この口コミは、如月 来夏さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数：4.5
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 3.5
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［ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク3.5 ］
伝統と格式のアメリカンスピリットが息づくカフェサロン
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2024/08/05 更新
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土曜日朝の9時過ぎ。「ドースイスピーガ」でエッグタルト受け取りまでの時間調整のためカフェでもないかと彷徨い歩いていて見つけた。
ひょいと覗くと店内はひっそりしているが、目が合った店員がにこやかに声をかけてきたのでそのまま入店。
ブルックリンスタイルを思わせるヴィンテージ感あふれる店内は、重厚さとカジュアルさをも併せ持つ。
高い天井ではシーリングファンが回り、アーチ開口がやわらかく空間を間仕切りしてくれる。レジカウンターとゲストルームとでガラッと表情を変えるクラシカルなフロアも素敵すぎる。
先に席を確保してほしい旨に従い、まずは2階に上がったがこれまたびっくり仰天。
1階とは趣きを変えたミッドセンチュリーがお出迎え。パントンチェアーが可愛らしく向き合うかと思えば、その周囲ではイームズチェアが脇を固める。
でもやっぱり、と降りてきて1階の席を所望。
途中、階段から見下ろしたエントランスが素敵すぎて思わず立ち止まりスマホカメラを起動せずにいられなかった。
どうやら以前は高級イタリアン、その前は会員制ラウンジだったというから納得。こんな瀟洒な建物がポッと出るわけないし。
正面玄関の重厚な木製ドアは200年もののインドヴィンテージだそうで。
入り口が開け放たれているせいで1階は弱冷仕様になっているが、2階はギンギンに冷えて快適。
人の出入りがあったりして1階は賑やかなのに対し、2階は静かに過ごせるので使い分けもできそう。
気さくに話しかけてくれる明るい女子店員との会話を楽しみつつ
エスプレッソアイスダブルラテ@650
キャロットケーキ@600
NYスタイルチーズケーキ@600
をオーダー。
どうやら名物が2つあるとのことで、欲の皮が突っ張った。でもこれが大正解。
1階奥には、まるで料理番組を観ているかのようなライブキッチンが設けられ、専属のパティシエがせっせとケーキを仕込んでいる。彼女の手から作り出されるケーキ、もうこれが絶品すぎて。
これらのケーキは米国系の血を引くマネージャーが祖母直伝のレシピを忠実に再現したものだというから、本場アメリカの味とみて間違いない。だからポーションもアメリカンサイズで巨大なんだ。
ブラウニーと掛け合わせたようなキャロットケーキには、ニンジンはじめクルミやレーズンがごろごろ入る。
あまりニンジンを入れすぎると青臭くなるものだけど、それがまったくなくやさしい甘みとほろほろ崩れていくケーキ生地。欲を言えばもう少しスパイシーでもよかったかな。
NYスタイルと銘打たれたレアチーズケーキには、店名にも冠されたディルがちょこんと乗る。ハーブはあくまで料理のアクセントだが、この店も日常のアクセントになってほしいという願いを込めたそう。
ものすごく濃厚なレアチーズはフォークを入れるのにも力が入ってしまうほどで、底部のタルト台もがっつり硬く香ばしく、シャリシャリとしたテクスチャのレアチーズとの相性は抜群。
甘党の自分でさえ、ちょっと甘すぎるかなと思ったくらいだがエスプレッソのお供として不足はない。
店内はなんとワンコOK。恐らくエントランスに近いレジカウンター周辺のみだけだろうけど、常連らしき女性がトイプードルを連れて入って来たときには、店内の客全員が声にならない声を出していた。
店員の女の子はめっちゃ気さくでフレンドリー。出回り始めた新札を出したところ、それだけで大盛り上がり。こういう些細なやりとりでさえ楽しすぎる。マネージャーが「ブルーボトルコーヒー」出身とのことで、そのノウハウが反映されているのは想像に難くない。
ただひとつ、最後までお冷やが出てこなかったのだけが心残り。それともセルフサービスだったのかな。
また神田に素敵な店が新たに誕生。こりゃヘビロテしちゃうかも。