大サイズ。
素人でも焼くのが難しいのがわかるうなぎ。
大将が「ウェットスーツのような皮」だって 笑笑
本当にその表現がピッタリです。
でもこういううなぎこそ大将に焼いて欲しい!
巨大な甲佐うなぎを白焼きに。
こちらは「烈抜」によって旨味に輪郭を。
蒲焼きは甲佐養鰻と日向山道を食べ比べ。
白焼きは出てきってビックリ!笑
あんなに大きなうなぎの水分が抜け、
3Pですか?ってくらい縮んでます 笑
いただいてみると、、
うんめぇぇ〜!!!
やっぱりさすが大将です。
皮がパリパリで皮目がどうしようもなくうまい。
そしてめちゃくちゃ味が濃いなぁ〜
烈抜で脱水されてるためかパンチがありますね。
身の味わいがとても強く感じられます。
その代わりに旨味のパンチはそんなに。
グッとくる深い旨味というよりも
そのうなぎの味の特徴を研ぎ澄ました感じです。
水分も旨味であるということを改めて実感。
何度か烈抜を食べましたが、
今回が1番よく技術の素晴らしさを感じれました。
甲佐養鰻は身にプリッとした弾力があり、
ホワイトミールのような白身の味が強い。
脂はスッキリと後引きが良く優しい甘さ。
比較的サッパリとしたうなぎでした。
お次はうな重!
いつもより顔がはみ出ておる〜笑笑
やっぱりこのサイズだとすごいな〜
連れの日向山道と食べ比べすると、
やっぱりぜんぜん違う。
山道は身が柔らかく脂がこってりして甘みが強い。
クリーミーな美味しさです。
前回とは違いすでに春支度を始めた山道ですが、
やっぱりその味わいは健在してました。
甲佐養鰻は蒲焼きより白焼き向きかな。
今日のは特にタレのバランスが良く、
いつも以上に美味しく焼けてました。
いやー、やっぱり大将はすごいなぁ。
このクラスのうなぎを焼ける人なんて、
日本中さがしても他にいないだろうね。
次が今から楽しみです。
ごちそう様でした〜!