如月 来夏さんが投稿した清寿軒(東京/小伝馬町)の口コミ詳細

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清寿軒小伝馬町、人形町、新日本橋/和菓子、どら焼き

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  • テイクアウトの点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人

日本よ、これがどら焼きだ!

大は小を兼ねると言う。大きいことはいいことだとも言う。欲をかいて大きいほうを選んで失敗した事例は過去に何度もあるけれど、やっぱり大きいほうが手に取って嬉しいし食べても美味しいもんだ。

東京三大どら焼きにエントリーされていないけど、実はこっちが裏・東京三大どら焼きだと言う人もいる。いや、いるかもしれない。小伝馬町から人形町へと歩いてみることにする。

文久元年創業とあるので、ちょうど今年で160年目。幕末動乱期の創業ということで悲喜こもごもを見守ってきたであろう老舗。密回避のため入店制限があり先客がどら焼きを物色中。一度に2人までとのことで、先々客が出た頃合いを見計らって入店。カウンターを兼ねたショーケースに並ぶどら焼きの凛々しさに思わず見入ってしまった。

どうも今まで訪ね歩いてきたどら焼きとはどこかが違う。大小2サイズあり、7代目当主が開発したという小判どら焼きに至っては、もはや我々が思いつくどら焼きの範疇ではない。カステラ生地で餡をくるりと巻き込んだ形状は、和風ワッフルと言い得て妙。


大判どら焼き
小判どら焼き
栗まんじゅう

各2つずつ購入。





惜しみなく詰め込まれた餡がカステラ皮からはみ出さんばかり。ねっとり丁寧に炊き上げられた粒あんは、目一杯詰め込まれているにもかかわらず赤エンドウの主張が控えめながらもコクがある。かぶりつく瞬間あまりにも美味しそうで笑ってしまったのは初めての経験かも。手に持つと、ずっしりと存在感を主張してくる。甘い蜂蜜や黒糖の匂い。堪らない。

個人的には大判どら焼きよりも、小判どら焼きのほうが食べ甲斐があって好き。大判だとちょっと量が多いという客の意見を汲んで小判を作り出したそうだが、むしろこっちのほうが餡たっぷりで得した気分になってしまう。

ひとり20個までとの購入制限があったので、売り場に並んでいるどら焼きを買い占めてしまう客が後を絶たなかったのだろう。その気持ちも分からんでもない。土日店休というのがハードルを上げているので、今の今までノーマークだった。。。仕事を休んでまでして買いに走る価値が十二分にあると断言する。


後で知ったんだけど、店先に "どら焼き販売中" の札が出されていれば、まだどら焼きがあるということ。開店早々どら焼きを求めて行列ができ、午前中に売り切れてしまうこともしばしばなんだとか。言われてみれば、営業中でなくなぜ "どら焼き販売中" なのかと一瞬気にはなったんだけどね。知らずとはいえ、のこのこ出かけて行ってお目当てのどら焼きを何の気なしに買えたのはビギナーズラックということだろうか。

2021/11/11 更新

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