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11月21日。京都の紅葉を訪ねての弾丸日帰り旅行。伏見稲荷、東福寺をまわったら、南禅寺、永観堂へ行くコースなんだけど、伏見稲荷と東福寺周辺だけでかなり時間を使っちゃったよ。
京阪電車で京阪三条駅に行き、そこから地下鉄に乗り換えて蹴上駅で降りれば南禅寺はすぐでしょう？東福寺駅から南禅寺まで30分もあれば行けるかな。
東福寺駅から電車に乗ったのは14時頃。何処か良さげなランチの店はないかナと麺類に絞って食べログ検索で見つけたのは三条にある「Gion Duck Noodles」。営業時間を確認したら、通常ランチ営業は15時終了なのに、11月21日から3日間は通し営業だって！？これは“運命”なのかもしれないゾ。
店の場所を地図で確認したら京阪線の四条駅からも近いみたい。よし、四条駅で降りよう。
祇園の路地を歩くとあるわあるわ、ラーメン屋の多いコト。あらためて京都がラーメン激戦区であることを実感するよね。
そろそろこの辺りでは？と注意深く店を探しながら歩くと、雑居ビルの奥から不自然な行列を発見！オイオイ、行列の先頭が見えないゾ。それにラーメン屋の行列とは思えない女性率の高さだ。
行列はざっと40〜50人位。店に着いたのが14時30分だから通常営業の15時終了だったら食べられないだろうね。コレは何としてでも食べなきゃあ。
行列は遅々として進まず。ようやく店の入口まで辿り着くまでに1時間30分以上かかるとは！まぁ、お客の女性率が高いのでイヤな予感がしたんだケド・・・とゆーか、入店まで普通のラーメン屋より時間がかかることはすぐに覚悟したんだけどネ。だってラーメン屋にくる女性客はたいてい2人以上で、男性客より食べるのが遅い人が多いのは仕方ないとしても、同伴者全員が食べ終わらないと誰も席を立たないんだモン。それじゃあ回転が悪くなるのは当たり前じゃん。コレは困ったモンだよね。
入店した時間は既に16時を過ぎ、もはやランチではないヨ。
メニューは行列に並んでいる時に回ってきて、予め注文を決められるんだ。でも、イラストと価格が書いてあるだけで、メニュー名が分からないゾ(汗)。でも大丈夫、入口近くまで来ると女性店員が出てきて、ちゃんとメニューを説明してくれるからね。
注文したのは「鴨ラーメンM」(990円)に追加トッピングの「鴨チャーシュー(3枚)」(440円)と「味付玉子」(165円)、それにせっかく長い時間並んたので「鴨のお出汁で炊き込んだご飯S」(495円)も注文しちゃった。
デフォでの鴨チャーシューは2枚。(鴨の)モモ肉チャーシューか(鴨の)ロース肉チャーシューを選択するんだけど、両方1枚ずつはダメなんだって。それで仕方なくモモ肉チャーシューを選択し、追加トッピングでロース肉チャーシュー3枚」(440円)を注文したノダ。
お待ちかねの鴨ラーメンと炊き込みご飯がほぼ同時に着丼。
どちらにも和歌山県有田から取り寄せた鴨肉がトッピングされているね。
先ずはラーメンから。
麺はドイツ産ライ麦粉の全粒粉入り使用。麦の風味豊かな麺は普通の太さでエッヂが立っており、茶色で蕎麦っぽいネ。コシが強めで硬いナァ。ただしモチ感はないヨ。
器のフチに飾られた緑色はぶどう山椒だって。ぶどう山椒の産地と言えば和歌山県有田なんだけど、店主は和歌山県有田と何かゆかりがあるのかナ？そー言えば、つけ麺には有田みかんのエスプーマがうんたらかんたらってメニュー説明の時に女性店員が言ってたっけ。
スープは鴨と昆布の出汁がベース。丸鶏スープと同じ方向の香りと旨みだよ。塩味は良い塩梅で、醤油感はほとんどしないんだ。ぶどう山椒をスープに少しずつ入れながら独特の風味とシビレるスパイス感を楽しむんだ。今まで味わったことのないラーメンスープだけど、これが堪らなく美味い！まさにここでしか味わえない唯一無二のラーメンだよ。
鴨のロース肉は低温ローストで軟らかく程よい脂の旨味が最高だね。モモ肉も程良い弾力の歯応えに適度な旨みで文句無しだ。他にはメンマ、ピンク貝割れ大根の飾り付け。
味付玉子は黄身が半熟とろりでコクが強いネ。
炊き込みご飯は鴨出汁の旨みがじんわり滲みており、まるで和風海南鶏飯のよう。トッピングは鴨ロース肉チャーシューが4枚に、周りを飾るイタリアンパセリ、ルッコラ、ベビーリーフ？。提供された時に店員から炊き込みご飯を半分ほど食べたら出汁を入れてお茶漬けにするよう薦められたので、言われた通りに半分食べたところでお茶漬けにしたんだ。出汁は鰹節の旨みが効いていて、鴨出汁ご飯と美味しさの相乗効果を生み出しているなあ。「鴨出汁の炊き込みご飯S」でなんで495円も取るの？って実は思ったんだけど、現物を見て、食べたら、全て納得のコスパだったよ。
ごちそうさま。さすがにお腹いっぱいで大満足だよ。長い時間並んだことを後悔しないで済んだステキなランチタイム(否もはやディナータイムか)だったよ。時間は4時30分過ぎ。これはもう、今から南禅寺に行っても紅葉は楽しめないかな。でも、とりあえず腹ごなしに歩いて行ってみっか。