2回
2023/06 訪問
ピザ百名店2023、選出おめでとうございます!
成田市は公津の杜のレガーメさん。
もっさんが最も信を置くピッツェリアです。
この日は友人らと4名でお邪魔しましたが、店内は予約で満席。
土日平日とも、ディナーは予約をお勧めします。
◯ イル ポッジョ スプマンテ
レガーメさんのお料理を知らないお客さんは、先ずお通しのピクルスに驚かされると思うんですよね。
塩分は抑えめで、フルーティな甘酸っぱさを前面に出しており、老若男女を問わずにおススメ出来る逸品です。
当然、しゅわしゅわとも良く合います。
◯ 飛騨高山産 手作りモッツァレラチーズのカプレーゼ
前菜はド定番のカプレーゼからスタート。
その定番で、想像の上を行くのがレガーメさんの魅力です。
モッツァレラチーズは国産のフィオル ディ ラッテ(牛乳のモッツァレラ)。
飛騨高山のトリデンテ社製です。
このモッツァレラは旨いんですよ!
もっさん的にはイタリア製の、それも本場カンパニア州産の水牛モッツァレラにすら、勝るとも劣らない美味しさだと思います。
これに合わせるトマトは2種とも糖度が高く、まあ甘い!
やや強めに効かせた塩味もバチっとキマっており、お酒が進む事も請け合いですぞ。
◯ とうもろこしのパンナコッタ
草薙シェフの好物にして得意食材のひとつが「ゴールドラッシュ」。
千葉県産のブランドとうもろこしです。
前菜の2品目は、そのゴールドラッシュを用いたパンナコッタ。
ゴールドラッシュ、ブロード、ミルクの旨みがガッチリと噛み合っており、メチャメチャに美味しいです。
とうもろこしペーストを濾した際に残ったガラは、フレンチでいうところのチュイル仕立てに。
パリッパリのサックサクです。
パンナコッタとチュイルを一緒に食べれば、口内に「焼きもろこし」が出現!
添えられた枝豆と共に、季節感をババーンと演出しています。
技ありのデザイン、お見事です。
◯ ハナダイのカルパッチョ
レガーメさんにお邪魔したら、草薙シェフの釣果を確認せずにはいられません。
この日の釣果その1、ハナダイをお任せでお願いします。
出て参りましたのは、何と黄金色のカルパッチョ!
自家製のボッタルガ(カラスミ)パウダーをたっぷりと散らしてあり、まあ〜〜贅沢な美味しさ!
ケッパーの塩気と酸味がとても良いアクセントに。
軽く効かせたお醤油の旨みが、お料理全体をオーガナイズしています。
◯ メバルのオーブン焼き
シェフの釣果、その2は立派なメバルです。
こちらはお腹にたっぷりと香草を抱かせて、1尾丸ごとのローストに。
皮目はパリっと香ばしく、身ごろはふんわりと柔らか。
塩加減も正に完璧!
◯ 川俣軍鶏のオーブン焼き
お料理は前菜を終えて、ひと足お先にセコンド(メイン料理)へと突入です。
この日の瞬間最高視聴率!
軍鶏のローストは、流石にテーブルが沸きましたね!
こちらは基本的に多人数用のお料理なので、通常メニューには載っていません。
この日に向けて、事前に草薙シェフへ仕入れをお願いしておきました。
一度厨房に戻った軍鶏は食べ易いように解体され、もう一品のセコンド、スペアリブと合い盛りで再登場。
丹念に焼き上げた軍鶏の皮目は、飴細工のようにパリッパリ!
もも肉のみならず、ムネ肉もしっとりとジューシィなのは、草薙シェフの腕の見せ所です。
骨周りのお肉をしゃぶり倒すのが、最高に旨し。
◯ 白河高原清流豚の骨付きスペアリブ オーブン焼き
レガーメさんへお邪魔したら是非にも食べて頂きたいのが「白河高原清流豚」。
シェフが釣ってきたお魚と並ぶ、同店の看板食材のひとつです。
今回は季節のおススメメニューより、スペアリブをお願いしました。
繊細に焼き上げた軍鶏とは対照的に、スペアリブにはしっかりとした焦げ目が。
焦げ目の苦味と漬けダレの塩っぱさが、豚肉の甘みをグッと引き立てています。
これはクミンかしら?
スパイスもバチッと効いており、否が応でも食欲を掻き立てられます。
これこれ、BBQ料理はこうでなくっちゃ!
◯ シズオカーナ ウノ
順番は戻りましてプリモピアットへ。
いよいよピッツァ&パスタを頂きます。
友人から「ニンニクの効いたピッツァ」というリクエストを受け、オーダーはシズオカーナウノ。
釜揚げ桜海老とシラスを大胆に配したピッツァです。
具材をアホほど盛ったピッツァに、一同驚愕!
そらそうよ。
ここのシェフは頭がおかしい(褒め言葉)ので、他所のピッツェリアでこのトッピング量を期待してはならない(戒め)。
生地は草薙シェフらしく、ビシッと強めな焼き込み。
桜海老のサクサク食感が、ピッツァのザクザク食感と相乗効果を発揮しています。
味付けは師匠譲りにしっかりと濃いめ。
手の止まらなくなる美味しさです。
◯ キタッラ 天然鰻のトマトソース
パスタはスーシェフの翔ちゃんに丸投げでお願いしました。
さて、どんなパスタが出て来るかと思えば。
今回の具材はなんと、カピトーネ(鰻)!
しかも出所は内緒の(笑)、国内産天然鰻と来ました!
肉厚の鰻は柔らかく煮込まれており、ふんわりと解けるような食感。
カポナータやラタトゥイユに穴子を添えたものを食べた事はありますが、トマトソース味の鰻を食べるのはこれが初めてでした。
いや、良く合うものですなあ!
そのトマトソースは敢えてオリーブオイルを用いない事で、鰻の脂の旨味を活かしています。
現地イタリアでの、伝統的な調理法だそうです。
パスタは四角い断面が特徴の「キタッラ」。
これも初めて頂く種類のパスタでした。
日本で言うきしめんのような、強めの歯応え。
鰻とトマトの旨みを、ガッチリと絡め取ってきます。
破茶滅茶に美味い。
翔ちゃんの技術とアイディアには、毎回脱帽です。
◯ マイス エ クアトロ フォルマッジ
1枚目にロッソ(トマトソースのピッツァ)を頂きましたので、2枚目は当然ビアンコ(トマトソース無しのピッツァ)をお任せでオーダーしました。
出来上がったピッツァは、マイス エ クアトロ フォルマッジ(とうもろこしと四種のチーズのピッツァ)。
チーズは北海道の白糠酪恵舎のモンヴィーゾ、飛騨高山のトリデンテのモッツァレラとリコッタ。
最後にグラナ パダーノをたっぷりと振り掛けています。
チーズの組み合わせのみで、あたかもホワイトソースや生クリームを用いたかのようなコクや甘み、旨みを作り出すのは草薙シェフの真骨頂です。
とうもろこしは勿論、千葉県産ゴールドラッシュ。
これを贅沢に2本分!
薪窯調理が素材の良さを引き出しており、甘くておいちい!
コーンのピッツァというと子供向けな印象がありますが、こちらは仕上げにブラックペッパーをたっぷりと振りかけ、キリッと味を締めたオトナ仕立て。
もっさんは過去にも草薙シェフのピッツァマイスを頂いた事がありましたが、相変わらず美味い!
もっさんのオールタイムベストピッツァにも当然ランクイン。
ビアンコならば3指に余らざる逸品です。
◯ パンナコッタ
食後のドルチェまでしっかりと堪能。
ベリーソースはビタッと甘い本場風です。
「何でドルチェまで大盛りなんスか?」
そう友人に問われて、改めてドルチェの盛りもおかしいな、と気づきました。
美味しいは正義だから良いのだ!
今回も美味しいお料理をたっぷりと頂きました。
ご馳走様でした。
食べログピザ百名店選出もお目出度うございます。
アメブロも公開してしております
。ご興味のある方は
「もっさんの食べ歩きブログ」
にてご検索下さい。
2023/07/23 更新
成田市が誇る「食べログ ピザ百名店 2023」の1軒。
ピッツェリア エ バール レガーメさん。
もっさんは勝手にホーム扱いとしているお店でございます。
今年の6月にもおじさん達で訪問した訳ですが、その後
「冬にもう一回行きたい」
という話になりまして。
4人揃っての再訪となりました。
◯ イル ポッジョ スプマンテ
もっさんの乾杯ドリンクは、お馴染みのスプマンテ。
相棒はレガーメさん名物、お通しのピクルス。
すっかり我々のお気に入りです。
やや抑えめな味付けが後を引きます。
◯ 前菜盛り合わせ
前菜はドーンと10点の盛り合わせ。
白眉はやはり、シェフご自身の釣果である鹿島沖のタコ。
軽く塩で湯掻いて、オリーブオイルを掛け回しています。
分厚いスライスで、噛めば噛むほど味わいが溢れ出してきます。
次点は白インゲン豆のサラダ。
舌先で容易く潰れるお豆の柔らかさと、オニオンのサクサク食感がコントラストを生じています。
甘酸っぱい味付けが、食欲をグングンと掻き立てて来ますぞ。
もっさんの推しは、ブロッコリーのアーリオオーリオ。
やや濃いめの味付けが、ブロッコリーの甘みを引き出しています。
人気だったのはこれもレガーメさん名物料理、キャロットのスフレ。
正直、料理名だけを言われても頭に「???」が浮かびますよね。
卵とニンジンの、驚くべき相性の良さ。
食べてみれば分かりますぞ!
◯ ポルポ アフォガート
前菜ふた皿目は、ポルポ アフォガート。
同じくシェフ自身の釣果、鹿島産のタコのトマト煮込みです。
硬くなるギリギリを見極めた煮込みの匙加減が、タコの柔らかさとサクッとした歯切れの良さとを両立させています。
タコの何たるかを知り尽くした、釣り◯チならではの業前です。
◯ マルゲリータ
さて、ピッツァを頂きます。
今回は友人からリクエストがありまして
「王道ど真ん中のピッツァを食べてみたい」
ピッツァ1枚目は、ド定番のピッツァ マルゲリータ。
正しくナポリピッツァの代名詞です。
コルニチョーネ(フチ)はぷっくりと高く盛り上げ、生地は強めに焼き切っています。
生地そのものの旨さと、焼成の技術に自信があるからこそ出来る、トマトソース少なめの仕立て。
草薙シェフが作るこのピッツァに惚れ込んで、レガーメさんへ通わせて貰っています。
コルニチョーネを千切って、オリーブオイル ノヴェッロを付けたり、先ほどのタコのトマトソースを付けてみるのも美味しい。
複数名でお邪魔した故の醍醐味です。
◯ モマ ビアンコ
「白ワインのおススメ有ります?」
友人のリクエストに、草薙シェフが用意してくれたのはモマ ビアンコ。
イタリアはエミリア=ロマーニャ州産の辛口ワインです。
もっさんもちょいとお味見。
スッキリとした喉越しに、膨よかな甘みも感じさせます。
◯ 鹿と猪のラグー タリアテッレ
プリモピアット2皿目はパスタ。
なんと今回はジビエが来ました。
地物の鹿と猪のラグーソースへ、タリアテッレを合わせています。
ジビエ2種は荒めのミンチで。
各種スパイスの働きが絶妙!
お肉の旨みを引き出し、臭みを綺麗に消しています。
注目したいのはパスタにたっぷりと振り掛けられた、牛蒡のフリット。
山のもの同士の組み合わせで、これまたジビエの美味しさを引き出していますね。
シャリシャリな食感も実に良き。
技ありのデザイン、流石です!
◯ あんぽ柿と国産チーズのクアトロ フォルマッジ
食いしん坊どもが食べたい足りないそうですので、掟破りのプリモピアット3皿目。
ピッツァ2枚目はビアンコ(トマトソースを用いないピッツァ)にて、草彅シェフに丸投げします。
シェフが用意したのは、4種の国産チーズに、あんぽ柿?!
チーズは北海道の白糠酪恵舎、および飛騨高山のトリデンテ社製。
本場のイタリア・カンパニア州のメーカーに勝るとも劣らないチーズを生産する、国内の雄です。
完成のピッツァは、国産チーズとあんぽ柿のクアトロ フォルマッジ。
味わいの主役は、ウォッシュチーズのロビオーラ。
熟成が進むと表面が赤くなっていくチーズです。
チーズの組み合わせのみで、クリームのような滑らかさとホワイトソースのような旨みを演出するのは、草薙シェフの真骨頂です。
実にウォッシュらしいクセのある香りと塩気を、モッツァレラ他3種のチーズが良い塩梅にニュートラライズ。
更にあんぽ柿の甘さが、ピッツァ全体の印象をとてもまろやかに変えてきます。
ワインのアテは勿論、お食事としても実に美味しい。
チーズの奥深さを感じさせてくれますね。
勉強になる一枚でした。
◯ 白河高原清流豚のロースト
すっかり油断していたところに、ドン!と登場のセコンド(メイン料理)!
草薙シェフ、スーシェフ翔ちゃんの得意素材、白河高原清流豚のローストです。
熾烈なジャンケン勝負を勝ち抜き、もっさんが1番大きなお肉をゲット(笑)。
カットの断面はご覧の通り。
肉汁と脂身が煌めいています。
完璧な火通しであることの、何よりの証左ですね。
付け合わせはポテトのガリガリ揚げ。
これがマジにガリガリのホクホク!
ふたりとも、色んなお料理を知ってはるなあと感心させられます。
◯ 和シードル ゴールド
〆は長野県上高井郡のワイナリー「ドメーヌ 長谷」の和シードル ゴールド。
同ワイナリー直営のリンゴ農園「ヒカルファーム」で収穫されたシナノゴールドを主体に作られたシードルです。
お酒にさして詳しくもないもっさんをして、驚く程の美味しさ。
純国産で、ここまでのシードルが出来るとは!
◯ ティラミス
◯ マンゴージェラート
草薙シェフはドルチェの名手でもあります。
ドルチェはティラミスとマンゴージェラートをダブルでお願いします。
普段はカッフェとドルチェを合わせますが、シードルとあまあ〜〜いドルチェを合わせるのも乙なもんですな。
お酒もお料理もたっぷり満喫。
今回もお世話になりました。
ご馳走様でした。
アメブロも公開してしております。
ご興味のある方は
「もっさんの食べ歩きブログ」
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