2回
2024/04 訪問
素晴らしい!の一言 in 広尾
この日はフーディー友達にお誘い頂き、初めてこちらに訪れる機会に恵まれました。
場所は天現寺の近くで分かりやすいです。
恵比寿や白金台からも歩けなくはない距離ですが、恐らく最寄り駅は広尾になるかと思います。
4人4人の綺麗なL字カウンター。
お寿司屋さんにしては珍しくヒートライトがあったり、焼き場もカウンター前にあり、大将の拘りを感じます。
結論からすると、かなり素晴らしかったです!
2019年にオープンして速攻で予約困難になったとのことで、フーディーの間では実はもうNo.1級ではないかとの呼び声もあるそうで、それも十分に頷ける内容でした。
まず素材が素晴らしいです。
どれも本当にベストな状態で、新鮮なものは新鮮に、寝かせるものは寝かせつつ、メリハリが効いていながら、基本は素材の味を最大限に引き出すお仕事ぶり。
それと火の使い方。
炙りを所々に施されるのですが、炙るべきものを炙り、そうでないものはそうしない。
炙りも炭の前に藁で炙ってダブル炙りにするもの、そうでないもの、メチャクチャ考えられています。
それに食感のメリハリも存分に楽しませて頂きました。
コリコリを楽しみたい貝はそのままに、逆に包丁入れによって甘味が引き立つ烏賊などに施されている包丁仕事は圧巻。
サービスや雰囲気も素晴らしいです。
大将の柔和に明るく、気さくで謙虚なお人柄は誰もが好感を持つと思いますし、温かいお料理は温かく出したいという事で、お皿も温められたり、ヒートライトで調整したりと言うおもてなしが随所に現れています。
8名の席でかなりの人数のお弟子さん、ホール係がいらっしゃいますが、それほどまでに行き届かせたい、と言う大将の思いが伝わってきます。お値段自体はそこまで高いというほどではないので、かなり頑張られていると推察します。
この日頂いたのは、寿司前8品、握りが12貫、巻物が4種類にお椀とデザート。
全てが本当に美味しかったです。
ただ、勉強熱心な大将ですので、ここで「5.0」とはせず、あえて成長余白を期待して(^◇^;)。
◎虎河豚の白子と鯛出汁のお椀
・絶品。もうこれだけでここは美味い!ってなります。
◎クエ
・ちょっとだけ炙ってます。これにより香ばしさと甘味が広がります。
◎⭐︎佐渡島神経締めのメジマグロ(最高)
・こちらもちょっと炙ってますが、まず藁炙りで下地をつけてからの炭炙り。美味しすぎました。
◎ミル貝
◎ミル貝の腸
・これもちょっと炙ってあります。酒が止まりません。
◎⭐︎あん肝(最高)
◎牡丹海老
・焼きの牡丹海老は珍しいですが、これがまた美味い!
◎のれそれとスッポン出汁のお椀
◎中トロ
◎大トロ
◎赤身
・塩釜で揚がった鮪との事ですが、どれも素晴らしかったです!
◎アオリイカ
・この包丁入れの仕事、尋常じゃないです!溶けました!
◎⭐︎ノドグロ蒸しポン酢
・こちら蒸しノドグロでシャリを巻いた蒸し物なのですが絶品すぎて声を失います。とっても小ぶりな一品なのですが、美味しすぎるので、あと10個ほど食べたいです(^◇^;)。
◎イサキ
・こちらも表面の炙りの仕事が素晴らしい
◎ウマヅラハギと肝
・カワハギじゃなくてウマヅラハギ、これも絶品でした。
◎室津のトリ貝
◎⭐︎鯵
・天草からで神経締めの直送だそうで素晴らしい一品でした。
◎毛蟹の蒸し
◎赤貝
◎車海老
◎蛤の出汁のお椀、このこと
◎和歌山の雲丹巻
ー関係ないですが大将は和歌山出身とのことです。
◎穴子の卵巻
◎トロタク
◎⭐︎干瓢巻き
・こちらは追加で頼んだのですが、なんと温かい干瓢巻き!絶対この方が美味いです!〆にも最高です。
◎デザート
・玉に自家製アイスを乗せて
再訪できる日が来るのかちょっと分かりませんが、とにかく素晴らしすぎる内容でした!
とっても美味しかったです!
ご馳走様でした!
端正な入り口
前岩大将
牡丹海老の炭火炙り
和歌山の地ビールでスタート
虎河豚の白子を
鯛出汁のお椀で
クエ
少し炙ってあります
今日のお酒①
メジマグロ
これも炙り具合が絶妙
大将とヒートライト
みる貝
みる貝の腸
もちろん炙ってあります
あん肝
今日のお酒②
楽しい!
牡丹海老
のれそれ すっぽんのお出汁で
ガリ
握りは塩釜の鮪から!
中トロ
大トロ
赤身
アオリイカ
この包丁の入り方!
ノドグロ蒸しポン酢(絶品!)
今日のお酒③
イサキ
軽く炙ってます
ウマヅラハギを肝と
トリ貝
鯵(天草)
絶品すぎました
毛蟹の蒸し
赤貝
車海老
蛤出汁のお椀、このこ
雲丹巻き
穴子の穴子の卵巻
トロたく
干瓢
温かい干瓢巻き!
デザート
2024/04/14 更新
年の瀬の晩、念願叶って此方、良月(あきら)さんへ1年近くぶりに再訪。
前回も素晴らしかったのですが、やはり素晴らしすぎました!
この日は噴火湾の定置網モノの鮪が中トロは血合いぎし、大トロ、背トロと、本当に絶品すぎでした!
スタートの蛸からして自分好みで一気にテンション上がりますし、神経締めの迷い鰹や鰤もメチャクチャ美味、愛媛の有名な漁師さんの藤本さんからの鯛や白甘鯛も最高過ぎでした!
この夜頂いたのは下記:
⭐︎佐島の蛸
ー少し茹でてあって生とコリコリの絶妙なライン。煮蛸も嫌いではないのですが、僕はタコしゃぶのような此方を塩を酢橘で頂く感じが断然好みです!
⭐︎トラフグの白子 in 鯛の出汁のお椀
ーこれは前回も頂きましたが、やはり絶品です。しっかりとしたトラフグの白子、鯛の出汁が美味しすぎて、ここで既に居心地良くなっちゃいます。
⭐︎福井の迷い鰹 神経締め
ー鰹はサスエ前田さんの鰹など、今まで何度か絶品の域のを頂いた事がありますが、これも間違いなくその類。ただ特筆すべきは表面の皮の炙り方。こんなに香ばしく、パリンとした食感でしかも火入れは最小限で身まで焼かないような絶妙すぎる加減はちょっと素晴らしすぎるとしか言いようがないです・・・。
○クエの炙り スッポンのお出汁と柑橘の煮凝り
ー前回もクエの炙りを頂きましたが、相変わらず絶妙な火入れです。煮凝りとの相性も良いですね。
◎あん肝
ー此方のは結構はっきりとした食感があって自分好みです。美味しすぎてお酒が進んでしまいます・・・
◎アカザエビ
ーこれもサスエ前田さん系のお店で何度か頂いたことはありますが、お寿司屋さんではなかなか珍しいのではないでしょうか。非常に良い塩梅の焼き加減で美味しかったです!
◎ズワイガニのお出汁と紫雲丹
ーなるほど、こういう雲丹の食べ方もあるんですねぇ。
⭐︎中トロ
ー噴火湾の定置網モノで相当良いのが入ったとの事。それの且つ最も味が濃厚と言われる血合いきしの中トロを頂けるなんて、なんて贅沢な!!!そして言わずもがなで美味しい!流石です!
⭐︎大トロ
ー感動は続きます。同じ鮪の今度は大トロ!サラっとした良質の脂が一瞬で口の中で溶けます!
⭐︎アオリイカ
ーこの丁寧な包丁ワークを見てください!いつの間に!?そしてこれが甘味を口の中で最大限に引き出してくれます。
⭐︎鯛
ー愛媛の藤本さんからの鯛だそうですが、これは確かに美味い!もしかすると今年頂いた中で一番の鯛かもしれないです!
⭐︎白甘鯛
ーこれも藤本さんからのだそうですが、お寿司で白甘鯛を頂くのは珍しいかもですね。そして当たり前ですが絶品です。白甘鯛って本当にどうやって食べても美味しいですね。
◎カンパチ
ー鰤やヒラマサも好きですが、でもやっぱりカンパチかな、僕は。脂加減も旨味も食感も本当に丁度良い塩梅で。
◎鰤
ーと思ったらお次が鰤(^◇^;)!此方も神経締めされた福井からのもの。脂の上品な乗り方が最高で甲乙つけ難し!
⭐︎越前蟹 セイコガニ 内子と外子と一緒に
ーなんとも贅沢な一品です。というか贅沢すぎます!!!
⭐︎小肌
ー天草からの直送とのこと、小肌は僕が最も楽しみにしている寿司ネタの1つですが、この終盤で来るとは!そしてメチャクチャ美味い!!!思わず唸ってしまいました(^◇^;)!
◎鯵
ー淡路からの朝締めの鯵とのこと。あたり葱(葱と生姜をすりつぶしたやつ)を乗せて。
⭐︎赤身の漬け
ーこれの漬け具合がまた良き。非常に美味しい。
◎カワハギ
ー肝を乗せて。
⭐︎雲丹
ーこの雲丹、見るからにタダ者じゃないほどに美味そうって感じで、そしてやはりメチャクチャ美味かった・・・。
○穴子
ー対馬の穴子、これも絶妙な火入れ、塩で頂きます。もちろん美味しいですが、僕はあの穴子のタレが好きで・・・。
(追加)
◎スミイカ
ーこっちはアオリイカのねっとりとは対照的なサクッとした食感で!すごく対照的で素晴らしいですね。
◎アコヤガイ(貝柱)
ー真珠が採れるアコヤガイの貝柱の軍艦巻き、贅沢すぎる分量です!
◎鮭ハラス
ーお寿司でハラスって珍しいというか初めてかもですが、美味しいです!
干瓢巻き、玉子で〆
次回はいつ行けるのか分かりませんが、兎にも角にも年の瀬に感動的に美味しいお寿司を頂くことが出来、色々とありましたが2024年も素晴らしい1年だったなぁ、としみじみ嬉しくなりました!
とっても美味しかったです!
ご馳走様でした!
(訪問時 4.35)