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昼の点数:4.9
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.9
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|サービス 3.3
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.9
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| サービス3.3
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| 雰囲気4.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク3.0 ]
この定食をたった1000円で食べられる贅沢・・・「はばのり定食」よ永遠に!
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2019/06/27 更新
最初に断っておきますが、コレはけっしてB級グルメではありません。むしろ超A級グルメではないかと僕は思っています。
ありがちな質問で「もし地球最後の日に何が食べたいか?」と訊かれたら、一つに絞るのにはすぐには答えが出ないけど、その候補の一つには確実にコレが挙がります。
2009年12月27日はまずまずのお天気の日曜日。お正月用の食材を買い出しに三浦半島の三崎へ出かけたんだ。
この日は家を出たのがお昼近く。チョットのんびりし過ぎたね。三崎で買い出しの前にお昼を食べよう!
バスは三崎で停車。やっぱり降りる人が沢山いたねー。でも僕はその先の「椿の御所」停留所で降りて、30分以上テクテク歩くとようやく宮川湾の漁港に着いたよ。
この港の真ん前にあるのが、釣り宿と食堂を兼ねている「まるよし食堂」なんだ。
僕は毎年この寒い季節にこの食堂に来るんだ。その目的はただ一つ、「はばのり定食」!これを食べることナノダ。
13時40分に到着。お昼の時間のピークはとっくに過ぎているね。こっちもかなりお腹が空いたヨ。
地元の常連のおじさんがはばのりだけを少しずつ大事そうにちぎっては口に入れつつ缶ビールを飲(や)っているよ。肴のもう一皿は小アジの南蛮漬けだねぇ。
毎日とは言わないけど、しょっちゅうこの店に来られるのなら、こういったメニューもビールを飲みながらいろいろ楽しめるのになぁ。
僕はビールをガマンして、兎に角「はばのり定食」が食べたいと、じっくりメニューも見ずに注文したよ。
醤油をはばのりにまわしかけして混ぜ合わせる。そしてそれを丼の上のご飯にかける。たったこれだけで、日本一の丼の完成だあぁ!
ご飯と一緒にはばのりを掻き込む。磯の深〜い薫りが口と鼻いっぱいに広がる・・・。普通の海苔の何倍もの香ばしい風味とコク、パリパリの歯触り、全てが最高の海の恵み!
このはばのりは目の前の海でここのオカミサンが冷たい海に入って手摘みで採るんだって。それを下処理するのがオヤジサンの仕事なんだ。
僕は先の常連さんに訊いたよ。
「この店以外にはばのりを食べさせてくれる店はあるんですか?」
常連さんは
「他にもあると思うけど、ここは違うんだよ。ここのは丁寧なんだよ。」
おじさんの言うことには、ここのは丁寧にはばのりを下処理するから、ゴミや砂、小石がのりに混ざっていないし、茎というか根の部分がハサミでしっかり外してあるということなんだ。
一緒に付いていた魚のアラと大根の煮つけは「ブリ大根」ならぬ「イナダ大根」か?大根も地元の三浦大根を出してくれて美味しいねぇ!
食べながら、少し落ち着いてメニューのボードを見ると、「カマス卵の塩辛」!?
勿論、ビールとともに注文(爆)。
閑話休題。「はばのり定食」は本当に一度は食べてもらいたい一品だよ。おかみさんが採るのを止めちゃったらもう食べられなくなるのかと思うと今の内に何回でも食べなくてはと思ってしまうほどなんだ。
お金だけではない、人が苦労して作った“貴重な”定食という感じで、僕にとっては高級フレンチよりもA級グルメなんだ(しかもたった1000円だし!)。
補足・・・三崎や千葉の外房でも冬の季節になると魚屋等小売店ではばのりを売る店が出てきます。だけど「まるよし食堂」で食べるのと自宅で炙って食べるのとでは味が全然違うんだよ。それに、お店で買ったらやっぱりめちゃくちゃ高いよ。