おなかいっぱい食べ太郎さんが投稿したレストラン シェ・リュイ(東京/代官山)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

太郎の記録

メッセージを送る

この口コミは、おなかいっぱい食べ太郎さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

レストラン シェ・リュイ代官山、中目黒、恵比寿/フレンチ、ワインバー、イタリアン

1

  • 昼の点数:4.5

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2025/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク4.5

祝宴と懐古のあいだで

小生、このたびささやかなる祝いごとにて、旧友の案内でレストラン・シェ・リュイを訪れた。
扉を開けた瞬間、思わず息を呑む。
なんというレトロフレンチな建築であろう。
西洋館と昭和の名残がほどよく混ざり合い、
まるで「時」がまだ上品だった頃の空気が、今も静かに棲んでいるかのよう。

席に着くと、ほどなくしてパンの香りが漂ってきた。
バターの甘い香りに心を奪われ、
気づけばおかわりを繰り返す小生――もはやパン職人の掌の上で踊らされている気分である。
そして運ばれてくる皿、皿、皿。
フレンチの伝統を重んじながらも、堅苦しさのない、“幸福の味”が続く。
どれも美しく、どれも正統派。
まるで食卓の上に“祝祭”が一皿ずつ咲いていくようで、
フォークを持つ手がゆっくりと幸福をなぞっているのが自分でもわかる。

テラス席もあり、
春や秋の気候なら、外で風に吹かれながらワインを傾けるのもまた一興。
きっとそのとき、小生は「この世にまだ上品な時間は残っていたのだ」と
深く頷くことだろう。

食後、店を出る頃には、夜風が少し冷たく感じた。
だが胸の中は温かいまま。
また来たい。いや、誰か“大切な人”ともう一度来たい。
そう静かに思わせる――そんな魔法を宿した場所であった。

2025/11/02 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ