601-460さんが投稿した海味(東京/外苑前)の口コミ詳細

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食いしんぼう夫婦の美味しいもの探訪記

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この口コミは、601-460さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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海味外苑前、表参道、乃木坂/寿司

1

  • 昼の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2025/09 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

国内外で大人気!南青山で四十年以上も続く江戸前鮨の名店

夫婦の記念日に、ランチを予約して伺いました。

こちらの店「海味(うみ)」は、南青山で四十年以上も続く江戸前鮨の名店。国内外問わず人気なようで、店内の壁にかけられた長包丁の鞘は、国内外の著名人のサインで埋め尽くされていました。
この日、カウンター9席のうち、日本人客は私達夫婦も含めて3人のみ。あとは全て外国からのお客さんのようでした。

予約したのは、おまかせランチコース(29800円)。飲み物については、こちらの店が「神泡達人店」とのことなので、まずは神泡の生ビールを頂きました。その後は、やはり海鮮には辛口日本酒をということで、「日髙見」の超辛口純米酒を頂きました。
この日の献立とそれぞれの感想は、以下の通りです。

・徳島県産の原木椎茸…コースの最初に出された椎茸の串焼きは、肉厚でジューシー。焼き加減も塩梅もほど良く美味でした。

・石川県産の小松菜の白和え…小松菜が白和えにとてもよく合っていて、体に優しい一品でした。

・玄米とキャビア…こちらの店のスペシャリテ。通常よりやや薄めの2.8%の塩分で、この店専用に漬けられた宮崎産のジャパン・キャビアが、一人に1瓶(たぶん6g)ずつ配られました。シャリ一握り半くらいの量の玄米に、このキャビアを全て乗せて頂きました。キャビアは旨味が濃厚で、ご飯とキャビアの塩分のバランスもちょうど良く、大変に美味しく頂きました。

・千葉県銚子の鰹…生魚のトップバッターはしっかり醤油味のつけられた鰹でした。ちょうど戻り鰹の旬だけあり、とても美味でした。
なお、このタイミングで出された角切りのガリは、これまでに食べたものよりも発酵が進んでいて味が濃く、握りの合間の箸休めにとても良いと感じました。

・長崎県五島列島のひらまさ…最初の握りとして出されたひらまさは、身が大きくて厚みがあり、脂の乗りも良くて、とてもインパクトがありました。

・千葉県勝浦の金目鯛…次に出された金目鯛も、同様にインパクト大で、まさに期待通りの美味しさの握りが、立て続けに出されました。

・長崎県対馬のノドグロ炙り…目の前で炭火で炙られ、脂の滲み出したノドグロは、旨み、塩味、酢飯の酸味が効いて、まるで多重奏のような素晴らしい味わいでした。

・するめいかとムラサキウニの塩辛…握りが続いた後、箸休めにもちょうど良い優しい一品でした。また、このベストタイミングで、ビールから日本酒に切り替えられたので、日本酒の最強の友となりました。

・福岡県玄界灘の剣先イカ…美しく細やかに包丁が入れられた剣先イカの上から降りかけられた雪塩の塩味がほどよくて、見た目も味も素晴らしい握りでした。

・北海道釧路の秋刀魚…いよいよ旬を迎えた北海道の秋刀魚は、とても肉厚でしっかりと脂が乗っていました。細かく丁寧に包丁が入れられた秋刀魚の身に染み入った醤油が秋刀魚の脂と合わさり、さらに赤酢飯の酸味が重なって、とても美味しいと思いました。

・北海道羅臼の新いくら…粒のしっかりした新イクラを少なめのご飯と一緒に頂く、とても贅沢なミニいくら丼でした。キャビアもイクラも塩分が幾分薄めで、少量のご飯にはちょうど良い塩梅でした。

・千葉県富津の太刀魚の塩焼き…ここで焼物が登場。肉厚の太刀魚のフワフワ感が、とても美味しいと思いました。素材の良さと調理の技が決まって、絶品の焼物になっていました。

・米国ボストン産マグロ(186.4kg)の赤身の漬け…ここからマグロ三昧がスタート。まずは、10分ほど醤油に漬け込まれた赤身の漬けが出てきました。漬け醤油の中に幾つかの薬味が入っているのか、柑橘系の香りもして、爽やかで豊かな味わいでした。

・米国ボストン産マグロ(186.4kg)の中トロ…次は、同じマグロから取れた中トロ。これが美味しくないわけがありません。ほどよく熟成された柔らかい身と上質な脂の甘み、赤酢飯との相性…言うことなしでした。

・カナダ産マグロ(188.6kg )の大トロ…これは、赤身・中トロとは別のマグロから取られた大トロですが、もう笑うしかない美味しさでした。

・クリームチーズとプチトマトの茶碗蒸し…これを考えた人は、天才だと思いました。茶碗蒸しにクリームチーズが入ると、食べ慣れた茶碗蒸しとは別の料理。でもすごく美味しい。中に入れる具には、プチトマトの時とヤングコーンの時があるようですが、間違いなくどっちも美味しいでしょう。これは、家で是非再現して、子供達が里帰りした時に食べさせたいと思いました。

・兵庫県淡路の赤雲丹…マグロ三昧の後は、さらに追い討ちをかけるような赤雲丹の軍艦巻き。9人の客に対して、3箱の赤雲丹が出てきました。つまり、一人に1/3箱分の雲丹が盛られるということです。もちろん臭みはなく、とても濃厚で甘い。最高の贅沢を感じました。

・山口県宇部の車海老…ものすごく大ぶりの車海老が出てきて、驚きました。男性は一本丸ごとを一貫の握りに、女性は半分ずつを二貫の握りにして出されました。身はプリプリ、醤油味が染み込んで、ボリューム感も歯応えも味も申し分ない逸品でした。

・味噌汁…とにかく魚介の出汁が濃厚で、このままラーメンのスープにしてもきっと美味しいだろうと思える絶品味噌汁でした。

・長崎県対馬の煮穴子…とても柔らかくて美味しい穴子で、ほのかに柑橘系の香りがありました。柚子だと思うけど季節じゃないし、もしかしたらカボス?スダチ?と話していると、大将から「柚子でいいですよ」と解答を頂きました。

・海鮮太巻…握り寿司のメニューが進行している最中に、大将が突然、胡瓜の桂剥きの技を披露。何に使うのかな?と思っていたら、薄く扁平になった胡瓜を、今度は細い千切りに。そして、冷蔵庫に保管されました。その千切り胡瓜が、ここぞとばかりに再登場して、マグロの全部位と一緒に、太巻きの一部になりました。太巻と言っても、尋常な太さではなく、断面の7割近くをマグロが占める超贅沢な圧巻の極太巻でした。
ところで、太巻きの端っこは思いっきりネタがはみ出るわけですが、「あの端っこは誰が食べるのかな?」と気になりながら、大将の手元を見ていました。一本の長い極太巻が、鮮やかな包丁さばきで素早く9等分にされると、「端っこをトライされる方いますか?」との突然の大将の問いかけ。何と、早い者勝ちでした!日本語での問い掛けの後で、英語での問い掛けだったので、そこは日本人に分があり、私達夫婦が2つの端っこのうちの一つをゲットできました。海外からのお客さんには、申し訳なかったのですが…。味はもちろん、至福の美味しさでした。

・静岡県産のクラウンメロン…今回のコースの最後に出されたデザートは、瑞々しくて糖度が高く、とても美味しいメロンでした。
なお、自分で使った箸は、専用の箱に入れて、記念に持ち帰りました。

二人の記念日に、こちらの店で、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。
大将の島本さんをはじめ、スタッフの皆さんに、心からお礼申し上げます。

  • 外観(開店前)

  • 入口(開店前)

  • 外観(道路の向かい側より)

  • 外観(開店後)

  • 入口(開店後)

  • 手拭い(ナプキン用)、おしぼり、箸

  • 手拭い(ナプキン用)

  • おしぼり

  • 徳島県産の原木椎茸

  • 石川県産の小松菜の白和え

  • 玄米とキャビア

  • 海味専用のジャパン・キャビア

  • 海味専用のジャパン・キャビア

  • 千葉県銚子の鰹

  • ガリ

  • 長崎県五島列島のひらまさ

  • 千葉県勝浦の金目鯛

  • 炭火で炙られるノドグロ

  • 長崎県対馬のノドグロ炙り

  • するめいかとムラサキウニの塩辛

  • 日本酒 日髙見(超辛口純米酒)

  • 江戸切子のお猪口

  • 剣先イカに雪のような塩が振られる

  • 福岡県玄界灘の剣先イカ

  • 北海道釧路の秋刀魚

  • 北海道羅臼の新いくら

  • 千葉県富津の太刀魚の塩焼き

  • カウンターの正面の棚に本日のマグロの出所が示されている

  • チェイサー用にもらった水

  • 米国ボストン産マグロ(186.4kg)の赤身漬け

  • 米国ボストン産マグロ(186.4kg)の中トロ

  • カナダ産マグロ(188.6kg )の大トロ

  • クリームチーズとプチトマトの茶碗蒸し

  • クリームチーズとプチトマトの茶碗蒸し

  • 兵庫県淡路の赤雲丹

  • 兵庫県淡路の赤雲丹

  • 兵庫県淡路の赤雲丹

  • 山口県宇部の車海老(女性用)

  • 山口県宇部の車海老(男性用)

  • 味噌汁

  • 長崎県対馬の煮穴子

  • 太巻(真ん中)

  • 太巻(端っこ)

  • おしぼり(雲丹の軍艦巻き)

  • おしぼり(海老の握り)

  • 静岡県産のクラウンメロン

  • 著名人のサインが書かれた長包丁

  • お土産に持ち帰れる店のお箸

2025/09/07 更新

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