食べログのもっさんさんが投稿したけやき坂(東京/六本木)の口コミ詳細

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けやき坂六本木、乃木坂、麻布十番/鉄板焼き、ステーキ、シーフード

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.1
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 3.6
1回目

2024/04 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.1
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク3.6
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

六本木ヒルズ カレーグランプリ 2024

グランド ハイアット東京 4Fレストランフロアにて営業の鉄板焼きレストラン、「けやき坂」さん。

もっさんにとって「高級店」の基準のひとつが、サービス料をお取りになるか否かです。
けやき坂さんは当然前者。
もっさんにしてみれば、ランチにカレーを食べに行くとて、やや覚悟の要るお店です。

また人気店ですから、土日祝は予約が前提。
もっさんも事前に、メニュー指定で予約を取ってお邪魔しました。

◯ けやき坂 ビーフ サーロインの牛カツスパイシーカレー、コカ コーラ

カレーグランプリには2回目の出場となるけやき坂さん。
一昨年はオマール海老を用いたカレーにて参加され、単品メニューでは貫禄の最高値でした。

今年はビーフカレーにて参加。
最高値は変わらずです。
限定10食の提供でした。

⁡鉄板焼きレストランですから調理は勿論、鉄板によるライヴクッキングです。
当たり前の話ではありますが、やっぱりテンションが上がりますよね!

お先に登場はコーラ。
同じスパイスを使うもの同士、カレーとの相性は良い説を支持。

もっさんら3組の調理を担当された矢部氏から挨拶があり、お料理の説明を兼ねた使用食材のプレゼンテーション。
メインアクトたるサーロインには、細かなパン粉で薄く衣が付けられています。

いよいよ調理が開始。
鉄板へたっぷりとバターを溶かし野菜類をソテー。
サーロインは揚げ焼きでコートレット仕立てに。

お肉は上下前後の4面だけでなく、側面もしっかりと焼き固めていきます。
全ての工程で、用いられる器具は長いフォークとヘラのみ。
矢部氏はこれをさも簡単そうにこなしておられますが、もっさんが同じことをしたら大惨事間違いなし。
練り上げられた技術にほとほと感服します。

調理開始からものの6分。
見事にコートレットが焼き上がりました。
言われ無ければ、オール鉄板調理とは気づかないのではないでしょうか?
思わず声の出る、美しい仕上がりです。

調理の合間に、サラダが配膳されました。
グランプリ公式サイトやメニューにはサラダがセットとなる旨の記載は有りませんでした。
故にこちらは、お店からのサービスという扱いです。
有り難く頂きましょう。

摺り下ろし玉ねぎとお醤油ベースの和風ドレッシングがうまし。
海ぶどうのプチプチとした歯ざわりが小気味良く、メインディッシュへの期待感を盛り上げてくれます。

牛肉を休ませている間にはガーリックライスの調理。
淡々とした「静」の調理から、仕上げは一気に「動」の調理へ。
鉄板焼きに於ける大きな醍醐味です。

⁡ ◯ 見た目のインパクト:★★★

と言うわけで、完成の牛カツカレー。
ガーリックライスに乗せられた刻みトマトが、実に鮮やか。
野菜ソテーの立体的な盛り付けもお見事。
もう間違いなく美味い!
インパクトは確実3点です。

◯ クリエイティビティ:★★★

牛カツに用いられるのは、後述すること「けやき坂ビーフ」。
これはけやき坂さん専用の牛さんであり、この時点で他店には絶対真似が出来ません。

今回もっさんの予想外だったのは、他ならぬカレー。
グランドハイアット東京内のいちレストランとして、所謂

「ホテルのカレー」

を合わせてくるものだと思い込んでおりました。

が、実際に用意されましたのは、牛スネ肉をたっぷりと用いた矢鱈と肉肉しいカレー!
スプーンから伝わるずっしり感には、瞠目を禁じ得ませんぞ。
クリエイティビティも3点を譲りません。

◯ 味:★★★★★

ではいよいよ、カレーの実食でございます。
先ずはやっぱり牛カツからでしょう。

牛カツはこの火通し。
内側へ大胆に赤みを残し、中心部は温かなミディアムレアに仕上げています。

用いるお肉は、都内唯一のブランド牛「秋川牛」に独自の飼料を与えた、お店オリジナル黒毛和牛「けやき坂ビーフ」。
歯の要らないような柔らかさとは、正しくこれです。
ひと噛み毎に肉汁と脂の旨みが、ブワっ!と口内へ広がります。

お肉の旨みは勿論ですが、脂身が本当に素晴らしい。
美味しさ、上品な甘さ、華やかな香り。
それら全てが、そんじょそこらの和牛とは一線を画します。

ビーフカレーはフォンがビシッと効いた正調欧風。
驚かされたのはその具材で、じっくり煮込まれたけやき坂ビーフのスネ肉がたっぷり。
液体と個体の構成比がバグっているくらいのスーパーヘヴィ級カレーです。

ライスは前述のガーリックライス。
これも正しく、鉄板焼きの醍醐味のひとつですね。
香りだけでもう美味い!

それぞれを単品で食べても美味しいですが、牛カツ・カレー・ライスを纏めて口へ放り込んでこそのカツカレーでしょう。
ここで、カレーへ仕込まれたスネ肉の工夫が光ります。
サーロインの蕩ける柔らかさとスネ肉の噛み応えがコントラストを生じ、がっぷり四つに組み合った旨みが、其々の良さを引き立て合っています。

ビーフカツとビーフカレーの二刀流で200万パワー!
これにガーリックライスが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの3倍の価格を加えれば、400万×3の
バッファローマン!お前をうわまわる1200万パワーだーーーっ!!

光の矢と化すくらいに美味しい。
矢張り、ゆで理論は本当じゃったか……。

焼き野菜を摘みつつ、カレーをガツガツと堪能。
言うて、ガーリックライスはお茶碗1杯くらいの量につき、そこまで多くはありません。

お店の格を考えると、やや躊躇われますが……。
ライスを1枚、追加お願いします!
あ、大盛りにして下さい(小声)。

白ごはんにカレーと牛カツを乗せ、牛カツカレーの第2幕。
いや、贅沢ぜいたく!
ガーリックライスのパンチ力、白ご飯の包容力。
これは甲乙付け難いのう!
テイストは5点以外にあり得ません。

食後はテラス席に移動してコーヒーブレイク。
これも、鉄板焼きレストランならではのおもてなしです。

◯ 総合評価
味:★★★★★
見た目のインパクト:★★★
クリエイティビティ:★★★

一昨年のオマール海老カレーも素晴らしかったですが、けやき坂ビーフで統一されていた分、今年の方が完成度は上と見ました。
ビーフカレーというジャンルに於いて、ひとつの極北を見た思いです。
ご馳走様でした。

アメブロも公開してしております。
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にてご検索下さい。

2024/05/27 更新

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