3回
2025/04 訪問
今年度の弘ワカメの出来はいいそうで
天然 弘わかめ 500g入 900円×2個=1800円なり
志賀島弘地区の漁協に付設してる販売所
ごぼう天 100円+じゃこ天 130円なり
商品棚の上の段が養殖もの 下段が天然もの
これは昨2024年度に購入した養殖もの1㎏×2個
こちらも昨2024年度に購入した お刺身わかめ
お刺身わかめは今2025年度は販売してません
今2025年度も新聞紙の自家製袋でエコ ♡
昨2024年度も もちろん新聞紙袋でした ◎
内容表示(今2025年度)
内容表示(昨2024年度)
いろんなワカメ商品
店内の風景
天ぷら類はレジ横にあるから 思わず買っちゃう
今朝の拙宅のお味噌汁 ワカメたっぷり
昨晩お腹が減ったんで 夜食にワカメたっぷりうどんを
テラス席もあり 漁師さんばかりだから昼から一杯!
なぜか同店横の駐車スペースには車が一杯?
お店のどなたか曰く『汚れコンビニ』
この人形 なんか漂着物っぽいなあ?
2025/04/03 更新
2023/04 訪問
2023年度の弘ワカメは不漁だそう
1ヶ月半に及ぶ個人的な皿うどん特集を終え、次の特集までの繋ぎ、小ネタです。
ってまあ、このネタは本来1ヶ月前にアップしなきゃいけなかった、昨年も四月一日に伺った『SHOP ヒロ』さんで、要はワカメです。
〝なに言うとんねん、こいつ?〟
そう感じられた方、お手数ながら同店の前回のワタシの口コミに目を通してください。
不肖ワタシ、もう何年も春先になると志賀島の突端、弘地区の漁協のお隣にある同店『SHOP ヒロ』さんでワカメを買ってるもんで、今年の新物はいつから販売されるのか?と、何度か電話するも、
〝なして繋がらん?〟
と、転送になるんだけど誰も出ない。
ご存知の方も多いでしょう志賀島って博多湾の東端だから、市内から車でも結構かかるし、ワタシ自体が福岡市民じゃないもんで、そりゃガソリン代もバカになりませんからね?
しかもネット検索してみると、昨年の解禁日より早い春のお彼岸頃から既に売り出されたという記事も上がってるぐらい。
〝ああっ、でも、電話に出んことにゃ『二進も三進もどうにもブルドック』じゃ! こりゃ、やっぱ実際行かんにゃならんばい〟
当然ながら連絡が取れない以上、事は進まないんで、そんな場合、取り急ぎ行ってみるのが、個人的には昔からの最善策なんですよね。
》 迷わず行けよ、行けば分かるさ
そんな、今は亡き『アントニオ猪木』さんの名言じゃないけど、行かないと何も始まらないし、駄目な場合も実際に目にしないと分からない、っていうか、自分自身が納得できませんから。
で、スケジュールってほど特に忙しくもないんだけど、見たら昨年の解禁日だった四月一日の近く、午後からなら行けそう(結局、暇なんじゃん?)
ってなことで着いてみたら、もちろん同店『SHOP ヒロ』さん開いてるし、昨年と同じく来客も結構あったんで、意気揚々と暖簾をくぐろうとするも、
〝なぬ〜っ!?〟
と、玄関口に貼り紙が ⁉︎
》 お知らせ
》 弘わかめは不漁のため、入荷の目処が立ってません。
》 ご了承下さいませ。店主
そこで同店の奥にあるワカメが入ってるはずの冷蔵庫を覗いてみると、
〝嘘やろ?〟
と、確かに1袋もない。
「そうなんですよ、不漁で獲れないんですよ」
女性従業員さんにダメ元で訊いてみたところ、やはり1袋もないよう。
「えっ ⁉︎ で、でも、まだ獲れるんですよね?」
「それが、いつ入荷するか全く目処が立ってないんですよ」
そんな感じで女性従業員さんと話してたら、
「穴だらけと。ワカメの先っ端、ヤオいとこんが」
などと、名物おばちゃんが先客さんとの会話を終え、相変わらず方言丸出しで現況を説明してくれました。
「ありゃ売り物にならん」
って、おばちゃんも理由は分からないそうで、とにかく稀に見る大不漁とのこと。
ちなみに同店、漁協直営の『何でも屋さん』ですから、ワカメの収穫期には皆さん総出で朝っぱらから作業されるんで、間違いなく不漁なんでしょう。
「何回も電話しよったんですけどね、なしてか繋がらんかったとですよ」
「えっ! 夜とか火曜日じゃなくて?」
「ええ、まあ」
となると、なんだかブーブー言いたくもなり、電話の件を言うも、もちろん女性従業員さんも名物おばちゃんも、なぜ繋がらなかったのかという理由は分からない。
こっちとしても時間帯や定休日は無論チェックしてたから、理由など分かるわけはないんだけど、そう言えば転送になったの言い忘れてたなあ?
って言うのも、あまりグダグダ言ってもワカメは出てこないんだから、せっかく志賀島くんだりまで来たんだし、ここは素直に、同店でしか買えない
① サザエ飯弁当 350円
② 天ぷら 3個 125円+95円×2=315円
を購入し、お茶を濁しました。
で、お会計時に
「また電話してみてください、もしかしたら有るかもしれませんから」
などと女性従業員さんと話してたら、あることを憶い出しました。
「私も、そんな噂は聞いてますが」
それは先のネット記事、同じ志賀島で弘ワカメをお彼岸頃から販売し出したという記事にあった『休暇村 志賀島』さんの件で、さすがにホテルとはいえ小さな島だけに皆さん顔馴染みだろうから訊いてみたら、そんな返答だったというわけです。
「どういうルートで入ったのか分かりませんけど、早くから売られてるみたいですね」
「弘の、なんですかね?」
「あの辺なら、そうだと思いますよ」
そのように詳細は余りご存知じゃない様子でしたから、またも『アントニオ猪木』さんよろしく
》 迷わず行けよ、行けば分かるさ
で、後出する『休暇村 志賀島』さんのレビューになるわけです。
それはそれとして、購入した品の感想ですが、上記の①は前よりもサザエの量が多めに感じましたが、味はちょっぴり薄めだったかなあ?
サザエって春〜初夏が旬だから、一応シーズン初期でしょうけど、まだ油が乗り切ってないイメージかな?
それでも美味いのは美味いけど。
②は相変わらず天晴れな魚味で、特に角天は腰が砕けるほど美味い ♡
いつも思うんだけど、一番美味い魚は東京の高級料亭に上がるんじゃなくって、地元の漁師が食ってんだよなあ。
● 個人的 食べログ 評価点・・・3.6
2023/05/14 更新
2022/04 訪問
塩蔵ワカメは昨日4/1からの販売です
さて、前出に続いて、いわゆる本命、志賀島は弘地区にある今春のワカメを購入した『SHOP ヒロ』さんです。
ここを初めて訪れたのは5〜6年前、北部九州や、どうやら早朝に流れてるらしい関西の方ならご存知でしょう、福岡のローカルTV番組『華丸大吉のなんしようと?』で観て、なんとなく興味をそそられたから行ってみたってわけです。
で、最初から狙いだったもののワカメの味に一発でKOされちゃいました。
〝それほどワカメに味の違いってあんの?〟
そんな声なき声が聴こえるような気もしますが、ご当地のローカルTV風に云うと、有名なCMの
》 食べんと分からん分からん
という名台詞に尽きるでしょう。
個人的に想うに、ワカメって荒海の方が締まりがあり、味も深くなり、旬は初春、要は冬場にゃ厳しくなりがちな海の方が美味しいような気がします。
志賀島以外でも、橋や海が綺麗で有名な山口県角島産も昔から名産地として知られてますから、やはり冬場に荒れがちな日本海なんでしょうね?
かといって実食しても、ワタシ以上のバカ舌さんなら、まるで?マークかもしれません。
けれども、バカ舌なワタシが言うのもなんですが、そこまで味の判別がつかないってのも、ちょっとヤバいかな?
それだけ弘地区のワカメって磯の香りと底味の深さがあり、特に安い市販品とは『月とスッポン』だと思います。
これだけはブラインド・テストされたとしても、バカ舌なワタシでも分かる自信があるくらい。
しかも今回は、初訪問のときと同じくまだ新物の冷凍が残ってたんで、もう神様に感謝するしかない。
単に水洗いで解凍し、ポン酢をかけただけの生ワカメでも、試食品を食べただけでちょっと腰が抜けそうななったほどでした。
そんな試食を出してくれたり、とかく客あたりが最高なのが、先のローカルTV番組にも出てくる名物おばちゃんで、まあ、ベッチャベチャの訛りで、下手な女優さんより上手い喋りの抑揚を付けられるもんだから、話を聴きに行くだけでも愉しめるでしょう。
今春の塩蔵ワカメは4月のイッピからの発売らしく、そのとき3月10日頃はまだ仕込みの真っ最中で、4〜5人の女性陣が黙々と作業されてました。
要は同店『SHOP ヒロ』さん、漁協に隣接しており、よく島にある生活用品やらも扱う『なんでも屋』さんです。
朝暗いうちから起き、日没と共に寝床に入る地元漁師さんのため、角打ちのように軽く一杯やれるスペースもあるし、夏場にゃ溢れる観光客向けにか、土日など写真にある
『サザエ飯 350円』
も手作りされてます。
志賀島の名物といえば、以前レビューした『中西食堂』さんで名を知られる『サザエ丼』がありますが、あれより炊き込んでるからかサザエも柔らかくなり、サイズも小さいんで、お年寄りでも食べやすいでしょう。
また他にも、先のお酒のアテにもなる
『天ぷら 各種112円』
もあります。
こちらは常時売られてるのか定かではありませんが、まあ、あったにしても中に入ってる魚の内容は、日によって違うんでしょう。
その日はじゃこ天とアジ天で、どちらも自宅でうどんに乗っけて食べましたが、前者は香ばしく、いかにも小魚の旨味があり、後者は最初はアジっぽく感じられないんだけど、だんだん底味が深くなってきました。
つまり、お隣り弘漁協の販売所、兼、作業所でもあり、何年か前、やられる方がいなくなったんで閉めようかってなったらしいんですが、先の名物おばちゃんに白羽の矢が立ったそうです。
まあ、その前からお喋りが達者だったんでしょうね?
そんなワカメが育つだけあって、特に冬場に玄界灘を渡ってくる北風は洒落にならないほど強く、ですからお店は失礼ながら塗装やら剥げ落ちてるし、店内の照明も薄暗いものの、働いてるおばちゃん他、女性陣は皆さん明るいんで、決して敷居は高くありません。
特にワカメは、ご当地の名産中の名産ですがら、わざわざ買いに来ただけでウエルカムでしょう。
他にも先のサザエやヒジキ、最近ではアカモクも人気なようです。
去年は行ったのが遅く、もうとっくにワカメは売り切れてたようでしたが、一昨年は定休日で途方に暮れてたら、近所の人がおられたんで、どっか別のところで買えないか訊いてみました。
もっとも地元民が買う必要はないんで分からず、その日の朝も弘地区総出で早朝からワカメの仕分け作業をやり、今やっと一息ついたとのこと。
「あのおばちゃんもおったけどねえ、どこ行ったんやろ? おりゃ店ちょっと開けてもろうて、」
など、わざわざ遠くから来たワタシに気を遣ってくれましたが、仕方なく、帰路についたら、そこから少し戻った場所に、写真にある『橋本商店』さんなる『SHOP ヒロ』さんより、もっと『なんでも屋』さん、ミニ・コンビニだそうな、やや駄菓子屋さんみたいなお店があり、そこにワカメの幟旗が棚引いてたんで恐る恐る行ってみたら、冷凍物の養殖ながら、その年の新物がありました。
ですから、同店『SHOP ヒロ』さんがお休みだったり、すでに売り切れたりしたら、こちらに寄ってみてくださいね。
『塩蔵わかめ(1㎏) 980円』
ただ、この『橋本商店』さんのご主人がまたお喋り好きで、しかも会計時に
「はい、1000万エ〜ン」
みたいに1000円を言う、いわゆる親父ギャグまで言うから、ホトホト項垂れちゃうかもしれません。
話をしてたら近所の小学生たちがガヤガヤとやってきて、またもや
「はい、100万エ〜ン」
と得意の親父ギャグを繰り出しましたが、子供たちはクスリとも笑いませんでしたしね(って、愛想笑いでもしてやれよ、ガキんちょたち!)
ですが、昨年は残念ながらこの『橋本商店』さんでも売り切れだったから、前出の『志賀島センター 海の幸』さんになったってわけです。
ですから、今年は何としてでもGETするぞ!と、ちょっと気合いの入れ方が違ってたんですよね。
だからでしょうか、最初に行ったとき以来の、先に述べた
『お刺身わかめ(200g) 200円』
という生ワカメの冷凍物もあり、塩蔵が出るよりも先、愉しんでるっていうわけです。
冷凍物ですけど、言うまでもなく最もピュアな味が分かりやすく、これまたすぐ売り切れちゃいます。
で、今回っていうか昨日4月イッピ、ご存じ途中にある砂州の上に作られた県道には風が強すぎて砂山が出来てるぐらいでしたが、無事に志賀島に到着しました。
すると、いつもは空っぽな同店の真横の空き地は車だらけで、空きはたった一台ぽっきり。
入店すると、ワカメが入ってる冷蔵庫の前で買物カゴにワサワサ詰め込んでるお爺さんとかおられ、やはり大人気なようです。
といって、正直皆さん年齢層は高く、まあ、ワカメの違いなぞ歳を重ねないと分からないものなのかもしれませんが、だとするとワタシも高齢者に片足つっこんでるな?
ただ、写真にあるように4月上旬までは一世帯あたり5㎏までのようです。
ちなみに、まだ上記のお刺身ワカメも在庫はありましたし、ワタシはすでに2個食べちゃったんで再び2個補充?
塩蔵ワカメには天然と養殖があって、個人的には前者の方が歯応えもあって好きなんですが、ちょっと味の違いを試してみたかったんで、
『弘わかめ 養殖(500g) 700円』
も1個買い、もちろん本命
『弘わかめ 天然(1㎏) 1100円』
を2個ほど購入、計3300円でした。
塩蔵なんで基本的に賞味期限は1年間ですけど、冷凍してもいいそうだし、個人的には1㎏でも夏場にゃなくなるんで、そんなもんかな?と。
といっても、ちょっと皆さんの余りの買いっぷりに触発されたわけですが、まあ、美味しいから問題ないでしょうし、これだけワカメを食べてたらハゲないでしょう(と信じるしかない?)
レビューして気になられ、いざ志賀島まで行かれても売り切れてたら申し訳ないんで、ワタシとしては珍しく昨日の今日にUPしましたが、先のようなお爺さんばかりだと早くも売り切れてるかもしれないんで、ご確認の上、お出掛けください。
● 個人的 食べログ 評価点・・・4.5
天然1㎏×2個 養殖500g×1個 刺身×2個
お隣りが弘漁協なんで 販売所 兼 作業所?
お刺身わかめ(200g)200円なり (1個)
天ぷら 各種112円(じゃこ天とアジ天)
サザエ飯 350円なり
炊き込んでるからかサザエも柔らかい
サイズも小さいんで お年寄りも食べやすい
塩蔵ワカメの成分表示です
お刺身ワカメの調理例 レタス+コーン.他
弘地区 もう一つの販売店『橋本商店』さん
『橋本商店』さん 去年は専用Pあったけど
一昨年買った『橋本商店』さんのワカメ
これも同じ地区ながら僅かに違いますがね
志賀島に渡る砂州の上に出来た県道です
風が強かったりしたら県道に砂山が出来る
スピード上げてたら ハンドルごと取られ?
博多湾の向こうに見える九州一の大都市?
手前に見えるのは完全な離島 能古島です
見るからにワカメや海藻類が豊富な玄界灘
冬場の北風が強く 塗装やら剥げ落ちてます
まだ お刺身ワカメなどもありましたよ
ヒジキやアカモクなども人気があるみたい
4月上旬まで一世帯あたり5㎏までのよう
なぜだか ずっと置いてある奇妙な人形?
名物おばちゃん 若干お淑やかに写ってる?
2022/04/02 更新
個人的なとり天特集は前出『ふるさと』さんで終わり、次へ移る前、一件だけお付き合いいただきたいのが、同店『SHOP ヒロ』さんです。
憶えておられる方は希少でしょうが、2022〜2023年と立て続けに春先レビューしてる、個人的に毎年恒例にしたかったのが、同店の口コミなんですよね。
昨2024年も行くには行き、購入して撮影もしたんだけど、当時は個人的な味噌ラーメン特集をしてたもんだから、それを途中でブチ切ってまでレビューするのはどうかと想い、思わず回避しちゃいました。
「その後でええけん、載せりゃ良かったんじゃね?」
そう首を傾げる方がおられるかもしれませんが、同店『SHOP ヒロ』さんを載せる理由は単に『弘ワカメ』の発売をお知らせする目的が主ですから、いくら遅筆なワタシだからといっても、あまりに意味がない投稿は流石に控えたい(マジ⁉︎)
とは言いながら、やはり昨年行った写真なども未投稿は勿体ないから、今回ついでに掲載するところこそ、我ながらセコビッチだとは思いますけどね。
なにを書いてるのかサッパリ分からない方もいらっしゃるでしょうから、簡単に書くと、同店『SHOP ヒロ』さんは福岡市東区の端にある志賀島弘地区の漁協に付設してる販売所というか、片田舎に有りがちな何でも屋さんで、同店のどなたかが言われたそうですが、
》 汚れコンビニ
なんだそう。
そんなお店で春先、だいたい4月1日頃から一般販売されるワカメで、知る人ぞ知るお店なんです。
不肖ワタシが知ることができたのもローカル番組『華丸・大吉のなんしようと?』を観たからで、って、そのときはTVに有りがちな大袈裟な『美味い』なんだろうと、ある意味タカを括ってたんですが、試しに買ってみたら、これがメチャ美味かった ♡
個人的にワカメって好きなんだけど、まあ、おおよその方がそうでしょう、そこまで味に違いはないような気が、特に若い頃はしてたんですが、やっぱ違うんですよね。
他にも、例えば近くの日本海側なら玄界灘に浮かぶ大島や、山口県の橋で有名な角島のも美味かったけど、個人的には今回の弘ワカメか最高だと想う。
おかしな話、志賀島産って書くと実は違い、同じ島内でも北西部の部落、弘地区のワカメが段チなんです(その辺の件、以前の口コミに書いてます)
ってなわけで、4月の販売開始になった頃、そろそろ10年になると憶いますが毎年通ってるほど、その弘ワカメが好きなワタシなもんで、お知らせも兼ね、こうして口コミしてるってわけなんです。
昭和世代ならお馴染みなカップ・ラーメンのCM
♪ ワ〜カメ好き好き ♡
な方なら味の違いに気付かれるでしょうし、
》 オマエはどこのワカメじゃ?
と故.『石立鉄男』さんもおっしゃってたように、獲れた所によって段違いなんですよね?
https://m.youtube.com/watch?v=U66dQzQ_D8g
もっとも、同.食べログ上では他のレビューが上がってないんで、唯一のワカメ宣伝隊長のようですが、まあ、それはそれで本望です。
実際、ワカメだけ買いに来られてる方も結構いらっしゃるから、中には食べログに口コミを上げてるのに知られたくない方もおられるかもしれませんけどね?
とはいえ、オススメかと問われたらオススメなんだけど、物が物だから万人にオススメは出来ないし、それより場所が場所なんです。
とにかく福岡市内から遠い。
福岡県民ならずとも、志賀島って割と全国的な知名度があり、というのも、歴史の教科書には必ず載ってる金印こと『漢委奴国王印』が発見された場所だし、まず希少な地形でもあるんだけど、市内からは異様に離れてる。
一応、福岡市東区で、博多湾の突端のような『海の中道』という細長い半島が、もっと細くなった砂州で陸続きになってる変わった形状の、少しでも強い風が吹くと砂まみれになるアスファルト舗装された道路で繋がった、形だけの島です。
ですから車で行け、綺麗なビーチもあるから夏場は特に混み合う、福岡県の若者が免許をとったら真っ先にドライブに行く場所として有名なくらいなんだけど、逆に言えば車内で話が弾むくらいな距離はある。
本土(って言い方も、どうかと思いますけど)との別れ目、旧.国道3号線こと国道495号線の和白交差点から、もし真逆の東側へ直線的に行けたら、ホラー映画で有名な『犬鳴村』まで行けちゃうぐらいの距離がありますからね(まあ、今はアイランド・シティ方面から行くんだろうけど)
途中、海の中道には水族館や、プールや花の名所で知られる海浜公園に、各種ゴルフ場もありますから、そりゃ福岡市民ならずとも、特にこれからの動きやすい季節には足が向くってもんでしょう。
そこより志賀島はもっと突端部、陸続きとはいえ形は島ですから、だいぶ今は良くなったんだけど、昔は島内に離合困難な狭路も沢山ありました。
今はどうか存じませんが、ですから昔は夏場だけ一方通行だったりしましたからね(噂でナンパ禁止目的云々ってのもありましたが)
お住まいの方には失礼ながら、そんな辺鄙な片田舎ですから、肝心の弘ワカメにしろ売り切れてたら申し訳ないんで、こうやって販売開始後すぐにレビューを寄せてるんだけど、今2025年度は3月31日に問い合わせてみると、すでに販売し始めたと。
ただ、それは養殖で、毎年の4月1日は同店の店休日だから、2日に天然ものが入荷するとのこと。
「天然は500gですけどね」
そう申し訳なさそうにおっしゃられたから、もう何年も天然ものを口にしてなかったこともあり、忘れやすいワタシは
”な〜んね、500gしか入らんとね ⤵︎ 〟
なんてガッカリしたんだけど、そんな量しか入荷しないわけがない。
正解は500g入りが何個か入荷するっていうこと。
とはいえ、行きながら考えてたのは
”まあ、養殖しかなかったにしても、いつものことやけん〟
と、半ば諦めの境地で、昨2024年度も養殖しかなかったし(ワタシが伺ったときは)前回レビューしてる2023年度なんて大不漁で、まずワカメ自体なかったから、まだ有るだけラッキーって感じでした。
で、志賀島までドライブ、途中の海浜公園は花見客で混み合ってましたが、花より団子、じゃなくって
》 花よりワカメ
などと言わんばかり、目が緑色に血走ってるワタシ?
ただ、途中『金印ドッグ』で有名な『やすらぎ丸』さんの、あのバラックみたいな売り場がなくなってて、新しい綺麗な店舗になってたのは驚きましたけどね(あのバラックは今も新店舗の前にオブジェっぽく有りましたが)
で、いざ同店『SHOP ヒロ』さんに着くと、近くの駐車スペースに車が並んでて、一組の母娘が同店へ向かってたから、すわ混んでるのかって不安になりましたが、なんのことはない、その方々だけでしたね。
ってまあ、その母娘もワカメ狙い、後客さんもそうで、ご存知な方はご存知なんだけど、さすがに平日に志賀島くんだりまで来られる方は奇矯でしょう。
というか、つくづく平日に行けるワタシ自身
”暇人やなあ ⤵︎〟
なんて自嘲しちゃいますけどね。
”ウワっ! ラッキー、バリ有るやん ♡ 〟
とはいえ、そんな暇人に神様は味方したのか店内の冷蔵庫を見るなり、養殖ものは勿論、天然ものもわんさか有る。
写真の上の段が養殖もの
『弘わかめ 1㎏入 1500円』
で、下段が天然もの
『天然 弘わかめ 500g入 900円』
で、内容量が違うから、もし同じ1㎏なら、天然ものは1800円、300円高いだけです。
だから天然ものがオススメかと問われれば、まあ、個人的にはそうなんだけど、養殖ものはヤワいし、意外と風味は上のような感じもするし、天然ものは逆に歯応え、というか、跳ね返しがあり、その分、底味は強いんで、両方とも長所短所はあるから、お好みで、としか言えません。
たいがい養殖ものは大きめで全体的に肉厚、天然ものは小さめで所々が肉厚というか茎がある、とも言えるでしょう。
『天然 弘わかめ 500g入 900円×2個=1800円』
ってなわけで、今回は天然ものを2個と
『ごぼう天 100円+じゃこ天 130円』
も購入しました。
後者はレジの横にあり、以前も買って流石に漁協直営だからか魚っぽさが強く、好きな味だったから思わず、ってな感じですね。
他に土日だったか、にはサザエ飯やサザエの壷焼きなども売られてますから、特に夏場は観光客の姿もちらほら見かけられます。
で、これも毎春のこと、同店『SHOP ヒロ』さんの名物おばちゃんに聞いてみたら、今年のワカメは中々の出来とのこと。
大きい波が来て養殖で少し被害が遭ったものの、天然ものもそこそこ獲れており、今からまだまだ入荷はあるんじゃないかと。
って、むろん養殖ものは量が決まってるし、天然ものにしろ、早めに行っといた方が賢明だし、なかったら無駄足だから行く前に電話確認しといた方が安全っちゃ安全でしょう。
以上の経緯からじゃないんだけど、天然ものはお土産にも丁度いいから500gサイズのみになったと。
ワタシも天然ものを使い物にしようと思ったから、もっと買っておいてもいいんだけど、上記のように味の違いが分かるか否か微妙な食べ物ですからね?
まあ、それはそれで構わないんだけど、冷凍の『お刺身わかめ』が無くなったのは、一番ワカメの味の違いが分かりやすく、さすがに塩蔵を生食はしたくないから、その方が残念っちゃ残念でした。
で、その肝心の味の方なんだけど、ちょうど去年の養殖ものが袋3分の1ぐらい残ってたから食べ比べしてみたら、やっぱ天然ものはワイルドでした。
まあ、弘地区の沖は湾外だし、なんといっても荒海の玄界灘だから、そりゃワカメだって必死で岩にへばり付いてて、俗に言う粘り腰があるんでしょう。
おかげで、養殖ものに比べたら咀嚼が必要なこともあるんでしょうが、底味も豊かなような気がします。
味噌汁に入れたんだけど、味噌に邪魔され、風味は前より感じにくかったかな?
一応、天ぷら類も感想を述べとくと、ゴボ天は海辺だからゴボウは気持ち程度しか入ってなく、どちらかと言えば丸天っぽいものの、やはり漁協そばの練り物って感じで磯の香、味、共に強い。
ヤワめで、やがて甘くなってくるような感じでしょうか?
一方のじゃこ天は、こちらはゴムを噛んでるかのような力強い歯応えで、時々ジャリっと雑魚が香ばしく、カルシウムたっぷりなのは言うまでもない。
噛むたび猫が寄ってきそうなぐらいのお魚感です。
うどんに乗っけて食べ、って、言うに及ばずスーパーで買ってきた安い麺やインスタントのスメなのに天ぷらで一端の味になるから、これでうどん屋さんすれば流行るかも?
といって、ゴボ天はそのネーミングからして怒られそうだけど、じゃこ天はちょっと街中じゃ食えない、これも正にワイルドな味ですからね。
ワカメもあるし。
そのように、すぐ傍が海の同店だし、まあ、おかげで冬場の風の強い日は厳しいでしょうが、そんな港町に春を告げるのがワカメでもあるんでしょう。
所々に桜が咲いてる、うららかな春の日でした。
● 個人的 食べログ 評価点・・・4.5