10回
2025/07 訪問
通わない理由がない
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日13時到着。中待ち6人、15分程で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(270円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金。店主の首の調子が悪く、臨時休業される日もあるため負担が大きい大盛りは+150円で限定20食とのこと。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
自慢の手揉み麺はもちもちとした食感。手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならでは。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
麺をすべて食べ終えた後、卓上の特製の昆布甘酢を投入。普段はラーメンに酢は投入しませんが、こちらのお店は別。スープがよりクリアになり、塩分も緩和されて蒸し暑い夏でも最後まで美味しくいただけます。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが270円とは信じられません。
こちらにも柔らかな豚バラ肉とがっしりした赤身豚の2種類のサイコロ状のチャーシューが入っています。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。
これだけ美味しいのに、お客さんの好みや体調に応じて味の調整も出来るというのが驚きです。謙虚さと懐の深さを併せ持った素晴らしいお店です。
また、聡明で優しい声の女性店員さんの親切丁寧で細やかな接客がお店に穏やかな雰囲気をもたらしており、このお店の素晴らしさに華を添えています。
また来月もお邪魔します。
2025/07/23 更新
2025/06 訪問
日々謙虚な心地よい中華そば
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日13時20分到着。中待ち5人、10分程で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(270円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金。店主の首の調子が悪く、臨時休業される日もあるため負担が大きい大盛りは+150円で限定20食とのこと。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
麺をすべて食べ終えた後、卓上の特製の昆布甘酢を投入。普段はラーメンに酢は投入しませんが、こちらのお店は別。スープがよりクリアになり、塩分も緩和されて蒸し暑い夏でも最後まで美味しくいただけます。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが270円とは信じられません。
こちらにも柔らかな豚バラ肉とがっしりした赤身豚の2種類のサイコロ状のチャーシューが入っています。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。
これだけ美味しいのに、お客さんの好みや体調に応じて味の調整も出来るというのが驚きです。謙虚さと懐の深さを併せ持った素晴らしいお店です。
また、優しい声の女性店員さんの親切丁寧で細やかな接客がお店に穏やかな雰囲気をもたらしており、このお店の素晴らしさに華を添えています。
また来月もお邪魔します。
2025/06/27 更新
2025/05 訪問
中野富士見町ランチの雄
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
中野富士見町駅周辺のランチではダントツの存在感を誇っています。
平日13時到着。外待ち3人、15分程で席に着くことができました。
通常は店内カウンター8席、中待ちは6席ほどですが、本日は14時まで店主のワンオペということで席数を減らしての営業です。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(270円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金。店主の首の調子が悪く、臨時休業される日もあるため負担が大きい大盛りは休止中とのこと。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
2025/05/30 更新
2025/04 訪問
ラーメン一杯に込められた謙虚さと潔さ
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日12時40分到着。外待ち3人、中待ち6人。15分程で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(250円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金。店主の首の調子が悪く、臨時休業される日もあるため負担が大きい大盛りは休止中とのこと。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
麺をすべて食べ終えた後、卓上の特製の昆布甘酢を投入。スープがよりクリアになり、塩分も緩和されて最後まで美味しくいただきました。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが250円とは信じられません。
こちらにも柔らか豚バラ肉とがっしりした赤身豚の2種類のサイコロ状のチャーシューが入っています。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。
また、女性店員さんの親切丁寧で細やかな接客がお店に穏やかな雰囲気をもたらしており、このお店の素晴らしさに華を添えています。
100名店にふさわしいお店だと思います。
2025/04/25 更新
2025/03 訪問
理想的な中華そばと接客姿勢
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日13時40分到着。外待ち2人、中待ち6人。20分程で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(250円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金。店主の首の調子が悪いため負担が大きい大盛りは休止中とのこと。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
このお店のスープはいつも飲み干しているのですが、今日は麺をすべて食べ終えた後、卓上の特製の昆布甘酢を投入してみました。スープがよりクリアになり、塩分も緩和されて最後まで美味しくいただきました。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。
また、女性店員さんの親切丁寧で細やかな接客もこのお店の素晴らしさに華を添えています。
100名店にふさわしいお店だと思います。
2025/03/25 更新
2025/02 訪問
非の打ち所ない中華そば
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日12時40分到着。外待ちなしで、中待ち5人。10分程で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(250円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金、大盛りは+50円なので中盛りでお願いしました。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが250円とは信じられません。
こちらにも柔らか豚バラ肉ととがっしりした赤身豚の2種類のチャーシューが入っています。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。
また、女性店員さんの丁寧で細やかな接客もこのお店の素晴らしさに華を添えています。
100名店にふさわしいお店だと思います。
2025/02/26 更新
2024/11 訪問
最強の普通ラーメン
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
沖縄島ラーメン屋さんが休業中のいま、ランチ不毛地帯・中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日13時到着。外待ちなしで、中待ち5人。10分程で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,270円)とチャーシューごはん(250円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金、大盛りは+50円なので中盛りでお願いしました。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが250円とは信じられません。
こちらにも柔らか豚バラ肉ととがっしりした赤身豚の2種類のチャーシューが入っています。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。100名店にふさわしいお店だと思います。
2024/11/27 更新
2024/02 訪問
醤油とチャーシューと手揉み麺
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店主は「麺や 七彩」出身。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
関東地方に大雪が降った翌日、行列必至のお店に開店20分前に到着。2番目で店外の椅子に座ることができました。
その後も続々と人は増え、開店時間にはすでに中待ち席は満席、外待ちも多数。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
限定30食の「チャーシューメン」(1,250円)とチャーシューごはん(220円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金、大盛りは+50円なので中盛りでお願いしました。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
麺が気になるところですが、まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
続いては自慢の手揉み麺。
もちもちとした食感、手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならではですね。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが220円とは信じられません。
こちらにも柔らか豚バラ肉ととがっしりした赤身豚の2種類のチャーシューが入っています。
2年ほど前に初訪していたお店ですが、その時はたまたまだったのか麺がダマになっていてがっかりした記憶があります。
それ以来、いつ覗いても行列していたり早仕舞いだったりで敬遠していたのですが再訪して評価が急上昇。
100名店にふさわしいお店だと思います。
2024/02/06 更新
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より徒歩すぐ。
店内カウンター8席、中待ちは6席ほど。
中野富士見町駅周辺ではダントツの存在感を誇っています。
平日14時半到着。中待ち3人、7~8分で席に着くことができました。
メニューはシンプルに醤油ラーメンのみで、その他に各種トッピングとご飯もの、飲み物のみ。
「チャーシューメン」(1,350円)とチャーシューごはん(270円)の食券を購入。
ラーメンの並盛り(150g)・中盛り(200g)は同料金。店主の首の調子が悪く、臨時休業される日もあるため負担が大きい大盛りは+150円で限定20食とのこと。
店内には仄かな醤油の香り。
注文を受けると、ご主人が粉から製麺します。
麺切り包丁で最大4人分の麺を切り、切り終えたら一定のリズムで麺を揉んでいきます。
揉んで茹でて盛り付けて10分程で提供されました。
綺麗な琥珀色のスープに自家製の手揉み麺が沈み、麺の上には2種類のチャーシューが8枚程。さらに青菜、メンマがトッピングされています。具材自体は至ってシンプルです。
まずはスープから一口。
スープを口に含んだ瞬間、まずはカツオやサバの魚介の風味が駆け抜け、次第に昆布の乾いた旨味がじんわりと広がり、最後に鶏の旨味と醤油のコクが余韻として残りました。鶏・魚介・乾物の三者三様がしみじみと全身に沁みるような優しい味わい。これで無化調というのだから驚きです。
自慢の手揉み麺はもちもちとした食感。手揉み特有のランダムな舌触りと喉越しが気持ちよく、噛むとフレッシュな小麦の風味がぶわっと広がりました。このフレッシュさは切りたてならでは。加水率は高くトゥルトゥルでありながら、中心部にはしっかりとコシがあります。手打ちであるため、太さが不揃いなのも良いところ。1本1本食感が違うので面白いです。
チャーシューは2種類。
低温調理のレアチャーシューは基本しっとりですが、適度な弾力があり噛むと肉の甘みが口いっぱいに広がります。
煮豚タイプと思われるバラチャーシューは、肉の繊維に沿ってスルッとほぐれるような柔らかさで、醤油ダレの塩味と肉の旨味が感じられます。
麺をすべて食べ終えた後、卓上の特製の昆布甘酢を投入。普段はラーメンに酢は投入しませんが、こちらのお店は別。スープがよりクリアになり、塩分も緩和されて蒸し暑い夏でも最後まで美味しくいただけます。
チャーシューごはんは、ごはんよりチャーシューの量が多いくらいで、これが270円とは信じられません。
こちらにも柔らかな豚バラ肉とがっしりした赤身豚の2種類のサイコロ状のチャーシューが入っています。
「普通のラーメンを提供しているだけで、長い時間待って食べてもらうようなお店ではない」と店主さんは仰っていますが、その上質な普通さが最強なんです。
これだけ美味しいのに、お客さんの好みや体調に応じて味の調整も出来るというのが驚きです。謙虚さと懐の深さを併せ持った素晴らしいお店です。
また、聡明で優しい声の女性店員さんの親切丁寧で細やかな接客がお店に穏やかな雰囲気をもたらしており、このお店の素晴らしさに華を添えています。
彼女の笑顔と接客にいつも癒されていて、いつからかファンになっていましたが、8月いっぱいでお店を卒業とのこと。今までありがとうございました。