MB4192さんが投稿したトゥールダルジャン 東京(東京/永田町)の口コミ詳細

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トゥールダルジャン 東京赤坂見附、麹町、四ツ谷/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.8

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/10 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

38年かけてたどり着いたグランメゾン

ホテルニューオータニ本館2階クロークで38年前の1987年、大学一年生の時にアルバイトをしていた。トゥールダルジャンはその頃から「いつかは訪れたいレストラン」だった。実に38年かかり、クロークのあったところからわずか50メートルばかり離れた憧れの場所にたどり着いたことになる。
ちなみに、当時ニューオータニでは、館内に数ある飲食店の中でもトゥールダルジャンだけは別格扱いで、毎日、その日の予約客リストがクロークにも届けられていた。レストランはどこにあるのかと尋ねられた時に、予約の名前を確認し、丁重に店の入り口まで案内するためだった。
クローク時代、店の前を通り、入り口に掲示された値段の張るメニューを見るばかりだったが、今回はついに、その薄暗い、長いトンネルのようなエントランスに初めて足を踏み入れた。数十メートル先のトンネルの出口には、黒服の男性スタッフ3人がこちらを向いて待っている。名前を告げ、その中の一人に恭しく案内された。まずは、さまざまな展示品や調度品の飾られた前室へと入る。突きあたりには、ハロウィンをイメージした大きく豪華な生け花があり、そこで記念写真を撮影してもらった。その先に進むと、広いダイニングルームに入り、視界は突然ぱっと明るくなった。パワースポットともいわれるニューオータニの日本庭園を望む大きな窓、高い天井に設られた豪華なシャンデリアを眺めながら、ゆったりと配置されたテーブルに着席し、早くも気分は盛り上がった。
今回はランチで訪問。仕事で大きなヤマを無事乗り切ったことと、自分の誕生日だったこと、精神的にも成熟(じじいになっただけ)し、そろそろあのトゥールダルジャンに行ってみようという気持ちになり、アルコールの飲めない外食好きの同行者(女性)を連れ、自分の誕生日を自分で祝うイベントとなった。
予約したコースは、ルイ15世。一人25,000円のコースで、サービス料を含めると予約時で57,000円と表示されていた。料理は以下の通り。

▽アマダイのマリネ グルノブロワーズ
▽ブルジョワーズ風セップ茸のブレゼ マディラソース
▽キンキのポワレ 優美なオニオンのエキューム
▽幼鴨のロースト ヴィーニュの燻香
▽メープル香るラ・フランスとスペキュロスのアイスクリーム
▽小菓子とコーヒーもしくは紅茶

デザートの前に別注文のチーズのワゴンがやってきた。私は、ブルーチーズとウォッシュドタイプ、同行者はヤギのチーズとブリア=サヴァランを選んで皿に盛ってもらった。チーズの詳しい名前も説明されたが忘れた。

コースに合わせ、最初のシャンパンに続いて、白ワインはアルザスのリースリング、南仏コートデュローヌのサン・ジョセフ、どこかのソーヴィニヨン・ブラン、赤はブルゴーニュのピノノワールと、どこかの名前は完全に忘れた赤、チーズに合わせたソーテルヌワイン(やはり細かいところは忘れた)

一つ一つの料理についての説明は、記憶があいまいなところもあって省くが、一品一品が芸術品。蓋のある皿は、スタッフ二人が同時に蓋を開けてくれる。これは、「パリで訪れた三ツ星レストランもそうだったな」などと思いだした。メインは、Signature料理の鴨を選択。一つ一つに番号が振られていく鴨は、まさに伝統フレンチの味わい。料理を説明してくれた渋い担当スタッフは、最後に前室に飾られているアイテムについても丁寧に説明してくれ、最後まで接客のプロに徹する姿に好感を持った。ただ、ソムリエの方には、もう少しワインの説明をゆっくり丁寧にしてほしいと思った(「どうせ説明してもわからないだろう」と思っているのではないかという印象を受けた)。総じて、日本を代表するグランメゾンの一つは、期待を裏切らない感動体験だった。
 会計は、87,000円。次は、キャンドルの明かりがムードを盛り上げるという夜に予約し、ウェイティングバーで優雅にお酒を飲んでから食事をしてみよう。

2025/10/23 更新

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