Sakiloさんが投稿したオトワ レストラン(栃木/南宇都宮)の口コミ詳細

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Sakilo (男性・東京都) 認証済

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オトワ レストラン南宇都宮/フレンチ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

春爛漫、至極のフレンチに昇天

好事家の間で日本最高峰とも名高いグランメゾン。
結論から言えば非の打ち所がない、料理はもちろん空間、ドリンク、サービスともに完璧。
美味しいレストランは数あれど、このような総合的な美食を創出するのは難しいと思います。

アミューズからして驚き。
プルプルからエルダーフラワーとハーブが飛び出す水ゼリー、地元のシェーブルチーズを閉じ込めた桜のタルト。
勢い余ってペアリングのシャンパンを飲みすぎてしまいましたが、気前よく注ぎ足してくださいました。

お次は独活と蛤のフランです。
貝の旨味を優しく抱えたフランに、力強く大地が香るハーモニーがたまりません。

種々の栃木野菜を盛り込み、コンソメやバター、ホエイのソースをかけたサラダがたまげるほど美味い。
葉物や根菜の一つひとつに最適な調理が施され、ぶっちぎりで人生で最高の野菜料理です。
ペアリングは大好物のマルセルダイス。これが毎日食べられるなら喜んでヴィーガンになる。

間髪入れずに柑橘が強烈に香るオマール。
マルセルダイスが好きと伝えれば、現当主のご長男のマチューダイスを合わせてくれる気の利きよう。

さらに輝くような蝦夷鮑のパイ包み。
グルリと巻かれた海苔の風味、出汁を用いて日本的にアレンジされたバターソースは堪能的な味わいです。
バタリーなところにさらにシャルドネで追い討ちをかける至福の構成。

お魚は鰆に春キャベツ、字面からして春爛漫。
うっとりするほどギリギリの火入れ、すっきりめのヴィオニエがベストマッチ。
花びらに隠されたミニトマトをつぶして食べると、さらに甘酸っぱく豊かに。

メインは恐ろしくシルキーなピジョンです。
テカテカのソース、マスタードに蕗の薹を合わせたペーストも大変美味です。
ガルニの新玉ねぎに中には桜エビ、スパイスと合わせたクスクスがたっぷり詰まっていました。
合わせるはシャトーヌフ・デュ・パプ。これでペアリング料金12,000とはありがたい。

せっかくなので、チーズとソーテルヌも楽しみます。
アミューズでも頂いたシェーブル、オレンジがかった濃厚なスティルトンが特に印象的でした。

デセールはふっわふわのウフアラネージュ。
栃木らしくイチゴがいただけて大満足です。
ミニャルディーズも凝っており、琥珀糖や蜂蜜のショコラが美味しかった。

これ以上は望めない、至極のフレンチ体験でした。
三大珍味を用いず、日本と栃木のテロワールを感じるメニュー構成も素晴らしい。
満足度を考えるとコスパも最高であり、絶対に再訪したいレストランです。

2025/05/07 更新

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