食べログのもっさんさんが投稿したNo.18(東京/池袋)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

食べログのもっさんのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、食べログのもっさんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

No.18池袋、東池袋、向原/ハンバーガー、ダイニングバー、パン

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2024/09 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

グルメバーガーの正解中の正解

池袋駅から徒歩で10分ちょい。
春日通りを北に入った路地にて営業の「No.18」さん。

お店は「コスモ東池袋」というビルに入っており、「Japanese Ramen 五感」さんや「キッチン oh! way」さんと同じ建物です。

尚、No.18さんは今年9月で10周年を迎えられました。
お目出度うございます!

◯ キャラメルベーコンチーズバーガー
◯ オニオンリング
◯ コーラ

もっさんのオーダーは平日限定メニューのキャラメルベーコンチーズバーガー。
同じく平日限定のオニオンリングも頂きましょう。
ランチタイムは割引となるドリンクはコーラをお願いします。

お先に配膳はコーラ。
口の広いコップはストローが浮き上がってくるのが欠点です。

なんなら全ての飲食店さんに言える事ですが、もっさんはコーラやジュース類にストローが必須だとは思わないんですよね。
お店の格にも拠りますが、ストローが必要な方はお申し付け下さい、くらいのスタンスで問題無いように思います。

ややあって登場のハンバーガー。
もう見た目からして「安定感」があるのが分かります。

串を刺しての配膳ではありますが、作り込まれたビルド(構成)とドレス(積み上げ)により、串が無くとも揺るぎません。
長谷川シェフがバーガーのドレスを行う様などは、その所作の美しさに感心しきりでした。

パティはUSビーフのチャックアイロール。
お肉はブロックのまま仕入れ、店内にて肩ロース・肩ロース芯・ザブトン・ネック等の細かな部位に解体。
部位ごとに切り方やサイズを変えてハンドチョップドとし、バランス良く配合してパティに成形。
最早、バーガー屋だか精肉店だか分からんくらいの拘りっぷりです。

ハンバーガー屋さんはパティの調理にグリドル(鉄板)を用いるところが殆どですが、No.18さんではフライパンによる焼き上げを採用。
長谷川シェフ曰く、フライパンの方が細かな火加減の調整が効くとのこと。

火通しは外側をしっかり焼き付け、内側は柔らかかつむっちりなミディアムレア。
赤身の旨さと肉汁の旨さを最大限に味わえる絶品パティです。

このバーガーの肝となるキーパーツは「ブルノスト」。
ノルウェー産のブラウンチーズです。

一般的なナチュラルチーズの主原料は乳牛・水牛・山羊などの生乳です。
対して、ブラウンチーズの主原料はホエイと山羊生乳。
ホエイをカラメル状になるまで加熱し、山羊の生乳を加えて固めるのだそう。

スライスしたブルノストは、表面をバーナーで丁寧に炙っています。
その香りは、思いっきりキャラメル!
ここまで「見たまんま」なのも凄い、凄くない?
また味わいはかなり濃厚で、味噌を想起させる程です。

ベーコンとブルノストから出た脂が、パティ上にしっとりと溜まっています。
お察しの通り、パティは脂身が少ない配合となっている為、3者がお互いの特徴を引き出し合い、また高め合っています。

ソースはヒール(下側バンズ)に塗られたオレンジマスタードと、クラウン(上側バンズ)に塗られたタルタルソース。
前者の絶妙な甘酸っぱさがバーガーの味わいをバチッとキメており、後味にふんわりと爽やかさを齎しています。
こちらもNo.18さんのバーガーの、大きな魅力となっていますね。

バンズはグルメバーガーファンにはお馴染みの「峰屋」さん謹製。
オーブンにてカチッとトーストされたサクサク食感。
もっさんがハードめにトーストされたバンズを好むのは、No.18さんから受けた影響が大です。

レタスはパリッパリ!
歯触りの良さに驚かされます。
上手いこと、水気を抜いているのでしょうか?
なんらかの工夫で葉の水分量をコントロールし、硬さを出してあるように思います。

トマトはご覧の通り、大ぶりなサイズの個体を贅沢に使用。
折り畳んだレタスの径が、トマトの径に合わせてある点も見逃せません。
こうした細かなデザインの妙がドレスの正確さに繋がっており、畢竟、食べ手の食べ易さに帰結しています。

オニオンリング。
フリッターっぽい衣で、カシッと硬めに揚げています。
添えられた自家製ケチャップが、スモーキーで実に旨し。

かつて、ミシュランガイドが日本の「おにぎり」や「ラーメン」に星を付け始めた際に

「グルメバーガーでも、ミシュランの星を狙えるのでは?」

という議論が、バーガーファンの間で巻き起こった事がありました。
その際、真っ先に名前の挙がった候補のひとつがNo.18さんであり、長谷川シェフでした。

全ての調理が非常に丁寧かつ精密。
味わい・香り・食感・それら全てのバランス。

「(日本的な)グルメバーガーとは何ぞや?」

という問いに対しての、満点の回答です。
久々に頂きましたが、やっぱパ無いっすわ!
ご馳走様でした。

アメブロも公開してしております。
ご興味のある方は

「もっさんの食べ歩きブログ」

にてご検索下さい。

2024/10/08 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ