3回
2023/08 訪問
夕方の蕎麦屋酒という至高の贅沢 in 日本橋室町
自分にとってこちらのお蕎麦屋さんは赤坂砂場と並んで「帰ってくる場所」。
食べ歩きで色々な所はトライしますが、結局ここがホームグラウンドのような感じです。
この日は平日夕方16時過ぎ。そしてこの後はもう会食を残すのみ。
通しでやってるお蕎麦屋さんに行くゴールデンタイムです!
実際、こういう時間も割と繁盛しているんです。そしてみんな飲んでます(笑)。
窓側の方に腰掛けさせてもらって、まだまだ暑いんでね、まずはクイーっと生ビール(700円)を頂いちゃいましょう。
お供にはもずく(500円)と板わさ(650円)、お通しが梅くらげなのがまた嬉しい。
となるとやっぱり日本酒(850円)も飲みたくなっちゃいますねぇ。。。ということで一本つけてもらいます。
追加で枝豆(650円)、そしてタレの焼き鳥(850円)も。パパっと七味をかけてね。
〆は当然お蕎麦、この日はもり(700円)で。
いやぁ、なんとも贅沢な1人酒、1人蕎麦の時間でした!
さて、ボチボチと会食に向かいます!
美味しかったです!ご馳走様でした!
2023/09/05 更新
2020/07 訪問
創業150年の老舗の確かな底力
今日も蕎麦!息子はかなりの蕎麦ファンになってしまい、今日も連れていくことに。
連れて行ったのは室町砂場。
天ざる、天もり発祥の店とされる、非常に由緒正しい、歴史ある老舗です。
創業明治2年(1869年)と言いますから、なんと150年以上!
表の佇まいも柳が垂れかかったりしていて素敵な感じです。
入ると手の消毒と検温。安心ですね。
中も素晴らしい作りになっています。
流石にご時世もあって空いていますが、これはこれで安心です。
そして老舗でも敷居が高いとかそういう事は全くなく、店員さんもとても感じよく、非常に居心地の良い空間を作っています。
そして蕎麦前のメニューが充実。
こりゃあ、最高です。
今日は子供と一緒なので飲めないのがツライ。。。
一人かサシで2名くらいでしっぽりと飲みながらつまみながら、したくなるお店の佇まいとメニューです。
枝豆、季節のお浸し、そしてそばがきを注文。
お蕎麦は天もり(白いお蕎麦)と天ざる(挽きぐるみの黒いお蕎麦)両方ともいってみました。
ここのそばがきは、これまたどう作ってるんだろう、見た目も美しく、味もフンワリとして絶品です。
濃い甘めの蕎麦汁につけてもよし、更にそれにワサビをつけたり、味噌で食べたりと、親子で一瞬にして平らげてしまいました。
そして、天もり、天ざる。
かき揚げが温かい蕎麦汁に浸かっています。
出汁のよく効いた甘めの汁です。
浸かっているのですが、しっかりと食べごたえ、サクサク感があって、かなりよく考えられているなと思います。
白い更科系のお蕎麦も、黒いお蕎麦も、かなり細めに切ってあって、きっちり揃っていて、美しい蕎麦です。
1枚の分量は少ないので、両方とも頼んでおいてよかった。
全体を通してお客さんにとってのエキスピリエンスが最高だと思うんですよね。
お店の門構え、内装、メニュー、店員さん、其々の味(気をてらわずに正統派で美味しい)、板場が少し見えるようになってる感じとか、それでいてべらぼうに高い訳ではないとことか、全てが一体、一貫となったエキスピリエンスを提供できている点が本当に素晴らしいと思います!
これが150年、昔のものを守りながらも進化し続ける老舗の底力というか、貫目というものなのかもしれません。
いやぁ、美味しかったです!
ご馳走様でした!
2021/09/24 更新
たまーに午後、ゆったりとした空き時間が出来ると遅めのランチ?早めのディナー?がてら此方で蕎麦屋酒を愉しむのは自分にとって至極の贅沢。
この日はそんな幸運に恵まれてフラッと久々に訪れてみました。
今年は初かもしれません。
平日の14時過ぎ、流石にこの時間ともなると待ちはないですね。客の入りは半分弱といった所でしょうか。
まず日本酒を一本つけてもらいつつ(900円)、「季節のお浸し(700円)」、それと大好物の「梅くらげ(550円)」を頂きます。
お通しも含めると酒の肴が3品も!
何とも贅沢です。
蕎麦前にもう少しやるか、と少しお酒も入って気が大きくなり、この季節しか味わえない「柱山葵(時価)」も追加。
お酒もう一本(^◇^;)。
柱わさび、まあシンプルに言えば出汁と山葵で和えた貝柱のお刺身なんですが、これがお酒にメチャクチャ合うんですよねぇ。。。
この日の〆の蕎麦は「かけそば(800円)」。
メニューによると「気の短い江戸っ子が丼に移した蕎麦に濃いつけ汁をぶっ掛けて食した本来のかけそば」との事。
なるほど、これが本来のかけそば、ですか。
釜揚げの蕎麦に汁をぶっ掛けて頂くという事ですね。
一応生卵(黄身のみ-100円)も頼んでおきます。
冷水で〆てない茹でたて釜揚げなので蕎麦は柔めな仕上がり、汁は濃い目な分少な目で良き。
提供スピードのは速さは流石、といったシンプルメニューですが、やはりちょっと物足りなさはあります。
そこで活躍するのが頼んでおいた生卵の黄身。
これにディップして食べるとまた別世界が広がります。
水で〆たシャキっとした麺を生卵に浸すのは罪悪感があってあまりやらないのですが、茹でたて釜揚げの柔な麺には無茶苦茶合いますね(全卵でも良いと思います)。
と、いつも通り、一人蕎麦屋酒を楽しんでいた所に悲報が2つ・・・。
15時になり、花番さんが「ラストオーダーですがよろしいですか?」と。
ん・・!?ラストオーダー!?
という僕の反応に店員さんが壁の張り紙を指差して「人手不足で平日は通しじゃなくなっちゃったんですよ。」と。。。
おぉ、、、なんたること・・・。
今は平日ランチは11:30-15:30(15時L.O)、夜は16:30-21時(20:30L.O)との事。。。
これは痛恨ですねぇ。。。
隣のお爺ちゃんも急かされたように〆の蕎麦を急いで手繰ってらっしゃって、うーん、どうなのだろう。。。
その内こうした趣を大事にしてきた老舗のお蕎麦屋さんでもAIロボットが花番やってたり、仕舞いには蕎麦打ちもAIロボットでなんて日が来ちゃうんでしょうかねぇ。。
そしてお会計、とした時に2つ目のショックが。
8525円!?
ん?蕎麦前3品、かけそば、お酒2本でそんなにいくか!?と目を皿のようにしてレシートを見ると、犯人は柱わさび。これが「時価」となっていたのですが、あの分量でまさかの3800円!
うーむ、これは自分の不注意に他ならないのですが、。皆さん「時価」には気をつけましょう〜(^_^;)。。
総じて相変わらずの良き雰囲気なのですが、この2つの悲報が何とも後味悪く、、、
でも、自分にとっては大切なオアシスなようなお店ですからね、応援せねば!
美味しかったです。
ご馳走様でした!
(訪問時 3.71)