この口コミは、如月 来夏さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.7
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| CP3.7
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| 酒・ドリンク- ]
日光三大氷室の一角
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2025/03/13 更新
日光三大氷室のひとつに数えられる老舗蔵元。氷室って蔵元ともいうのね。
昭和初期には全国で100軒ほどあった氷室も、今やたったの5軒+2軒。そのうちの3軒がなんとここ、日光に集まっている。
日光
「松月氷室」
「三ツ星氷室」
「四代目徳次郎」
長瀞
「阿佐美冷蔵」
軽井沢
「渡辺商会」
新参の後発組として山梨県山中湖村「不二」、北杜市「八義」の2軒が名を連ねる。
いずれも冬期は氷が張る厳寒地域。かといって豪雪地帯というわけではない。
意外にも雪は天然氷には大敵で、雪に付着した空気中の塵や不純物が氷の中に入ってしまうからだとか。なので雪が降ろうもんなら、休みなしで雪を払わなければならない。
あくまで氷は気温の下がる夜〜朝方に成長するもので、その厚さもひと晩にだいたい1センチ前後。これを繰り返し、出荷できるまでに最低2週間はかかる。想像以上に過酷な重労働なのね。。。
まだ電気冷蔵庫のなかった時代、足の早い肉や魚は冬の間につくっておいた氷の冷気で保存するという原始的なものだった。
やがて電気冷蔵庫の普及とともに氷室は姿を消していく。
今でこそ、天然氷のかき氷なんていったら真夏は大行列にもなる店が続出。でもそこに至るまでには相当のご苦労があったようだ。
こちらの現四代目は当初、事業を継ぐつもりは毛頭なかったという。
が、家庭の事情から継がざるを得ない状況に追い込まれ、苦渋の決断の末にこの重労働の世界に身を投じるようになったそうな。
長瀞「阿佐美冷蔵」に師事し、天然氷の貴重性や商売のアドバイスなどを受けて徐々に販路を拡大。
東京でも数多のかき氷屋に氷を卸していて、代表的なのは世田谷「和kitchenかんな」、梅島「椛屋」、埼玉・久喜「雪みるく」あたり。
氷を卸すくらいなら自分のとこでかき氷を売っちゃえ。そのスタンスが、今でいうごおらーに支持された。
四代目はこちらがハラハラするほどアグレッシブなブログをしたためられていて、それはそれで読み応えがある。けれども、これくらい尖ってるからこそ今に通じるかき氷ブームを牽引し、傾いていた家業を立て直して大繁盛店にさせることができたのだろう。
創業は明治27年。夏場は整理券制になるほどの人気だが、さすがに真冬は待ちなしですんなり入店。というか、人のいる気配がなくしんと静まり返っている。
恐る恐る中を覗くとしっかり先客もいて営業中。
つい最近リニューアルされたとかで、年季の入った外観とは裏腹に店内はコンクリート打ちっぱなしに鉄骨むき出しという超クールなデザイン。見た目からして寒々しいが、この時期は氷が溶けるからか暖房もきいておらず余計に寒い。。。
生いちごプレミアム@1540
一番人気とあったので飛びついたが、山盛りのかき氷を見てビビる。
これが真夏だったらと思うが、それはそれで炎天下に何時間も待つ覚悟で臨まなければ。
天然氷から削り出したかき氷はさらさらふわふわ。シルキーでエアリーでまるで綿飴、それが口の中でスーッと溶けていく。
なにこれ、本当に氷なの?仙人が霞を食べて生き存えるというのは、もしかしたらこのことを言ってるんじゃないのか。なんて本気で思ってしまう。
掘削していくと下層部には角切りのいちご果肉と練乳がたっぷり。
真冬でもこれだけ美味しいんだから、真夏に食べたらとんでもなく美味しいはず。というか真冬に震えながらでも食べに来るだけの価値は充分ある。
正直あまりの美味しさに、細胞レベルで武者奮いしてるんだか寒さで震えてるんだか分からない。
今まで食べたかき氷の中で最高レベルの美味しさだったのは言うまでもなく。
このクオリティを都心で味わおうというのはどだい無理じゃね。。。どうしても輸送の段階で氷に劣化が始まってるだろうし。
ウォーターサーバーの中にも天然水が浮いている有り様で、隣にいた客もあまりの寒さに耐えかねてホットコーヒーを頼んでいた。
そうまでして食べたい、食べに行きたい究極のかき氷だった。
また絶対リピートしたい。いや、しなくちゃ。